映画DVD、とある理由でまとめ見中。
って大した理由でもなんでもなく、単に先日「007カジノロワイ
ヤル」を見てから完全にダニエル・クレイグにはまりまして、
とはいえ「007」関連のプロモーションは当然全部終わってる
ので、来日舞台挨拶やら、伊勢丹での特別展やら、テレビ生出演
やらの貴重な映像類を全部見逃しているのをいまさら嘆いても
仕方ないので、とりあえず過去出演作品を、凄い勢いでチェック中
(まだ見てないのが多いですが)。
見た第一印象は、アクションばっかりの駄作(「トゥームレイダー」)
もあればアクションを完全に封印して心理劇に徹した作品もあって
作品の種類も役柄もかなり多種多様ですが、私がここまで見た
範囲では、007も含めて一筋縄ではいかない役ばかりです。
作品としてインパクトが強かったのは「ミュンヘン」。
これは「トロイ」でむやみにかっこよかったエリック・バナが
主役で正直ダニエル・クレイグの活躍どころはそれほどなかっ
たりするし、映画自体も後半の急に終わる感じがしたのは疑問
ながら、その残虐さも含めて見ていてクラクラしました。
トム・ハンクスがマフィアなんて無理無理で、しかも後半全然
面白くなかった「ロード・トゥー・パーディション」でしたが、私が
映画にはまったきっかけになったとも言えるポール・ニューマンさまの
雄姿?が見られて、かつダニエル・クレイグ演じるその馬鹿息子役が
妙に画面に緊張感を与えていて、これはかなり彼だけに焦点を当て
れば面白かったです(でも長すぎ)
「トゥームレイダー」はもう論外で、たかだか90分そこらの長さで
途中でDVD何度早送りしたことか・・しかも主役がアンジェリーナ・
ジョリーで彼氏役のダニエル・クレイグ、影薄い・・・。
「レイヤーケーキ」は「007」とちょっと近いところがあって、
映画自体も意外に面白かったですが、さらいDVDの特典についていた
監督とダニエル・クレイグが日本でも良くあるような(って逆か)
ポストトークに参加して観客の前でインタビュ−を受けて
会場からの質問も受ける、という30分の映像が特筆ものの面白さ
でした。
「Jの悲劇」は冒頭のインパクトのある映像で、かなり期待した
のですが、後半結局男のストーカー話になってしまい、ラストも
なんだか腰抜けな感じで。ま、劇中でダニエル・クレイグ演じる
主人公がドン・ペリニヨンを開けて飲んでいたのを見て、
「おいおい、007はボランジェ(グラン・ダネ)だろう」と思わず
突っ込んでしまったくらいでした。
「シルヴィア」は、相当有名な実在の詩人とその夫のやはり著名な
詩人(いずれも不勉強で知らなかったのですが)の強烈な人生を
描いた映画で、ダニエル・クレイグは夫役を演じているのですが、
私が見た範囲ではそのビジュアル(金髪を黒髪に)も、アクション
を封印した(DVっぽいのはありましたけど)演技もかなり異質な
感じ。
全体にかなり暗い映画で、見ている方もかなり暗〜い気分になる
のが欠点ですが、イギリス映画ならではの美しい田園風景とかは
堪能できる映画でした。
(こういう静かな役でさえ、ダニエル・クレイグはやっぱりかなり
変わり者の役でした)
で、一番笑いつつ、面白かったのが(別に喜劇ではないんですが)、
ケイト・ブランシェットがタイトルロールを演じた「エリザベス」。
これもなっがい映画で、もっとエリザベス強権発動!みたいな
のかと思ったら次から次から出てくる夫(つまり逆玉狙い)候補
がしのぎを削るみたいな部分ばかりが結局クローズアップされて
て面白くない恋の鞘当話が連綿と続いてがっかりしたのと、
何より見ても見てもダニエル・クレイグが出てこない。
いいかげん見るのを止めようかと思った1時間15分過ぎあたりに
やっと登場。
役はエリザベスを暗殺しようとヴァチカンがその勅書を託して
送り込んで僧侶役。
全身黒っぽい法衣で包んで城の中を法衣に風を孕ませながら
すっごい勢いでまっすぐ歩いてくる姿なんて、全くエリザベスの
時代の人じゃなくて、単なる暗殺者かスパイでしたね。
しかもあっさりつかまって、「カジノ・ロワイヤル」顔負けの
拷問を受けてあっさり白状、でこれで登場部分終了。
どう見たって悪党じゃないか、という割に活躍少なくてがっかり。
でも逆にいうと、ダラダラしていた映画が突然この異様な僧侶
テロリストの登場で引き締まったように思いましたが・・・
で、これから「ジャケット」を見るところ。
しかしDVD探しながら思いましたが、最近は本当に映画公開から
DVD発売までが短くなっちゃいましたね。
だいたい公開から3ヶ月が目処かな。
そうそう、洋画探しついでに「ダ・ヴィンチ・コード」のDVDも見た
のですが、これもトム・ハンクスがどうしても、謎を解く大役を
結果的に任されることになる学者さに見えなくて(原作を先に
読んでいたでのなおさらイメージと違った)、しかもほとんど
暗い夜の室内のシーンばかりで、飽きて途中でリタイア。
情報量の多い吹き替え版で見てこれですから、映画館で字幕で
見ていたらイライラして憤慨しちゃっていたかも
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