2019.09.19

「愛と哀しみのシャーロックホームズ」を観る(2回目)

Homes

萬斎さんが出演された「ベッジ~」は数回見ましたが、そうでない
三谷さん舞台をリピートしたのは多分初めてです。

恐らくですが、私には三谷さんは「コメディ」より「シリアス」、
「シリアスだけ」より「推理込み」が感覚に合っているのかも
しれません

初日を観てから2週間経った変化もあり、また判って見ての新たな
感想、また前回書き忘れたツボもありましたが、前回は全体の流れ
ばかり記憶に残ったようで、意外に細かいセリフとか、仕草とか
見たはずなのに覚えていない部分が結構あって、結末を判っていても
今回もちゃんと楽しめたのが何よりでした。

チラシにも使われていた登場人物のビジュアルですが(撮影可でした〕
てっきり写真だと思っていたら、イラストだったそうで、ロビーに
原画が飾られていましたが、その精緻さにびっくりしました。

更に、開演前に流れていたのが、(多分)NHKでやっていたドラマと
同じ、バイオリンの悲しげ、かつ一種の緊張感を醸す旋律が印象的な
あの曲だったのにも驚きでした(多分)
気分、盛り上がりますよね(笑)

一番のツボは、広瀬さん演じるバイオレットが、横田さん演じる
シャーロック兄のリクエストで演じてみせた出演舞台「ヘンリー五世」の
アリス役の一場面。
パンフレットによれば、以前の三谷さん舞台で、藤井隆さん演じる
役者が出演していた作品が「ヘンリー五世」と言う設定があったそうで、
いわば「作品外リンク」との事でしたが(昔、「踊る~」の本広さん
たちスタッフがよく好んでやっていた仕掛けですね)、その前提を
知らない私から見れば、勿論、短期間に上演回数それほどでもない
「ヘンリー五世」に、それぞれ別の役で2カンパニー続けざまに出演
された横田さんへのリスペクトかと思っていました。

因みに五幕二場は、ヘンリー王が、アジャンクールの戦いに勝ち、
その賠償の一つとして、フランスに要求したいわば戦利品である
キャサリンを口説くシーン。
立ち会わされたキャサリンの侍女・アリスは、二人の丁々発止?の
やりとりを、リアクションしながら眺めていて、遂にキャサリンが
okしたところに、父のフランス王(さいたま版では横田さん)が
戻ってきて、アリスがまた慌てふためくと言うシーンなので、
アリスにはセリフがないのは戯曲通り。
しかしそれ以上に、アリス、は演じている広瀬さんの名前だし、
さらにその後、バイオレットはランタンのゲーム中に、フランス語で
「キラキラ星」を歌うシーンがあり、バイオレットの中の人、は
苦労されたかもしれませんが、「ヘンリー五世」のアリスは、
フランス宮廷に仕えている設定なので、フランス語の歌を歌える
ところと繋がっているなと思いました
(深読みし過ぎ?)

やはり初日より掛け合いのテンポも良くなっていましたし、最後
までダレずに楽しめて本当に良かったです。

| | コメント (0)

「秀山祭九月大歌舞伎」吉右衛門さんが復帰

吉右衛門さん今日から復帰とのこと
一安心、ですが、ご高齢の方の(そうでなくても)突発発熱は心配
です

幸四郎さん弁慶狙って夜チケットを持っているので、もう一度
吉右衛門さん松王を拝見できます!
良かった!

| | コメント (0)

2019.09.17

WOWOWで映画「チワワちゃん」を見る

キャストは若手メインだし、原作も恐らく過激と軽く予想のつく
岡崎京子さんだしで、行くかどうか迷っているうちに公開終了して
いて見逃したのですが、早くもWOWOWでオンエアされたので見ました

ま、これはWOWOWで十分でした(笑)

勿論、映像は斬新だし、キャストも注目の若手が何人もで、キラキラ
していましたが、原作はどうか判りませんが、不審死した女の子に
ついて、友達たちは犯人探しをするでも、原因を追及するでもなく
上映時間にして2時間後にやっと、発見された埠頭で皆で花束やら
投げて泣きながら死を悼むのが唯一のアクションらしいアクション。

あとは「チワワちゃんと私」的な、まったりした思い出話をする
だけで、ストーリーらしきストーリーもなく、ダラダラと終了。

いや、それならそれでも、なんですが、誰に対してもカメラは引き
気味で(最後の自撮り風メッセージ動画以外)寄っていかないので
表現が平板だし、思い入れできないし(まあそれがイマドキなの
かもしれませんが)、「若者の生態を描く」にも物足りない気が
しました

まあ、アッシュの髪に奇抜なシャツでカウンターに立ち、時に若者
たちのカウンセラーにもなり、時に若者たちを煽ってみたりと
本音も不明、年齢も性別も不詳なシマちゃんを演じる成河くんは
さすがな存在感を炸裂させていましたし、何よりあのくわえ煙草は
ズルい(笑)

エンドロールが一番オシャレってどうなんだろう(笑)、なんですが
音楽も凄く良くて、長尺のPVを見ているようでした

| | コメント (0)

「~シャーロック・ホームズ」公演ロビーで、「デスノ」ポスター

Deathno_0001

特製横田リュークバージョンでしょうか。
鋼太郎さんとはちょっとイメージ違いますね

そもそも初演とはかなりキャスト変わり、知っている役者さんも少なめ。

横田さんリュークに惹かれはしますが、行くかどうか非常に微妙。

| | コメント (0)

2019.09.16

「秀山祭九月大歌舞伎」吉右衛門さんが休演!

丁度、週末見に行った感想を書いていた途中にふと配役確認しに
サイトを見たら、吉右衛門さんが休演ニュース!

いや、ご高齢とは言え、秀山祭で吉右衛門さんが休演は、余程のこと。
と言うか、本当に拝見時は昼の最後と夜の最初の連続出演を、しっ
かり勤められて、寧ろ、仁左衛門さんの弁慶がさすがに大変そうと
思っていたのと、福助さんの園生の前での、大変そう具合が余程
印象深かった分、尚更びっくりです。

ともあれ「沼津」を吉右衛門さんで見ておけて良かったけれど、いきなり
代役に立てる「スーパーアンダースタディ」幸四郎さんも凄い。
勿論、稽古はされていたでしょうし、吉右衛門さんも十兵衛の役は
幸四郎さんに伝えるつもりでいらしたでしょうが。

問題は夜の松王の方かな。
てっきり松王も幸四郎さんかと思ってましたが、そうすると源蔵も
替えないといけませんしね

吉右衛門さん、期間中に復帰されれば、ですが…

| | コメント (0)

2019.09.15

遂に「ジャージーボーイズ」帝劇へ

来年7~8月に「ジャージーボーイズ」が遂に帝劇2ヶ月公演に
「出世」しました

しかしクリエとかに比べたら舞台サイズも変わるし、演出もかなり
変わる可能性あり。
それにしても藤田くん、来年は怒涛の演出スケジュール
そう言えば「師匠」蜷川さんも一時期、凄いスケジュールでしたっけ(笑)

| | コメント (0)

「コクーン」三代目芸術監督に松尾スズキさん。

「キレイ」上演と一緒に発表せず、「キレイ」が先であとから
就任第一作と言うのは微妙に「?」

そう言えば、二代目は蜷川さんだと勿論覚えてますが、初代誰だっけ、
とか一瞬考えちゃいました(笑)

そう、串田さんでした。

スタンスばらばらと見えて、実は全員一貫して、いまやメジャー
ですが、出発は小劇場やアングラと呼ばれる非メジャー。
コクーンがシェイクスピアやってもギリシャ悲劇やっても、ましてや
歌舞伎をやっても、どこかにやり過ぎなアヤウさが出続けたのは
そのためでしょうか。

しかし松尾さんのカテゴリーだと、レパートリーに多分シェイクス
ピアとかはないかな。

| | コメント (0)

2019.09.14

NTL「リチャード二世」を見る

Richard2

TOHOシネマズ日本橋

例のスクリーン落下?の工事のため、暫く他館に振り替えになって
いたNTLが日本橋に戻ってきました

勝手な思い込みでしかありませんが、NTLは日本橋で見ると何となく
落ち着きます

さて、人物としても、また、シェイクスピアの戯曲の中では知名度も
高くないながら、車椅子を多用し、実に不健康で(誉め言葉)、
折れそうに華奢な内田くんが自意識の強さと王としての適性の無さで
自滅していく主人公をクールに熱演(笑)した、蜷川さん晩年随一の
名演出が印象に残っている「リチャード二世」

これをどうやって2時間以内に収めるのか、30歳くらいの設定だった
はずのボルドー公を、なんであの「リア王」俳優さんが演じるのか、
謎だらけで拝見しました

結論、つまりは「超訳」
スポーツとかで使う用語で言うなら
「エクストリーム」が当てはまる、ノンストップ、細かいところは
ほぼぶっ飛ばして、リチャードとボリングブルックのガチな駆け
引きの部分をクローズアップ。
窓なし扉なしの逃げ場のない箱型セットの中で、本水や土、血のりも
準備された、まるで「ハブとマングースの戦い」(喩えが古い上に
動物虐待(苦笑))のよう。どちらかが消耗するまで戦わせているような、
見ている側も息苦しくなる仕掛けでした。

勿論、五幕五場のセリフを最初に持ってきている事から、この仕様は
「牢獄」なんでしょうが、この芝居、リチャードの素敵な「下へ、
下へ…」のセリフがあり、また息子の命乞いに親がドアを叩き
まくって宮廷に乗り込むとかあるので、このセットでやるのはかなり
無理が。

まあ、何より、リチャードとボリングブルックに年齢差を付ける
意味が分からない。
二人に年齢差がある上での王位の争いには簒奪と言うニュアンスは
弱くなって、そりゃそうだろう、歳なんだし、となるし、悲劇性
とか、同年代の二人の、運命の分かれ目とか、対比の構図的な
面白さが分かりにい気がしました。

何よりこの「リチャード二世」、意外にも家族についての描写が
多くて、前述の親が懇願に出てくるオーマール、ボリングブルックに
してもやんちゃな息子、「ヘンリー四世」で活躍する未来のヘンリー
五世について語るし、同じく「四世」前半で活躍するホット・スパー
ことヘンリー・パーシーも親子で登場するほか、何組もの親子の
物語が交錯するのが面白いのに…

王冠が笑うほど安っぽかったのと(森新太郎さんの「エドワード
二世」も似たかんじ)、リチャードがそんな王冠ですらなかなか
手放さないのとか、勿論、序盤の手袋の投げつけ合いとかはまあ
面白かったですが、ベン・ウィショーとか内田くんとか見ている
刷り込みのせいで、個人的にはずっと「何か違う!」と思い続けて
いました。

俳優さんに責任はないけど、多分本場では古典すぎてオーソドッ
クスな演出では最早誰も振り向かないのかも知れませんけど、
変化球すぎて、わたしにはもう一つ乗れないままとなりました

| | コメント (0)

2019.09.12

映画「台風家族」を見る

「大人の事情」で期間限定公開となった、草なぎ剛くん主演映画。
と言っても最近の普通の映画も、余程ヒットしなければ4週間位で
上映終了するので、そんなに違わないし、却って期間を意識する
ので、見に行く気になるのかも

中村くんも出ているし、丁度、半強制的有給(笑)のタイミングに
はまったので見に行ってきましたが、平日昼でほぼ満席、パンフ
レット売り切れと、なかなか盛況。
二重の理由で殆どテレビでの宣伝もない映画としては好調な気が
しました。

或いは宣伝ない分、本気で見たい人がちゃんと情報探して見に行って
いる筈で、初期の目論見とは違うかも知れませんが、非常に健全な状態で
公開されている気がしました

最初は4兄弟の遺産相続バトルかと思わせて、なかなか出てこない
末の弟(中村くん)の魂胆、長男(草なぎくん)が何故むち打ちの
カラーをしているのか、そしてそもそも両親は?と次々湧く疑問が
次の展開を呼び、最初はぎすぎすしていた兄弟が、ラストには
何だかみな良い人に見えてくる、不思議でなかなか愛すべき映画
でした

勿論、肝心のお金はどうなったのか、とか、川を流れてくるアレは
流石に都合良すぎないか、とか、弟のライブ中継は結局いつまで
やっていたのか、とか、ツッコミどころも山ほどありましたが、
伊丹十三の「お葬式」へのオマージュを感じさせるシーンとか
三人がそれぞれ言う「感情の話をしているんじゃない、法律の話を
しているんだ」のセリフの繰り返しが面白かったですし、「住職が
(心付けを踏んだくって(笑))デカい車買ったらしいよ」と言う
セリフがああやって回収されたのが、一番面白かったです

キャストは勿論、草なぎくん。
久しぶりに映像を見ましたが、悪人になりきれない、持ち味の微妙な
ラインが、そうそう、草なぎくんてこんな感じ、と懐かしさすら
感じる、安定のイカレ具合で、カメレオンと言われる中村くんも
流石に草なぎくんの前ではまだまだ存在感が段違いでした。

中村くんは勿論、妻役の尾野さん、新井さん(珍しく?常識的な役)
MEGUMIさんに若葉くん、銀行員役の相島さんに、キーマンの藤さん
まで、個性派の役者が画面で躍動する中、一際異彩を放っていた
のが、鈴木家に「あの電話」を架けた女を演じた、長内映里香さん
長身のスキンヘッドで登場した時は「誰?」と思っていたのですが
クレジットを見て納得。
元・ネクストシアターの長内映里香さんでした。

土井さんや周本さん、浅野さんなどがいて、ネクストの女性で役を
勝ち取るのは、演目の関係上なかなか難しかったと思いますが
「リチャード二世」のイザベラや、「マクベス」のマクダフ夫人
など、スタイルの良さが印象に残っていた方。

ビデオで再生されるドラマシーンには、「サイン」でレギュラーの
小久保くんの姿もあって、ネクストメンバー、頑張っていました

失踪した父親が子ども達に隠していた事、長男が同様に娘にして
いた事など、ジワジワくるシーンも多くて、久しぶりに日本映画
らしい日本映画でした。

| | コメント (0)

2019.09.10

消費税対策の買い物

珍しく買い物ネタです。

遂にずっと懸案だった、ちょっと高い買い物をしました

芝居(とそれに伴う交通費)くらいしか大きな買い物をしないので
消費税が上がると言われても、チケットを早く買い貯めるわけにもいかない
ですし、何か駆け込みで買おうとか殆ど思いつかないのですが、
今回、多分、自分史上(笑)初めて「消費税前の駆け込み」をしました

ずっと先のばしにしてきたものの、今のものの状態がさすがに限界に
きたのと、なにより増税前後で、同じものがかなり値段が変わると
言う事実に決断。

まあ差額はすぐに芝居や映画代の一部で手元から旅立ってしまうの
ですが(苦笑)

| | コメント (0)

«再来年大河主役に吉沢亮くん、主人公は渋沢栄一