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2004.04.30

「市川 狂言の夕べ」を観る

市川市文化会館

高野さんの解説ははじめて聞く。

「無布施経」
僧・万作、施主・石田

おそらくこの施主は石田さんでなくては勤まらないということで
いつも解説の石田さんではなく、高野さんが解説に回ったのでは?

最近、茂山千作師のを見たばかりだったので、流派、
個性の違いをまざまざと感じる
万作さんの僧は、まじめで控えめな性格だったのが災いして
なかなか布施を払ってくれと施主に言えずに徐々に
行動がエスカレートして行くのがなんとも笑えた。
この役は余りに施主へのデモンストレーションが
あからさますぎても面白くないだろうし、難しいと思う

休憩を挟んで「水掛聟」
聟・萬斎、舅・万之介、妻・高野

「我田引水」を絵に描いたようなストーリーで
ばかばかしく笑うという感じのものだが、妻と舅と
そして同じ郡の人たちとの人間関係、付き合いというのは
今でも通じるテーマ。
聟と舅のまるでかけあい漫才みたいなやりとりに
抱腹絶倒。

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「栄光のオランダ・フランドル絵画展」を観る

フェルメールの「画家のアトリエ」目当てに足を運ぶ。

東京都美術館

GW中ということで、夜7時まで開館されているのが
有りがたい。

フェルメールはこれ一点なので、まあ客寄せパンダ
みたいなものだが、そのほかにレンブラント、ヴァン・ダイク
ブリューゲルなどの佳品が並ぶ。

「画家のアトリエ」は最後の最後。
画家が描いている様子をさらにその後ろから
捉えている、これも観たばかりの映画
「真珠の耳飾りの少女」同様、メイキングの体である

これまで見た何枚かのフェルメールに比べるとサイズが
大きいからか、少し収斂度が低い気もするし
なんとなくバランスが狂っている気もするが、
それが尚更目を引くのかもしれない。

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「真珠の耳飾りの少女」を見る

フェルメール好きとしては見逃せない映画。

客は予想どおり、年配の方と女性客が圧倒的。

再現される400年前のデルフトの生活、情景、空気感。
運河の臭い、市場の喧騒、家の中の息苦しさ、季節の
移り変わりなどが丁寧に描かれる。そして知っている
フェルメールの絵画たちのメイキングが目前で
繰り広げられる。ちょっと「刑事コロンボ」か
「古畑任三郎」の種明かしのような気分。

抑えられた描写、フェルメールの世界そのものの
画面の色合い、それでいて、おそろしく人間的な
葛藤の数々。

「ロスト・イン・トランスレーション」で現代的な若い女性を
演じている、スカーレット・ヨハンソンが、寡黙でいながら
強い意思を持つ主人公を演じていて、とても同一人物と
思えない。
そして、フェルメール役のコリン・ファースも圧倒的な印象。


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「恋人はスナイパー<劇場編>」を見る

何気なく見に行ったが、割と面白かった
脚本・君塚さん、音楽・松本さん、やスタッフに
「踊る」メンバーも散見されていただけあって
映像の雰囲気もやや似。

出演者が無駄に豪華
阿部寛&田辺誠一は「新・近松心中物語」の舞台で
共演していたし、なにしろ、メンズ・ノンノのモデルの先輩後輩
の長身コンビ

そのほか、田口トモロヲ、中村獅童、竹中直人、古田新太、
いかりや長介(遺作になったんですね)と強烈なアクの強い
メンバー勢ぞろい。特に阿部さんの悪役ぶりにはびっくり。

しかし、なんとなく映画全体が盛り上がらないのは
申し訳無いが、こうした強烈な脇役陣に比べて、圧倒的に
地味な主役のせいかも。

テレビシリーズから判っていたことだけれども、
内村さんがピンで登場しても、画面がスカッとこない。

上質なB級アクション映画、っていう感じか。

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2004.04.28

イアン・ソープ選手

予選結果無視とも言える決定。
通常繰り上がるのであれば、1位→2位→3位だと
思うのだが、あれでは予選をやった意味がないのでは?


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DVD「陰陽師2」の<特典編>を見る

メイキングを見ると、本編がいかに苦労して撮影されているかが
判ったが、その苦労が報われてないな、とも。

特にワイヤーで吊られてクルクル回りながら持ち上げられる
撮影では、さすがの萬斎さんも顔面蒼白。
お気の毒、という感じですらある。

しかし、この手の特撮やらワイヤーアクションやら、技術的な
加工が多いものについては、現場はそれをクリアすることで
盛り上がると思うのだけれども、
その手の技術はあくまでも手段であって、
出来上がったものに対する見る側の反応というのは、
技術を誉めるのではない。
やはりストーリーなり、キャラクターの造形なり、
映画全体を見てその場面を捉える

もしも第三作作るのであれば、今回のような
東映怪獣映画スタイルはすっぱり縁を切って
もっと人間等身大のドラマをと思うが
今の監督だときっとそんなにスタイルは変わらないだろうなあ。


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2004.04.27

「新選組!」

京都編が始まってやっと少しテンポが
「幕末時代劇」らしくなってきた。

それにしても白井晃さんってこんなに悪役顔
だったっけなあと思うほど、いわゆる策士役が
はまっている。
普段だいたい一癖ある役の多い伊原剛志さんが
まだとっつきやすい人に見えるくらい。

鵜殿鳩翁役で渋い演技の梅野泰靖氏が、その夜、
同じNHKで放送した「NHKアーカイブス 写楽は
どこへ行った」(1968年制作!)にも出ていたが
この番組、佐藤慶、露口茂、山形勲など、錚々たる
キャストで、結局全部見てしまった


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「東京ウォーカー」ついに隔週刊化

比較的失敗の少ない角川でも週刊を保つのは
困難だったのか、という感じ。

確かにここ2年くらい、切り口に独自性がなく、
密度は薄くなるし、独自企画ではなく、タイアップみえみえの
企画の増加ばかりが目立っていて、
つまらなくなったとは思っていた

お得意の「東京生活一年生」向けな内容だと
この雑誌の読者自体がすぐにそのレベルに
満足しなくなるというジレンマもあったのでは?

情報誌の中では二次加工をほとんどせず、
情報自体を延々と出しつづける「ぴあ」だけが週刊を
保ちつづけられるのは、それが一番情報が
陳腐化しないからかもしれないし
結局はそのほうが受け取り手がそれを自分で加工できる
自由度が高いという意味で
使い勝手が良いのからかも知れない

個人的には、これまで情報の加工の仕方が
結構気に入っていた「TOKYO BROS」がついに
「HANAKO」路線を走り始めたのに落胆しているところ。

二の舞三の舞にならないことを祈るのみ。
(お節介だろうけど)

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2004.04.26

狛江で「能・狂言」を観る

狛江エコルマホール

開場10年近く経つらしいが、解説の笠井氏によると
能狂言公演は初めてとのこと

駅前(徒歩0分)の立地でこの設備はすばらしい
ただ、小田急の駅前開発によるものだけに、階下
(1~3階)は小田急系列のスーパーで、会場出たすぐの
階段を一階降りるとそこは売り場という、「密接」さ。

デパートの催し物場と似たような感覚である。
せめて専用エレベーターにするとか、なにか
「区切り」が欲しい気もする。

解説を挟んで狂言「呼声」
太郎冠者・・・萬斎、主・・・深田、次郎冠者・・・高野

見たことがあればすぐにわかるが、これは
NHK教育テレビの「にほんごであそぼ」で去年
「呼声」が取り上げられた時そのままの配役

万作家のものは、大蔵流の占有曲だったらしいのを
15年ほど前に万作さんがアレンジを加えて復曲したという。
舞と謡を重視する万作さんらしいツクリ。

能は「羽衣<霞留>」シテは粟谷能夫
ワキも一人だし、地謡も6人、上演時間も55分程度。
かなり全体的にコンパクト。
話はポピュラーだし、言葉がわからなくても美しさで
能に慣れていない人でも楽しめたのでは?

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書店の販売努力はイベントだけなのか。

久しぶりに書店めぐり。

A書店で会計をしていると、
本屋大賞の小川洋子さんの本を探しに来た客が
レジ担当者に在庫を尋ねていたが、レジ担当者は
全くその本、というか本屋大賞というもの自体を全く
知らないようで、おろおろ。

本屋大賞は一般紙でもテレビニュースでも
取り上げられていたのに
書店スタッフが知らないということに驚き。

続いてB書店へ
近くの劇場で近く上演される戯曲が出版されたので
買いに行ったが、置いていない。
取扱いしないので、取り寄せだと言われる。

目と鼻の先の劇場の演目で、帰りは殆どの客が通る
道に沿っているのに、置かないというのは
何か特別な理由でもあるのだろうか?

つい最近の同じ劇場の同じ出版社のものは
置いていたのにこの違いは一体?
出演者にアイドルが出演するかどうかで決めている訳では
ないと思うのだが(ちょっと僻み)

書店の販促努力、というのはサイン会や握手会の
イベントをするだけなのか?

いくら出版される本が多いからといっても、
その程度の客のニーズを読むことくらいは
努力すべきでは?


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皮肉なタイトル

養老孟司氏の新刊のタイトルは「運のつき」

このところ「バカの壁」「死の壁」と
ベストセラーを連発しているご本人には
まず縁のなさそうなタイトルのところが
なんとも意味深。

でもだからこそ手に取ってしまうところがミソかも。

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サンマリノGP決勝

終わってみればいつものパターン。
せっかく盛り上がったのにピット作戦であっさり抜かれるとは、
という感じですが、
ともあれ、去年までと同じチームとは思えない
ホンダの活躍はすごい。
(BARホンダ立ち上げからのビルヌーブが抜けた翌年
 この結果というのは皮肉?)

PPを5年ぶり(無限を含める)と見るか
12年ぶり(ホンダ本体として)と見るかがメディアで分かれてましたが
ともあれ、セナの最後のGPの地でホンダが久々のPPを
獲得した、というのは何かの縁。

しかしあんなに本気になったシュー、久しぶり。(特に予選)
それに終わって戻った時のシューのガッツポーズが
その本気ぶりを証明してたし。(オトナ気ないとも言える)

これから益々フェラーリのマークが厳しくなるとは思うけれども
これをフロックと言われないよう、是非ともシューが現役のうちに
バトルで破って一勝を挙げてほしいもの。

GWに新宿タカシマヤでセナ展開催とのこと
MP4/6展示ということなので、見に行こうっと。

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2004.04.24

サンマリノGP開幕

フリー走行ではホンダが1.2。
相変わらず今年のホンダは調子が良い。
この好調さを予選、決勝でも維持して結果を出して欲しいもの

サンマリノといえば、先日フジテレビで追悼映像を見たが
セナの事故からもう10年目である

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千葉県文化会館「狂言への誘い」を観る

開演にはまったく間に合わず、「悪太郎」のみ。

演目は前日の関内と同じだが、万作さんと深田さんが
国立能楽堂公演にご出演ということで、配役が微妙に違う

小舞も萬斎さんのみだった模様

「悪太郎」も僧が万作さんから石田さんに、伯父が石田さんから
万之介さんに。
私の好みとしては、僧はやはり最後の舞の息の合い方から
言って万作さん、伯父はやはり肉親だからか、万之介さんが
よかった。
(決して石田さんが悪いわけではない)

しかし、萬斎さんの出で拍手には驚く。

拍手については色々演者にも考えはあるだろうが
久習会でのを見ると、もっと演者からのアピールが
あっても良い気がするのだが。
そうでないと、短い曲が多いだけに、じきに拍手だらけに
なってしまいそう。

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2004.04.23

「古畑任三郎」再放送

DVDも出たが、今、フジテレビのCSで再放送中。

ゲスト(つまり犯人)の豪華さには改めて驚かさせる

昨日の夜の「殺人リハーサル」は、よく二時間ドラマで刑事や
判事を演じている小林稔侍が犯人役の時代劇スターを演じ、
本当は本人が阪妻の息子で、「眠狂四郎」などで
知られる、筋金入りの時代劇俳優である田村正和が
刑事役として、ホンモノの田村正和なら知らないことはない
はずの時代劇の撮影現場を眺めて「すごいですねえ」とか
言っている、という捻れ具合が趣向。

連日2本ずつ、夜11時からオンエアされているが、
録画しながらも結局最後まで見てしまう毎日である。

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関内ホール「野村万作・萬斎狂言会」を観る

単なる解説と狂言だけではなく、小舞が付いているのが
お楽しみ。
今回は「景清」
万作さんが前シテの老人を、萬斎さんが後シテの若い頃の
景清の舞を、能の場合と逆、実際の年齢順に、後→前の順で
という趣向。小舞についてだけ、石田さんが簡単な解説をして
すぐに小舞へ。

悪七兵衛景清と言えば「平家物語」の錣引き、というのが
私のわずかな知識なのだが、その錣引きのエピソードを舞うのが
後シテ、萬斎さんは持ち前のキレの良い舞。
向きを変えての一人二役は、「屋島」の「奈須与市話」を連想した

前シテは大きな動きはないものの
私には、万作さんの扇の動きに、老いつつもプライドを失わない
勇壮な武将だった景清の姿を感じた。
地謡が萬斎さんの時は4人だったが、万作さんの時は萬斎さん一人。
舞う万作さんよりも、謡の萬斎さんが必死そうに見えた

改めて石田さんが登場して狂言解説。

狂言「口真似」
太郎冠者・・・万之介、主・・・高野、酔狂者・・・深田

先日、万作さんのシテでのを見たが、どうも万作さんのマジメそうな
キャラクターだと、この太郎冠者はちょっとイメージが違うと
思ったのだが、今回のシテは万之介さん。
あの重力のない飄逸さが、このどう考えても
ナンセンスとしかいえない狂言にはぴったりで、若手二人を
手玉に取った感じがなんとも言えず、笑えて仕方なかった

休憩20分を挟んで狂言「悪太郎」

悪太郎・・・萬斎、伯父・・・石田、僧・・・万作

萬斎さんはどうもこのところ、これがお気に入りなのか、
定期的に観ている気がする。

前半の酔っ払っての悪態、後半の僧とのやりとり、そして最後の
舞と、見どころは多いが、前に見たときよりも、僧との
やりとり部分が面白く感じられた。

結局は、この日の目玉は「小舞」だった。

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携帯電話のマナーを守れない人たち。

関内ホール「野村万作・萬斎狂言の会」へ

これでもか、という程、入り口で携帯電話の電源
オフを呼びかけていたのに、(それも相当くどいほどに)
それでも上演中に携帯の着メロが鳴る。

何度も思うのだが、自分だって狂言を楽しみに見に来て
いるのだろうし、上演中電話が鳴ったり、メールが
来たら、観るのを中断しても出たり、見たりするつもり
なのだろうか?狂言など短いものなのだから
1時間くらいガマンすれば、休憩時間もあるのだから
その時にゆ~~っくりチェックしたら良い

バイブまでは許すから、なんとかマナーモードに
できないんですかねえ

自分は「運悪く鳴ってしまったわ~」と思うだけかも
しれないが、とにかく全員がお金を払い、時間をかけて
足を運んできているのだ。
全員に迷惑をかけるという認識に欠けている

そしてもちろん舞台上の演者に対しても。

一部の劇場は場内では携帯が着信できないよう
にしているところもあるが、ほとんどのところは、観客の
「良識」頼み。

この手の基本的ルールが守れない人は
どんなものにせよ、ホール・劇場で行われる
公演類に来ないで頂きたい。

しかし、会場も何万人も入る大会場でもないのに
トランシーバーで係員同士が連絡を取り合ったり、パンフレットを
開演直前に客席を走り回って配ったりと、会場の
対応が妙に過剰な気もする。

アイドルのショーとかではないのだし、もっと
雰囲気作りというものも考えるべきでは?

狂言自体の感想は別項にて。

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2004.04.22

久習会を観る

国立能楽堂。

主催者の師匠である橋岡久馬師が急逝されたばかりで
橋岡師が勤められる予定だった演目と「角田川」の後の
附祝言が省略された

仕舞の後、狂言「通円」
シテ・・・萬斎、ワキ・・・高野、アイ・・・竹山

なかなか狂言公演では出ないのは、これが能「頼政」の
徹底的なパロディだからで、もう観ていて声は出せなかったが
大受けしてしまった(もっと笑いが出ると思ったのだが
見所が静か過ぎた・・)

聞きどころは、「頼政」の能に出てくる謡を
通円という茶人の話に原文をパロディ化してのシテの謡。
シテが幽霊なので、専用面「通円」をかけっぱなし。
ビジュアル優先の萬斎ファンには魅力の無い演目かもしれないが
萬斎さんは割と演劇的に表情を見せてしまうタイプなので
逆にそれを殺ぎ落としての表現は新鮮だった

驚いたのは地謡だけのために、万作、万之介両師が
登場されたこと。
先週の「新宿狂言」の「花折」の地謡と比べると格段の
違いである。
また、冒頭、ワキと後見座の良乍師との謡の掛け合いも
珍しかった。

能「角田川」は、結局はワキの宝生閑師の謡の素晴らしさに
やられました。子方も可愛くて、ついホロリ。

***************************************
しかし、この会で最もすばらしいのは、余韻を楽しむという
目的などから、アナウンス、開幕ベルといったものは一切せず、
また、終演時の拍手もしないでください、という主催者の呼びかけ。

元々あのシテ、ワキ、地謡、囃子方と入るたびに中途半端に
パラパラと起こる拍手に気持ち悪さを感じていたので
我が意を得たりって感じである。

入り口で渡される、文字だけの地味なパンフに数行そうした
注意が書かれているだけなのだが、それでも全ての曲の
最後に全く拍手はなく、また、結構な迫力のベル音なども
なくても、ちゃんと開始時間、休憩終了間際になれば
客は見所に戻った。

HPでもこの趣旨は標榜されているので、このパンフの
言葉だけで全員が理解したわけではなく、そういう共通理解が
元々あったから徹底されたのだと思うが、はっきり書いてしまえば

<<なんだ、やればできるんだ!!>>

ということ。
下手にアナウンスやらベルが流れるから、みんなそれに依存して
ダラダラするが、ないと判れば余裕を持って戻ってくるもの。

いや、実にすっきりした会だった。


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道成寺の鐘、420年ぶりに里帰り

これだけ「鐘」で名の知れた道成寺に
鐘がなかったということを実はまるで知らなかったので、
ニュース自体にも驚いたけれど、420年前に持ち出したのが
豊臣秀吉、というのが時代がかってます

公開(開帳というのかな?)の時は、盛り上がることでしょう

何しろ今年は、「道成寺」にまつわる映画も公開されることですしね


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ドラマ「坂の上の雲」放送予定

NHKのスペシャルドラマのオンエアが予定の06年から07年に
延期になったとか。

脚本が緻密で鳴らす野沢尚さんですし、原作は
司馬作品の中でも特に好きな作品の一つなので
中途半端なものを作られるよりは、じっくり取り組んで欲しいもの

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2004.04.21

歌舞伎座で「白浪五人男」を観る

チケットを買った時に、既に土日は3階席が売り切れということで
定時に退社でも絶対に頭からは見られないことは
覚悟での平日。

「浜松屋」「稲瀬川」さえ見られればという、まるで
幕見状態だが、筋書きを読んで、やはり通しで
見たほうがよかったと少し反省。
チケットを買うのが遅すぎた・・・

到着するとちょうど「浜松屋」が始まったところ

弁天・・・勘九郎、駄右衛門・・・仁座衛門、赤星・・・福助
忠信・・・信二郎、南郷・・・三津五郎

去年秋に浅草の「平成中村座」で七之助の弁天初役も観たが
その七之助が浜松屋の場で宗之介を演じながら。じっと後ろから
父親の弁天を見ていたのが印象的。

その勘九郎だが、今回のために2キロほど痩せたそう。
確かに振袖姿はサマになったが、顔まで痩せてしまったのか
どうもこうも化粧が映えない。遠目だから尚更だと思うが。

男に直ってからの様子もちょっと世話物に流れ過ぎの
感じがして、個人的には「あれれれ」。
男だと言ったって、17~8歳の若衆なんである。
続く「蔵前」で判るとおり、父親の幸兵衛が子供時代の
宗之介と弁天が入れ代わったことに暫く気づかなかったということは、
七之助演じる宗之介と勘九郎の弁天同じくらいという設定。
いくら実際やっているのが親子でそれは無理だといったって、
若衆ならではの瑞々しさや色気が思ったほどなく、
単なる居直り強盗にしか見えないのが、どうもなあであった

「稲瀬川」の勢ぞろいでは、信二郎が故・錦之介に目のあたりが
似てきたのにびっくり。

大詰めは「極楽寺山門」
弁天の立ち回りは、「夏祭」「鼠小僧」と勘九郎丈の得意とするところ。
安心してみられる

しかし、最後の勘九郎の二役・青砥藤綱のクチャっとした白塗りをみて、
やはりガッカリ。男役なら大丈夫と思ったのだが。
団七のような見事な男ぶりのほうが好みである。

仁左衛門の駄右衛門のスケール感が素晴らしかった

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「フェスティバル能狂言」を観る

大阪・フェスティバルホール

舞台は本舞台と橋掛はあり、背景は鏡板の代わり?に
アルミのような長方形の板が三枚天井から吊ってあり
その後ろに、老松代わり?の若松と枯れ枝(枯れ幹という
サイズであるが)が大型の環状に組まれたアレンジメント
能の時にはアルミ板の代わり?に本当に反射する鏡状の
ものがアレンジメントの両側に三枚ずつ下げられた
(場面によっては演者の背中が鏡に映るのも見える)

「木六駄」
太郎冠者・万作、伯父・・・万之介、茶屋・・・萬斎
主・・・高野

見どころはもちろん万作さんの「牛追い」
広い舞台を活用し、舞台の左袖にある
舞台と同じ高さの花道風通路から登場し、本舞台の外周を
ぐるりと回って、橋掛の後ろ側から鏡の間にあたる
幕の左側に後ろに回りこんで、橋掛りから再登場という
仕掛け

幕開けには渋すぎる選択だけれども、万作さんのこだわりが
ひしひし。

「靱猿」
大蔵流茂山家によるものは初見。
大名・猿曳の装束の違いもさることながら
猿の動作が万作家にくらべて非常にナチュラル
なことに驚く

千作師の大名を見ると、何故猿曳きを許したのかというのが
理屈ではなく、千作師自身のキャラクターで理解できて
しまうところが凄い

「加茂・御田」
大槻文蔵師のシテに、宝生閑師のワキ、間狂言の「御田」の
神主として萬斎さん

「御田」は前に「狂言座」で「田植」として独立した演目として
観た記憶があり、その時は何故これで一曲になっているのが
いまひとつ判らなかったが、前後の能を見て納得できたのが
最大の収穫。

萬斎さんの神主はやはりビジュアルとしての美しさが
最大の強みだが、今回は烏帽子との相性が悪かったのか
「踏む」「飛ぶ」が多かったからなのか、烏帽子が
ずるずると額に落ちてきて、舞の合間に直すのが大変そうで
若干お気の毒。

しかし何より注目すべきは、間狂言の間も、囃子方が
能と同じく正面を向いたまま演奏をしていたこと。
この日の大鼓の亀井広忠さんと萬斎さんとは、以前に
能楽堂での狂言公演でも同様の「実験(もしくは冒険?)」を
したことがあるとのことだったので、そのあたりは
観ていてなるほどとも。

演目・演者とも豪華で華やかな、いかにもフェスティバル
らしいものだった

もうここまで会場が大きくなると
通常の演能とは明らかに異質のものだと観るほうも
思わないといけないとは思っていたのだが、
結局は見所(客席)の反応が気になり続けてしまった

能を見慣れていない客が多かったとはいえ、
間狂言が終わったところでの大拍手もビックリしたが
上記の萬斎さんの烏帽子トラブルや、「靱猿」での
いくつかのアクシデント(大名の外した笠が思わぬ方向に
飛んでしまったり、猿の烏帽子がなかなか
付けられなかったり)を、忍び笑い以上に笑うのには
強い違和感を感じた

狂言がいくら笑いの芸能といっても、こういうところは
笑いを取るところではないし、ほかに笑うべきところは
あるわけで、こういうアクシデントには余り反応しないのが
オトナだと思うだけれども。
どうも今回に限らず、最近の見所は安手の笑いというか、
どこか笑ってやろう笑ってやろうという、強迫観念に近い
とも思われる妙な雰囲気があるのでは?と思わなくも無い。

これは自戒を込めて、である。

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7月歌舞伎座は澤瀉屋+玉三郎

御大・猿之助丈休演ということで、
急遽、リリーフで玉三郎丈が座長格で参加
「桜姫東文章」を前半を昼で、後半を夜で、
昼は「三社祭」夜は右近の「四の切」など付き

どうせならどちらかの部で通しにしてしまえば良いのに
戦略がミエミエ。

まあ、値段がいつもの歌舞伎座チケットより微妙に安いのが
ミソかも。

5.6月の海老さん襲名公演で相当な出費を
強いられている人もいるでしょうし。

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「芸術座」来春で閉鎖?

「閉鎖」という言葉が先行したことに、東宝が
慌てて「再開場します」とのコメントを発表。

殆ど行った記憶がないけれども、
本当に閉鎖ならば、森光子さんの
「放浪記」もしも今後やるとなったら
どこで上演するのだろうか?
ひょっとしてご贔屓の30代男性アイドル繋がりで
新大久保の某劇場だったりして、などと
勝手に想像していたところ。

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2004.04.20

<当面の間>はいつまでか?

利用している私鉄の某駅は
3月中旬からごみ箱とコインロッカーがずっと
使用停止になったままである

この私鉄は現時点、全駅一律同じ措置を取っている
ようであるが、昇降客が日本で一・二を争う
ターミナル駅では今の情勢を考えれば用心も
妥当な措置だとは思うのだが、
言ってはなんだが、この駅は乗り換えがあるわけでもなく
各駅停車しか止まらない小さな駅である

素人考えとすると、利用者が多い駅ほど警戒しなければ
ならないのでは?と思うのだが、
その駅とは比べ物にならないくらい利用者が多い
JRの新幹線も停車する某駅では
コインロッカーは全くそのような措置が取られていない

全駅一律でというのも、どうも運用基準が判らないし
逆にいつ、この<当面>を解除するつもりなのか
よくわからないなあ・・・。

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2004.04.19

現代能楽集「求塚」配役などSEPTラインナップ発表!

世田谷パブリックシアター(およびトラム)の16年度のラインナップが発表された

個人的に注目すべきは次の二つ。

<現代能楽集・求塚>
作・演出 鐘下辰男
出演 吉本多香美、今井朋彦、佐戸井けん太、品川徹他
日程 2004年 7月10日~25日
会場 シアタートラム

<リア王の悲劇>
作 W.シェイクスピア
演出 佐藤信
日程 2004年 9月27日~10月11日
会場 世田谷パブリックシアター
出演 石橋蓮司、大森博史、辻萬長、手塚とおる他

「現代能楽集」は去年より公演期間が延びており、
見る側としてはありがたい限り。

去年『ゴロヴリョフ家の人々』で圧倒的な演技を見せた今井さん
テレビ『白い巨塔』の大河内教授で話題を呼んだ品川徹さんと
鐘下さんとどうからむか、
また、同劇場前芸術監督の佐藤信さんと、この個性的な
キャストが作り上げるシェイクスピアの世界とは?と
どちらも「古典の再構築」として注目したい


 

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国立文楽劇場で「義経千本桜」を見る

開場20周年ということもあり、「義経千本桜」の通し。
ここで見るのは初めてで、東京(国立劇場小劇場)との
違いを含めて興味深く見る

今回は大物浦までの一部(昼の部)

全19列のうち、後ろ2列が2等席(2300円)だが、
見え方は1等の後ろの席と殆ど遜色ないように思える
この料金は記念公演特別料金とのことだが、通常
「記念公演特別料金」というと高くなるところなのだが
そのおかげか、周りの席には学生らしき若い人たちが
多い

やはり専用劇場ということもあり、設備はすばらしい。
また、プログラムが同じサイズのB5版の床本付きで650円!
東京では600円だが、床本のサイズも小さいので
太っ腹!である

ロビーには勘十郎さんが原画を担当したという
演目にちなんだスタンプも。
1F(劇場は2Fから入る)には劇場所蔵品と文楽入門として
舞台や人形の構造などがわかる展示があり、ボランティアスタッフが
解説をしている

演目の目玉はもちろん、大物浦の知盛の玉男(渡海屋は玉女)、
さすがの迫力である。狐忠信の出では、遣う文吾さんごと
稲荷社の扁額から宙乗りの出に会場が沸く。
個人的には勘十郎さんが遣う静に釘付けだった

文楽を見るたびに思うのは、歌舞伎が役者中心に作られ
また、どうしても役者の「柄」に芝居自体が左右される部分が
大きいが、文楽を見ると、ストーリーが非常にすっきり
理解できるなあということ。

しかし東京に比べると期間も長く、会場も若干広いこともあるだろうが
この日曜でも空席がある
東京公演は今、相当なチケット争奪になっていることを思うと
見る側としては、うらやましい限り。


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2004.04.18

大阪の私立美術館めぐり

期間限定で所蔵品の公開をされるパターンの
私立美術館のうち、私が是非と思っていた二館が
偶然にも同時に公開中と聞き、さっそく足を運ぶ

「藤田美術館」
土蔵を改造された展示室。
今回の目玉は、国宝の曜変天目茶碗。
静嘉堂文庫の物より若干こぶりか。
(建物の雰囲気も、昔の静嘉堂文庫に良く似ている)

不思議な色の釉がかかった天目茶碗もすばらしい
個人的には、「三番叟」というタイトルのついた
持ち運び用の茶道具セットにやはり注目
特に箱の側面に描かれた注連縄柄に沿って
波型にカットされた蓋の意匠がすばらしかった

「湯木美術館」
もちろん「吉兆」の所蔵品である
今回は京焼特集ということで、なんと
尾形乾山が大量展示
こんなにたくさんの乾山を一度に見たことがなく
眼福眼福・・・

さりげなく飾られた花や掛け軸にも趣があり
このあたりが公立美術館にない、雰囲気が
醸し出されて、作品がひときわ引き立った

これで「東洋陶磁」が開いていたら、最高だったのに・・・

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2004.04.17

司馬遼太郎記念館へ行く

前々から機会があればと思っていた、「司馬遼太郎記念館」に
やっと行くことができた

普通の住宅街の中につつましく建っている
ご自宅の書斎がそのまま保存されている

隣接する記念館に足を踏み入れるととにかく圧倒される蔵書の数々
それが司馬さんの頭の中で組み合わされ、醸成されて
あの作品群が生まれたのだろうと思うと一段。

展示されている肉筆原稿類は多くは無いし
ビデオ上映も15分程度のもの

グッズと言ってもクリアファイルや栞程度で
実につつましい

もぎりや庭の手入れなどにボランティアの方たちが
活躍されており、全体の雰囲気が蔵書の放つ
力もあってか、実に清潔で凛としたもので
気持ち良い時間をすごす

何よりの記念は、司馬さん関連の書籍を買うと
記念館特製のブックカバーをかけてもらえること
さっそく、未読の文庫本を一冊購入し、
ブックカバーをかけてもらい、見返しに記念スタンプを押す

記念館から最寄の私鉄駅までは歩いて10分足らず。
駅に続く太い道に出、遠くに高架になった駅を見て
どこかで見た風景に似ていると思った

後で気がついたが、それは東京の大宅文庫だった
大宅文庫も最寄の私鉄駅が高架になっていて
本当に似ていた
大宅氏も蔵書では有名で(特に雑誌)、それが
今の文庫の基礎になっていることを思うと
何か不思議な偶然を感じた

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2004.04.16

「再考・近代日本の絵画 美意識の形成と展開展」

東京藝術大学美術館と、東京都現代美術館での
二館開催(企画には軽井沢のセゾン現代美術館も参加)

日本の近代絵画の歴史がずずずっと判る
という意味で、ぜひ行こうとは思っているが、
上野の芸大はともかく、アクセスの異常に悪い
現代美は二の足を踏む。

公式サイトには二館の行き来の方法とか出ているが
絶対不便。

前売り購入者には地下鉄の一日フリーパスを
付ける、とかあればよかったのに。

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wowow藤原版「ハムレット」オンエア

明日の午後、オンエアですが、3時間25分。

ビデオ派の私には200分テープでも入らないので
泣く泣く3倍録画

訳は一緒なのに、さんざん見た野村萬斎版と、
どう表現が違っているのか、
一方は、「レプリーク」クロスレビューはじめ、さんざんな
劇評をくらったのに、こちらは藤原くんにさまざまな
昨年度の演劇関係の賞をもたらしたという、
その差はなんなのか、じっくりチェックすることになりそう。

ちなみにwowow劇場中継シリーズ、5月「おはつ」の
次、6月は「カメレオンズ・リップ」
いいところを突いてきますね

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「オイディプス王」Tシャツを買った

デザインはイマイチだけど、シリアルナンバー入りと
言われたら買うだろうなあと前に書いていた
<あれ>、やはり買ってしまった

広げてみたが、とりあえず前面はさほどでもなし
(でも麻美さんのイラストは、予想どおり?であったが
 どう考えても美しさが足らない)

ただし、背中の蜷川さんの顔アップは
相当インパクトあり。

グッズの事前発売と思っているから、所詮
こんなものだろうと思っているけれども、
芝居を見に行って、実際にこれを着たヒトが、前の席とかに
座っていたら、気になって肝心の芝居に集中できないかも

だって、御大がじ~~っとこっちを見てるなんてねえ。

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芝居のタイトル

この間、テレビを見ていると、俳優の伊藤英明さんが
自分の初舞台の芝居のタイトルについて
かなり驚いた(というか、ナンダコレ、という感じだった)
と言っていたが、確かにである

だって

《MIDSUMMER CAROL ~ガマ王子 VS ザリガニ魔人~》

見た目、B級怪獣もの映画かと・・・

それに初舞台となると、今後の伊藤さんのプロフィールに
かなり高い確率でこのタイトルが出てしまう訳で
若干お気の毒

と思ったら、共演の長谷川京子さんもこれが初舞台だとか

なんとまあ。

でも一番鬱陶しいと思うのは、このチケットを買う人たちのはず。
いくらなんでも、絶対後半部分は言いたくないだろうなあ
(少なくとも私は、その時点で行かないと思う)
プレイガイド窓口の人も、言うの、ためらわないですかね
こういうの。

豊田健次の「それぞれの芥川賞 直木賞」(文春新書)に
向田邦子さんの「無名仮名人名簿」「霊長類ヒト科動物図鑑」を
本人に「タイトルがわかりにくい本はだめ、買うときに客が
困るでしょう」という趣旨のことを山口瞳が言った
話が出ていたが、芝居のタイトルも同様の気がする。


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「新宿狂言」を観る

新宿・スペースゼロ

レイアウトフリーの会場で、今年は通常のひな壇状の
客席のほかに、舞台が張り出した部分に
脇正面を作った、ほぼ能楽堂と同じつくり

正面にベージュのカーテン(一部は幕になった)
柱の代わりに短い竹、地謡座の位置に玉砂利
(なんと後に、それが黒いシートに貼り付けてあって、
シート単位で移動可能だったことが判明)、
舞台は床は板風(後ろの席だったので、よく判らなかったが
つや消しリノリウム?)、「狂言劇場」風に右にも橋掛かり風通路

パンフレットが非常に詳しく、「八句連歌」の内容なども
出ていて親切
(しかし上演中にその場面になったら多くの人がその
パンフレットをザラザラ開いて音がしたのは、毎度のことながら
痛し痒し)

まず萬斎さんによる解説
11回目の開催ということで、これまでの公演を振り返ると
同時に、会の趣旨などを説明、そして演目紹介。
演目解説で、連歌をチャットと譬えていたが、
合っているようでどこか違うかも。

続いて狂言「八句連歌」

正面の幕が上がると、奥に大きな満開の枝垂れ櫻の
実物大?の作り物

貧者・万作、何某・万之介

このところこの二人の共演を見る機会が多いが、
やはり安心して見られる。
二人の連歌のやりとり、そのあとの何某の心遣いなど
いかにもふんわりとしていて、それでしっくりと収まる

万作さんは通常の橋掛かりから、万之介さんは
右手から出入り。

連歌のやりとりの時に、櫻の作り物と舞台の間に
透明に見える幕(OHPか?)があって、文字が映写されるのは
いかにも「電光掲示狂言」のDNA

萬斎さんが解説でこの曲を、まったくの台詞中心の曲のため、
能楽堂では割とやるが、ホールではあまりでないと
言っていたが、納得できる。
客席で数箇所、舟を漕いでいる客を見る
そもそも「連歌」自体が今、馴染みが薄いから仕方ない。

休憩中に舞台のレイアウトが少し変わる
玉砂利シートが舞台の一番下手側に移動、
(つまり舞台面の中で舞台の位置が若干右にずれた)
シテ柱に背の高い竹と櫻の枝が取り付けられ、
能楽堂ならば、後見が座るあたりに、もう一本
竹が柱風に立つ
脇柱のあたりには、白い布を竹に巻いた枠の中に
背丈ほどの作り物の櫻が立てられた、
<通常のサイズ>の作り物
幕の奥の櫻は「八句連歌」と違って、枝だけが
上から吊るされる形で見える。

会場にやや強めの香が焚かれる
(ちょっときついかもなあ。)

「花折」

新発意・萬斎、住持・万之介、参詣人・石田、高野、竹山他

最初の住持と新発意の登場は、その櫻の枝の下、つまり
舞台の奥から。

境内に入り込んでの花見をさせるなと
住持に言いつけられた新発意が、一人留守番をしていると
参詣人がやってきて、入れないならと外で酒宴を始める。
酒飲みたさに、結局は参詣人を境内に入れてしまい、
全員でさんざん酒盛りをし、舞を舞って盛り上がり、新発意も
最後には酔ってしまい、帰るという参詣人に、土産だと
自分で櫻の枝を折って、与えてしまう
一人寝入っていると住持が帰ってきて・・・・という
まあありがちな、新発意もの定番の失敗談

見ていて、ディズニーの「ファンタジア」中の
『魔法使いの弟子』をちょっと連想する

この日も前日の越谷同様、参詣人役で若手の出演者。
先頭の石田さん、高野さんあたりとは、まず姿勢から
違っていて、前傾になっておらず体が反っていて、腰が高く
発声も安定感に欠ける。見るまいと思っても、どうしても
若手のその手の演技に目が行ってしまう。
やはり技量の差は歴然だし、上手い人の演技を
台無しにしてしまうので、共演者というのは大切だと思う

全体としては、春に花という、実に似合わしいテーマに
統一されていてよかったし、やはり前日の越谷に比べれば
これくらいのが適正な劇場サイズだと確信する


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2004.04.15

サンシティ越谷「狂言の世界」を見る

「小傘」「靱猿」の二曲

大ホールでの開催。

「小傘」は去年、萬斎さんの僧を見(新発意・高野さん)、
先日三鷹で万作さんの僧、新発意・萬斎さんを見たところ

今回は万之介さんが僧、萬斎さんが新発意

こう短期間で3人が同じ役をやる、というのを見るのは
貴重な体験

万之介さんの僧は、もともと飄々とした感じが
うらぶれた博打打ちという雰囲気にぴったりだし
謡に万作、萬斎両師にはない、古風な雰囲気があって
なかなか。速度がかなりゆっくり目で、声を合わせるはずの
新発意の萬斎さんの謡が先行しそうになっていたが
そもそも、万之介さんと萬斎さんは声の質が違いすぎて
合わない気がする。

参詣人に始めて見る演者が二人いた

「靱猿」、もちろん注目を集めるのは、裕基くんの子猿。
NHKの「にんげんドキュメント」で特集されたこともあり
大いに盛り上がる。
裕基くんも「猿」ぶりが板についてきている

しかし、携帯は延々となるし(本当に長々鳴っていた!)、
裕基くんの演技に送られる拍手も、後のセリフが
(「手を替えて見る」とかの良いセリフが)まったく聞こえず

何より、40~45分はかかるときもある演目が、35分という
スピードで演じられたことにびっくり
ホールが大きい事で、空気が散漫だったのかもしれないが
全体にややバタバタした感じがしなくもなかった。

やはり狂言に大ホールは向かないのではないかと
痛感する。

また、開演前、休憩中の観客の化粧室や
自動販売機などへの行列の誘導も、スタッフは
結構いるはずなのにされていなかったり、タイミングが
遅れていた

この会場はミュージシャンのライブなども行われる
ので、大人数の捌きに慣れていないはずはないと思う
のだが。

それにしても、終演予定時間20:55に対して、実際の終演は
20:20。解説と「小傘」後の休憩入りが予定より5分
早かったとはいえ、ここまで予定時間が狂うのも珍しいこと。

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郵便誤配送十万件!

郵便物の誤配送が年間10万件以上という
記事が日経新聞に

しかも毎年増加しているらしい

昨日一昨日と書いていた「チケットの配送」話も
これを見るとやっぱり不安が増す。

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準備室のまま?

最近、美術展(所蔵展ではなく企画展の場合)を見に行くと、
作品に「大阪市立近代美術館準備室蔵」というのに
時々であう。

近々できるんだろうなあと思っていたら、
なんと、昨日のニュースで160億円で購入した土地に
建設予定だったのが、資金不足などで
いつまでも建設できず、土地をあそばせているのもと
用地を<とりあえず>自転車置き場と公園にするとか

あ~もったいない

ハコもの行政といわれて、美術館と言いながら
何も所蔵品がないというのもかなり愚だが
こちらは買うだけ買って、ハコが建てられないとか

計画性とか、予算管理とか、そういう概念が
ないのでしょうかねえ・・・

まあ、こちらとしてはハコはどうでも、所蔵品がどんなかたちであれ
見られる状況が整えば良いのだけれども、というのが
本音なんですが。

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2004.04.14

ウドーのロックイベント

事務所からインフォメーションメールが届く
「ロック・オデッセイ 2004」

7月24日・25日に横浜と大阪で開催。
来日勢ではエアロスミス(!)、レッチリ、レニー・クラヴィッツ。
日本人アーティストでは矢沢永吉、ラルク、稲葉浩志(横浜のみ)、
ラブ・サイケデリコ、ウルフルズ(大阪のみ)など
豪華絢爛、というか、音楽の方向性がバラバラ過ぎて
観客は自分のご贔屓以外の時間の過ごし方が難しそう。

ま、どんなジョイントでもありがちな事ですけど
出演者が大物ばかりなだけに、なおさら。

あとはこの季節だけに、天気もね。
台風とか、酷暑とか、夏のライブってイロイロ大変。

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アナウンサー(だけ)の舞台

このところ、多いですねえ
日本テレビは福沢アナが音頭を取って
劇団風、フジテレビは長年朗読劇、
で、今度はテレビ朝日。

どうするかと思ったら、同局お得意の変身ヒーローものの
セルフカバー

わざわざ女性アナにコスプレさせて
記者会見まで・・・

肝心のアナウンス技術の向上に役立つ
ものなら何も言いませんけど、
アナウンサー(特に女性)をタレント扱いして
いるのがありあり。

それで、本人たちが何か勘違いしては(特にプライベートでね)
「遺憾」とか言うくらいなら、その時間を使って
もっと判りやすくニュースを読めるような
社内教育でもしたらと思うのは余計なお世話か

しかし、今朝のテレビ朝日のスポーツコーナーを
担当した男性アナウンサー、聞くに堪えない間違いぶりに
芸能コーナーのアナウンサーも苦笑するばかり

赤坂のレベルがまさか六本木にまで伝染か?


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猿之助丈、7月も休演

とのことですが、
もう「出演を前提にした」休演、ではなくて
「休養」とはっきり明言したほうが
良いのでは?

賛否両論あるけれども、少なくとも歌舞伎が20年ほど前
明らかに新しいファン層の開拓に失敗して
固定客だけのものになっていた時期に
歌舞伎の持つエッセンスを超拡大解釈する形で
「スーパー歌舞伎」興行を打ち
それを成功させつづけたその才能と業績は
認められてしかるべき人だと思う

ただ、猿之助一人に全てを恃んでいた面があり
そのネームバリューがこの中途半端な
「休演延長」措置になっている気がする

回復をお祈りしたい

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海老蔵襲名公演、口上を生放送

「歌舞伎チャンネル」からお知らせが到着。

5/1からの歌舞伎座「海老蔵」襲名公演の初日の
口上、歌舞伎チャンネルで生放送するとのこと

夜の部のチケットを買ってないのだが
とりあえずこれで口上は見られそう

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鐘下辰男インタビュー、観世榮夫さん

11日のBS2「深夜劇場へようこそ」で
鐘下辰男の「藪の中」が放送され、そのVTR前に
横内謙介&植本潤(これも毎度思うが相当面白い
組み合わせである)による、本人へのインタビューが
約30分放送された

鐘下さん本人を見たのは実は初めてだったのだが
劇作・演出から結構な年配のオジサンと
イメージしていたのだが、実物はジーザス・クライスト張りの
長髪で、六本木や西麻布あたりにデザイナーとか、
クリエイターとかと言って生息していそうな、
都会イメージの人だったので、ある意味でちょっとびっくり
(すいません、ヘンな表現で)

横内・植本コンビも言っていたが、彼の劇作ではなく、
演出作品リストを改めて見ると、確かに
古典、もしくは「新劇」と言われたものの再構築が
多い(近松門左衛門、三島由紀夫など。もちろん
『藪の中』は芥川龍之介の作)

鐘下さんの今後の仕事と言えば、
世田谷パブリックシアターでの「現代能楽集2<求塚>」を
私は心待ちにしているのだが、その少し前、6月に
本多劇場で上演される「新殺人狂時代」には
特別出演で、観世榮夫さんがご出演だとか。

観世さんも、このところまた精力的に様々なジャンルに
進出ですね

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チケットの配送(2)

このブログを始めて以来、短期間で
3通もコメントを頂いたのは初めて。
私だけがこのことに何かしらの思いを抱いていたわけでは
なかった事に、ちょっと安心(ていうのもヘンな言い方だが)

劇団・劇場サイドの事情も理解できる。
オガワシンサクさまのご指摘のような、申込者リストが
あれば、かなりの確率で救われることもあろうし
実際、そういう話も聞いたこともある

ただ、やはり「金券」という言葉が存在する訳だし、
そのチケットの対する本人の思い入れ、到着までの心配を
考えると、やはり一考の余地はあるのではと思う
(特に発送が申込から日数を経る場合、公演日
 間近にならないと届かない場合は特に、である)

前に「味気なさ過ぎ」と書いた国立劇場のコンビニ決済システムも
この観点から考えてみれば、
納付書(状態はまるでそのものである)が支払前の状態とは言え、
普通郵便で届く以上、安心とは言いがたい

ただし、一律記録の残る方法で送れば良い物でもなさそう。
送料が嵩むのを嫌がる人もいるだろうし、
また、一人暮らしなどで、受けとる時に本人がいないことが
多いと、書留類になると持ち帰られてしまい
距離に関わらず、時間外受付の郵便局に足を運ばなくては
ならないなどの不便さもある。

現在「ぴあ」で実験されているデジゲートなどは
そういった発送の手間などのトラブルを回避するには
良い方法だとも思うけれども、今度はチケット情報をダウンロードした
携帯の事故(故障、紛失、トラブルなどなど)を心配しなければならない
しかも、読み取り機械の設置に相当の投資が必要なはず
(まさか劇場負担?)

それにこれは単なるノスタルジイかもしれないが
劇場発行の独自のサイズ、デザインのチケットのほうが
終わった後の記念になって個人的には好きで、
今の「ぴあ」などプレイガイド発行のチケットの
一律の味気ないデザインすらイマイチと思っているので
これが全部携帯の画面になってしまうなんて、つまらなさすぎ

今、ファミリーマートと伊藤忠で留守の場合の宅配便の
コンビニ一時預かりの実験が行われているようだし
また、コンビニのサイトでの申込でなくても、発券だけコンビニで
できる、など、国内ならもっとコンビニを利用する方法も
あってよい気がする
(劇場によっては、すでにチケット発売を「ぴあ」のシステムに
 委託しているところもある)
 
ただし、先日北海道の某コンビニでチケットの台紙が盗まれたという
話があっただけに、今度は実券預かりなどする場合は
コンビニでの管理状態も心配になるところか・・

<ゆみこさま>
FCに加入されているとのことで、なにか不都合があってもと思い、
事務所名を伏せさせていただきました
ご了解ください


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2004.04.13

チケットの配送

演劇やコンサートのチケットを普通郵便で発送する、
と言ったら、普通「え?」と思わないだろうか?

郵便に対して信頼が高いとはいえ、
郵便事故が全くないとは言えない。
例えば友達にチケットを譲ってもらう場合ですら、
「せめて配達記録で」と頼んだりする
(過去に友達が酷い郵便トラブルに巻き込まれたことが
 あるからだが)

チケットを各プレイガイドの店頭やネットで注文する、
もしくは「ぴあ」や「CN]「ローソン」のように電話で予約して
店頭で引き取る場合は、そういうことを感じないのだが、
もしも郵送の場合でも、たいていは「配達記録」「簡易書留」あたりで
送ってくるのが最近の主流。

ところが、いわゆる「ファンクラブ」や劇場会員などになって
その先行などで注文する場合、もしくは、一般の公演で
主催者(イベンターもしくは会場)に電話申込でチケットを
取った場合に、私の感覚でほぼ7割以上はチケットを
普通郵便で送ってくる。

昨日も1枚5000円のチケットと、2枚9000円のチケットが
それぞれ普通郵便で届いた

申込みの電話の時点ででよく「ではチケット代金と送料80円をプラスした
(時々90円のこともある)金額をお振込みください」と言われると
思わず「え、普通郵便ですかあ」と言ってしまうのだが
先方はごく当たり前のように「はい」と答える

確かに申込の記録は先方に残る。万が一チケットが届かなかった
としても、主催者なら調べてもらうなり、打つ手もあるからかも
知れない。何百、何千をいちいち記録の残る方法で送るなんて
手間だという事もあるだろう

でも、やはり受けとる側は不安なんである
届くまで不安でならない。

確かに状態は紙切れ1枚だが、ものは概ね5000円前後から
時には1万円近いものもある。
もしもそれが同額の紙幣だとしても、普通郵便で送るだろか?

もしくは、それが譬え1500円、極端に言えば無料の招待チケットで
あっても、それが希望者の中でごく限られた人数しか入手できないと
したら、受けとる側にとっては、それは金額の多寡に関わらず、
とても貴重なものなのだ
それが、何の発送記録も残らない普通郵便で送られる

絶対大丈夫ということがない以上、せめて希望者には
本人送料負担は構わないのだから、配達記録など
記録が残る方法で発送してもらえないものだろうか?


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和楽5月号

別冊「春夏号」で精力を使い果たしたのか、
今月号はまるでつまらない
期待した小松さんのインタビュー(三味線の上妻さん)も
突っ込みが足らない

空海ものは東京国立博物館での展覧会リンクなので
渋くても仕方ないとしても、戦国時代から続く名家の末裔で
一時は日本の首相も務めた方の作陶話ではねえ

定期購読者向けの通販のみ(最低6ヶ月)で書店販売をしない
ということは、読むほうは余り自分の興味とかけ離れたものばかり
特集されては困る。
もしくは知らない分野でも、興味を持てそうな
いわゆる「守備範囲」内に収まってもらわないと
中身を読まずに買うなんて(しかも高い!)博打はできない

ま、毎月1200円くらいの支出にあれこれ言わない人しか
相手にしてないのかも知れないけど。

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京都駅は何のため?

先日「めざましテレビ」でもやっていたが、このところ
JR京都駅のコンコース?でのフリーライブイベントが盛ん

あの階段がまあちょうど客席にぴったり!
人通りも多いから目立って宣伝にもなるし
中途半端だけど屋根もあるからねえ~ということで
「FM802」あたりが目をつけたらしく、
山崎まさよし、元ちとせ、最近では気志團とか
くるり、とか。

そりゃあアクセスもいいし(当たり前)話題にも
なるでしょうけど。
しかし

本来は駅です

駅としてみたら、あのエスカレーターと階段だらけの
構造は、たいてい荷物を持っている人が通る場所だと
考えると、便利とは言えないし、人の動線がぐちゃぐちゃで
改札前でうろうろするし、八条口側の新幹線改札への
案内は絶対的に不足しているし、在来線から新幹線に
中央改札側から乗り換えるところには階段しかない
(エスカレーターは上り)

基本的な駅としての利便性二の次で
副産物的にできた階段のイベントで
有卦に入るのはどうも納得しがたい

だいたい、大型のコインロッカー少なすぎ!!


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京都で開催される「南禅寺展」のなぜ?

東京では既に開催済みの「南禅寺展」が
現在京都で開催中(京都国立博物館)

って、なんかヘン。
南禅寺は京都にあるのだから、何も市内の別の場所で
やらなくても、寺でやればよいのに、と思うのは
素人考え?

○○寺蔵といいながら、実は保管のために
博物館に置かれているものは少なくないので
そういうものがあるのかもしれないし、
所蔵してても展示できるスペースがないとか
展示のための環境(温度・湿度・警備など)が
十分でないということはありうるとは思うが

それにしても

ってことはその間に寺に行っても仕方ないって
ことになるんですかねえ。

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スーパーテレビ「浜崎あゆみ」

不振の月10ドラマを切り捨てて
9時台で安定した数字を取っていた「スーパーテレビ」が
満を持して「SMAP×SMAP」の裏番組に登場
(といっても、昨日は「SMAP×SMAP」やってなかったけど)

時間枠移動第一作は「浜崎あゆみの真実」

ま、そこまで大上段に振りかざさなくてもなあとか
結局は所属レコード会社・事務所の意向が相当
反映されているだろうなあとは思いつつも、
25歳で既にある意味での一つの頂点に達してしまった
人間が、一個の生きた肉体でありながら
会社の株価さえも左右する、自分でも手におえなくなっている
商品である自分とつきあっていく様子に
手を止めて見入ってしまった

それにしても、確か出始めの頃は、あの甘ったるく
全く回りとテンポを合わせない、耳障りなしゃべりがイヤで
偶然でもテレビで声を聞くと音量を下げたり
スイッチを切ったりしていたことを思い出すにつけ、
低めの声でオトナの本音やウソを見抜く発言を繰り返す
達観とも見える姿に、その年月が与えた大きなインパクトを実感

しかしまだ25歳、本当は多分まだこれから先の方がずっと長い
はずなのだが・・・

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2004.04.12

女子アナ、朝ドラ話(続き)

素人が育つ過程を、ガマンして見守るっていうのは
バラエティの手法と似ているかも知れない
(後期の「電波少年」とか、「あいのり」とか)

「研修」なしで現場に放り込むのは
今はどの業界でも当たり前なのかもしれないが
それにしてもスタートのレベルがなあ。

しかし、イラクで何が起ころうとも、悠然と
海の向こうのゴルフを延々と中継している
同局。契約とはいえ、アナウンサー問題以前にいらだつ。
時々ほんの数分挟まるニュースのアナウンサーの
バツの悪そうな顔が印象的なのだけれども・・・

築土散人同様、4月期のニュース改編後
見る局はほぼフジテレビとテレビ朝日
(やじうまワイドの新聞チェック)に限られてきている

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プレタ・マンジェ、1年半で撤退

マクドナルドと戦略提携したはずなのに
あっと言う間に撤退。
マクドナルドの業績不振のあおりを完全に受けた形。

まあ、マクドナルドが日本において本業以外で
成功するとはちょっと思えなかったけど
これって、ユニクロの野菜販売ビジネスの失敗と
安さを売り物のブランドが高級に手をだしても
ダメという点で似ている気がする


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東京ワンダーホテル

小山薫堂企画、東京カレンダー提携、
三ヶ月に一度の放送、ドラマの途中に
CMが織り込まれるという、まあ
実に東京らしい、企画ドラマ(?)このへんはフジテレビの
深夜番組風、

キャストはフリーライターのユースケ・サンタマリア、
ホテル社長の娘・上原多香子、その父親の峰岸徹、
ナゾの天才コンシェルジュ・藤村俊二、曰くありげなデザイナー・
松重豊、頼りなげなシェフ・金子貴俊、とこれもなんとなく
フジテレビの月9以外のドラマ風

で、これが日本テレビの深夜番組

藤村俊二が圧倒的な存在感。

さてどうなることやら
これを誰が見るかという問題を含めて興味深々

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新創刊「旅」は・・・

新潮社に出版元が移管した「旅」
見てみたがイマイチ。
まるで航空会社の機内誌か、カード会社の
ゴールドカードの会報誌っぽい

予想どおり、というかすっかり新潮社の人脈上と
思われる、作家のノスタルジイに包まれた
ありきたりな内容になってしまっている

「旅」といえば、後ろの透けて見えるような
ざらざらの紙に、地方の小さな旅館の情報やら
公共の宿の案内やらがびっしりと載っている
あのマニアックさが<らしさ>だったのに
すっかり垢抜けてしまって
ややうすっぺらい感じ

あれこれ模索してどっかに行ってしまった
「るるぶ」の二の舞にならなければいいけど・・・

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2004.04.10

国立能楽堂 4月パンフレット

有料だが、パンフレットは一ヶ月分の情報が
入っていて、他の日の能の詞章があるのも
他の機会に使えるので、便利。

その今月のものに「太郎冠者」という呼び名について
小林責さんの文章が載っている。23日の
「武悪」がらみなのだが、興味深く読む

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国立能楽堂 4月普及公演 を観る

外国人客が異常に多い。
アナウンスに英語が流れる
「報道受付」があったので、何かイベントだったのだろうか?

ま、それはともかくとして。

まず松岡心平さんの解説
ちょうど今、松岡さんが関係している能の著書を
読んでいたところ。
この本の話はいずれ。
ただ、「浮舟」に関わる源氏物語のストーリーの解説に終始。
それが判らないと能の内容がわかりづらいとはいえ、
ご本人が熟知しているのが逆に災いして、話が枝葉に飛んでしまうのは
どうも・・・理解度と判りやすく話すというのは別の能力。
それに外国人の客には解説30分、まったく判らなかったのでは?

狂言「二人大名」
シテ大名・・・石田、アド大名・・・萬斎、小アド・通りの者・・・万作

要は、狂言お得意の「立場の逆転劇」で
通り掛かりの者を臨時の太刀持ちにさせようとした
大名二人が、持たせた太刀を武器に、通りの者に脅されて
物を取られるわ、犬や鶏の真似をさせられるわと
酷い目にあうという話。

どうも見ていると、通りの者がシテかと思ってしまうほど
今日の万作さんの小アドは切れがあった

石田、萬斎の二人は揃って、起き上がり小法師の
ように舞台に転がっては起き上がるという、身体を使った
技を、それも非常にきれいに見せていた

「夜桜能」の「鍋八撥」での水車の入りもそうだが
狂言師の身体性はすばらしいものがある

能「浮舟」については、まだあれこれ書くには
能の知識がなさすぎるが、解説などで思ったほどには
演出的な動きが少なく、また、シテの謡が比較的
多かった気がする。

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加須・狂言の夕べを観る

パストラル加須。

加須市市制50周年記念、およびホール開場10周年記念
公演

ということで、演目は「三番叟」、そして「二人袴」と
祝言性の強い二曲。

「三番叟」がいきなり解説なく始まる。
三番叟・萬斎、千歳・竹山
囃子方も、大鼓・亀井広忠、笛・一噌隆之と
2月の「狂言劇場」のメンバー。

舞台は所作台の舞台に橋掛かりが左右両側に
延び、さらに正面奥にも通路あり
(その幅だけ黒い幕が開いている)そして正面に
注連縄。基本形はこれも「狂言劇場」と同じ

千歳の舞いもなく三番叟。
萬斎さんの装束は茶色。裾に雪持ち松、
袖や背中は鶴と亀の柄。

イベントの性格上、狂言初見の人たちが多かったようで
狂言と聞いてきたのにいきなり何コレ?という
雰囲気が漂う
仕方ない
揉みの段終わりでの拍手も仕方ないだろう

しかし毎度のことながらまたも終わり際で携帯着メロ
音だけはなんとかならないものか・・・
休憩中とか見ていると、どうも一部の方(余り使い慣れて
いない方に多い)は電源の切り方、マナーモードへの
変更の仕方を知らない人もいる様子
(実際、私も何度かそういう方にマナーモードのやり方
<もちろんその人の携帯のである>を聞かれて
代わりにやってあげたこともある)

しかしこの悪条件下、萬斎さんの気迫、間のとりかた
いずれもすばらしく、揉みの段のリズミカルさ、そして
鈴の段、前半ややかなり重たい進みだったかと
思うが、後半までその強さが継続して、前後どちらも
すばらしい出来だったと思う

その後、石田さんの解説、休憩後「二人袴」

前半で面食らった初見の方たちも、「二人袴」で
狂言らしさを味わって帰ったことでしょう

しかし、このホールも駅から徒歩20分、近くには
体育館と市役所しかない不便なところ
建物は立派だし、ホールも行き届いていたが
どうにも利便性に欠ける。

最近こういうホールが異常に多い。


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2004.04.09

斉藤孝さんの呼吸法の本

角川書店の新刊。

斉藤孝さんって「声に出して読みたい日本語」の著者で
私はそれを読んだ時点で、「音読すると、今まで気が
つかなかった日本語の美しさに気が付くよ」という
国文科系の視点からの提言かと思っていたのだけれども
先日の「MANSAI@解体新書」で話をしていたのを聞き、
かつこの本の出版からすると、子供の教育法とか、
もっと拡大解釈で、どうも健康法系の話に突入しそうな
イキオイ。

ご本人の頭の中では完全に繋がっている話だと
思うのだけれども、聞いているほうはちょっとびっくり。

と思っていたら、NHK教育テレビで「日本語なるほど塾」という
番組が始まるという告知で、最初のゲスト(月代わり)が
斉藤さんだとか。司会の山根基世さんとどんなやり取りになるのだか。

ちなみにこの番組、5月のゲストは金田一秀穂 さん
6月 平田オリザさん


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加山又造さん死去

ギリギリ判りやすさと前衛(すでに死語か)の
境目で、本阿弥光悦・尾形光琳ライン好きの
私としては、かなりツボな作品の多かった
人なんですが。

いよいよ現代日本画家<三山>の一角が崩れましたね

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オイディプス王<Tシャツ会員>って

「オイディプス王」公式サイトに
Tシャツ会員のお知らせ

Tシャツ買って賛助会員になりましょう、って
ことですが、ま、コンサートグッズ先行発売と同じでしょ。

4/15からドゥ・マゴショップ、およびTBSのショップで
販売だそう

イラストは「ぴあ」でおなじみの及川さん
先日、同誌の表紙を、「オイディプス王」(蜷川さんと萬斎さんの
イラストのみ)が飾っていた、そのイラストをベースに
背中は蜷川さんの顔アップ!、胸の部分に麻実さんと
萬斎さんのイラスト。

しかし、この麻実さんのイラストはちょっとファンには
不評だろうなあ

そもそも背中の蜷川さんのアップもちょっと不気味だし。

でもシリアルナンバー入りとか言われると買って
しまうのだけど。

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2004.04.08

オーガスタキャンプ2004

このシリーズが始まってから毎年行っていた
オフィスオーガスタ所属アーティストの夏の合同ライブイベント

ファンクラブから先行申込が来たが
今年は腰が重い

最大の理由は場所。

富士急アイランド内コニファーフォレスト。

数年前、やはり同じコニファーフォレストで、同じように
海の日前後の(今年は当日になったが)休日に
行われた時は、世間的には夏休み最初の休日ということで
道路が信じられないほどの混雑を生み(ま、当然です)
新宿からのツアーバス(事務所が募集、手配したもの)が
中央高速道路の大渋滞に巻き込まれ、
なんと16時の開演に間に合わないバスが出たという
(朝の10時に新宿を出たのだが、八王子インターまで
 4時間以上かかった!)とんでもない思い出があるからで

その後事務所からお詫びが出たものの、この日程を見る限り
どうも今年も同じ轍を踏もう(もしくは踏ませよう)ということらしい。

自家用車を持たない人間には、ツアーバスを利用しなければ
当日中に戻ってこられないのは事実で、
相当早い時間に出発することにするのだろうが
そもそも、この日程自体が自殺行為に近いとしか思えない
自家用車利用でもかかる時間は同じ訳ですからねえ

真夏の中央道で6時間となると、着くまでに疲れきります

一箇所でしかやらないなら、みんなのアクセスの良いところで
やってほしいもの。

ちなみに去年まで一緒に行っていた友達もほぼ同じ意見。

出演者がいつもより少ないしね
今年は杏子、山崎まさよし、スガシカオ、コイルだけ。
元ちとせは産休だし、去年まで参加の若手チームは今年は
参加しないようだし

それに何より、ファンクラブ先行で申し込んでも
良い席が来た事がないから
慌てて申し込んでも余り意味もない

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「MIU」のCM

CMの惹句を読む限り、もう地上には
マトモに口にできる物は存在しないそうで・・・

ま、それは冗談としても、北野武が出ているCMの音楽が
スガシカオなんですけど、この曲がすごい

「ギャートルズ」のテーマ音楽のカバー。

最初聞いたときに明らかにオリジナルではないとは判ったものの、
タイトルは思いつかず、二度目には
「何かホラーアニメのテーマ曲でも作ったか、スガくん?」と
思ったら、答えはなんと園山俊二先生作詞、
ムッシュかまやつ作曲の30年前の曲だったとは

公式サイトによれば本人が好きな曲だったそうですけど
いや、それにしても。
何しろ何を歌ってもオリジナルに聞こえてしまう
声が印象的な人だけに、知らない人は、オリジナルだと
思っちゃうかも。

ライブで歌ったりするんだろうか。やっぱり。

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ジミヘンのトリビュート

そう、またまたトリビュートです

売れればいいのか、キミたち(って誰?)はと
思いながら、ついその策略に嵌るクチではある

しかしジミヘンです

そして参加ミュージシャンがクラプトン、プリンス
(今はまたこの名前なのね)、サンタナ、レニー・クラヴィッツ
etc...
このところ、クラプトンはトリビュートといえば
出てくる気がしないでもないけど

というか、最近はモデル張りのプロポーションと
プライベートのニュースを売り物?にした、女性ボーカリスト
ばかりで、オリジナルで売れる男性アーティストを
余り聞かない

どうしちゃったんだか。


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秋の「雙ノ会」

昨日の「夜桜能」でもらったチラシ情報

今秋の「雙ノ会」は10/11

能「朝長」と狂言「茶子味梅(ちゃさんばい)」

狂言は、石田さんがシテ(夫・唐人)は当然のこととして
(石田さんは「雙ノ会」主宰者の一人)
妻が萬斎さん、教え人が万作さん
この曲自体が余りかからない気がするし
この三人の組み合わせ、そして「唐音」の面白さが
楽しめそうである

まだ半年も先の話だけどね


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ワイン騎士号?

ワイン騎士号というのが、先日東京で、昨日京都で
それぞれ<著名人>に授与されたニュースを読む

東京ではあの「ルイ・ヴィトン」や「六本木ヒルズ」で知られている村上隆氏、
女優?の石川亜沙美氏、ソプラニスタの岡本知高氏、京都では
狂言師の茂山千作師と歌舞伎俳優の中村獅童氏

過去の受賞者を見ると、歌舞伎俳優の市川新之助氏、
雅楽師の東儀秀樹氏など、どうも伝統芸能系は必須アイテム
の模様。

「ワインなんて飲んでなさそう」な人が飲んでいると
いかにも「そこまで広がったか」とか「ワインもインターナショナルだ」とか
というイメージがあってよいのかしら?

去年の受賞者の韓国人タレントは「これから飲みます」的発言をしている
何しろ当人が飲んでいる飲んでないは関係ないみたいだし。

ま、ボージョレワインの普及イベントの一環らしいので
結局はニュースに取り上げられれば、人選なんてどうでも
いいのかもしれないし、こんなことに一々突っ込み入れる
必要もない気もするんですけどね・・・

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「夜桜能」第二夜を観る

毎年恒例の「夜桜能」へ。
昨日の二日目は、桜はもう盛りを過ぎてはいたものの
風に舞い散る様子は本当にきれいだったし、
何しろ、花冷えに見舞われがちなこの季節にしては
とても暖かな夜で、雨の心配もなく
カイロや手袋無しで最後まで楽しめた

火入れ式の後(松田さんの笛はすばらしかった!)
まず、梅若晋矢さんの舞囃子「天鼓」
これって、秋の紅葉の時期のものなんですけどねえ・・・・
ま、能に限らず、歌舞伎も花のシーズンに「紅葉狩」をやり
年がら年中「道成寺」やってますから、そう硬いことを
言ってたらやること無くなってしまうんでしょうが・・・

装束をつけてないことで、生身の体をさらすことになる
舞囃子は、私のような能初心者には結構感情移入がしづらい
のが難点なのだけれども、それだけでなくて
どうも昨日のは、いま一つ美しさが判りにくかった

続いて狂言「鍋八撥」(なべやつばち)
初見。
浅鍋売り・・・万作、鞨鼓売り・・・萬斎、所の者・・・万之介

先週の水戸「武悪」に続いての豪華ファミリー共演
見どころは何と言っても、万作・萬斎の「あい打ち」
(要は連れ舞い)
二人並んでの舞はやはり親子を思わせる呼吸の合い方
そして、鞨鼓売りの入りは、シテ柱手前から幕まで、
橋掛り全部を水車と呼ばれる側転で入っていったのには
ビックリ。すごい身体性。

最後は能「鞍馬天狗」
シテが梅若六郎、ワキが宝生閑。
狂言チームも含めて、メジャー級総出演。
しかもワキが、珍しく、出てすぐに入ってしまう。
ワキの舞台上滞在時間最短かも・・・
(それが閑さんだというのが、超贅沢)

何しろ設定が花見の季節の鞍馬山
これこそ、夜桜能に最もふさわしい演目の一つ

花見と呼ばれる子役が舞台に華を添え
豪華なシテの装束(後シテの白頭、桜の花が添えられた杖とか)
など、初心者にもわかりやすい内容

能を見るだけでないイベント性の高いこうした
ものはこうでなくては!と意を得た一夜だった

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フェルメールの「画家のアトリエ」が来る

フェルメールといえば、現存する作品数の少なさでも
知られる、オランダの画家。

2000年に大阪市立美術館で行われた「フェルメールとその時代展」は
今春公開の映画のタイトルともなっている「真珠の耳飾りの少女」
(「青いターバンの少女」)が来た事もあって、フェルメール作品は
5点だったにも関わらず、評判を呼び、大混雑になったほどで
その静謐でありながら何かミステリアスな雰囲気を漂わす作風は
日本人好みといえるのかもしれない
(単に希少価値のあるものを見たい、という物好きともいえるが)

そのフェルメールの「画家のアトリエ」を含む、ルーベンス
ファン・ダイク、レンブラントなどウイーン美術史美術館所蔵品展の
オランダ絵画の展覧会がもうじき東京都美術館でスタートする

ウイーン美術史美術館は、ハプスブルグ家のコレクションがベースと
なっており、何度か所蔵展が開催される度に足を運んでいるが
ベラスケスの「マルガリータ王女」シリーズとか、
デューラーの作品など、個人的に好きな画家のものをたくさん所蔵
しているので今回も楽しみ。

ちなみにフェルメールに関しては、その貴重性ゆえに常に
盗難の危機にさらされているようで、犯罪者から見た絵画について
詳しく調べられている

新潮選書「盗まれたフェルメール」朽木ゆり子著

が興味深い


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新橋演舞場 舞台中断

猿之助休演で既にひとつ躓いた(失礼)
「スーパー歌舞伎<新・三国志 完結編>」上演中の
新橋演舞場で、電気系統の故障で
舞台装置が動かず1時間以上中断のニュース

昔の劇場は、明かりも木戸の開け閉め、
回り舞台も宙乗りも人力だった訳で、おそらく
停電なんてことで芝居が中断することは
間違いなくなかったはず

まあ何事もそうですが
ハイテクに頼ると、こういうことになっちゃうんでしょうね

でも、しょっちゅう行っている身としては
劇場で大地震や火事など、災害に巻き込まれたら
本当に怖いだろうと思う

余り考えたくないことだが・・・


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クドカンの初監督映画

クドカンこと、宮藤官九郎さんが「真夜中の弥次さん喜多さん」で
初メガホンを取るというニュース

同名のコミックが原作とのことだが、
配役がTOKIOの長瀬智也と歌舞伎俳優の中村七之助。

脚本家、役者、舞台演出と八面六臂のクドカンが
まだ映画監督をやっていなかった、というのが
ちょっと意外なくらいだが、この人、蜷川幸雄さんも
そうだが、クローンでもいないと、どう考えても
これだけの仕事こなせないのでは?と思うほど
仕事をしている気がする

コミック原作、クドカン脚本、そして出演に歌舞伎俳優

そういえば、大ヒットしたクドカン脚本の映画「ピンポン」
もコミック原作、出演に歌舞伎俳優(中村獅童)
ロングランをしていた「アイデン&ティティ」も
原作はみうらじゅんのコミックで、クドカン脚本
中村獅童出演・・・

相性とかってあるのか
少なくとも、クドカンって原作の脚本化において
原作ファンを落胆させずに纏め上げるというテクニックに
長けている気がする

さて、今回はどうなるか?

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2004.04.07

「松戸狂言の夕べ」を観る

松戸・森のホール21 小ホール

サイズとしても、雰囲気もなかなか良いホール。

普及公演では通常石田幸雄さんが
解説なのだが、今回は深田博治さん

去年、筑後で一度聞いたことがあるので
私は二度目であるが、
石田さんの流麗な解説に慣れていると
判らないが、意外に解説も難しそうである

「口真似」
太郎冠者・万作、何某・万之介、主・月崎

15分ほどの小品
この手のドタバタものは万作さんは余りお好みではないと
思っていたのだが・・・
このキャストでこの演目はちょっと勿体無い
多分、次の「六人僧」が大曲なための時間調整配慮か。

「六人僧」
男・石田、男2・萬斎、男3・深田
男の妻・万之介、男2の妻・高野、男3の妻・竹山

1月の国立能楽堂「狂言公演」で初見。二度目も
同じ配役
手を回しすぎの解説パンフレットにオチが載っているのが
そもそも問題なのだが、それが判っていても
一つの悪戯がどんどん転がって波及していくプロセスは
相当面白い。

解説でも言っていたが、狂言には珍しく、幕の出入りが多く、
場面転換が激しい、非常に演劇的要素が強い曲。
また、笠を被ったり外したりすることで移動を区切るやりかたも
狂言の持つ「型」の合理性を感じた

狂言のラストとして今のイメージだと、最後は騙した男が
その他の4人に追い込まれて・・・だと思うのだが
最後はしっとり全員で後世を願って謡で終わるところが
まだ仏教と寄り添って生きていた時代を思わせて
今としてはちょっと意外でもある。

男三人の大きな蕪(大根かも?)を描いた
肩衣が印象的だった


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2004.04.06

遅まきながら「砦なき者」を見た

確かに役所広司は上手いし、妻夫木聡は今までのイメージを
裏切る悪役を気負い無く演じている

ラストのビデオシーンは確かにそれはそれで泣ける。

登場人物が見ているドキュメンタリー映像を、
さらにその外側のテレビからみる、という入れ子のような
構造にして見せられている我々も、そのドラマに
足を片方突っ込まされたような錯覚に囚われるツクリは
確かに惹きつけられた

八尋や長坂の故郷の湿気のある映像、
爪弾くに近い感じのギター系のBGMの多用
どれもいかにも「永遠の仔」「天国への階段」の
鶴橋康夫Dらしい映像

でもやはり八尋は悪役として嫌悪の対象として描かれたし
ストーリーは長坂や倉科たちテレビ側の
「映像の捕らえた真実」を勝利として終わる

特に、起こった出来事の本質を捉えないまま、自分たちを正義と思いつづけ
また密着取材を繰り返す女性ディレクターの描き方はなんとも不愉快。
演じている鈴木京香が下手に美人であるためにか、
単細胞の学ばないスタッフにしか見えないし
他のテレビ局スタッフもあまりのスレロタイプ的
性格付けで、どんな正義のセリフを吐いても
うそ臭いだけ

映像化した意味の有無を含めて、消化の悪いものを食べた後のような
不快感が未だに残っている

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ananの恒例の特集

「好きな男、嫌いな男」第何弾かである

つい最近その「嫌いな~」の常連さんが結婚したと
言っていた記事で、ついにあの特集も<ブランド化>
しているのかと思ったところ

ま、誰が何位だろうと、余り興味もないところだが
一時「もう『好きな男嫌いな男』みたいな特集はやりません
 今後はファッション誌一筋で行きます!」と
ミーハー芸能路線に決別した筈のananが
やっぱり堂々とこの路線にいつのまにか復帰し
そしてやっぱりこの特集が目玉で売れるという事実

ま、オタク系雑誌(すいません)から
パソコン誌、そしてビジネス誌とタイトル同じで
どんどん内容が変わっていく「宝島」に比べると
まだその変化も許容範囲かも

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DVD発売「ラストサムライ」「陰陽師2」「踊る2」

久しぶりに渋谷TSUTAYA
5月にもう「ラスト・サムライ」DVDが出ると
告知が出ていた

はやすぎる。

家人はもうちょっと空いたら見に行くと
言っていたが、見に行く前にDVDが先に出てしまうと
言ったら、急に見に行く気が失せた様子

昔は
ロードショー→地方公開→テレビ(地上波のこと)放送→ビデオ発売
さらに「名画座二本立て」なんてオプションもあったけど
最近は
ロードショー→DVD→CS→地上波→続編公開前に名画座
って感じか

海賊版対策、最初からそれが売上に組み込まれているなど
理由はありそうだが、どうもロードショーのありがたみが
どんどん薄れていく感じで、それでいいのか映画館
なんて思ったりする

ちなみに、去年10月公開の「陰陽師2」も今月末には
DVD発売。

その少し前に公開された「踊る2」DVDはインターナショナル
バージョン(なんて気張ったけど、それで何か効果はあったのか?)
と2枚別に出す、というどこまでも商魂逞しく6月発売。
(特典映像が違うといわれるとどちらも買わねばと思ってしまう
ではないか!)
こちらはマニアの「リンク」探しのためにも
早めに出してもらって全然OK(私もそうだが)
「踊る」はどこまでもテレビサイズのアイテムなのだ


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2004.04.05

資生堂本社ビル

銀座7丁目の資生堂本社に「HOUSE OF SHISEIDO」という
スペースができ、そのオープニングイベントとして
「美の生命力と唐草展」が実施されるとのこと

唐草模様といえば、日本に古くからある伝統的
デザインの代表的なものであり、資生堂でも
パッケージなどに多用してきたということらしいが
個人的には過去のCMが見られるミニシアターや
資料などの検索ができるアーカイブスができることの
ほうが興味津々

銀座通りにはかつてTOTOが図書館系ギャラリーを持っていたり
いろいろと企業がその「顔」として試みをしてきているが
どこも中々長続きせず、今や激安ショップと海外ブランドショップが
軒を並べるという、<銀座>らしさを失った状況

ここで銀座と一緒に成長してきたイメージのある資生堂に
頑張ってもらいたいもの。

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日本の伝統芸能/友枝昭世師

NHK教育のテレビ講座
毎年、歌舞伎、舞踊、能狂言、文楽の4ジャンルを扱う

去年の能・狂言は「八島」と「宗論」だったが、今年は
今一番チケットが取りにくいといわれる友枝昭世師の
「弱法師」をテーマだとか。

渋い!

友枝師といえば、今年の「友枝昭世の会」は
狂言なしの「伯母捨」一曲のみ

渋い!そして強気。

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F1バーレーンGP決勝

トップの赤い車2台は別世界
別世界過ぎて、却って映らなかったくらいである

注目の佐藤琢磨は、せっかくの予選5位グリッドを
つまらない縁石ひっかけやら、ラルフとの接触
(まああれはラルフが突っ込んできたということで
 お咎めはなかったけど)やらで、なんとか位置はキープして
入賞は果たした物の、あの走りでトラブルさえなければ
もっと上も狙えたはず

しかし、今年のHONDAは去年までより相当
安定性が向上した感じがするし、アグレッシブ
バトンは2戦連続表彰台、琢磨5位というのは
去年までは考えられなかった状況

それに比べるとマクラーレンはどうしたのだろうか
キミは車をまた壊し、これで3戦連続リタイア
DCもあと数週のところでリタイア
なんだかミカの屈辱の2000年のアメリカGPの再現を
思い出す

今までは、キミの車破壊癖炸裂かと思っていたが
どうもこれは、マクラーレンというチーム全体の
クオリティが明らかに低下しているとしか思えない

まあ今回はウイリアムスも相当酷かったし
非力でも安定性の高いといわれる
ルノー勢が結局は生き残った感じ

アロンソと琢磨、ウエーバーとアロンソなど
今回はフェアなバトルも見られたし
思ったよりマトモなGPだったけど
やはり、モナコやイギリスなどのような、GPの歴史を感じる
場所でないところのGPは、そっけなくて面白みに欠ける

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2004.04.04

チケット取り

4月に入ってからチケット連日チケット発売が続いている

電話だ、店舗だ、ネット抽選だ
他の見たい芝居と日程が重なっているものばかりで
勢いで取ると重複したりするので、注意注意

とりあえず、「ミス・サイゴン」先行8月、「お気に召すまま」
(蜷川シェイクスピア。さいたま芸劇8月)、ザ・ガジラ5月公演
(ベニサン・ピット)、新・海老蔵襲名公演(5月)入手

一気に来ると出費も一気。
給料日前が怖い怖い・・・

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「本屋さんの仕事」

先日読んだ「書店風雲録」にも登場していた
永江朗さん他による、池袋コミュニティカレッジ(やっぱり西武系!)の
月一回半年の講座

講師を見ると、前出の永江氏の他、ブックファースト、タコシェ、
ユトレヒト、杉並北尾堂、恵文社、日月堂など
大手、独立系、サブカル系、古書店など、様様な立場でユニークな活動を
している人たちが大集合

時間があえば行って見たいが、土曜の午後は
大抵どこかの劇場にいるワタシ・・・・

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JRの座席

「野村万作抄12」のために、上野から常磐線特急に乗る
座席が異常に良い

たった1時間ちょっとで降りてしまうのがもったいないくらい
快適なリクライニング機能を持つ椅子
(腰痛持ちは座席にはウルサイ)

これがどうして2時間も3時間も乗る人間が大多数と
判っている東海道・山陽新幹線でできないのだろうか
(グリーン車は良いシートだそうだが、乗ったことがない)

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「野村万作抄12」を観る

水戸ACM劇場

劇場はグローブ座式の円筒形劇場で、垂直に3階まで立ち上がる
2,3階席はバルコニー席。

タイトル通り、12回目の開催とのこと
舞台が仮設とは言え、立派な能楽堂を模していて
本舞台はもちろん(多分ほぼ原寸)、地謡座もあり
橋掛かりも短いながら設置、鏡板、そして老松も
約束通りに描かれている
切戸口もあるのにはびっくり
そして屋根もシテ柱と笛柱を結ぶ線から後ろ、
鏡板までは板張りのものが付き、屋根も
破風風のものがこの屋根の手前に作られ
天井から吊ってある

ここまで本格的なものは初めて見た

まず萬斎さんの解説。雑談はなくて演目解説30分

続いて「附子」
深田、高野、月崎の若手だけ
主(月崎さん)の出を見てびっくり。麻の長袴の
膝下の折り目のところが、擦れたように横に
裂け目が。

中入り後の再登場時は縫い付けてあったが
こういうハプニングは初めて

演目自体は一通り

休憩を挟んで今日の目玉「武悪」
武悪・万作、主・万之介、太郎冠者・萬斎

この三人だけの共演、というのは最近なかなか
見なくなった
二番あったら、一番は万作シテ、一番は萬斎シテという
パターンが多いからだ

「武悪」は私はかなり注目して見ている演目
三人三様の思惑、駆け引き、性格、立場というものが
ものすごくデリケートに構築されているのだが
演者同士の力量がものすごく如実に反映されていると思う

今回で言うと、主と親友である武悪の間に挟まれて
悩む太郎冠者にかなり思い入れをして見てしまったが
というのも、万作さんの武悪が私の思ったよりも
かなり硬くて(これは万作さん自身の資質に負うが)
特に後半、幽霊になってからの笑いの部分が
もうひとつ私には乗りきれず。

というのも、武悪も相当な教養人であり、武人のはずで
幼馴染の太郎冠者に殺されずに済んだ上に
鉢合わせしたのを「幽霊だ」と機転を利かせてくれた
太郎冠者に恩を感じての「幽霊」姿での登場という
ことであれば、もうちょっと<遊び>というか
<高度な洒落>を体現する飄逸さがないと
全体のトーンがまじめさだけで終わってしまう気がするからだ

以前に「武悪」は主、太郎冠者、武悪という異なる価値観をもつ者同士の関係を
見せるもののため、異流(異家)との共演が効果を生むという
話を聞いたことがあるが、確かにここに茂山家か又三郎家が
加わったら、違う面白さが見つかったかもしれないと思い当たった

万作家らしい生真面目な出来映えだったが
たとえば千作師の主、又三郎師の太郎冠者などでも
見て見たいかも。

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F1 バーレーンGP予選

初開催
映像を見る限り、ほとんど砂漠の真中に
サーキットだけある感じ。

資料映像でいきなりラクダが出てくるっていうのも
なんだかなあ~だが(フジテレビ721)

それにしても「思ったほど砂がすごくない」と言っているが
本当に風が吹いても大丈夫なんだろうか?

私はてっきりそうは言いながら石油王が作った
豪華な街中にサーキットができていると
思っていたので、ちょっとびっくり

風が吹いたら、パリダカかラリーみたいに
なりそうだ

佐藤予選5位は立派!
それに比べると、相変わらずもぞもぞと思わしくない
ライコネン、大丈夫か。

もう1,2位辺りは見ないでも一緒。
名誉終身なんとか、って言って
そろそろ身をお引きいただいたほうが
F1活性化しそうな気がしますけどねえ・・

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プロ野球開幕

祝・阪神開幕連勝

しかし、なんで去年優勝チームがよりによって
ドームでビジターで試合をしなければならないのかなあ

なんでもセパ一斉開幕をした年があって
その時に開催球場を恣意的に決めたので
前年度の成績順というのが、一年繰り延べに
なっているらしいが
そうでなくても甲子園では高校野球開催中

結局阪神はAクラすに入らないことを前提に
高校野球の日程を組んでいるとしか思えないぞ・・・

ま。勝ったから良いけど。

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「歌舞伎ワンダーランド」出た

前にちょっと書いていた、ぴあの往年の名著
「歌舞伎ワンダーランド」の改訂版?が出てました

サイズがムックらしいサイズになり
(「ぴあmapホール」とかと一緒)、豪華になった分
昔の版の手作り感とか、なんといっても、あの
みっしりページを埋め尽くしていた、かつての
ぴあっぽいイラストがなくなったいるのが残念だが
演目の判りやすい解説、舞台構造などの
役者以外の情報もたくさん載っていて
なかなかgood

いまどきの役者のインタビューなんて本当は
いらないんだけど(何年も保存するつもりでいるので・・・)

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2004.04.02

ニュースは朝ドラじゃないのよ!

改編期で朝のニュースもリニューアルしているが
良くなっていればよいのだが、どうしても許せなくて
チャンネルを回してしまう局がある

原因は新しく起用された舌たらずの新人アナウンサー
(一応2年目らしい・・)
話せないのは良いとして、受けようとして
下手なトークをしようとするので、尚更うんざりである

何でも、他局の素人トーク番組出身なのだそうだが
確か去年末の同局の「ザ・ベストテンスペシャル」で
黒柳徹子さんに「あなた、本当にアナウンサーなの?
本当にニュースとか読めるの?」と思い切り突っ込まれていた
ほど、発声自体が全くできていない

さらにイヤなのは、周りの先輩アナウンサーやコメンテイターが
繰り返す失敗をを「生温か~く」見守っていること

この雰囲気何かに似ていると思ったら
NHKの朝の連続ドラマである
ほぼ素人の主人公を回りのベテラン俳優が見守り育て
なんとか半年でスタートラインに立てるほどに仕立てる
というあの構図が、なんと朝のニュース番組で行われているのだ

朝のニュースは速報性、わかりやすさを求めてみているのだ
下手なアナウンサーの成長を見守るために見ているのではない

なんか間違ってる気がする。

TBS

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「道成寺」競演

一度誰かで見てみたいと思っていた
「道成寺」の能と歌舞伎の競演がいよいよ実現

しかも観世榮夫と中村勘九郎、瀬戸内寂聴さんの解説つき。
【5/26(水)17時 歌舞伎座】

歌舞伎座なので歌舞伎のほうは普通どおりの
演出ということだろうけれども、
能は橋懸かり部分を花道でやるつもりかな?
(先日の「春秋座」の「内濠十二景」もそうだったけど)

しかし勘九郎さんはサービス精神は旺盛だし
まだ若さと勢いでやれる年齢だから、実際の歌舞伎と
能以上に、その「動と静」の違いがクッキリ出そうな気がする

これが富十郎と榮夫さん、とか、もっと若手の能楽師さんと
勘九郎さん、というような年齢的差が少ないほうが
能、歌舞伎それぞれが持つチカラが良く比較できる気も・・・

しかし、ついこの間も、新・海老蔵襲名公演チケットが
高いぞ!と書いたばかりだが、この公演も
S23000円、A20000円、B15000円、C5000円と
ご立派なお値段!

どちらも出演者の数(歌舞伎バージョンの所化とか、能の鐘後見など)が
通常より多いからとか色々事情はあると思うが
それにしてもねえ・・・

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