« 講演会「中村勘三郎とその世界」 | トップページ | え、それって?! »

2006.03.06

「粟谷能の会」を観る

喜多能楽堂

初めて足を運びましたが、座席配置、広さ共に
能を拝見するのに快適でした
(見所へのドアが若干ガタピシ言っていたのが瑕疵
 かも)

能『柏崎/舞入り』 粟谷能夫
狂言「財宝」    野村万作
仕舞「鵜の段」   粟谷菊生
能『青野守』    粟谷明生

能については相変わらず初心者の域を全く脱せないので
書くと恥をかくだけなので止めて、感想は狂言だけ。

「財宝」は初見。
だからこそ見たかったのですが、万作さん演じる「財宝」
というめでたい名前を持つ祖父(おおじ)の元に孫3人
(萬斎/深田/高野)が元服名を付けて貰いに行き、
これも妙な名を付けて貰い、4人で酒を酌み交わして
舞を舞い、最後はご機嫌なじいさまは孫の手車に
乗って意気揚々と引き上げる(お囃子付き)、という、
まあ笑いというよりも舞と歌を見せる祝言性の高い曲でした。

それでも目の前には元服しようかというガタイの良い
若者が3人並んでいても、「孫」と思えばつい人形やら
でんでん太鼓やら竹笛やら与えてしまうおじいちゃん
なんて、いつまでも「孫は子ども」という今も昔も変わらない
気分を良く表しています。

それにしても万作さんの腰の曲がったおじいさんぶりが
余りに上手く、また面もかけているので、普段の万作さんを
知らなかったら、本当にそういう演者さんに見えてしまう
くらいでした。

|

« 講演会「中村勘三郎とその世界」 | トップページ | え、それって?! »

能&狂言」カテゴリの記事

野村萬斎」カテゴリの記事

コメント

かのこさんもいらしてたんですか。

万作師の至芸を堪能しました。
ほのぼのして、良い気分になりました。
ほんとに、干からびた爺ちゃんになってましたが、
微笑ましくて・・・
これこそ芸。

投稿: 世之介 | 2006.03.06 20:14

世之介さま
コメントありがとうございます。
「干からびた爺ちゃん・・・」すっごく的確です(笑)
お流儀で上げるものとか名前とか違うみたい
ですが、何よりここに流れる敬老の思想が
現代人が忘れがちなところだなあと
つくづく。

投稿: かのこ | 2006.03.07 08:15

かのこ様、こんばんは。
同じく行って参りました。
面と分かっているのに、万作師のお顔に見えてしまって…。
笑いを堪えるのが大変でした。
そして素敵なヨボヨボッぷりを堪能致しました。
舞までヨタヨタ舞われるのには本当に感心しきり。
素晴らしいですね。
お能に関しては私もノーコメントにさせて
戴きたいのですが(^_^;)、大満足の内に会場を後にしました。

投稿: 桜雪 | 2006.03.07 21:21

桜雪さま
コメントありがとうございます。
「舞までヨタヨタ舞われるのには・・」
本当に、後ろからサポートしている(演技の)
萬斎さんの顔まで真剣に見えて
なんだか「本当の万作さんはすっごく
お元気ですよ~~」と叫びたくなって
仕方なかったです(笑)

投稿: かのこ | 2006.03.08 07:53

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 講演会「中村勘三郎とその世界」 | トップページ | え、それって?! »