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2004.10.14

「能を見る会」東京公演を観る

国立能楽堂

上演される能「清経」に関わる解説30分に続いて

狂言「千鳥」
 太郎冠者:萬斎、主:深田、酒屋:万之介

能「清経~恋之音取」
 シテ:中森貫太
 ワキ:殿田謙吉

能の後に中森師による質疑応答があるのだけれど
この長さで狂言と能の間に休憩がないのは
ちょっと生理的に無理がある気がします。
使用時間の制約とかのためかとは思いますが・・・
 
 

「千鳥」
 前にも書いたかも知れないが、どうも大蔵流(茂山家)の
 「千鳥」を最初に見てしまったせいか、
 和泉流のは、太郎冠者が小ざかしいのと、酒屋が
 割とリアルにシビアなので、笑い処に困るし、
 ちょっと内容の割に長い気がするので、話として
 乗れない曲なのだけれど、酒樽を持って行こうとする
 太郎冠者とそれを絶妙のタイミングで阻止する
 酒屋の息の合ったところはさすが!という感じ。

「清経」
 何よりやはり「恋之音取」が見所でした
 笛方と幕内にいるシテ方との無音のコミュニケーション!
 ストーリーも若くして自死した夫が妻のもとに
 現れてやりとりをする、というところに、
 単なる無常だけを表現する能と違う魅力があって
 また清経と妻の掛け合いが、どこかミュージカル
 っぽくも聞こえ(「ミス・サイゴン」観すぎのせいで
 影響受けてしまってるんでしょうけど)
 かなり面白く感じました。
 笛方の秘曲ということですが、かなり集中していて
 見所も静かだったのに、切戸口の奥の方から
 ガタリと物が落ちる音がしたときは、こちらが
 ビクっとしたほど。
 
帰宅時間のことがあり、質疑応答には参加せずに帰宅。

 それにしても「清経」って良くかかりますよね
 75分ほどの作品だということ、「恋之音取」が
 見所になるから、でしょうか?
 つい先日も「野村四郎の会」の演目に
 なっていた気がしますが・・・

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コメント

「恋之音取」の緊張感、心地よかった。能楽堂全体がぴしっと締まり、そこにいる全員の息がまで一致したように思えて。質疑応答でも「恋之音取」に質問が。長い無音は拍を数えるものの、シテによって方法が違うこと、笛方の息を聞いてタイミングをとることもあるとのお答え。初役、それも稽古でダルマサンガコロンダにしか見えないと言われたこと等含めてなかなかの質疑応答でした。

投稿: 松風 | 2004.10.15 00:33

○松風さま
中森師ご自身の「鎌倉能舞台」サイト内の
「お舞台日記」にも披きまでのお話と
当日の装束のことまで細かくご自身で
披露されていてあとは質疑応答がどういう
内容だったのかとても知りたかったのです
フォローありがとうございました。

それにしても「だるまさんがころんだ」
譬えは絶妙ながら、次回見るときにそう
見えてしまいそうな自分がちょっと怖いかも?

投稿: かのこ | 2004.10.15 09:11

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