「和楽」9月号
前にも書いたのだけれども、この号は私の最も
偏愛する画家、伊藤若冲特集。
しかし、扉ページには「(2002年の京都国立博物館での
「若冲展」まで)ほとんど一般に知られる事のなかった」
と若冲のことが説明されていて、自分の認識のとの差に
かなりビックリ。
あの展覧会はすごい混雑だったので、てっきり
若冲ファンも多いのだなと思っていたのですが・・・
それに、六本木ヒルズの日比谷線の駅から上がってくる
エスカレーターを覆うドーム状の壁や、森美術館への
アプローチ、何より、宇多田ヒカルの
「SAKURAドロップス」のプロモーションビデオに
(作ったのは、夫・紀里谷和明氏)使われているので
人の目には比較的触れているはずだし・・・。
ともあれ、プライス氏が若冲に関わることになったきっかけが
あの旧・帝国ホテルの設計に関わった、フランク・ロイド氏
だった話、コレクションの展示に関する話や、プライス氏の
人となりなど詳細な取材には大満足!
プライス氏の自宅には、あのモザイク状に描いた動物絵
「鳥獣草花図屏風」を本当にタイルに写して
壁を埋めつくした浴室があってその凝りよう、
天晴れコレクター!
個人的には久々に「和楽」大ヒット。
ちなみに06年07月には、(多分最後の)「プライスコレクション展」が
東京国立博物館ほかで開かれるそう。
これはなんとしても、と今から楽しみ。
公式サイトはこちら
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