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2006.03.27

国立能楽堂企画公演「お茶と能」を観る

武者小路千家の方が実際に能舞台上で献茶の儀式をされるという
こともあってか、そちら方面のお客様も多かったようでいつもより
ぐっと「着物率」が高い見所。

ライティングを完全に落とした能舞台に千利休像の軸がかけられ、
狂言の「煎物」で見たことのある台にお道具が揃えられて
その前で厳かに献茶の儀式が行われました。
私は裏千家のお作法をちょっと学んだくらいで茶には全然疎く、また
武者小路家のお作法を初めて拝見しましたが、袱紗使いを中心に
かなり裏千家のとは違って見えました。

10分の片付け休憩を挟んで、今回はこれが趣向の、実際の献茶の
後に茶を扱った狂言「通円」上演。
ちょうど前の週に定例公演でこの「通円」の元になった能「頼政」が
上演されていて、プログラムに挟まれた詞章の冊子が、「頼政」
「通円」と続けて掲載されていたので、「通円」のパロディっぷりが
より鮮明に判ったので、個人的には大うけだったのですが、意外に
見所が静かだったので、ひたすら私はクスクス笑いで堪えていました。
(去年の「ござる乃座」でも同様の趣向でした)
万作さんの通円は、渋さの中に諧謔が漂い、良い舞台でした。

能は「弱法師」
初見。
私の場合は先に蜷川版で「弱法師」を見ていたので、なるほど
こういう話が三島さんの手であのように書き換えられたのか、と
そちらに興味が深かったです。

ロビーでは開演前、休憩時、終演後に実際にお茶が来場者に
振舞われるサービス付きだったのですが、何しろ来場者一名に
一枚喫茶券がもぎりのところで手渡されたので、どのタイミングも
長蛇の列。
「通円」は300人に茶を振舞って茶碗が割れてダメになったと
出てきますが、おそらくはこのロビーで茶を点てていた方たちは
「通円」以上のお振る舞いだったことになりますね。

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