2017.08.21

「アキラとあきら」の脇役陣が「第三舞台」すぎ

「アキラとあきら」の脇役陣が「第三舞台」すぎ
WOWOWの「アキラとあきら」が安定の面白さ。

ほうかさんと堀部さんのえぐいおじさん2人に、役に立たない経営
コンサルタントの鶴見さんとアヤシゲな(誉めてます)おやじどもに
龍馬くんが食い物にされるのは気の毒な限りですが、それより画面に
向かって突っ込んでしまったのは、東海郵船の重役役で、小須田さんと
大高さんが並んで座っていたこと。
第三舞台じゃないですか!
しかもエンドクレジットも並び!

更に瑛の母親役で長野智美さんも出演されていて、いや〜いや〜(笑)

いよいよ来週、彬が社長就任。
上川隆也さんが登場の模様。

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「チック」を観る

シアタートラム

客席にテレビで見知ったもじゃもじゃ頭の方(失礼)を発見。
無論、紀信パパでして、思わず沙織ママも?とちらっと見回して
しまう世代でした(笑)

ドイツでは大ヒットした舞台だそうで、秋に映画も日本公開。
いくつかの寓意を掴みかねましたが、翻訳・演出の小山さんは、
小川さん、藤田さん以来久しぶりに今後演出家名で追いかけよう
かなと思う、面白い演出手法が次々繰り出される舞台でした。

チック、とタイトルしながら、実質主人公は篠山くん演じる14歳の
マイク。
彼の1人称語りをベースに、アルコール依存症の母親(あめくみちこ
さん)と、会社を潰した上に不倫中の父親(大鷹明良さん)に、
ネグレクトされたマイクが、夏休み、謎めいた転校生チックとおん
ぼろ車で旅に出る「スタンドバイミー」的ロードムービー劇。

他人は信じちゃいかんと父親にに言われていたマイクが、旅の中で
出会う大人たち(全部、大鷹さんとあめくさんが演じるのがミソ)は
みんないい人で、食事を食べさせてくれたり、一番印象的だったのは
やむにやまれず適当な番号にかけて繋がった見知らぬおじさんが
事情を忖度してくれた電話のエピソード。

途中でであった少女もかわいかったですし、ラストのプールのシーンは
それまでスクリーンだった四角の吊りものがプールの水面になる
しかけがうまかったです。
(あのあと2人は助かったのか?だけが謎)

14歳の旅を「すてきだ〜」とか「分かる〜」とか「切ない」と思う
にはこちらの精神が擦りきれているのか、ネット評ほど絶賛!とは
思いませんでしたが、篠山くんはちゃんと14歳でしたし、柄本くんは
やっぱりフニャッとした謎な坊やでしたし(実は未だに佑さんと
見分けがつかないが)、あめくさん、大鷹さんは
あらゆるパタ
ーンの大人(大鷹さんは子どもも)を楽しそうに演じていらして
面白かったです。
何より、少女イザ、看護師、父親の不倫相手などを演じわけていた
のが、元ネクストシアターの土井ケイトさん
(ネクストの頃は睦月子さんでしたね)

エキゾチックな顔立ちは翻訳ものにはぴったりでした。
「タイタス〜」の鈴木くんと言い、土井さんといい、ネクストの
俳優さんの活躍は頼もしいですし、嬉しいです

チケットを取った時に最前線中央と2列目を「映像に写り込む可能性が
ある」とチケットセンターの人に言われて「なんのこと」と思いま
したが、見て納得しました。
カメラ類を役者さんが操作するのも面白かったです。
色々な演出ができそうな戯曲なので、その意味でも世田谷パブリック
シアターが標榜する「レパートリー」になって再演が重ねられたら
良いですね

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久しぶりにゲリラ雷雨にあう

「チック」を見に行ったら、三茶駅が浴衣だらけ。
二子で花火と出ていて、なるほどと思って帰りに渋谷に出たらゲリラ
雷雨に合い、30分以上足取めをくらいました。
浴衣男女たちの一部には感電の怪我人も出たようで、テレビで映る
二子玉の「惨状」な時間帯がまさに渋谷にいた時間だったので
納得しました。
20時頃まで空がピカピカ、まるで花火の連発のように雷が光っていて
久しぶりにびっくりしました。
いや、凄かったですね

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2017.08.17

カクシンハン「タイタス・アンドロニカス」を観る

吉祥寺シアター

個人的夏休みの締めは「りゅーとぴあシェイクスピアシリーズ」
でも何度か拝見していた河内大和さんが最近、快演連発と聞いて
気になっていたカクシンハン版シェイクスピア。

何度かチャンスを逃してきたのですが、やっと「体験」してきました。

演目は「タイタス・アンドロニカス」

ここでも何度か書いた記憶がありますが、私には「タイタス〜」は
特別な作品。

何と言っても、蜷川さん舞台との20年くらいぶりの「再会」、
さいたまシェイクスピアシリーズのリアルタイム観劇最初の作品、
そして更に当時まだ世間的には無名だった吉田鋼太郎さんの「発見」、
と、とにかく私の観劇歴に非常にエポックメイキングな出会いでした。

内容の悲惨さと白一色の美術の美しさの対比、目を背けたくなる
シーンの連続、妙な仮面劇?の挟まる不合理さをも覆して余りある
役者さんたちの魅力は、今でも「My蜷川さん舞台ベスト3」
(因みに私にとっての蜷川「タイタス」とは2004年版の事。
何しろ、高橋洋くんと谷田歩さんがカイロンとディミートリアス、
そしてエアロンが岡本健一さん!
2006年版は、カイロン/ディミートリアスは大川ヒロキさん/鈴木豊
さんのゴツく、より凶暴系コンビに、また、マーカスは壤さんと
安定感は増しましたが、やっぱりエアロンは岡本くんしか考えられ
ません)

そんな訳で、若い演出家さんのカンパニーが、どうこの残酷スプラッ
ター芝居に立ち向かうのか、いや、スプラッターやり放題になっ
たら、どうしよう、な一抹の不安もありましたが、見た目よりは(笑)
ずっと戯曲に忠実でしたし、落とし穴に関する「仮装大賞」ネタや
ジャケット重ね着などの笑いを取り込んでも、結局はきちんと成立する
シェイクスピア戯曲の強靭さを今回も再確認する事になりました。

冒頭シーンは意味不明でしたが(失礼)、エアロンが英語で自己
紹介するのは、一人エアロンが違う背景を持つ人間だと言う事を
良く理解出来ましたし、立場で悪と善はひっくりかえる、と言う
テーマが提示され、全体が客観視できる効果がありました。
(ルーシアスとカイロン、バシエイナスとディミートリアスを同じ
役者さんが2役でやるのも、善悪表裏一体を象徴し、某有名外国人
演出家が、オフィーリアとオズリックを同じ役者に演じさせるより
数倍妥当でしたし(毒)、説得性がありました)

また「桜の森の満開の下」の七之助くんが夜長姫を演じたのと同様、
タモーラを男優さんが演じることで、殴ろう(殴られよう)と
いたぶろう(いたぶられよう)と、生々しさや嫌な感じがしないし、
ポストトークで松岡先生もおっしゃってましたが、対立軸がタイタス
vs.サターナイナスではなく、vs.タモーラと明確化される効果も
ありました。

役者さんではやはり河内さんのタイタスが見事。

開口の「おめでとう!ローマよ」からラストにタモーラを殺し、
サターナイナスに殺されるまで、目を離せないパッションが全身に
みなぎっていました。

また、さいたまネクストシアターで初期から活躍、「ファウストの
悲劇」を始め、蜷川さん本公演でも女性役を含めて、際立つ美しさを
発揮していた鈴木彰紀くんが、ルーシアスとカイロンの2役で大車輪
の活躍。
今後の活躍が楽しみな役者さんになってきました。

タモーラ、エアロンをそれぞれされた役者さんも高い身体能力と
それでいて全力でギャグを投入する気合いも新しい感性ですね。
生のドラム演奏がメインでしたが、蜷川さんも大好きだったハイドンの
サラバンド、そして、ラストの殺戮シーンには、松岡先生の「タイ
タス」本の訳者あとがきにも書かれた(そこからインスパイアされた
そうですが)ラベルの「ボレロ」が効果的に使われていました。

ポストトークには松岡先生と、役者さん数名登場。
司会の方が松岡先生を紹介してするする始まりましたが、司会者が
自己紹介しないので、松岡先生が「木村さん」と言うまで、その方が
主宰・演出家と判りませんでした。
観客に知り合いが多いとか、常連さんばかりで紹介する必要を感じ
なかったのか判りませんが、初めての客には不親切でした。

トークはソワレもあるためか、20分程で終了。
司会の聞き手としてのチカラが足りないですね。
せっかくの松岡先生トーク、短時間でももっと突っ込んだお話が
聞きたかったです。

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2017.08.15

「昆虫すごいぜ〜『出動!タガメ捜査一課』」がすごいぜ(笑)

いよいよセミ(蝉)レギュラー化してきた、カマキリ先生(香川さん
の)昆虫番組。
今回は前回の予告?通り、香川さん愛するタガメを探して栃木へ
捕獲の旅へ。
香川さんの変わらぬ昆虫愛も勿論凄く面白かったのですが、もう
「小さな巨人」見てない人には判らないネタがこれでもかと詰め
込まれていて爆笑でした。

いきなりオープニングの曲が流れ、以下「所轄の諸君」と香川さんが
仰り、テロップには「200%の予感」に「500%の覚悟」
留目はエンディングで、平井堅さんの「ノンフィクション」が(笑)

真面目な石澤さんのナレーションがまた絶妙でした
(「ねほりんぱほりん」のナレーションも石澤さん。
そうそう、「ねほぱほ」9月に特番決定。祝!)


昆虫は苦手だし、今回は補食中を「現行犯」で捕まえる、なかなか
シュールな画もありましたが、それも隠さないのがNHKの偉さですね。

いや面白かった!

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手強い新人。

まだ「入院中」の我が家のHDD機、やはりディスク開閉部に不安が
残るし、いよいよ「直虎」の政次さまX-Dayが近づいて来たし
(これ最重要ファクター)
最近は2番組録画も間に合わないし、録画しながらダビングでき
ないのが、特に演劇は長いため、そもそもHDDに録画が溜まる原因と
判断、ヤツ(笑)の退院を待たずに買い替え(買い足し)ました。
同じメーカーにしたのに、かなり操作性が変わっているし、表示が
減って再生時間は判らないし、毎回ツマラナイ確認画面は出るしで
イライラする、月9ドラマのフェローみたいな、内面の読めない
ヤツですが、とりあえず来週日曜「直虎」録画の予約は完了。

あとは旧機の退院を待って、サクサクダビングするのみ。
いやその前に夏休み終わってしまうのだけど…

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2017.08.13

「八月納涼歌舞伎」(第3部)を観る

3部は久しぶりの「野田歌舞伎」
正直、私は野田さん作品とはかなり相性良くありませんので以下
辛口です。

と言うか頭の堅い私には、あの機関銃喋りと尻取りみたいな迂回路
みたいな、ヒラヒラした言葉遊びが判らないと本質にたどり着け
なくする仕掛けを楽しめないままに終わる苦い経験を積んできました。

そんな野田作品で良かったと芯から思えるのはとにかくそうした
言葉遊びが最小限で、人間の醜さがストレートに表現された「Thd Bee」。
勿論キャサリン・ハンターと言う名優の存在も大きいですが、なので
今回もそれほど熱くなれないまま劇場へ。

また野田歌舞伎は「研辰」は再演、「鼠小僧」「愛陀姫」は初演を
観ていて、個人的には「研辰」が一番。
「鼠小僧」と「愛陀」は勘三郎さんと言うキャラクターに寄りかかり
過ぎていて、余り面白いと思えなかった記憶があります。

そして今回の「桜の森の満開の下」がこれまでの野田歌舞伎と決定的に
違うのは、歌舞伎のために野田さんが書いたものでなく、野田さんの
「遊眠社」時代の作品がベースになっている事。

つまり遊眠社オリジナルバージョンを見ている層がいて、歌舞伎と
しての歌舞伎ファンの反応と共に、遊眠社ファンの「毬谷さん」
「上杉さん」「段田さん」の記憶を上回れるかと言うハードルも
ある訳です

私は勿論遊眠社バージョンを知らないので、歌舞伎観客として初めて
観ましたが、そこにはやはり私の苦手な野田芝居が歌舞伎役者に
よって繰り広げられ、「ワカラナイ」まま終わりました。

確かに勘九郎さんは素晴らしい身体能力でしたし、七之助くんの
姫は女形が演じることでファンタジー度が増す効果があり、猿弥
さんは「捕物帖」に続いて大活躍、染五郎さんは権力者を美しく
謎なステップを然り気無くするのも凄いけれど、「アオドクロ」見て
しまうと、もっとできるのにと思ってしまいますね。
また、扇雀さん、弥十郎さん、亀蔵さんは「チーム勘三郎」ならで
はの上手さを見せ、巳之助くんは溌剌と、そして久しぶりに我らが
芝のぶさんが、強烈なインパクト(必見)

ラスト耳男の夜長姫殺害?シーンは布を使う仕掛け(「研辰」のロープ
使いを思い出す)は美しかったし、効果的に使われた「ジャンニ・
スティキ」の「私のお父さん」だけが歌舞伎座をあとにする私の頭を
まだ駆け巡ってはいましたが、後はやっぱり難儀でした。
(多分、芸術家の制作の源(ミューズ)の問題、歴史においてオニ
とは何なのかと言う問題がテーマなのだと思いますが)

さて遊眠社ファンにはどう映ったのでしょうね。

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2017.08.12

「AERA」最新号

表紙買い!
一生くん、花を背負ってのビジュアルショット。
インタビューもあり。
良いです(笑)

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「八月納涼歌舞伎」(第2部)を観る

「八月納涼歌舞伎」(第2部)を観る
今回の2部は彌十郎さんの「修禅寺物語」に染五郎/猿之助の
「弥次喜多」バート2と言う、和定食にカレー味のアイスクリーム
みたいな(喩えです)、なんとも不可思議な組み合わせ。

「修禅寺〜」は彌十郎さんの御尊父とお兄様の追善で、縁(ゆかり)の
若手役者さんたちと。
しかし鬼気迫る筈の夜叉王の芸術論も、どこかキリキリ聞こえて
こないのは、やはり彌十郎さんと言う役者さんのキャラクターが
陰と言うより陽だからでしょうか
勘九郎さんの頼家も生来の品の良さが勝って、パンチに欠けてかなぁ。

猿之助さんの桂がインパクト大でした。

さて問題の(笑)「弥次喜多」
外題の読みを募集したり(歌舞伎座捕物帖と書いて「こびきちょう
なぞときばなし」と読む)、観客に途中でストーリーを二者択一させる
マルチエンドと謳ったり、しかも外題通り、歌舞伎座の内幕もので、
冒頭にはスクリーンが出て、富士山マークからの「松竹」ロゴを
見せての「弥次喜多」前作のおさらい映像まで流れて(ちょっと前に
「シネマ歌舞伎」でやっていた)と、まあ言ったら「俳優祭」の
演目を本公演にかけたようでした。

いきなり鳥屋から酷いなりの弥次喜多が「YGKT(ヤジキタ)ラップ」に
乗って「宙乗り逆バージョン」で登場。
東海道中ツアーから無事に?帰ってきたものの、歌舞伎座に落ちて
しまい、成り行きで大道具でバイトする事になった弥次喜多が、
「四の切」の舞台で起きる殺人事件の謎解きに巻き込まれると言う
のがザックリとしたあらすじで、あとはひたすら笑うだけなんですが、
そこは猿之助さん得意の演目でもあり、仕掛けをいつも不思議に感じて
いる「四の切」なので、階段の出の時に足を踏ん張る位置をバイトの
筈の喜多八の方が詳しかったり、天井裏からの出の仕掛けを解説
してくれたり、大道具の仕掛けがかなり解り、見たら人にしゃべり
たくなるし、そう言う意味で面白かったです。

脚本に名前も出ている猿之助さんの上手いところですね。

キャストとしては元・忠信役者で今回は後輩(隼人くん。以下役名
あるのですが、紛らわしいから役者の名前に統一します)に譲って
静役をやる巳之助くんが、赤姫姿でキレまくるのが笑えましたし、
隼人くんの忠信は見た目獅童くんそっくり(親戚ですねぇ)、
先月に続いてキレまくる悪婆な児太郎くんもなかなかな存在感。
更に座元役の中車さんもなんですが、役名が「釜桐座衛門」。
むろん中の人が「昆虫すごいぞ」の方ですからね(笑)
(楽屋?の暖簾にかかる家紋がカマキリ柄と言うのも笑えました)
猿弥さんの「古原仁三郎」もうっすら似、七之助くんの女医は
「黒須屋の羽笠」とこちらも探偵絡みのネーミング。
(更に雅楽之助は戸板康二さんの「中村雅楽」、玩具の佐七は横溝
正史さんの「人形佐七」のそれぞれ捩りだそうです)
さらに門之助さんは義太夫、笑三郎さんは三味線ご自身でなさって
いました(貴重)。

ともあれキャスト変更して再開された?本番で、猿之助さんが狐忠信に
退治される荒法師に扮しながら、つい動きが忠信のそれになって
いたのも面白かったですし、新悟くんの義経も綺麗でした
(ちょっと篠井さん似!)
そして気になったのは勿論マルチエンドの行方。
今回は取り調べたいのが児太郎さんか弘太郎かで客席の拍手の多寡で
弘太郎さんになって、結末児太郎さんが犯人になりましたが、さて
児太郎さんが選ばれていたら犯人はどうなっていたのか、他の日の
結末を知りたいですね。

ラストも宙乗りで終わりで気楽にうち上がりました

まあこれを歌舞伎入門と言うのはちょっと違う気はしますが。

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2017.08.10

「八月納涼歌舞伎」(第一部)を観る

先月は夜の部千秋楽を見ましたが、今月はまず初日。
「刺青奇偶」
七之助さんがお仲なら、半太郎は勘九郎さんとなんとなく思い込んで
いたら中車さんでびっくり。
更に幕開けで下手から出てきた浴衣の男の風情が随分良いので、
てっきり染五郎さんかと思ったら、中車さんでもっとびっくり。
(大向にも「高麗屋」って呼んでる方がいたのも無理はないです)

とにかく中車さん、凄いイキオイで「歌舞伎役者になって」ますねぇ
まだ義太夫100%は無理かも知れませんが、この辺の新作歌舞伎なら
全然。
と言うか、論理的な台詞が苦手な役者には向かないこの手の芝居は
逆にまさに「香川照之」向き。

まだ高音の台詞が流れたり、張る声が逆に聞きづらくなる箇所も
ありましたが、やはり凄い役者魂。
映像だと腹にイチモツな強面キャラ定着ですが、歌舞伎ではこう言う
役も違和感ないのが、歌舞伎マジック(しかも実年齢下の染五郎
さん演じる政五郎に「そこの若い(わけぇ)の」と呼ばれる)

その染五郎さんも滅茶苦茶カッコイイ親分姿。

七之助さんのお仲は玉三郎さんに教わったそうですが、そこまで
玉三郎さんに似せる必要ある?と思うくらい、声がそっくりでこれも
驚きでした。

舞踊2題はパスしてランチへ

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