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2005.03.06

八王子「万作・萬斎 狂言の世界」を観る

八王子・いちょうホール。
昼過ぎまで雪が降っていた影響でしょうか、少し
空席が目立つ客席。

舞台は通常の所作板だけでなく本格的な仮舞台で
(ヘンな表現ですが)シテ柱と笛柱を
繋ぐ梁のようなものまであり、鏡板、揚幕もあるもの

解説では挙手で初めて狂言を見る人が多かった
こともあり、石田さんが基本的な説明と、
おそらく「連歌盗人」の一部と思われる、垣を
破って家に侵入する、という所作を見せる。

初めて狂言を見る、という人が多かった割には(?)
鑑賞マナーはとても良くて、施設もきれいでしたし
駅から遠く判りづらい、という点以外は、良い公演でした。

狂言は二曲
まず、萬斎&万之介の「昆布売」
話自体は「二人大名」と同工ですが、
大名役の万之介さんの、良い意味での
のんびりしていて、かつ軽く明るい雰囲気が
この役にはとても合っていました。
萬斎さん演じる通りすがりの男に騙されて、
昆布を売る謡までさせられるのも、
なんだか最初からそんなことをしても奪われた太刀は
戻らないと判っていながら楽しくて歌い舞っている感じに
見えるのがなんともおおらかで良かったです

二曲目は「六地蔵」
すっぱが万作師、何某が石田師。
初心者向き、といっては失礼かもしれませんが、
話自体の荒唐無稽さから、後半のスラップスティック
的、どたばた系のこの曲はたいていどのホールでも
大受けします。
今回は特に、仲間のすっぱ役が深田・高野・月崎と
中堅の3人だったので、間違える印像が実に可笑しく
わかっていても大笑いしました。
(ただし後見は忙しくてもちゃんと、シテの装束の
 乱れは早くチェックして直して!!)

なお、会場にはいくつか問題が。
まず、舞台の床が相当埃っぽかったようで、
石田さんの足袋裏が、後半見たら相当真っ黒で
がっかり。
また、橋がかりにはマイクが仕込んでいなかった
ようで、橋掛かりでのセリフが全く聞えなかったこと
(本舞台上との聞こえ方の差が大きすぎる。
 そんなに後ろの席ではなかった私ですらそうだった
 ので、後ろの席の人は橋かかりでのせりふは
 ほとんど聞えなかったのでは?)

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