若冲「動植綵絵」が無料で公開中!
今、その奇抜な構図と細密な描写でちょっとした
ブーム?になりつつある、伊藤若冲。
その代表的作品群の一つである「動植綵絵」全30幅が
所蔵する宮内庁の6年にわたる修理を経て、現在
宮内庁三の丸尚蔵館で、半年5期に分け、1期6枚ずつ
順次公開されています。
4/22までの今は第1期。
無闇に体格のいい軍鶏と南天の黒と赤のコントラストが
強烈な「南天雄鶏図」、翌檜にかかる粘性の強そうな
雪の存在感が中央の鶏を圧倒する「雪中錦鶏図」、
落下して凍った池に衝突寸前?の雁の目が気の毒な
「芦雁図」が今回の注目でしょうか。
展示は目玉である「動植綵絵」6点のほか、同時代の
花鳥画が展示されています。
タイトルにも書きましたが驚くべきは無料公開だという事。
展示室が狭いのでちょっと混雑しますが、かなり間近で
これだけまとめて見ることができるだけでもかなり貴重だと
思います
『花鳥~愛でる心、彩る技 <若冲を中心に>』
宮内庁三の丸尚蔵館(皇居東御苑内)
毎週 月・金および展示替え期間休
9時~16時半(入館は16時まで)
観覧料:無料
第1期 3/25~4/22
第2期 4/29~5/28
第3期 6/3~7/2
第4期 7/8~8/6
第5期 8/12~ 9/10
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