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2007.04.04

「奉納 靖国神社夜桜能」第2日

4日は午前中は晴れたものの、午後から雷雨に雪、急激な温度の
低下とものすごい荒れた天気となり、結果的には公演時間には
雨も上がって月も出ていましたが、「神社の会場は足もとが相当
悪くなっているというのと、観客の健康面を配慮して」
日比谷公会堂での開催に変更になりました。

この会を拝見するのは数回目ですが、会場が変更になったのに
遭遇したのは初めてでした。
まあこの雨、寒さから妥当な決定でした、というかほっとしました。

日比谷での開催は靖国神社での開催よりも30分遅い19時10分の
開演ということで、火入れ式は当然ありませんでしたが、休憩もなしで
舞囃子、狂言、能と演じられました。

萬斎さんの出演は狂言「磁石」
珍しく万作さんがすっぱ、萬斎さんが田舎者という豪華な配役で
後半だまされていたことを知った田舎者が逆襲にでるところは
面白く拝見しましたが、一番驚いたのは、それが演じ方だから、
とはいえ、万作さんが寝ている萬斎さんの上を飛んで行ったりきたり
するのを省かずにきちんとなさったこと。
最後の見事な前転もびっくりでしたが。
それにしても二人が並んで同じようにセリフを言っている時の
見事な呼吸の合い具合はさすがでした。

能は「巴」
言い訳でしたありませんが、年度初めで仕事がじたばたしていた
こともあり、見事に「落ち」ました。

しかしそれにしても舞囃子の段階でもう私語、携帯の着信音(着メロ
あり)、ビニール袋ごそごそに、席を探すのに堂々と客席通路に
体を屈めもせずに立っている人と、ホール公演だから仕方ないとは
言いながら、それにしても相当マナーが悪く、正直演目に集中
できませんでした。

急に会場変更になったからとはいえ、スタッフも席探しの要領が
いま一つでしたし、何より客席での飲食を(ホールが黙認している
のだとしても)助長するような、ロビーでの弁当の販売はどうなんだろうと
ちょっと思いました。
ロビーは狭く、食べるにしても場所もないのですが・・・

檀上には苦労して取り寄せたという、満開の生の桜の花が咲いては
いましたが、やはり神社内の桜の木の下で、ちゃんと能舞台で演じら
れる公演にはとてもかなわないですね。天気の心配はないけれども
趣向も曲も風情もないただの能狂言のホール公演はなかなか
難しいですね。

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