「若冲」作品はしご鑑賞(1:上野編)
若冲の作品、それも「真髄!」と言える作品群を二箇所で
同時に見られるなんて、東京にいても滅多にない機会。
丸一日かけて、鑑賞にでかけてきました
「若冲と江戸絵画展」(上野:東京国立博物館)
下にも書きましたが、2004年8月号の「和楽」で特集が
あった時に「日本で展覧会がある」と書いてあったのを
読んでからずっと楽しみにしてきたプライスコレクション展。
会期後半になると混むのが通例なので、早めにと出向いたら
予想通り、休日の昼間でしたが楽に鑑賞できる人出で一安心。
なんといってもプライスコレクションで見るべき若冲コーナーへ
まずは直行。
代表的なコレクションのひとつである「鳥獣花木図屏風」
そして「紫陽花双鶏図」はもちろんのこと(この二つについては
語ると1エントリー分くらいかかるのであえて省略)、丹念な
デッサンあってこその洒脱な筆遣いが泣けるほど素敵な
「鶴図屏風」、鶏が余りに堂々としているおかげで旭日との
ツーショットが、まるで横山大観における富士と旭日のとりあわせ
の作品と同じくらい驚異的に威厳を感じさせる「旭日雄鶏図」
など若冲作品群を展示室をぐるぐる何度も回って堪能。
また私がもう一つ深く愛情を注いでいる、江戸琳派の
作品群も思った以上に大充実。
特に、「抱一の描く鉄線」は私のお気に入りなのですが、
その鉄線が見事に描かれている「十二ヶ月花鳥図」、
そして「四季草花図・三十六歌仙図色紙貼交屏風」の完璧さ、
さらに表情が楽しい「三十六歌仙図屏風」など、繊細で破綻の
無い作品群に唸りまくり。
また芦雪の「黒牛白象図屏風」などは、プライス氏の意向が
強く反映したとのことですが、ガラスケースごしでなく、直に、
それもライトが定期的に強弱をつけて調光されている中で
見せるという展示方法で展示されていて、絵の見方楽しみ方
自体の自由さ、何よりプライス氏が所蔵の絵に注ぐ愛情の
深さが感じられました。
上野をあとにして、次は地下鉄を乗り継いで三の丸尚蔵館の
ある、大手町へ移動。
(以下次項)
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