2020.01.17

「読売演劇大賞」ノミネート発表


「Le Pere」関連以外は、ほぼ、上半期の中間発表にはなかった
作品/候補者かなと言う印象ですし、作品は「人形の家2」「Q」
以外、役者さんも菅田くん以外未見でした。

日本はレパートリーものより、プロデュースの新作が多いため、
こうしてノミネートされ、表彰されても、後からその成果を広く
観客が観る機会がありません
(映画はアカデミー賞など賞を取ってからで十分鑑賞のチャンスが
あり、興業収入にも繋がります)

演劇も映像と言っても、WOWOWやNHK、もしくは新感線は別として
関係者向け記録映像でなく、上映に耐えるレベルの映像を残している
訳でもないでしょうから、いくらその場の芸術と言っても、顕彰
するなら、それが残らないのは勿体無いとは思います
受賞した作品の再演は無理でも、上映会くらいはあったらなぁと
毎年思います

大賞は月末か2月初めあたり。

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庭劇団ペニノのトラム公演が、舞台美術が消防署の許可を取れずに中止

2月15日からトラムで開幕予定だった庭劇団ペニノと言う劇団の
お芝居が、舞台美術が消防署の許可を取れなかったと言う理由で
中止が決定したとパブリックシアターからメールが来ました。

私は全く存じ上げない劇団なので、どんなお芝居で、どんな舞台
美術で、何が消防署のチェックに引っかかったのかわかりませんが
珍しい理由だと思いました
かなりの直火の使用とか、セットの材質とかでしょうか?

しかし、初演でなく再演である、とか、東京以外の福岡などの公演は
予定通り実施、などの情報も出ているので、例えば今年の「2020」
開催をふまえて、都または市区町村かの規制が強化された、などの
可能性もありそうな気がします。

それにしても、既にチケット発売後とはちょっとギリギリ過ぎますね

そう言えば、最近、有名演出家による海外公演が、人的な要因で日本
でのチケット発売後に中止になったと言うニュースが出たばかり
ですし、また、大阪の劇場主催で、東阪で予定されていた舞台が、
特殊なセット形状を仕込めないと言う理由で、肝心の主催劇場での
公演が中止になったり、と、続けて似たようなニュースを聞きます

それぞれ譲れない事情があるにしても、その公演を楽しみにして
いた観客が一番の被害者。

落胆が一番ですが、たとえチケットは払い戻しされても、「遠征」
だった場合、あわせて押さえていた交通機関の代金は条件次第で
払い戻しに手数料を取られるでしょうし、あちこち調整して休み
とか取っているかも知れず、勿論様々な事情で止める決断をして
いるとは思いますが、やると言ったら、極力実施してほしいなと
演劇ファンとしては思いますが。

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2020.01.16

【総括】2019年 歌舞伎 ベスト10

もう一月も半分過ぎてしまいましたが、去年の歌舞伎のベスト10です
(上演順)

★2月歌舞伎座
「熊谷陣屋」(吉右衛門さん熊谷)

★3月歌舞伎座
「盛綱陣屋」(仁左衛門さんの盛綱)
「弁天娘女男白波」(幸四郎さん、猿之助さんのWキャスト)

★5月歌舞伎座
「京鹿子娘道成寺」(菊之助さんの花子)

★8月歌舞伎座
「伽羅先代萩」(七之助さんの政岡、幸四郎さんの八汐)

★9月歌舞伎座
「菅原伝授手習鑑/寺子屋」(吉右衛門さんの松王、幸四郎さんの源蔵)
「勧進帳」(仁左衛門さんの弁慶)

★12月南座
「仮名手本忠臣蔵/祇園一力茶屋の場」(仁左衛門さんの大星)

★12月歌舞伎座
「壇浦兜軍記/阿古屋」3バージョン(玉三郎さん他の阿古屋)
「神霊矢口渡」(梅枝さんのお舟)

去年も吉右衛門さん、仁左衛門さん中心で拝見
しましたが、なんと
来月は仁左衛門さんが、先代からの超当たり役、「菅原」の菅丞相の
「筆法伝授」と「道明寺」(苅屋姫は千之助くん!)さらに3月は
「新薄雪物語」で、吉右衛門さんの伊賀守、仁左衛門さんの兵衛で
共演ですので、気合入りまくりです
インフルとか絶対にならないように気を付けてないと!です

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2019年 映画ベスト5

今更ですが(笑)
去年はちょうど20本映画を見ていました

NTLの3本は別扱い。
見たのは
★マクベス
★アントニーとクレオパトラ
★リチャード2世
(「リア」はどうしても行けず)

期待していたのは「リチャ2」でしたが、やはり、キニアのマクベスは
別格でした(笑)
今年のNTLは前半日程が発表されていますが、シェイクスピアが
「夏の夜の夢」のみなのは個人的にはちょっと寂しいです

で、ベスト5

★「キングダム」
 原作読まずに行きましたがものすごくおもしろかったです
 続編熱望

★「アルキメデスの海戦」
 戦闘シーンのほとんど出てこない戦争もの。
 菅田くんもよかったですが、田中民さんが最高でした

★「台風家族」
 草彅くん主演の期間限定公開映画
 去年後半はなぜか「ザ・昭和」な邦画に多く
 出会いました。
 さわやかさに欠ける中村倫也くんが絶品でした

★「ひとよ」
 これもなかなか息苦しさ満点の映画。
 田中裕子さん無双でしたね

★「影ふみ」
久しぶりの山崎まさよし主演/篠原哲雄監督コンビ。
脇役がみなさんに滲む狂気っぷりがすごかったです

半分以上邦画なのはここ1-2年の傾向ですが
今年は「007」はもちろん、
ダニエル・クレイグのボンドじゃない映画とか、数本気になる洋画が
あるので、ちょっと洋画本数が増えそうな気がします

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2020.01.15

「新春浅草歌舞伎」(第2部)を観る

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今気が付きましたが、浅草は昼・夜と言わないで「1部・2部」ですね

15時開演、18時半過ぎまでしたが、、浅草は夜が早いので、舞台がはねて
からだと、浅草寺のお詣り自体はスムーズですが、参道のお店は殆ど
閉まっていて寂しいのが難点です
ちなみに参道の上につられた飾りものに、仁木弾正があったので、
なぜ?と思ったら、小さく脇に鼠が描かれていて、干支にちなんで
いました。さすが!

これまで、浅草は基本、3階席で見ていたのですが今回は演目が
いいので、初めて2階席で拝見しましたが、3階に比べて段違いに
見やすかったです
花道が半分くらいまで見えるのもよいですね。

そういえば、↓に書き忘れましたが、「寺子屋」は今回、「せまじき
ものは宮仕え」も竹本に言わせてるし、園生の前を呼び出す時に
呼子笛を使わず手を叩く、切りも「いろは送り」を割り台詞にしないで、
終わらせるのが目新しいなと思ったら、文楽や、上方のやり方に
近いようです。
今回、松也さんは大星も松王も仁左衛門さんに教わったそうなので
そのあたりも倣ったのかも。

二部は古典二題だけでやりきる潔さ!

「絵本太閤記~尼崎閑居の場」
キャラクターにバリエーションがあるので、顔見世や襲名に良く
出ますが、正直、舞台上で何か派手な事が起こる訳ではないので、
正直、途中で寝てしまった経験ありの演目ですが(笑)、今回は、
全キャスト気合入りまくりで、寝るどころではなかったです

前半は隼人くんの十次郎がメインでしたが、背が高いせいか、前傾
しすぎなのか、肩衣の後ろの皺がちょっと悪目立してました
中盤に歌昇くん演じる光秀がいよいよ登場。
もちろん若さも出ますが、 声を太く低く大きく出し、 かつ、本当に
動かないので、隼人くん演じる十次郎とそれなりに年の差を感じられ
ましたし、とにかく安定感は同世代中、ぴか一ですね。
「一人で不幸を背負ってます」感が半端なく、播磨屋さん次世代の
光秀役者候補になりそうです

米吉くんの初菊は、1部の戸浪の反動?か、可愛さオーラ出しまくり
でしたが、ちょっと町娘のようになっていたのが残念。
新悟くんの操は、実年齢に差がない中で演じる難しさがあって、さすがに
十次郎の母親というのは・・でしたが、しっかりヤングマダム感はあって、
個人的には好きです。

昼の「寺子屋」同様、とにかく全員動きが速いので、勢いがあります
特に最後に登場する、正清の橋之助くんはかっこよかったです

「仮名手本忠臣蔵~七段目 一力茶屋の場」
松也くんの大星、米吉くんのお軽、巳之助くんの平右衛門。
「太閤記」で光秀と十次郎をやっていた歌昇くんと、隼人くんが
三人侍で出てくるのがすごい。
というか、通常公演だと、この辺の役が彼らの妥当なライン。
実際、12月の南座の顔見世の「七段目」では、隼人くんと橋之助くんが
三人侍をやっていましたしね。

松也くんは昼の「寺子屋」同様、大奮闘。
大星は、とにかくやることが多く、段取りこなすだけになりがちですが
頑張っていました
(手紙を後ろ手で巻くところは大変そうでしたが)

何より、巳之助くんの平右衛門が素晴らしかったです
古典に出るとなぜか奴系の役が多い巳之助さんですが、これはとても
よく、あのハイテンションを続けるのは大変そうでしたが、現・芝翫さんに
ちょっと似た感じが頼もしかったです

「太十」の錦之助さん(久吉)、「七段目」の大谷さん(九太夫)と
ベテランがしっかり支えていて、今回はみなさん将来が頼もしい
浅草でした。

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「ヘンリー八世」徹底勉強会(1)

彩の国さいたま芸術劇場
映像ホール

勉強会資料に、「ジョン王」に向けても、3-4月に同様の勉強会を
やりますチラシが挟み込まれていました。

この分だと、今年の前半は与野本町利用の回数券とか必要になりそうです。

勉強会1回目は、いつも通り河合先生のガイダンス的総論かと思ったら
普通に講義でした(笑)
だいたいの内容はこんな感じ。

★登場人物についてざっくり
★別タイトル?「真実の物語」とは?
★名セリフ(特にウルジーのもの)
★でもその名セリフはシェイクスピアが書いたのではないというのが定説
★ということで、共作について(これについては質問多数)

個人的には「マクベス」や「ハムレット」はもちろん、前公演
「ヘンリー五世」よりもさらに上演頻度が低いし、そもそも戯曲も
今回初めて読んだので、内容や上演について理解がいたらず。
幸いにも、河合先生が2時間のうち、質疑応答が30分以上取って
くださったため、共作についてであったり、翻訳についてであった
りの、詳しいみなさんの質問と河合先生の回答をお聞きできたのが
よかったです

上演までにもっときちんと読み込まなくては!

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谷田さんが仲代さん主演映画「帰郷」にご出演

時代劇専門チャンネルがオリジナル作品をオンエアしているのは
知っていましたが、今回は、仲代達矢さん主演で、藤沢周平原作の
短編作品が、脚本・監督が杉田成道さんで制作されたそうです

タイトルは「帰郷」

去年の東京国際映画祭で先行上映されたようですが、1/17から月内
映画館で公開し、2月に時代劇専門チャンネルでオンエアとのこと。

共演者がまたすごくて、常盤貴子さんに北村一輝さん、緒形直人さんに
佐藤二朗さん、田中美里さんに前田亜季さん、三田佳子さん、橋爪功
さん、そして中村敦夫さん。
この中に谷田歩さんもいらして、これは期待大
(写真を見ると、やっぱり浜田学さんに似てる・・・)

映画館だと4Kの美麗映像らしいですが、録画を考えると、時代劇専門
チャンネルに加入して見るかなあ・・・

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「Google」方面出口

GoogleGoogle1

正月に渋谷探検に行った時に、ストリームに移転したGoogleの入口
前を通りかかりました

地下鉄の出口案内に、ビルなり企業名が書いてあるのは見慣れて
いますが、駅出口番号案内かと思ったら、Googleの「G」マーク
だったので思わず写真を撮ってしまいました。
矢印の先には三列の会社直通エスカレーター。
すごい。

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2020.01.14

「新春浅草花形歌舞伎」(昼の部)を観る

KokaidoKanban

今月、東京の歌舞伎公演の4座中、一番古典度が高かったのが、
意外にも一番平均年齢が若い浅草。

何しろ、昼が「寺子屋」、夜が「太十」と「七段目」です
こんな番組、歌舞伎座でも何年に一度くらい、なレア度では。

若手が古典を、自主公演に近い浅草に求めるのは、恐らく、ここ
1~2年の新作ブームに若手が動員される裏返しのように思います

何しろ今月の浅草の顔ぶれに限って見ても、松也くん、巳之助くん、
米吉くん、歌昇くんは「ナウシカ」(12月)、隼人くん、新悟くんは
「オグリ」(10~11月、更に来月京都がある)、松也くん、新悟
くんは「三谷かぶき」にも出演し、巳之助くん、新悟くん、隼人
くん、橋之助くんは「弥次喜多」に出演しています。

新作を悪いと言っている訳ではなく、「浅草」世代の若手がいかに
新作で活躍していたかも判るのですが、反面、古典をやりたくなる、
その、「自主的反動」の心意気や良し、です。意気込みの詰まった充実の内容でした

昼の「寺子屋」
松也くん松王、新悟くん千代、隼人くん源蔵、米吉くん戸浪。
いや~若い(笑)
それは皆さん色々大変でしょうが、とにかくここぞの動きが速いのと
良い力の入り具合、セリフの熱さは若さの証拠。
歌昇くんの玄蕃がちょっとフレーム飛び出す勢いのの太い声で
びっくりしましたが、年齢的、身体的違和感の無さは、文楽を見て
いるようでした。

勿論、隼人くんは歩く時に腰が上下するからか、衣装に変なシワが
寄りやすく、襟元がグチャっとなるのとか(「太十」の十三郎でも)、
松也くんが太刀の提げ緒の捌きに苦労したりとか、新悟くんの目力が
意外に強くて、視線に現代劇に近い感情がこもるのが、女形として
有りか無しかみたいなところは有りましたが、手順の一つ一つが
丁寧なので、改めて生の面白さが解ったりしました

テレビのカラオケ番組を見ると、オリジナルを歌う歌手のキャラ
クターを抜いた、曲自体の持つ魅力が判るのとちょっと似た感覚かも

狭い浅草の舞台に合わせた若干の演出の手直しもありましたし
動ける分、見せ場の首実験にタメがなくスピーディーになって
しまったり、もありましたがすぐ上の、菊/猿/幸/勘九/七/海老/
愛世代のもう一つ上の芝翫/中車/孝太郎世代が人数的に手薄な分、
今の浅草世代、今回のメンバーと梅枝/児太郎の玉三郎チルドレン
プラス種之助/壱太郎あたりにかかる期待と責任はかなり高いと
思うので、頑張って欲しいです

長くなったので、夜は別項

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2020.01.13

映画「フォードvsフェラーリ」を見る

TOHOシネマズ日本橋
カーレース自体にあまり日本はいまファンがいる感じがないし
(HONDAがF1で勝ってもニュースになりにくい)、客は入るのかと思いましたが、結構ちゃんと
お客さんはいました(笑)

カテゴリーはF1とは違いますが、カーレースもの。

14年に公開された、F1におけるラウダとハントのライバル関係を
描いた「ラッシュ」より公開前から話題になっていましたし、
違いは何かも確認したくて見に行ってきました

多分ですが、まず、日本における配給がディズニーと言うのも宣伝
方法とかに違いがありそう
(20世紀フォックスが最近ディズニーに買収されました。因みに
「ラッシュ」の配給はユニバーサル)

また、「ラッシュ」は違うチームのドライバー同士のライバル関係、
こちらは同じチームのチーム代表(元レーサー)とドライバー
(有能なメカニカルでもある)が、外部/内部の軋轢と戦う点が
ちょっと違いますが、良くできた映画でした

しかし実は見て一番面白かったのは、ライバルチームであるフェラーリが
徹底的に悪役ポジションになるかとタイトルから想像していたら、
主役二人にとって、最大の難敵はフェラーリより、チームの親会社
である、フォード社のお偉方の方で、結構そこがしつこく描かれて
いた事。

レースに対する姿勢だったり、もの作りへのこだわりとかがフェ
ラーリの方が、この映画の中ででさえ、真っ当な感じがしますし
(フェラーリに思い入れしたのは、ライコネンがフェラーリチームに
所属していた時以来(笑))、特にフォードからの安直な買収提案を
断る時のエンツォには思わず「偉い!」と思ったくらい(笑)

フォードチームがフェラーリに勝つ物語なのに見終わると「フォード
って、そもそもレースへの姿勢が不純だし、随分感じワルイ会社」と
思ってしまうくらい。
フォードに対するネガティブキャンペーンみたいで、フォードは
この仕上がりでOKだったのか、ちょっと気になりました(笑)

レースシーンは迫力満点。
クラッシュシーンとかつい身体を避けたりしてしまいましたし、
恰好良かったですね
(逆にアニメ「CARS」の再現度も素晴らしかったと改めて実感)
ナスカーやF1に言及したりするシーンは、かなり皮肉めいた物言い
でしたが、あまり日本人にはピンと来なかったかも知れません

チーム代表役はマット・デイモン、ドライバー役はクリスチャン・
ベールでしたが、最初、マットがおじさん過ぎてわからず(失礼)
ベールさんも毎回体型を変える、「2000年代のロバート・デ・
ニーロ」なため、前半、バットマンの中の人と同一人物と気づかず(笑)
そしてずっと見ていると、マットが西田敏行さんに、ベールさんが
岸谷五郎さんに見えて仕方なかったですが、とにかくベールさんが
素晴らしかったです

英語圏映画なのでフェラーリのイタリア語セリフがところどころ
字幕なしでしたが、日本語圏では英語もイタリア語も外国語なので
イタリア語ももれなく訳をつけて欲しかったです

見てから「ラッシュ」と比べると、「ラッシュ」の方が、ラウダの
キャラクターを含めて、真面目に作り過ぎたかも知れません
F1ファンとしては、「ラッシュ」が盛り上がらなかったのが、今更
ながら残念ですけれど

ともあれ、レースやル・マンを知らない人にもスカッと面白いと
言うのはポイントで、良かったです

そして子役が上手い映画は面白いですね

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«「007 NO TIME TO DIE」 は4月公開!