2017.01.18

「壽新春大歌舞伎」(昼の部)を観る

「壽新春大歌舞伎」(昼の部)を観る
「壽新春大歌舞伎」(昼の部)を観る
正月の歌舞伎座ロビーは、やはり華やかな飾り付けですが、位置が
微妙で撮影しにくい(笑)。

受付横に初めて「愛之助夫人」をお見かけする

まずは「将軍江戸を去る」
しかし何で正月興行昼の幕開けがこんなに地味な演目なのかしら…

夜の「松浦の太鼓」共々、吉右衛門さんがなさってきた演目を染五郎
さんが挑戦される現代歌舞伎。

上手いです、染五郎さん。
愛之助さんの山岡とのやりとりも悪くなかったけれど、個人的には
又五郎さんの伊勢守とのやりとりが、こんなに味があるかと感心
してました。

ただし最近の風潮?「へたれ」「弱虫」「裏切り者」と言われ続けて
いる慶喜公を思慮の人として描いているのもやや面映ゆいですが、
更に「私が江戸を去り、時代が終わる」みたいな見得を切ってる
時点で「君はまるでわかってない」とツッコミいれちゃいました(笑)

「沼津」は、一昨年、歌舞伎で初めて読売演劇大賞を受賞した、
「伊賀越道中双六」の一部。
キャストもほぼ同じでの3月国立劇場再演が発表されている中で
敢えて有名な「沼津」だけ直前に歌舞伎座でやる、と言うのは、
ちょっと巧妙な「ダイジェスト版/予告編」みたいだ、などとへそ
曲がりな事を考えたのはワタクシ詮索しすぎでしょうか。

まあとは言え、歌六さんと吉右衛門さんのやり取りは絶品の一言でした。

勿論3月、いきますけど。

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2017.01.16

「陸王」を読む

「半沢」「ロケット」など、いまや企業もの小説の大ヒットメーカー
池井戸潤さんの新作。
おもしろそうと図書館に予約してすぐ、今秋、役所さん主演での
ドラマ化決定、と良いタイミングとなりました。
そしてやはり面白く(「水戸黄門」的なだいたいのパターンは見えて
来ましたが(笑))

今回は足袋メーカーのランニングシューズへの挑戦ものでしたが、
舞台が「のぼうの城」の行田と言うのがまずツボでした。
(これで「忍城」も「古墳」も「蓮田」も「ゼリーフライ」ももっと
メジャーになることでしょう)

また、当たり前ながら配役を思い浮かべながら読みましたが、例えば
メインになるランナー役2人には元陸上部、なんて俳優さんがキャスト
候補になりますね
(和田くんとか、綾野くんは確か陸上やっていたはず)

役所さん演じる宮沢の息子役、特許を持つ頑固顧問に、シューズ
メーカーのシューフィッターに銀行員など、今作も個性的なキャストが
期待できそう…

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来ました!「ヘンリー五世」情報!

来年の5月6月ですけどね(笑)
しかし、「六世」→「リチャード三世」、戻って「四世」、そして
「五世」!
鵜山さん演出、浦井、岡本、中嶋朋子さん、しゅうさん、とメンバー
再再結集!

本当は「二世」が来るかと期待してましたが、「五世」は蜷川さん
プロダクションでもまだだったので、いっそのこと、さいたまシェイ
クスピアシリーズも揃ってやってくれても、です。

行くぞ!(笑)

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2017.01.15

「新春浅草歌舞伎」(第2部)を観る

以前は昼夜同一演目、キャスト違いとかでしたが、最近は他館同様
いわゆる「見取り」スタイル。

この日の日替わり挨拶は隼人くん。
すごい早口でも判る(笑)滑舌で、自身のトークイベントに浅草グルメも
ご紹介と素晴らしいお仕事ぶり。

さて第2部は「角力場」「鈴ヶ森」「棒縛り」で、挨拶含めて萬屋
テイスト濃い目。

相撲物は実は侠客物と並んで、個人的には苦手カテゴリーで、これも
本当に何で繰り返し上演されるのかなぁ、なんですが、今回3階後方
席だったおかげで、やっと濡髪が出てくる時にガタイが大きく見える
仕掛けだけは判りました(苦笑)

隼人くん、つっころばし頑張ってましたが、もう少し滲む色気が
欲しいかなぁ。
しかしさすがに親戚ですね、凹凸のはっきりした顔、割に高い声が
20代の獅童くんに良く似ていて、馴染むと「夏祭〜」の磯之丞とか
かわいいかも。

松也くんの放駒、錦之助さんの濡髪、ともに綺麗なお相撲さん、で
少なくともちょっと今までの「角力場」への偏見(苦笑)と言うか
苦手意識は薄くなったがも。

「鈴ヶ森」は、ひたすら白井権八の美しさと長兵衛のかっこよさを
味わうもので、まあ隼人くんの権八が美しいのは当たり前だし、
錦之助さんの長兵衛がかっこいいのも当然な訳で、まあ逆に意外性
薄め。
これについては、勘三郎さんが亡くなった年の2月、現・勘九郎さんの
襲名興行で出た、吉右衛門さんの長兵衛と勘三郎さんの権八と言う
非常にレアで今や再現不可能の組み合わせの時のが、いまだに深く
印象に残っていて、言い方悪いですが、50代の勘三郎さんの、品の
良さと清々しい美しさは、「四段目」の判官と並んで個人的な勘三郎
さんベスト舞台と思っています(へそ曲がりですね)
ともあれ若手の浅草、メンバー変わって3年目、パワーが伝わる
舞台でした

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2017.01.14

正月休みに一番嵌まっていたテレビ。

勿論面白半分で紅白も見ましたし、箱根駅伝もたいていは見てしまって
いましたが、実は年末年始のテレビ番組で一番嵌まっていたのは
元旦深夜に6本まとめて再放送していた教育テレビの「ねほりん
ぱほりん」

教育テレビお得意の人形劇スタイルを取りながら、実は様々な事情で
顔出しできないゲストを招いての、大人向け本音トーク番組で、
聞き手(山里亮太さんとYOU)とゲストのトークにあわせて、聞き手は
もぐら(根掘り葉掘り聞くから)、ゲストは豚さんのパペット(当日の
ゲストの服装やアクセサリーを忠実に再現しているそうですが、
凝ってる!)で見せると言うなかなか画期的なスタイルの番組です。

パイロット版から10月にレギュラー化したばかりだそうですが、
オンエアされたうち、「偽装キラキラ女子」と「元国会議員秘書」の
インパクトはなかなかでした。

やりますね、NHK

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「すみだ北斎美術館」へ行く

「すみだ北斎美術館」へ行く
「すみだ北斎美術館」へ行く
去年11月に開館し、モノクロ写真しか残っていない扁額の絵をデジ
タル処理で再現したものと、肉筆の隅田川絵巻を展示していると言う
ので、本当に久しぶりに美術館に行ってきました。

しかし、まず、場所が解りづらい。
最寄りと言う両国ではなく、たまたま錦糸町から行ったせいもあり
ますが、途中案内一切なく、スマホの地図頼りに全くの住宅街の中
らしい場所に、変わった形の建物があるきり。
宣伝する気がないのでしょうか…
しかも、入ったら入ったで、美術館として作った筈の割には、外観
ありきで作ったのか、広くない敷地に不思議な動線を強要するレイ
アウトで非常に不便(笑)

中の上り降りが雑居ビルサイズのエレベーター2機、展示室同士は
企画展示が4階→3階、常設展示は螺旋階段で戻って4階→3階、と
妙な事になっており、用心して閉館間際に行ったから良かったような
ものの、これ混雑していたらどうするのか、なレベル(苦笑)

展示は、あたりまえながら浮世絵ばかりですから、勿論面白かった
ですからあれこれ言いたく無いですが、手の込んだ常設展示に比べて
企画展示は解説があっさりめで、専門美術館じゃないのか、とちょっと
ツッコミました。

一番面白かったのは、ミュージアムショップに置いてあった、
「ミッフィーとほくさいさん」と言う絵本。
こどもの目線で名画を味わおうと言う趣旨で、いくつかシリーズが
あるようです(美術出版社刊)

帰りは両国に出てみましたが、美術館のリーフレットにある「徒歩
5分」は微妙。
しかもやっぱり案内は全然なくて、本当に大丈夫かしら…

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2017.01.10

「新春大歌舞伎」(夜の部〜「義賢最期」)を観る

「新春大歌舞伎」(夜の部〜「義賢最期」)を観る
「新春大歌舞伎」(夜の部〜「義賢最期」)を観る
今年も正月の東京は、国立、歌舞伎座、新橋、そして浅草と4座で
歌舞伎を上演中。
更に大阪・松竹座でも、芝翫襲名興行がかかっているすごい状況。

なかで新橋は、右近さんの右團次襲名興行で、成田屋/澤瀉屋合同
公演中。

ロビーには「矢の根」をあしらった大羽子板が飾られていました。
時間の関係で、夜の部最初の「源平布引滝〜義賢最期」だけ拝見。

最近義賢は愛之助さんばかり見ていましたが、今回は海老蔵さん。
痩せましたね。顔幅細い!
この芝居、90分弱の割には登場人物が多くて、しかも出入りが多くて
で結局はラストの立ち回りを楽しみにしてるだけだったりするので
途中が緩くなる印象が強いのですが、今回は何だかやけに分かり
やすく、飽きずに見られました。
しかし、飛び込んでに近い小万に白旗託し、シルバー世代のおじい
ちゃんに立ち回りさせたり、よく考えたら結構シュール(あるいは
端折りまくってるのかしら)

さすがに仏倒れは愛之助さんの形の美しさにはまだ及びませんでした
が、海老蔵さん熱演で見所は盛り上がりました。

中車さんが折平と格闘。青果などのセリフものに比べると、やはり
義太夫ものはリズムが身に付くのが大変なのかも。

肝心の襲名口上も襲名する役者さんの芝居も見ないと言う変則観劇
でしたが、なかなか面白かったです

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2017.01.09

「新春浅草歌舞伎」(第1部〜「傾城反魂香〜土佐将監閑居の場」)を観る

「新春浅草歌舞伎」(第1部〜「傾城反魂香〜土佐将監閑居の場」)を観る
「新春浅草歌舞伎」(第1部〜「傾城反魂香〜土佐将監閑居の場」)を観る
浅草はやはり正月風情を満喫できます。
しかし三が日でもないのにこの混雑。
浅草、観光地なんですねぇ…

20代メインの顔ぶれでの「浅草歌舞伎」、まずのお楽しみは日替わり
ご挨拶。
行った回は壱太郎くんでした。
直後の「吃又」に出演のため、女形の化粧にお歯黒しての挨拶は
ご本人の言う通り、あまりはっちゃけられないですね(笑)

で、その「吃又」
あの丁水鉢の石が透ける訳はないじゃん、と言うのと、全体にあざ
とさが結構苦手な演目だったのですが、今回はおとくの壱太郎くんの
熱演が凄く自然でとても良かったし、又平の巳之助くんも、なんと
なく三津五郎さんの気配が見えたりして、清々しい気分で見られたのが
良かったです。

見物のあとは恒例、浅草寺にお詣りして帰宅。
浅草歌舞伎は正月気分のうちに見るのがらしくて良いですね

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2017.01.06

「野村裕基三番叟披キの会」を観る(続き)

「野村裕基三番叟披キの会」を観る(続き)
「三番叟」に続いて、「高砂」「末広がり」と「Form」と似た演目が
あって、ラストがちょっと緊張感がほぐれての、「歌仙」
以前(去年の新宿?)見たかっこいいホールバージョンに妙に印象に
残っていましたし、訳ありお題目の解説を遠慮?してたりで、
もひとつ笑いが炸裂しそびれたようにも、いや、あの緊張感からしたら
相当和んだ、とも言えますが、兄貴たちが楽しげになりとりする中
さっきまでの主役たちがキビキビ後見をつとめる清々しさが実は
一番和んだかも。

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「野村裕基三番叟披キの会」を観る

「野村裕基三番叟披キの会」を観る
「野村裕基三番叟披キの会」を観る
「野村裕基三番叟披キの会」を観る
「野村裕基三番叟披キの会」を観る
国立能楽堂
「靭猿」の初舞台を観た記憶が全然鮮やかなんですが、あっという
間に「三番叟」ヒラキですか…自分が年を取った事を痛感しますね

見所に何人か、世田谷パブリックシアター関係で拝見した方たちを
お見かけしました

珍しくロビーにお祝い花披露があって、東映さん、シスカン(白い
カラー束はめちゃめちゃお洒落)、河合先生、新聞社、そして何故か
海老蔵さん、から届いていました。

それにしても17歳高校生の名前がタイトルとして国立能楽堂にかかり、
観世宗家父子に、宝生若宗家、大伯父父子にご親戚、囃子方も精鋭
揃ってって言う(親たちの力による)お膳立て、ご一家の期待の
表れでもありますが、冷静に考えたら、ご本人にかかるプレッシャーは
いかばかりかと、まあまるで親戚のおばちゃんが如くでしたが、
本当に「三番叟」終わったら、見ているこちらも疲れました
見所から「ふぅ〜」と言う音が聞こえたように感じたくらい(苦笑)

翁は清和宗家、千歳は同い年の宗家ご嫡男・三郎太さん。
三郎太さんは、こどもの頃をやはり拝見してましたので、こちらも
「大きくなったなぁ」と(笑)
面箱は遼太くん。
ちょっと前まで裕基くんよりちょっとお兄ちゃん、だったのが、
背丈は追い付かれ(追い越され?)てましたが、鈴を渡す声は、やはり
裕基くんよりは力強く、一日の長。

裕基くん装束は濃い緑地に若松、鶴亀バージョン。

動き出したら、やはりパパに似てますね〜、何かが。いや全てが?
モノクロ写真で見た、萬斎さんの若い頃の「三番叟」写真に顔が
やはり似てました。

まあ緊張からか声が出しづらそうだし、囃子方の広忠お兄様、隆之
おじさまからの気合いの圧力はスゴくて気圧されそうだし(音圧
みたいなものが見えた気がしたくらい)、何より後見座からは本人
以上に顔強ばって見えたお父様の鋭い視線…
父上はとにかく襟元のあわせが気になっていらしたようで、鈴の段
への直しの時間、烏帽子や面の倍くらい(実感値)を装束の直しに
費やされていました。
こちらも「三番叟マスター」を追いかけてきた都合上、「三番叟」
回数だけは拝見しているので、どうしても「あれ」な感じが何ヵ所か
あったのに気づいてしまったりはしましたが、勿論、父上はそれ
以上でしたでしょうし、見ながら「後のダメ出しはどうなるの
かしら」などとツマラナイ事を考えてしまっていました。

しかしともあれ、無事に「披キ」は終了。

能楽堂の食堂がパーティー会場仕様になっていましたので、恐らく
終了後打ち上げ?祝賀会?が行われたのでしょう。
(そう言えばさんまさんは来てたのかしら…?)

一生に一度の「披キ」、新年に拝見できて、二重におめでたかった
です。

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