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2006.03.23

「ござる乃座35th」を観る

国立能楽堂
中正面

「井杭」
裕基くん初演だそうですが、私も初見。
裕基くんの可愛さだけに目を奪われてしまいがちですが
30分の通常の長さの狂言のシテをしっかり勤めて
いましたし、何より初めて<笑い声>を聞いたのが
印象的でした。

もちろん実は井杭を叩く何某(万之介さん)と、姿を消した
井杭を探すためと呼びとめられた算占(万作さん)が
井杭を巡って交わす会話と芝居がまた一段と
面白かったです(算占の胡散臭いこと・・・)
そして裕基くんの舞台で後見を勤める時の
萬斎さんの「怖いお師匠さま顔」も健在でした

「六人僧」
とにかく笠を被ったり外したり、幕に入ったり出たりと
狂言には珍しい動きの多い曲。幕と橋掛を使うことで
時間と場所の移動が瞬時に成る狂言ならではの演出が
リズミカルな進行を支えていて、これはセットや小道具の
多い現代劇の感覚では絶対できない事。
最後に真実が判明してしっとりとなるのですが、
なんとなく見ていて、先日さいたまで見た「まちがいの
喜劇」のラストに通じる雰囲気を感じました。
しかし舞台上に六人僧(尼)姿で並ぶのは有る意味
壮観ですね。

2曲でわりとあっさりの印象ですが、「ござる」は徐々に
萬斎さんメインの位置付けから、萬斎さんと裕基くんの
ニ大シテの位置付けに移行していくように思えました。

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コメント

かのこさん、こんにちは。
二大シテに移行していくとは、裕基くんの成長の早さを感じました。萬斎さんももうすぐ40代とは...

投稿: susie | 2006.03.24 01:20

susieさま
ほんとに、萬斎さんも「不惑」に突入ですね(^^)
蜷川さんが70歳、野田さん、勘三郎さんたちが50歳。
みなさん凄いパワフルですね。

しかし裕基くんもすぐに大きくなって
萬斎さんも「裕基くんのパパ」とか
認識されるようになっちゃうのかも・・・(笑)

投稿: かのこ | 2006.03.24 08:12

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