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2004.07.26

「ミス・サイゴン」のチケットを帝劇に買いにいく。

土曜日に、「ミス・サイゴン」の10.11月分の
帝劇窓口での一般発売にでかけた
8.9月分の発売日は風邪で寝込んでいたので
帝劇の窓口に足を運んだのは初めて。

私がこれだけ芝居を見に行っている、ということは
それだけどうやってかチケットを買っている、ということなの
だけれども、この手の話は買ったの買えなかったの、
席はどうだったの、と、どうもいかにも自慢げな話になるというか
ナマナマしくなるので、書くまいと思っていた。

しかし今回行ってみて判ったのだが、帝劇のチケット窓口発売、
というのは、それ自体が若干のギャンブル要素を含む、
それだけで一種のイベントなのだ。

そして熱烈なミュージカルファンという人種と、その欲望を
順序良く満たしていくシステムを構築している帝劇の
凄さは、ちょっとした感動だったので、禁を破ることに。

なにしろ、学生時代で見に行った『四季』以外に
ミュージカル、というもの自体を見るのが
自慢ではないが初めてである。

歌舞伎、能狂言、蜷川芝居を含む一般演劇、
たまにJ-POPも文楽も、と余りに手を広げすぎている
ので、これ以上ジャンルを増やすのは余りにも
危険だし、役者さんも良く知らないのを幸い、
(半分意識的に)ミュージカルは避けてきたという
部分もあるのだが・・・

まず窓口での発売ルールはこんな感じ。

1)発売初日の朝8時までに帝劇に集合した人には
 窓口でチケットを買う順番を決める抽選を引ける
 権利が生まれる
2)1)の人が順番に籤を引く。籤には、その人が
 窓口でチケットを買える順番を示した番号と、集合時間が
 書かれている
3)書かれた時間に従って、臨時の発売所前(もちろん
 帝劇ビル内)に再集合し、順にオペレーターが大量に
 控えている会場に入って購入。(座席番号を含めて
 じっくり選べるのがポイント)
 ただし、人数と時間の関係で1201番以降の
 番号の人は、翌日の販売となるので、一旦お帰り、
 翌日もう一度帝劇にご足労です
4)購入できる枚数は一人合計8枚まで。ただし、10/31と
 千秋楽を含むラスト4日間は1人2枚までの制限つき。

さて、8時までに行けば良いのであれば、さほど急いで行く事も
ないだろうと、7時半に劇場に到着。
抽選順の紙(つまり到着順)には400番台後半の数字。
誘導されて、帝劇のホールに入り前から順に詰めて座っていく。
待つ間に、だいたいの席の位置と舞台の見え方が判る、
というのも、初心者にはありがたい限り。
(というか、「並ぶ」という用語の中に「劇場の座席で待つ」
 という意味が含まれているとはとても思わなかったので
 びっくりした)
8時まで会場には、13年前の初演のCDが流れる。

最終的に8時の時点で1500人くらいの人が集まった様子だが
ミュージカルに詳しい友達に言わせると、それでも「全然少ない」
のだという(「エリザベート」の時は、この3倍以上の
人が集まったというからオソロシイ)

8時5分過ぎくらいに係員が登場し、発売方法の説明、および
カード会社などの貸切日、団体鑑賞などにより(主に学生
だとか)発売しない日程、席種の発表がある。

そして到着順に今度は劇場の外へ。
出口手前に三箇所抽選箱があり、任意の箱で、中の紙を
1枚取る。二つ折りで端がホチキスで止めてあるのを開くと
「運命の」チケット発売番号と集合時間があらわれる、という訳。

私の番号は、さすがに二日目に突入はしなかったものの、
希望日が競争率が高そうな日なので、それが取れるとは
とても思えない、という実に微妙な順番。

まあ結局は、籤運の強烈に良い友達のお蔭と、自分の番号でも
まだ席が残っていた日もあり、なんとか希望日は全部取れたのだが、
千秋楽は午前中には売り切れ。

しかし何より驚いたのはとにかく劇場窓口の持っているチケットの多さ。
平日のマチネ公演とはいえ、夕方4時過ぎに買った友達ですら
最前列がまだあった、というのだから。(だから、今回は
全然楽よ!、というのが友達の説の根拠。)

そして、S席13500円、A席9000円、B席4000円のチケットを
一人8枚枠目一杯買う人が多いのも驚き。
まあ、あれだけ良席がドドンと目の前に広げられると、人間
欲望に火がつきます。
(私も思わず予定に無かった日程一つだけ手を出してしまった
 カードの請求書が怖い・・・)

ともあれ、朝7時半に出向き、友達との情報交換、そして窓口と
結局は夕方まで帝劇への往復を2.3回繰り返すことに。
尚、窓口に出向いた人には、「ミス・サイゴン」のイメージイラスト
入りマグネット(5×7センチくらいのもの)が全員に配られる。
個人的には、どミーハーなので、役者の顔が入ってないのは
余りもらってもなあ~って感じなんですが。
(ちなみに8.9月の時はマウスパッドだったらしい)

夕方全部この手のチケット取りには、「財力」「籤運」のほかに
暑さの中を往復する「体力」そして「気力」が必要と痛感。

今回、筧利夫さんが出演する、ために初チャレンジに至ったのだが、
これがしょっちゅうでは大変。
あまり今後ミュージカルに嵌ったりしないのを祈るのみ・・?

東宝の公式サイトにこの日のことが出ています
こちら(ホール内の写真に写ってなくてよかった・・・)

 

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コメント

お疲れ様でした。幸い私は並びというものをいままで経験しないですんでいるのですが、本当に「気力と体力」を必要としますよね。

宝塚歌劇団のチケットも良席は入手し難いのですが(あそこは生徒席とかいっちゃってFCが良い席を顧客用にとってあるのです)、東宝劇場が新オープンするまでは並びがありました。みんな始発列車に乗ってならびに行ったのです。そしてそんなに大変な思いをしてまでとったチケットをなんと、ファンは自分の贔屓の生徒のFCに差し出すのですよ、そうすればFCへの貢献度が高まるとかいって。びっくりですよね。

かのこさんがいままでミュージカルをご覧になっていなかったというのは新鮮な驚きでした。そういえば「伝統芸能」を中心にご覧になっているのでしたよね。だからInto the Woodsのレポもなかったのですね。

投稿: クワスト | 2004.07.28 04:17

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