« ボブ・ディランの曲と映画たち。 | トップページ | 永島忠侈能の会 »

2004.11.20

国立能楽堂11月定例公演を観る

劇場に行くときは体調にかなり気を使って
いるのですが、それでも今月は体調が悪い日が
観劇日と重なってきてしまい、
上旬の「新・明暗」に続いて、この日も
風邪気味で集中力が欠けてしまい、
狂言が終わったところで限界で、
せっかくの能を見ないで帰宅してしまいました

普段「能の会で萬斎さんの出る狂言だけ見て
帰るなんて、能のファンに対して失礼」と
言っているのに、自分が理由がそうではないと
はいえ、見た目は同じことをやってせざるを得ない
のは、どうもいたたまれない気分でしたが・・・

というわけで、狂言「鳴子」のみの感想です

万作さんのアイ、是非見たかったんですけど・・・

狂言「鳴子」
  太郎冠者・石田幸雄
  主・野村万之介
  次郎冠者:野村萬斎

鳴子、は水田の稲に集まる鳥を追うための
道具の名前で、神社に奉納する絵馬のような
数本の竹筒を絵馬のような形をした小板に並べて
ぶら下げたもの。張った縄につるして
縄の端を引くなどして揺らして鳴らすのですが、
それを持たされて稲田に鳥追いに出された
太郎冠者と次郎冠者が、さらに飽きるだろうと
主が持ってきた酒で酒盛りを始め、結局寝てしまい
・・・という話。

35分くらいの曲ですが、ほとんどが
太郎冠者と次郎冠者が酔っての謡と舞で
占められていました。
主も自ら酒を持って来たりと、すごく寛容ですし
笑いの狂言、というよりも謡と舞を楽しむ演目。

目付け柱と脇柱に括り付けられ、引くたびに
カラガラと鳴り響く鳴子がなんとも
面白い趣向でした。

|

« ボブ・ディランの曲と映画たち。 | トップページ | 永島忠侈能の会 »

能&狂言」カテゴリの記事

野村萬斎」カテゴリの記事

コメント

はじめまして、かのこさん。
私も「鳴子」を楽しみました。
「三輪」のシテの香川さんもとても美しかった。
それでも、万作さんのアイの品格の高さと確かさは
とびぬけて印象的でした。「三輪」のような格の高い
曲だから万作さんが出演されたのかと
感じました。

投稿: 世之介 | 2004.11.20 23:24

世之介さま。はじめまして。
そして「三輪」情報ありがとうございました。
やはり万作さんのアイは見逃しては
いけなかったのでしたねえ・・・
(拝見できる機会も少ないというのに)

投稿: かのこ | 2004.11.20 23:45

万作師のアイは初めて拝見しました。世之介さんのおしゃっているとおりの印象、この方は別格なのだと思い知らされました。それに「三輪」のシテ方の舞、本当に美しかった。万作師にも共通する、芯の通った、輪郭がくっきりと浮かび上がるような清浄な美しさでした。曲とシテとアイがよく調和してとても心地よい舞台をたのしませて頂きました。今年はインフルエンザ・シーズンの始まりがいつもの年より早いそうです。どうか、お体大切になさって下さい。

投稿: 松風 | 2004.11.21 00:29

松風さま。私が万作師のアイを見たのは
去年の「万作を観る」の『花月』が
一番印象的だったのですが、前にある
シテ方が『アイのできばえで前シテ、後
シテが大きく左右される』という趣旨の
ことをおっしゃっていたことを思い出しました。

語りなど能のアイでなければ観ることの
できない狂言方のパフォーマンスも
ありますし、能ももっと理解して見て
行きたいと思いました。

風邪のほうはなんとか復活!です

投稿: かのこ | 2004.11.21 08:40

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ボブ・ディランの曲と映画たち。 | トップページ | 永島忠侈能の会 »