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2005.03.13

「野村万作・萬斎、狂言への誘い」を観る

グリーンホール相模大野

ホールでの普及公演ですが、「舟渡聟」「蝸牛」
と贅沢な組み合わせ。

「舟渡」は万作さんの舅に高野さんの聟。
この曲はどうしても、万作・萬斎コンビのものが
評価基準になってしまっているので、高野さん聟
つらいところなのですが、今回は舟の揺れのところ
謡を合わせるところなど、どちらも呼吸が合っていて
「聟ぶりが上がった」という気がしました。
なにより、万作さんが手にした櫓を「パタリ」と
床に落とすだけで、その心理やら表情やらが
ものすごく伝わって会場に笑いが起きるというのが
凄いところ。

一方萬斎さんシテの「蝸牛」はここまで
理論が吹っ飛ぶか、という狂言ならではの
不条理ワールドですが、萬斎さんの若干の胡散臭さを
漂わせながらの山伏ぶりが板につきすぎなくらいで
こちらも判っていながらの大笑い。
解説の石田さんも言ってらっしゃいましたが
大抵は最後に神通力が失われることの多い山伏もの
の中では、多いに成功している内容ですが、
総てを忘れさせて踊らせる、というのは、ちょっと
「ハーメルンの笛吹き男」を連想させて、
実は意外にブラックなオチなのかも。

近くに、親がファンだから連れてこられたと思われる
女の子が3人。一番年かさの子は中学生以上だと
思うのですが3人揃って全く舞台を見ずにこそこそ
何かしているので、こちらが気が散ることこの上ない。
興味が無くてもおとなしくしている、というので
あれば構わないけれど、そういうホール内の
上演中のルールも守れない子供は連れてこないのが
親としてのマナーだと思います。

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