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2005.08.21

国立能楽堂定例公演を観る

萬斎さんの狂言鑑賞は1ヶ月ぶりくらいでしょうか。

開演直前に正面席前方の男性客が堂々と
フラッシュを焚いて舞台の写真を撮影。
係員が止めるも、係員が注意をして引き下がった
瞬間にもう一枚、というしぶとさ。
上演中に撮影したりしないか、無駄な心配を
してしまい、こちらがイライラ
休憩時間にちらりと見たら、社会的地位も常識も
身につけたように見える、年配のきちんとした
みなりだったので、ちょっと唸ってしまいました。

さて気を取り直して
まず狂言「蚊相撲」
大名:万之介、太郎冠者:高野、蚊の精:萬斎

先日の日経新聞の記事に、萬斎さんが蚊の精は
つま先だってゆっくり動くのは結構大変、とあったのが
良く判りました。
大名が負けた口惜しさに太郎冠者にやつ当たりして
「ぷぃ~~~ん」と言いながら幕入りするところ、
万之介さんならではの、とぼけたようなおおらかな
しかもものすごく弱弱しい泣き声に大いに笑いました。

しかし、これだけ動きのある狂言の曲でこれだけ
見所が寝ているのを見たのははじめて。
私の左右、前列とその前と爆睡でした

20分休憩を挟んで能『大蛇(おろち』

正直あまり曲として懸かっているのを見たことが
無い曲なのですが、内容はタイトルから推察される
とおり、古事記・日本書紀で有名な逸話、素戔鳴尊の
八岐大蛇退治話。
子方は出るし、素戔鳴尊と大蛇の立ちまわりは
あるわ、つくりものはたくさんでるわで、70分という長さの
中でなかなか盛り沢山な内容でした。

ただ、囃子方がものすごく元気だったのに、地謡が
妙におとなしく、特に後シテ出てからはせっかくの
戦いのところなど、詞章を見ないと何を言っているのか
全然聞き取れず。
能については偉そうなことは言えませんが、正面で見て
いてこんなにバランスが悪くて良いのか、ちょっと
疑問でした。
(これでは中・脇ではほとんど地謡は聞えなかったのでは?)


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コメント

中正面で拝見しておりました。おっしゃるとおりほとんど地謡聞こえませんでした。

「大蛇」の地謡はお能を知らない自分でもわかるくらい散々でした。「てにをは」の「の」と「を」が同時に聞こえてきたり(そういうところだけはっきり聞こえるのはなぜ)、他の方の謡を聞いて詞章と音程をさぐりながらおそるおそる謡っている感じでどうにも。素人の怖いもの知らずで言わせてもらうなら、はっきり言ってへっぽこでした。口パクの方もいるんじゃないかなんて、はしたなくも疑いたくなるくらい弱々しい。シテ方がお声のとおりの良い方でしたので本当に残念。心の中で「これじゃ大蛇がただの蛇になっちゃうじゃないか!」と叫んでおりました。

投稿: 松風 | 2005.08.21 09:58

松風さま
そうでしたか、やっぱりそうでしたか!!!
いや~正面で能を見ることがほとんど
無いので、正面で聞いてこれでOKなのか、
もしくは曲によってはこれが当たり前なのか
と確信が持てずにいましたので
松風さまの太鼓判を頂いてほっとしました。

いや、それにしてもあれだけ躍動的な内容
だったのだから、地謡もやりがいありそう
なのに、やっぱり余りやらない曲だから
とかなにかあったのでしょうか?
(自分の会でなくて、国立の定例だからと
甘く見られたのだとしたら、客としては
堪りませんが・・・・)
8人であの声量だったら、15人は必要ですね。

フォローありがとうございました!!

投稿: かのこ | 2005.08.21 20:57

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