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2004.04.07

「松戸狂言の夕べ」を観る

松戸・森のホール21 小ホール

サイズとしても、雰囲気もなかなか良いホール。

普及公演では通常石田幸雄さんが
解説なのだが、今回は深田博治さん

去年、筑後で一度聞いたことがあるので
私は二度目であるが、
石田さんの流麗な解説に慣れていると
判らないが、意外に解説も難しそうである

「口真似」
太郎冠者・万作、何某・万之介、主・月崎

15分ほどの小品
この手のドタバタものは万作さんは余りお好みではないと
思っていたのだが・・・
このキャストでこの演目はちょっと勿体無い
多分、次の「六人僧」が大曲なための時間調整配慮か。

「六人僧」
男・石田、男2・萬斎、男3・深田
男の妻・万之介、男2の妻・高野、男3の妻・竹山

1月の国立能楽堂「狂言公演」で初見。二度目も
同じ配役
手を回しすぎの解説パンフレットにオチが載っているのが
そもそも問題なのだが、それが判っていても
一つの悪戯がどんどん転がって波及していくプロセスは
相当面白い。

解説でも言っていたが、狂言には珍しく、幕の出入りが多く、
場面転換が激しい、非常に演劇的要素が強い曲。
また、笠を被ったり外したりすることで移動を区切るやりかたも
狂言の持つ「型」の合理性を感じた

狂言のラストとして今のイメージだと、最後は騙した男が
その他の4人に追い込まれて・・・だと思うのだが
最後はしっとり全員で後世を願って謡で終わるところが
まだ仏教と寄り添って生きていた時代を思わせて
今としてはちょっと意外でもある。

男三人の大きな蕪(大根かも?)を描いた
肩衣が印象的だった


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