« 松禄丈の「夏ノ夜ノ夢」 | トップページ | 「メタルマクベス」制作発表 »

2006.02.02

「新春特別公演 能狂言」 夜の部を観る

府中の森芸術劇場 ふるさとホール

昼夜同演目で、狂言「二人大名」は昼は万作・深田・高野、
夜は萬斎・高野・深田で、シテ(万作→萬斎)が変わった
だけでなく、深田・高野両名も役柄入れ替わってやったようす。
能「雷電」のシテが昼は観世喜正師、夜が中森貫太師で、
アイは昼夜とも竹山くん

まず晶三先生の解説「能面」についてがあって

狂言「二人大名」
使いの者:萬斎
大名   :深田
大名   :高野
後見   :月崎

話も毎度の通りですが、今回割と前方で拝見したのですが
使いの者が大名の手から刀や素襖を奪い取ろうと切ろうと、
太刀をすっと下ろすのが、なかなか迫力があるので
びっくりしました。

休憩を挟んで能「雷電」
初見です
藤原氏の陰謀により太宰府に左遷させられ非業の死を
遂げた菅原道真の変化した雷神が祟りをなそうとするのを
比叡山延暦寺の僧正には祈り伏せられ消え失せる話。
短い曲ですが劇的展開でした。それにしても後段は
台に一畳台が二つ出て、狭いのに動きが多くてびっくり。
前シテは黒頭・面は天神、初冠(ごく小さい物)。
ご本人がHPで「おじゃる丸みたい」と言っていますが
確かに!!!狩衣は白、指貫は紫の「天神様」カラー。
前半はシテと脇の問答でほとんど動きが無く、後半は
いきなり戦いになってほとんど地謡ばかりだったのも
面白かったです。
アイの竹山くん、最近良くアイで拝見しますが、この日も
相当長い独り語りをちゃんとダレずに語っていたように
聞えました。

終わってから恒例の晶三先生&貫太先生による質疑応答。
聞いていると本当に能狂言初見の人が多かったですね。
だいたい初心者向け質問でしたが、面白かったのは

※装束は汗まみれにならないのですか?
☆装束の下に、胴着という羽二重を重ねたものを
 着ているので、滅多な事で汗ジミはつきませんが、
 薪能などで暑いと胴着を完全に通してしまいます。
 どちらも洗濯はできないので陰干しする程度。
 胴着の場合はある程度使ったら新調するしかない。
 潔癖症の人は能楽師に向かないです

とのこと。

あとは歩き方とか扇の扱い方とか、鏡板の松の由来とか
あれこれやって2時間35分。
相変わらず貫太先生の隠し事をしない、テキパキスイスイの
質疑応答が魅力的でした。

|

« 松禄丈の「夏ノ夜ノ夢」 | トップページ | 「メタルマクベス」制作発表 »

能&狂言」カテゴリの記事

野村萬斎」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 松禄丈の「夏ノ夜ノ夢」 | トップページ | 「メタルマクベス」制作発表 »