« wowowの演劇放送予定 | トップページ | 「ミス・サイゴン」情報(22) »

2004.10.28

国立能楽堂10月特別企画公演を観る

今月来月と特集「小町」ということで
小町がらみの作品がどどどと並びます

今月はこんなかんじ

★連吟「鸚鵡小町」 梅若六郎
 
★狂言「歌仙」 野村萬斎

★能「卒塔婆小町」 高橋章

「歌仙」は登場人物が多いこともあって
国立能楽堂でも開場以来21年で
初演だそうです

ものすごく、男性客が多い。
それも年配だけでなく、30代40代の一見
会社帰りのサラリーマン風の客が多くてびっくり。

「鸚鵡小町」は謡のお約束などが
さっぱり判らないのですが、プログラムによると
謡い方が特殊なものなのだそうです。

狂言「歌仙」

絵馬に描かれた六人の歌仙が夜中に抜け出して
酒宴を始め、唯一の女性である小町を
巡って鞘当の挙句に、とっくみあいの喧嘩に
なるが、夜明けと共にもとの絵馬に戻って行く
(最初と同じポーズに戻る)という、なにやら
おおらかで雅やかな狂言。
おもちゃの兵隊さん、って感じですかね

 柿本人丸・・・萬斎、僧正遍正・・・万作
 在原業平・・・深田、小町・・・小三郎
 猿丸太夫・・・高野、清原元輔・・・石田

この絵馬を奉納した人が冒頭に現れるのですが
 
 果報者・・・万之介、太郎冠者・・・月崎
 次郎冠者・・・竹山

 三人は途中で切戸口から退出して、月崎さんは
 後見にも登場するほど
 確かに人数が多い狂言。

人丸さんは真っ白なロングヘア(って言わないかな)
装束は全員、いわゆる<百人一首>の図柄に
見るような、平安貴族のもの。
それだけでも眼福、って感じですが、酔った勢いで
唯一の小町が盃を僧正遍昭に差し出したのが原因で
人丸はじめ、残りの男性全員と僧正が大喧嘩。
最後は取っ組み合いに発展、なんて、ちょっと
「髭櫓」を思わせる、ばかばかしさ100%の展開。

いつもの狂言と違ってなかなか進行がゆったりして
いて、見所も戸惑っている感じでしたが、後半の
立ちまわり?では大いに受けていました。
(長い棒を豪勢な装束で振り回したり、クルクルと
 廻ったりするので、舞台の端ギリギリだったり、
 柱にあわや、みたいなところもありましたが・・)

「卒塔婆小町」
 難しいことは相変わらず判らないのですが
 シテのお声が本当に低く弱弱しくて
 聞えづらかったのは演出なのか?
 それにしても詞章がわからずちょっと困りました。

 それでも全体に緊張した静かなところが
 こんなに物語るのかなという感じとか
 色々考えることのできる時間でした

 

|

« wowowの演劇放送予定 | トップページ | 「ミス・サイゴン」情報(22) »

能&狂言」カテゴリの記事

野村萬斎」カテゴリの記事

コメント

かのこさま、「歌仙」とてもおもしろそうですね。人丸さんの真っ白なロングヘアとは白頭でしょうか?

投稿: susie | 2004.10.29 02:43

susieさま。白頭とはちょっと違うのです。判りやすくいうと、リカちゃん人形系の前髪ありのおかっぱストレートのシルバーのウイッグって感じでしょうか(なんだか酷い表現ですね・・・)

投稿: かのこ | 2004.10.29 09:17

「卒塔婆小町」では、お囃子がとても印象に残りました。シテの出の時の大倉源次郎師の小鼓と亀井忠雄師の大鼓は本当に聞き応えがありました。あちら側の小町を呼び寄せるような、怖いような、お二人の不思議な響きのかけ声もなんとも印象的、さらには重なる笛の緒を引くような響きも。こういう出会いがあると、眠ってしまうかもと思いつつもまた能楽堂に通ってしまうのです。

投稿: 松風 | 2004.10.30 00:32

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« wowowの演劇放送予定 | トップページ | 「ミス・サイゴン」情報(22) »