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2007.03.21

「国立能楽堂企画公演」を観る

沖縄にも国立劇場ができたのとおそらく関係あるのでしょうが
沖縄の狂言「チョーギン(沖縄芝居)」が国立能楽堂に登場、
山本家の「木六駄」、万作家の「髭櫓」の三曲構成。

めったに観る事ができないので、楽しみにしていたのですが
家に入る工事の打ち合わせが長引いて、結局万作家の
「髭櫓」にしか間に合わず。先日の「鶯/三山」も体調が悪くて
能を見ないで帰っているので、まるで萬斎さんのだけ選んで
観ているような感じがして、我ながらちょっと後ろめたい
気がしてなりません。タイミングが悪いというべきか・・・

というわけで「髭櫓」ですが、万作さんの男、萬斎さんの妻、
門下の女に、裕基くんが注進という配役。

萬斎さんの妻、怖いです。怖くなればなるほどおかしくて
見所に笑いが起きてしまうんですね。「見たくない、むさい」と
髭をさんざんこき下ろして、挙句に力づくで抜いてしまう、
いやもう何度も見ている曲ですが、能がかりで真面目にやれば
やるほど笑いがこみ上げてきてしまう、とんでもなく面白い
曲なんですよねえ・・・

前に見たときは「お手伝いします」と言いながらそのまま
切戸口から入ってしまった裕基くんが、今回はちゃんと
万作さんの袖を後ろで縛るところまできちんとやって
(結び方丁寧でした!)入っていたところなど、小さい事ながら
裕基くんの成長が見られて遠い親戚の気分で拝見してました。
(オレンジ色の花に黒揚羽の可愛い肩衣が可愛かったですね)

以前に見た時はせっかくの櫓が全然取れなかったり、髭が
櫓と一緒に落ちてしまったり、道具が注目されるばかりに
アクシデントが目につくのが残念なんですが、それにしても
髭に櫓、巨大な毛抜きという逆方向の誇張が効果的で
実に上手いつくりの曲だとしみじみ。


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