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2006.12.03

「狂言ござる乃座36th」<釣狐>を観る(2回目)

国立能楽堂。

幸いな事に2回目を拝見することになりました。
見所に河合祥一郎さんをお見かけする。

まず舞囃子「高砂」。
この日は観世喜正さん。
前回の方に比べると席の位置が違うから聞こえ方が
違うからなのか、ご自身の個性なのか、とにかく終始一貫
相当賑やかな「高砂」でした。

狂言「末広がり」
今回のシテは万之介さん。
ずいぶんお元気になったようで、相変わらず飄々としたトノサマ
ぶりです。

そしていよいよ「釣狐」
何しろ今回は猟師が万作さんですから、猟師のほうも
見所です。

今回の白蔵主の面は私が前回見たのと違って眉間に皺のない
つるっとした感じのもの。
これも前回見たのと席が違うからかもしれませんが、ずいぶん
背が余計に曲がっている感じがしますが・・やっぱり見る角度から
でしょうか・・・

謡の部分、妖気というよりも、なんとか殺さないでほしいと苦労を
しまくる狐ぶりがとても伝わってきましたが、何より、面がつるっとして
見えるせいか、曲が進むにつれてまるで面が汗をかいているように
見えるほどの熱演でした。

中入りあっていよいよ狐の出。前回は良く見えなかったのですが
今回は一度法衣を被って顔を出し、そのまま引っ込んで、今度は
幕に法衣を残してどどどっと身体だけ抜け出すように飛び出してきた
のが良く見えました。

この日は実はうまく罠の縄が萬斎さんの首にかからず、どうするかなと
思ったのですが、万作さんがセリフを言いながら動きはすごくゆっくり
している隙に、さささっと立ち上がった後見の石田さんが直しに
きました。このあたりの呼吸が、さすが場数を重ねた方らしいですね。

2回目ということで、細かいところと全体、前回見そびれたところを
意識して見ましたが、とにかくあの長さ、一度も集中を切らさない
ところが凄い曲だと思いました。
今回に限って言えば、万作さんの猟師を見ているのもずいぶん
面白かったですが、万作さんの肩衣がたけのこと雪持ち竹柄。
この親子関係(竹とたけのこ)が、万作さんと萬斎さんを象徴している
ようにも見えました(考えすぎ?)


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