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2007.01.29

ダニエル・クレイグ出演作品、また一作。

多分、レンタルに出ている中で一番昔のダニエル・クレイグ出演
作品(92年)。
これまた有り難や、TSUTAYAの「ユーザーからのリクエスト
コーナー」で新入荷していたので早速借りて見る。
(DVD検索をしていたら、どうやら廉価版が3月に出る模様。
 1000円以下で買えるようなので、それまで我慢)
 ※メーカー:ワーナー・ホーム・ビデオ
  商品番号:BNP12411 JAN:4988135588142

ストーリーは南アフリカのアパルトヘイト問題を扱った実話を
原作とした物。
ちょっと「永遠のアフリカ」とスタート設定が似ていましたが、
ずっと深く突き刺さる内容でした。

ダニエル演じボータは、主人公通称PKの子供時代、彼が純粋な
イギリス人であるというだけで同じ寄宿学校在学時代に虐めた
上級生で(ボータはアフリカに17世紀にヨーロッパから「移民」
してきて定住した、一名「アフリカーナ-」と呼ばれる育ちで、
彼らは歴史上のなりゆきで同じルーツを持つヨーロッパ人を憎んで
いたという背景があるという趣旨のナレーションが冒頭に入っている)
成長したPKの前に、偶然にも再び彼の活動を阻止しようと立ちはだ
かる憲兵として再開する。

子供時代の虐めがばれて、退学させられたのを逆恨みしている
ため、命じられている任務とは言え、私怨が加わって、その仕打は
苛烈を極める事に。

まだかなり若い時のものなので、今とかなりビジュアルが違う
かなと想像していたのですが、精悍な顔つきに彫刻なみの無表情&
クールなアイスブルーの瞳、軍服姿で派手(残忍と言うべき)に
立ち回りしている姿は、「シルヴィア」や「シャープ」あたりの
作り込んだビジュアルより、最近のアクションものに出ている
姿に近い感じでした。

にしてもクレジットの順番は下の方の割に、「シャープ」「エリザ
ベス」同様、悪役として強烈なインパクトが炸裂。ま、善人だけど
ほぼ「使いっ走り」で印象の薄い「永遠のアフリカ」よりは
はるかに「見た気」はしましたが・・・・

作品にはモーガン・フリーマンも出ていて味のある演技をして
いましたし、音楽が「ラスト・サムライ」のハンス・ジマー。
冒頭をはじめ、しばしば使われている遠くからかすかに聞こえる
柔らかい歌声をバックに広大なアフリカの大地が映し出される
ところは、全体を覆う凄惨さとの対比もあってこの印象的でした

でもこの曲、どこかで聞いた感じだよなあと思ったら、ハンス・ジマーって
ディズニーアニメ版の「ライオンキング」の音楽で賞も取った人
だったんですね。言われればなるほどだし、ある意味お得意の
ジャンルなのかも。
フィルモグラフィーを見たら「レインマン」「バックドラフト」
「テルマ・アンド・ルイーズ」と音楽が印象的で記憶している映画
すべてこの人が音楽担当でびっくりしました。

そう言えばダニエルが演じていたのは、最初に書いたとおり
南アフリカ人、なのですが、レンタル半額だからともう一度借りて
見ていた「ミュンヘン」のスティーブも南アフリカ人だったのでした。
(これは明らかな蛇足)

これであとTSUTAYAのリストにあってレンタル店で在庫に
私が出会ってないのは「ザ・トレンチ(塹壕)」だけとなりました。
他の日本未公開の作品もボンド就任記念に「アークエンジェル」
みたいに発売してもらえないでしょうかねえ・・・(贅沢)

しかしDVDショップの「レイヤーケーキ」のPOPに「六代目ボンドを
襲名したダニエル・クレイグ!」って書いてあって笑いました。
歌舞伎役者じゃないんだから・・・・襲名って・・(笑)

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