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2004.04.08

「夜桜能」第二夜を観る

毎年恒例の「夜桜能」へ。
昨日の二日目は、桜はもう盛りを過ぎてはいたものの
風に舞い散る様子は本当にきれいだったし、
何しろ、花冷えに見舞われがちなこの季節にしては
とても暖かな夜で、雨の心配もなく
カイロや手袋無しで最後まで楽しめた

火入れ式の後(松田さんの笛はすばらしかった!)
まず、梅若晋矢さんの舞囃子「天鼓」
これって、秋の紅葉の時期のものなんですけどねえ・・・・
ま、能に限らず、歌舞伎も花のシーズンに「紅葉狩」をやり
年がら年中「道成寺」やってますから、そう硬いことを
言ってたらやること無くなってしまうんでしょうが・・・

装束をつけてないことで、生身の体をさらすことになる
舞囃子は、私のような能初心者には結構感情移入がしづらい
のが難点なのだけれども、それだけでなくて
どうも昨日のは、いま一つ美しさが判りにくかった

続いて狂言「鍋八撥」(なべやつばち)
初見。
浅鍋売り・・・万作、鞨鼓売り・・・萬斎、所の者・・・万之介

先週の水戸「武悪」に続いての豪華ファミリー共演
見どころは何と言っても、万作・萬斎の「あい打ち」
(要は連れ舞い)
二人並んでの舞はやはり親子を思わせる呼吸の合い方
そして、鞨鼓売りの入りは、シテ柱手前から幕まで、
橋掛り全部を水車と呼ばれる側転で入っていったのには
ビックリ。すごい身体性。

最後は能「鞍馬天狗」
シテが梅若六郎、ワキが宝生閑。
狂言チームも含めて、メジャー級総出演。
しかもワキが、珍しく、出てすぐに入ってしまう。
ワキの舞台上滞在時間最短かも・・・
(それが閑さんだというのが、超贅沢)

何しろ設定が花見の季節の鞍馬山
これこそ、夜桜能に最もふさわしい演目の一つ

花見と呼ばれる子役が舞台に華を添え
豪華なシテの装束(後シテの白頭、桜の花が添えられた杖とか)
など、初心者にもわかりやすい内容

能を見るだけでないイベント性の高いこうした
ものはこうでなくては!と意を得た一夜だった

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