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2004.10.02

「萬斎in セルリアンタワーvol.4」を観る

萬斎さんの解説、「梟山伏」「靱猿」の2演目。

両演目とも海外公演で良く演じられるものであること、
「梟山伏」の祈りの部分は能「葵」のパロディ
と捉えられるということ、「靱猿」はなんと言っても
猿のできる子供が一門にいないとできない演目で
デビュー(初舞台)3歳からだいたい小学校入学あたりの
年齢まで勤めるのが通常なのだとか。
ちなみに萬斎さんは妹さんと5歳違いだったために
8歳くらいまで、かなり体格が大きくなるまで
やっていらしたなど、解説は20分程度

「梟山伏」
山伏ものは先日の「大狂言会」で昼夜「茸」で
観たばかりなので、やり方がほぼ同じなのが
判る。深田さんの山伏、もうちょっとメリハリの
ある祈りっぷりだと良いのだけれど、やや
全体に力が入りすぎ?
病にかかっている太郎役の竹山さんより、
兄役の月崎さんの憑かれた時の動きが
動物っぽくぱりぱりしていたのが印象的。

「靱猿」
去年は裕基くんの初舞台ということもあって
ほぼ全部萬斎さんが猿曳きをやっていましたが
今回は萬斎さんは大名、石田さんが猿曳、
高野さんが太郎冠者という組み合わせ。

萬斎さんの大名を見るのは、ひょっとすると
数年前の大槻能楽堂での、万作さんとの
二夜を交替でつとめた時以来かも。

裕基くんは身体が大きくなったことも
また片足になったときの安定感など
「猿」キャリアを積んだのがはっきり判る

萬斎さんの大名姿は本当に似合う
猿と猿曳が橋掛から本舞台にかかるあたりに
橋掛にちらりと視線を飛ばしたり、猿に近寄る
時に自分の右腰にある靱(それに猿皮を
かけたいと思っている)と猿を交互に見ながら
というあたり、他の演者さんでやっていたかなあ?
ちょっと写実演劇的でびっくり。

能楽堂自体が小ぶりなので、隅々まで声も
緊張感も届いて落ちついて見ることができるけれど、
「月を見る」という子猿の動作の度に、動きの
途中で拍手が見所から起こっていたのは
その後の動きに支障がでるし、声が聞えなくなるので
どうかなあとはちょっと思ったりも。
気持ちはわかりますけど・・・・

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