« 放浪する「WAVE」 | トップページ | 来年のコクーン歌舞伎は「東海道四谷怪談」 »

2005.12.22

「野村萬斎狂言の夕べ」を観る

今年最後の萬斎さん舞台鑑賞。
調布グリーンホール

万作さんと石田さん、竹山さんは出演されず。
そのこともあってどうやら舞台裏も含めて人数がギリギリなようで、
高野さんは解説から最後まで出ずっぱり、後見の良乍さんが
小道具の出し入れの多い「六地蔵」では、ちょっとお忙しそうでした。

という訳で、解説は珍しく高野さん。
実演をたくさんまじえての25分大熱演。

「萩大名」
大名:万之介
太郎冠者:月崎
茶屋:深田
後見:高野

上演回数の少なくない作品なので何度か目にしていますが
そもそもこの大名、庭の褒め方など聞いていると単なる馬鹿
ではなさそうですが、どうしても作り阿呆のようになるか、
単なる無教養かって感じで、なかなか「なるほど」と思わせ
られる事がなかったのですが、この万之介さんの大名は、
そのあたりの按配が絶妙でした。
特に最後の5文字、というところで太郎冠者に逃げられて
茶屋が止めるのも聞かず、いきなり「さらば」と言い出すあたりの
間など、判っているのに大いにツボでした。


「六地蔵」
すっぱ:萬斎
すっぱ仲間:月崎/深田/時田
何某:高野
後見:良乍

この日の2曲は偶然か「ものおぼえ」が共通したテーマで、
この曲では、教わったばかりの印相(いんぞう)を
覚えられない3人のすっぱ仲間の、まるで「だるまさんが
ころんだ」のようなシチュエーションでの出鱈目なポーズが
爆笑を誘うのですが、今回のは珍しく、一番最初から
覚えられずうろたえまくっていましたし、持物(じぶつ)の
取り合いはするわで、相変わらず理屈ぬきで笑えました。

と言う訳で、そろそろ今年のベスト/ワースト10を思案中です。

|

« 放浪する「WAVE」 | トップページ | 来年のコクーン歌舞伎は「東海道四谷怪談」 »

能&狂言」カテゴリの記事

野村萬斎」カテゴリの記事

コメント

今年の年間ベスト/ワースト、楽しみにしております。それに便乗して実に我が儘なお願いなのですが、萬斎さんファンのために萬斎さんご出演舞台のなかでのベスト/ワーストもお考えいただけませんでしょうか。ベスト/ワースト3くらいで、ワーストはファンサイトではなかなか話題になりにくいもので是非是非お願いしたいところです。萬斎さんファンの皆様、どうかお許しくださいませ。って、無理でしょうかしら。

投稿: 松風 | 2005.12.22 23:02

松風さま
コメントありがとうございます
萬斎さん公演については、今年は割と
私の中でのベスト、ワーストは出ています(^^ゞ
あちこち敵に回してしまいそうですが・・・

年末までには必ず・・・

投稿: かのこ | 2005.12.23 07:42

かのこさん、こんにちは。
ベスト、ワースト、楽しみにしています(敵には回りませんので)。
二曲とも楽しく笑える曲とは、よかったですね。前に見たことがあっても笑えるというのは、役者がすごいということですね。万之介さんの萩大名、見てみたいです。
アメリカン・コメディでは笑えるものがなかなかありません...

投稿: susie | 2005.12.24 06:29

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 放浪する「WAVE」 | トップページ | 来年のコクーン歌舞伎は「東海道四谷怪談」 »