2019.10.20

下村青さんが下村尊則さんだった件(驚)

改めて書きますが、高橋洋くん目当てで見に行ったスーパー歌舞伎Ⅱ
「オグリ」。
洋くんご出演記念に珍しく買ったパンフレットをめくっていたら
プロフィールに「ルミエール」と「ヘロデ王」の文字。
余りにタイムリーなため(笑)なになになに?と見たら、老女と
女郎屋の女将の女性2役を演じるとある、下村青さんと言う俳優
さんのものでした。

昔、四季に下村姓で尊則さんと言う、ヘロデやっていた俳優さん
いたなぁと思いながらしっかりプロフィールを読んだら、なんと、
改名されたご本人で更にびっくりしました。

そして実際の舞台では、派手な日本髪かつらにキラキラメイク、
ド派手衣装で女郎屋の女将役を違和感なく、弾けてなさっていて、
余計に驚きでした。。

ともあれ、多分個人的には今までのスーパー歌舞伎Ⅱ中で一番面白く
相変わらず浅野さんが全ての笑いを誘い、隼人くんが猿之助さんの
抜擢に応えて判官を熱演し、洋くんが初めての歌舞伎ご出演で、
相変わらず素晴らしいセリフ術を演舞場で響かせつつ、本水ありの
大立回りまでありの(あのゴツい衣装では余計大変だったのでは)
2役を頑張っておられました
非歌舞伎役者さんの中では浅野さん程に目立ちはしませんでしたが、
出番はかなり多く、チケット取ったかいがありました(笑)

詳細は別項。

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雑誌「悲劇喜劇」に菅田くんインタビュー

最新号がカミュ特集。

翻訳の岩切さんと演出の栗山さんの対談はともかく、この地味な
(失礼)雑誌に菅田くんインタビューが掲載されていてちょっと
びっくりしました(そしてかなり面白い)

その菅田くん出演の「カリギュラ」、先だと思っていたらもう来月
ですね。

菅田くんも勿論ですが、小栗くん版で横田さんがなさっていたエリ
コンを谷田さんが演じられるのが楽しみでしかありません。

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「タージマハールの衛兵」情報

atreカード会員誌に、キャスト二人のインタビュー。
前の号では小川さんと翻訳の小田島さん対談で、既に読み合わせを
やっているとあって、いったいいつ?と思っていたら、何と7月
からだったようで、成河くんはルキーニの最中、亀田くんはトムの
最中の筈で、全く役者さんのアタマの中はどうなっているのでしょう(笑)

そう言えば「タージマハール~」は新国立芝居では珍しく、2公演も
追加公演が出ました
かなり注目されている模様で、嬉しい限りです。

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「治天ノ君」を観る

Chiten

東京芸術劇場

前回の再演時、話題になっていて、一度見ました。
その時も凄く印象に残ったのだけれど、どこか頭の中で消化しきれ
ないままでいで、今回再々演があると知って消化を進めるべく?
伺いました

前回がどうだったのか記憶にないのですが、玉座から続くレッド
カーペット?が客席の中程の横通路まで、舞台と同じ高さに、まさに
仮花道のように延びていて、私の席は、丁度その仮花道と上手壁に
囲まれた位置だったので、玉座が真正面に見えるし、人物はすぐ
横を通るしで、迫力は倍増でした。

そのためもあり、全く初めて観るのと同じくらいの緊張感の2時間
20分を過ごし、人のイメージと言う物は容易に操作される事とか、
色々考えさせられましたが、それでもやはり、なにか塊を胃に突っ
込まれたまま、或いは球でもないのに、掴む手がかりが全くない
金属のような印象が拭えないまま。

芝居自体が観客の理解を拒否するツクリなのか、肚落ちできずに
今回も終わってしまい、見てからアップが随分遅くなりました。

と言って今、肚落ちしたから書いているのでもないままですが(苦笑)

さて、インパクトは強いのに、何故カタルシスに繋がらないのか?

主人公が、これまであまりとりあげられて来なかった人物だから?
いやいや「リチャード二世」や「コリオレイナス」など、シェイク
スピアで見ない限り知らない人物でしたが、十分戯曲も芝居も面白
かったです。
今回も同様。
寧ろ一般に流布されたイメージが覆されながら、結末を知って観る
展開はスリリングでした。

ストーリーが地味だから?
いやいや、父親の明治天皇のパワハラっぷり、息子である皇太子の
野心、大隈、牧野、原などの政治家たちの暗躍ぶりがじわじわくる
仕掛けでした。

役者さんが物足りない?
まさかまさか。
大正天皇を演じた役者さんは、劇中何度か、まさにバッタリと床に
倒れ込むのですが、柔道の心得でもあるのか、舞台が全体マット
レスなのか、全身サポーターしているのかと思うくらいな熱演、
語り部を兼ねる、皇后役の松本紀保さんの放つ「威厳」「気品」は
さすが高麗屋、でしたし、皆さん、日常あまりない直角のお辞儀で
あったり、身体も言葉も、「鍛練の賜」を感じました。

では?
多分、敢えてフィクションであろうとする意識、或いは、夢幻能的に
「いま」と「あのとき」を行き来する展開の、寧ろ精緻過ぎる芝居の
構造、玉座一つの世界に収斂し尽くすパワーで、余白であったり
イマジネーションを喚起する部分を敢えて封じ込めたのかもしれ
ません

それでも歴史の残酷さ、存在自体に絡む人々の思惑など、やはり
何がを訴えてくる芝居でした。

唯一クレームするとすれば、余りに舞台に近すぎ、下手の紀保さんを
見ようとすると、照明が目に入って眩しすぎたこと。
スタッフは客の立場でセット確認していないのでしょうか、疑問です。

ともあれ、多分次に再演あっても、やはり見に行くと思います。
なかなか説明しづらい魅力を持つお芝居ですね

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2019.10.17

「NHK音楽祭」で、モーツァルトを聴く

MusicNhk

NHKホール

本当に久しぶりにクラシックコンサートに行きました。
(ひょっとしたら、サントリーでのギドン・クレーメル以来か…)
NHKホールもかなり久しぶりで、当然公園通りも久しぶりに歩い
たら、「渋公」がお洒落に建て代わり「PARCO3」のあとはホテル、
「PARCO1」は工事中と、随分景色が違っていました。

プログラムは古楽器オケの名手、トン・コープマン指揮による、
モーツァルトの「40番」と「レクイエム」と言う、敷居の低い番組で、
たまたまチラシを見かけて、曲も、指揮者も知っているし、値段も
後ろの席ならお手頃!、と、つい手を出してしまいましたが、色々
新鮮で楽しかったです

「40番」は私のクラシックのファーストコンタクトで、同級生の
師匠(笑)がワルターのを聞かせてくれたのでした
その頃は確か、通?はベームかワルター、華やかさでバーンスタ
イン、カラヤンは新しもの好き向けとか言われていた気がします。

古楽器編成の40番は、楽器の鳴りとか音が通常の場合と違う面白さもあり
軽やかさが好みでした。

次の「レクイエム」
映画「アマデウス」はじめ、エピソードを含めてあちこちで使われている
有名な曲ですが、考えたら、通してちゃんと聞いたのは初めてでした。

舞台上の配置が、手前に弦グループ、後ろに左右2ブロックに分けて
合唱チーム、そこに挟まれて真ん中に管グループ、ソリストチームは
合唱の前の更に下手、その手前に打楽器グループと、普通のオケとは
随分違う配置でした。
パートの配置を見られるのが、生の面白さの一つですね。

で、肝心の極端にですが、通しで聴いた印象は大変失礼ながら
「意外に平板」

フォーレの方が全体としてまとまっていると言うか、もっとモーツァルト
のは劇的展開だと思い込んでいただけの、素人考えかもしれません。

しかし、あれだけ撮影禁止と言われる中で、カテコをどさくさ紛れに
手慣れた様子で撮影し、カテコの拍手の合間にいち早く脱出した
常連っぽいおじさんあり、これも毎度らしい、フライングブラボー
ありにはびっくり。

しかし今回、終わりそうにしてから、また演奏がちょっとあったのは、
ひょっとしてコープマンさんなりの、フライングブラボー対抗策だった
のかも

大量の先の公演チラシをまた恒例で頂きましたが、どうやら来年は
ベートーベンの何周年からしく、交響曲のチクルスとか、特集公演が
結構あるようです。

ともあれ、たまにはクラシックも良かったです

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2019.10.16

「ジーザスクライストスーパースターinコンサート」を観る(2/千秋楽)

JcsSign

台風による公演中止で、ただでさえ4日間6公演と言う短い予定が、
3日4公演になった「ジーザス~」コンサート

実はこの時期、日によって舞台を見に行けなくなるリスクが予め
判っていたので、絶対見逃せないこれだけは贅沢を承知で2公演
チケット押さえていました。
幸い両公演とも開催され、私も行く事ができたため、結果的に全公演の
半分と言う、私のような来日ミュージカル素人には「猫に小判」状態で、
もっと熱心なファンには申し訳ないですし、この僥幸を無駄には
さすがにできないので、倍くらい気合いを入れて聞いて見てきました。

開場前に当日券の抽選をやっていましたが、普通にコンビニで
引くような紙の抽選箱でした。
13日と違って一人1枚限りだったようですが、どれくらいの確率
だったのでしょうか。

因みに私の近くに、一幕と二幕で座る人が違った席がありました。
ひょっとして友達同士で1枚だけチケット取れたか、当日券一枚だけ
当たって、交替でご覧になったのかもしれず、人気の程を感じました

14日は予定通り13時開幕で、私の視野範囲(3階席)からは満席に
見えました。

オーブの3階席は多分南座と双璧の急勾配と足元の狭さですが、
前日発見?してしまった「ヘロデくんスペース」(笑)が丁度目線の
真正面先。

ただし字幕の位置が左右どちらも自然に視界に入らない上に、舞台
から客席に向けた照明が結構目を直撃するので、舞台を直視できない
タイミングが結構あり、やはり前日の2階席より制約は多く、結局
字幕を見るのは諦め、歌うキャストを追うのと(それでも皆さん
動きが早くて時々見失いました)、ヘロデ王のリアクション観察に
専念しました

しかし前日から思っていたのですが、外国の余り見慣れない方は
余程特徴がないと、なかなか見分けが付かないですね。
WOWOWオンエア版のジーザスとユダは完全に特徴が違っていたので
素人にも判りましたが、今回は二人揃ってシュっとした二枚目な上に、
揃って美声だし、役柄らしい扮装やメイクをしないので、尚更どっちが
歌っているのか、途中判りにくくて困りました
(私が、歌舞伎役者さんがどんなに化粧をしていても、扮装でも
声か身体の特徴でだいたい判るのと逆)

その中で印象深かったのは、ピラト役の方。
ジーザスはたしかに
変な奴だけど、だからと言って別に殺さなくても鞭打ちだけじゃダメ?
とか、悩める総督ぶりで、個人的にはジーザス、ユダよりツボでした。
調べたら、ブロードウェイやウエストエンドでバルジャンとかなさって
いた方だそうで、宜なるかな、でした。

さて。
あれこれ来日キャストについてこれ以上書いても無知を晒すばかりなので
ヘロデさま話。

まずは千秋楽後、成河くんが衣装をサイトにアップしてください
ましたが、スーツはシルバーではなくて、紫でした。
(紫衣(しえ)、と言えば日本では最高位の色ですしね)

この日のヘロデ王は前日以上にノリノリで、海宝シモンの「好き好き、
ジーザス~」(笑)のショーストップ状態には大いに喜び、同じ高さに
いるキーボードさんにも「ねぇ、見た見た?」と指さして巻き込む一方、
ピラトにも言われて、降りてきてトレンドワード1位の人物に会って
やったのに、ジーザスが水をワインにしてもくれないし、病人を目の前で
治しもしない塩対応と見ると、チコちゃん張りに「つまんね~ヤツ」と
あっという間に興味を失い、さっさと自席に引き返し(いや本当に
凄い速さだった)ました。
あとは完全に寝オチし、決着ついたらポケットにペットボトルを入れ、
首に手をやり、伸びをしながらの、完全寝起きっぽさ炸裂させてさっさと
撤収していかれるまで、全てがヘロデ王の生理として納得できました。
あの感じはちょっと「天魔」感ありあり(笑)

いよいよ自ナンバーとなった時の、「満を持した」っぷりがまた(笑)
最初は何となく降りてきたふりをしてから、一度勿体つけて戻り、
客席にちゃんと拍手するよう強要。
咳払いが、ちょっとコロッケさんの森進一真似風(笑)
客席降りの時は最前線角の観客の頭をポンポンと叩くし(!)、
最前線の前通路を観客とタッチしながら通るわ(「ブルオレ」の
「椅子ドン」とか、中の方の行動はかなり不意を突いてこられます)!

しかし、この回、一番スゴっと思ったのは、
「♪change my water intowine~」
の歌詞の時に、降りてきた自分の席の方を、片手を伸ばしてガッと
指さした事。
そこには確かにご自身のペットボトル(の水)がある訳で(勿論、
それまで目でヘロデを追ってない観客には判らないにしても)、元々
そのつもりでペットボトルの水を持っていたとしたら!
ちょっと鳥肌たちました。

カーテンコールは千秋楽でもあり、ちょっと長めで、何回目かに
客席にいた演出家さんも登場したり、アンサンブルを含めた日本
キャストを真ん中に集めたり(真ん中に壮麻さんいるのに、成河
くん最後まで遠慮してました)

そう言えば成河くんの今回のカテコのルーティンは(「エリザ」では
両脇のお二人のドレスの裾を弄る、だった)足を交差させて立つ、
でした(笑)

まあとにかく、成河くんに引っ張られる形で、来日キャストも出演
するミュージカル(コンサートにせよ)に初めて行きましたが
歌は歌詞を判らなくても上手い人は解るし、何より「ジーザス~」
の楽曲は知ったものでもでなくてもキャッチーなものばかりで、
十分楽しめました。

欲を言えば、もう少しでいいからヘロデ王ナンバーがあったら
良かったです
言っても無駄ですが(笑)

あとはWOWOWが映像撮っているかどうか。

まずは既に告知の「グリーン/ブラックス」の壮麻さんと成河くんでの
「ジーザス〜」回が今から楽しみです


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2019.10.15

「まなざし」を観る

さいたま芸術劇場 稽古場

「蜷の綿」を観た以上、やはり見るかな、と拝見しました

台風で中止になった日の振替の方もいて、通路に座布団を置く程の
盛況でした

「蜷の綿」同様に「見える」セリフは繰り返し出てきていたり
「3年5ヶ月」とか具体的な表現もありましたが、妙に照明が暗く
見えない箇所あり、席の場所のせいか、音楽の音量に負けてセリフが
聞こえない、などあって、集中できない、意図も面白みも理解でき
ないうちに1時間が終わりました。

同じ藤田さんが書いたものでも「蜷の綿」は面白かったので、
やはり演出の違いが大きいのでしょうか、本音で言うと、「CITY」の
時から感じてはいましてが、私はやはり藤田さんの演出は苦手かも。

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【台風19号】来年正月、箱根駅伝はできるの?

箱根が1000ミリ近い降雨量から、凄い被害を被っている映像を見ま
した

昨日、出雲駅伝をやっていましたが、箱根は登山鉄道は線路損壊
芦ノ湖は観光施設水没、当然「山登り」の道路、途中の宿泊施設も
含めてあと2ヶ月半後に駅伝できるのかと素人でも思ってしまうレベル

恐らく来週あたりは立川で予選会ですが、本当に箱根でやるなら
主催者とか相当何かしないと、じゃないでしょうか。

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2019.10.14

「蜷の綿」を観る

Nina

さいたま芸術劇場 大ホール

当初観る予定はなかったのですが、歌舞伎座が公演中止になって
しまったので、急遽チケットを確保し、オーブから移動しました。
「JCS」開演が1時間繰り下げになったので間に合うか微妙で
しかも埼京線の運転状況も心配でしたが、なんとかギリギリ。

蜷川さんの伝記(書いていた時は半生だったかもしれませんが結局
一生になってしまいました)を藤田さんが戯曲にし、確か、当初は
蜷川さんと藤田さんがそれぞれ演出しての全国ツアー予定でしたが
蜷川さん体調悪化で延期(中止)になっていたのを、今回追悼とし
井上尊晶さんが演出でのリーディング公演でした。

舞台は客席内下手に仮花道を設け、緞帳がわりの半分透けるスクリーンに
松羽目を映し、明らかに能舞台を意識。
恐らく夢幻能を狙っていたのでしょうが、対話するのが壮年の蜷川
さんと(演じるのは内田くん。ちょっと「古畑」入ってましたが
似すぎ(笑))、若い蜷川くん(演じるのは堅田くん)で、両方生きて
ないので、正確には夢幻能とは言えないですけどね。

あとはネクストとゴールドのメンバーが家族、同級生、仲間など
あらゆる役を演じながら、「真情~」や「リチャード二世」などの
再現や、「ムサシ」「冬物語」の音楽、「カリギュラ」や「カフカ」
「ハムレット」のセット写真などがふんだんに使われた(それを
メモするだけで大忙し)、全くまさに「何回忌法要」(笑)のよう
でした

しかし、役とはいえ、「ゆきちゃん」だの、呼び捨てで「蜷川」とか、
特にネクストのメンバーはやりにくくなかったでしょうか(笑)

しかし、ラスト前に、花道から車椅子に乗って、晩年の蜷川さんの
扮装で出てきた内田くん、後頭部からが似すぎて(途中で脱ぎ捨てて
いたので、多分被るマスクになっていたう)、あとはちょっと涙が
止まらなくなって、非常に危なかったです。

アフタートークで、井上さんから「稽古出禁」と言われてこの初日に
初めて観たと言う藤田さんが、「9割は蜷川さんが言ったまま」と
言っていたので、現代人劇場への思い入れとか、「凝視すること」
とか、「俺は世界た、世界は俺だ」とか、色々腹落ちする事がたくさん
ありました

藤田さんは作/演出両方兼ねる方なので、いつもは書きながら演出が
湧くし、前提で書くが、他人に演出だけ任せると言うのが初めてで
「そうくるか」と感じたところがいくつもあったそうです。

同名の書籍が初日前日に発売になって、戯曲そのもの、約10時間の
インタビュー全文とか載っているそうです。


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「ジーザスクライストスーパースターinコンサート」を観る

OrbJejus

シアターオーブ

前日公演が台風で中止になった事もあり、昼の部開場前に既に夜の
部の当日券にまで行列ができていました。
昼の部当日券は並んだ半分もいかないうちに売り切れたようで、
スタッフが「残りの方は解散ください」とか結構厳しめに言って
いました
(一部の方が更に夜の当日券に並んでいきました)
13日は相当早くから並んだらしく整理券を出したようですが、
14日は早くも千秋楽なので、抽選だそうです

何しろこの様な期間が短い公演が一部公演中止になると、振替も
無理ですし、チケット買っていた方は払い戻しされても、納得しきれ
ない気がします。

13日は1時間繰り下げて開演しましたが、昼前の段階での電車の
運行状況を考えたら、凄い着席率で、観客の気合いの入り具合が
伝わってきました。
私のような、来日ミュージカルに疎い人間には、多分キャストの
顔ぶれとか、本当の有り難みや凄さを絶対理解しきれてないのを
何となく実感しました

とりあえずはWOWOWでオンエアされた2018年ニューヨーク版を見て
おいたおかげで、字幕を追わなくても、だいたい登場人物と人間
関係、ストーリーを追えたのは有りがたかったです。

セットは鉄骨で足場を組んだだけで、あちこちに音楽メンバーが
散らばり更にキャストも行き来。
昔観た白井さんの「三文オペラ」みたいでもあり、ネクストが
蜷川さんがさい芸のあちこちにセットを組んでやった「ザファク
トリー」とか、「レジェンドシリーズ」としてサブホールでやった
「ロミオとジュリエット」、また藤田俊太郎さんが演出した「ジャー
ジーボーイズ」や「テイクミーアウト」を思い出しましたが、あと
から見たら、舞台美術の方が蜷川組出身の方だったので関係あった
のかも。

さて、この舞台、楽曲の盛り上がりは言うまでもありませんが、
更に観客もある時はジーザスに期待し、ある時は失望するユダヤ人
として上手く舞台に巻き込まれていきます。
そうすると、後半、完全に追い詰められたジーザスが歌う「ゲッセ
マネ」で(を歌うデクランべネット)に当然観客として拍手を送る
のですが、その拍手さえジーザス、としては非常に重荷に聞こえる
のだろうと一方で思わせられると言う巧妙さを体感できたのは
ライブならではかも、でした。

メイン二人は流石でしたし、カヤパがWOWOWのニューヨーク版以上に
悩める人物として描かれて面白かったですし、壮麻さんの予想以上の
低音に驚くなど、キャラクター、歌の素晴らしさを堪能させて
頂きました

そして、勿論、お目当ての成河くん。

シルバー系の細身のスーツ、花柄が片身入ったシャツ、チェーン
系のアクセサリーと、長らく「皇后暗殺者」の地味衣装から一転の
格好よくお洒落な出で立ち(ちょっとホストっぽい)。
そして一幕冒頭から出番までの長い時間、ず~っとセットの最上段に
一人だけ背もたれの付いた椅子に座って、ある時は人の歌を一緒に
口ずさみある時は手拍子し、また笑いながら手でリズムを取り、
また乗り出して眺め、逆に(ヘロデ王として)つまらないらしい時は
足をパイプに載せて投げ出したり、足元のペットボトルをクルっと
回しながら手にして飲んでみたり、果ては大衆が盛り上がったり
するヘロデ王として興味がないところではフテ寝(笑)するまで、
ありとあらゆる事をしながら、コトの次第をずっとまさに「上から
目線」で眺めていらっしゃいました。

こちらもずっ~と待って急に出てきて、いきなり歌ってそれっきりは
判っているので、キャストが歌うのを押さえつつ、同時に「今の
ヘロデ王」を時々観測(笑)

いよいよ、となって立つなり、パイプの囲いからスルッと体操選手の
ように身体を捩って出し、全く足元を見ないまま(因みに成河
ヘロデは最初から最後まで、一度もジーザスから目を離す事なく
階段上りも下りも、驚異の完全ノールックでした)、どう考えても
難しそうな「ヘロデ王の歌」を歌い、途中には「台風は去った
ショウを楽しもう!」とまで英語でアドリブを決め、まさに風の
様に去っていかれました。

小柄だし、世界的ミュージカル俳優さま方に比べたら、と言う所は
ありそうですが、それまでの色々なイキオイがストンと一旦止まり、
何色かの空気を撒き散らして行ったのは確か。

カテコではいちいち梁になったパイプにつかまったり、近くの
キャストと握手をしたりされていましたが、ともあれ、今回は
まずは見られただけ幸いでした。
色々な意味で。

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