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2004.12.28

「子午線の祀り」を観る(4回目)

この芝居をきちんと受け止めるのは本当に
難しいと思い始めています

長いっていうのは散々書いていますが
(休憩25分挟んで計4時間15分)
それ自体がどうこう、というよりも、
見る観客のマナーだったり、そもそも個人の
体調が相当舞台の印象に反映されて
しまうということです

体調、という点では、まず寝不足は相当
本人的に厳しいです。かくいう私も一度
として完全に寝ないで見れた回がなく
情けない限りなんですが。

次には本人を含めて風邪、咳の類。
引くな、というのは無理ですが、相当酷い
場合は周囲のことを考えて劇場に来るかどうか
考えて欲しいところです。

そして毎回のことながら、携帯
(最近のバイブは強力なので、響きます)
なぜか芝居中に転がる小銭の音、
預けるところがないために、下手に
立て掛けているとフローリングの床に
倒れたときに相当の音を立てる傘。

と延々と書いてきましたが、で、今回どうだったか
というと、今回の公演中最も前よりの席
だったのですが、どうも前日のほうが良かった
ように私には思われました。

前方席というのは、この劇場の場合は
舞台が近すぎてかえって首がくたびれる、というのも
ありつつも、普通は芝居に集中できると
おもうのですけれど、今回はちょっとダメでした。
確かに舞台に縁に並んでの群読とかは
迫力満点でしが、役者さんの力みとかが
下手に見えてしまううえに、今回は役者さんの
セリフのミスが結構多くて(東京公演千秋楽まで
あとわずか、というこの時点で!?)
がっかりでした。

いよいよ千秋楽。どういう到達点になるか
期待して見に行きますが、この公演に関しては
「サイゴン」ほど、回数を重ねる楽しさが余り
ないなあというのが本音でもあります


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コメント

 かのこさまの記事を拝見する前に書いていたことです。書き込むこと躊躇していたのですがお叱りを覚悟で。 

 どう言ったらよいのか。もう一度観てみたいとは思えなかったとでも言うしかない。
 
第一に萬斎さんの知盛が安定しない。20日はメリハリを残しつつ抑えた深い声と思えた知盛なのだが、あれは近い席で見聞きしたための錯覚だったのかも知れない。

今日の知盛は力抜けすぎ。自然体と言えば聞こえは良いのだろうが、投げやりな気分さえ感じられてしまう。声のトーンを低く抑えることにはある程度成功しているのだから、もう少し丁寧に知盛の気持ちをなぞって欲しかった。

休憩後は一転して叫ぶハムレットが復活。疲れる。どうしてこんなにむらがあるのだろう。考え込んでしまう。

 第二に演じ手の疲れがピークなのか、セリフを噛む人、間の悪い人続出。知盛も例外でない。さらに能登の守は声が枯れてガラガラで聞き取りにくい上に、疲労感ばかり客席に伝えてしまう。すくいは義経に冷酷さが出てきたことか。

 隣席のご婦人は前半で見切りをつけたと見えて、休憩後は空席。携帯の鳴ること2回、荷物の倒れる音10回以上、それで4時間は本当につらい。立ち見まで出ているのに、カーテンコールの拍手に力の入らないことおびただしい。

投稿: 松風 | 2004.12.28 22:05

かのこさん、こんばんは。
4回目をご覧になったのは27日ですか?
同じ携帯のバイブ音がほぼ連続して2度! 信じられない。
電波が入らないようにしてほしいです。

私も今回は2回見に行きました。
1階と3階から楽しむって感じで。
群読は上から見るほうがよかったです。

体調万全でも終わるとぐったりなのは、ずっと張りつめてるからでしょうか。

投稿: きびだんご | 2004.12.28 22:16

○松風様
私も相当痛烈な事を書いていますので、こちらこそ
相当批判されるかと思っておりましたが、
どうやら、今回の「SEPT」版に満足できなかった
のは私だけではなかったようなので、
ちょっとホッともしております

確かに萬斎さん、2回続けて同じような
状態で、ということは私も今回はなく、それも
波が激しくて、「ハムレット」や
「オイディプス」のように、後半尻上りに
ということが全くないままでしたね。

これは前にも書いていますが、やはり
新劇的セリフについては、萬斎さんのあの
発声では情感を伝えるのが難しいのでは
ないかと思っています。どうしても
「嘘っぽい」感じ、それがきつければ
どうしても「安倍清明」っぽく聞えて
しまっていたので、違和感が拭えなかった
のが正直なところです。

そのために日程後半では、義経とその
部下たちに、いわゆる新劇チームの
芝居のほうがずっと安心して見て
いられたのが正直なところ。

是非ともリベンジはしていただきたい
ですが、同じ手法では私はもう見たくない
かもしれません

投稿: かのこ | 2004.12.29 02:06

○きびだんごさま
そうそう、あの劇場、どうして電波遮断装置を
設置しないのでしょうね?
本当に不思議です
(あと傘の預かり実施と、床のフローリング
 の改善は是非してほしいです)

そして私も一度は上から見たかったかも。
床面に広がる模様であるとか、ドライアイス
での波や潮の流れ(ちゃんと途中から
下手からに切り替わりましたし)を
上から見て見たかったです

投稿: かのこ | 2004.12.29 02:10

いまさらですが、楽前の萬斎さんは
体調不良を押しての出演だったようです。
 あの忙しさ、全てに万全の体調で臨むのは
いかに努力されても難しいでしょうね。
 

投稿: 松風 | 2005.01.03 11:18

松風さま
そうでしたか・・。
楽前は観世さんも風邪気味のご様子
でしたし、あれだけ長時間のものですから
体調管理は大変だったかとは思います。
ただ地方公演はまた移動もあり、劇場ごとの
違いもあるでしょうし、最終日まで
頑張っていただきたいものですね

投稿: かのこ | 2005.01.04 08:40

はじめまして。
1980年代に公演された「子午線の祀り」(DVDまたはVHS)をどうしても購入したく探しております。
もし何らかの情報がございましたらご連絡いただきますと幸いです。宜しくお願いいたします。

投稿: Mayumi | 2009.09.22 07:31

Mayumiさま
この3月に81年版を「ミッドナイトステージ館」で放送されてましたね。
私も見ましたがさすがに録画はしなかったのでお役に立てませんが・・・


投稿: かのこ | 2009.09.22 08:14

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