« 「時候警察」再び。 | トップページ | 「ザ・トレンチ<塹壕>」を見る »

2007.02.01

「万作の会 狂言の世界」を観る

有楽町朝日ホール

毎度思う事なんですが、このホールのちょうど中ほどの列
あたりの座席って床面が仮設なのか、ものすごく通路を歩く
人の動きくらいでミシミシ言うし、ホール自体はロビーも
重厚なのにあのあたりだけ異常にチャチい感じがするのは
どうにもならないんでしょうかね・・・・?

まそれは毎度の愚痴で措くとして、この日は解説で萬斎さんも
言っていましたが、珍しく3曲+素囃子という超豪華版!

萬斎さんご機嫌うるわしいご様子で、若干すべり気味のギャグも
交えつつ、短めにとおっしゃいつつ20分ほど演目解説。

素囃子に続いて万作さんシテの「鍋八撥」。鍋売りが万作さんで
鞨鼓売りに月崎さんという絶好の組み合わせ。
目代は石田さん。

つい先日国立能楽堂で茂山家の同じ曲を偶然見たばかりなので
見事に比較ができましたが、やはり見慣れているせいか、万作家の
ものの少し押さえ気味の演じ方が私にはしっくりきました。
それにしても先日の「鬮罪人」でのシテの時もそうでしたが、万作さん
膝折したまま床にポーンと座るというのを見せてくださってました。
凄い衝撃があるっだろうと素人は思ったりするのですが、本当に
身体能力が高い方なんですね。

続いて万之介さんのとぼけた味わいが絶妙の「仏師」。
考えたら、似た曲の「六地蔵」は何度も見ていますが
「仏師」は久しぶりでした。

休憩を挟んで萬斎さんシテの「田植」
能「加茂」の替間の「御田」を単独でやる時にこう言う
ようですが、最初に観た時は、普通の狂言らしく、ラストに
何か凄いどんでん返し(例えばからかわれた早乙女たちに
神主がぼこぼこにやられてしまうとか)があるのかとワクワク
して観ていたら、何も起こらずそのまま終わってびっくりした
覚えがありますが、正直のんびりと田植えをするという光景を
描写したところだけを取り出して演じても、そのカタチに昔の
人のようにありがたみとか意味とかを見出せない人間には
余り面白くないかもと思ったりもしました(すいません)
もちろん、萬斎さんの神主姿がとてもお似合いなので、それは
それで楽しめるのですが・・・・

ともあれ3曲めいっぱい楽しませていただきました。

|

« 「時候警察」再び。 | トップページ | 「ザ・トレンチ<塹壕>」を見る »

能&狂言」カテゴリの記事

野村萬斎」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 「時候警察」再び。 | トップページ | 「ザ・トレンチ<塹壕>」を見る »