« 書籍、DVD、CD発売日一覧 | トップページ | 「007カジノロワイヤル」DVD »

2007.05.20

「能楽現在形 劇場版@世田谷 『鐡輪』」を観る(3回目)

3回目もやはり舞囃子や20分では終わらず35分までかかり、
能は14:50~16時。トークは10分から17時頃までと大いに
予定をオーバーしていました。

舞囃子は今回の喜正さんのが一番メリハリがついていました。
さすがに。そして「鐡輪」

同じ能の演目を3回続けて、しかも違う御流儀で拝見するなど
なかなかない機会だったのですが、さすがに詞章も覚えて
ましたので、それぞれの違いが鮮明に理解できたのが一番の
収穫でした。

まずシテの装束がちがっていました。
これまでの2回は前シテは地味めな装束に笠をしてきたのですが、
今回は薄灰青のような色に麻模様の薄い着物をかつぎにして
出てきました。
また後シテは3回とも違って、初日は紅地に山道の摺箔に
浅葱地に丸紋尽くしの縫箔、二日目は紅地の鱗摺箔に
黒地の丸紋尽くしの縫箔の完全な「道成寺」系、そして今日は
紅地の鱗摺箔に浅葱地に丸紋尽くしの縫箔でした。
そうそう、あと頭の鐡輪台のろうそくがこれまでのうちで一番長かった
かなあ・・・

そして萬斎さんのアイも3回のうちで一番、元の能らしい拵えで
今日は水衣に丸紋入りの水色系の狂言袴(網代地)を括りに
して脚絆をして登場でした。

また登場するタイミング、退場のタイミングも少しずつちがって
いて、特に今回、退場の時に最初中央の橋掛の手前から二分
ほどのところでいったんとまって、曲が完全に終わってから女が
奥へ、ワキが上手へ同時に入っていったのが印象的でした。

今回のポストトークはもちろんシテ方の片山清司さんに感想など
聞いたのもありますが、3回の総集編というか、まとめのような
感じでしたが、なんとついに?幸弘さんが笛を持って登場し、
最後のほうは、笛の吹き方の違いとかで実演入りで、そして
もうおなじみになってしまったギャグで場をさらっていて、萬斎さんは
諦め気味でさらりと流そうとし、広忠さんはなんとか場をまとめようと
苦労?されていたのが印象的でした。

|

« 書籍、DVD、CD発売日一覧 | トップページ | 「007カジノロワイヤル」DVD »

能&狂言」カテゴリの記事

野村萬斎」カテゴリの記事

コメント

ご無沙汰しております。

3回の公演完全制覇ですか、何ともうらやましいです。私は相性のよさそうな2回目の公演を拝見してまいりました。狂言なしの公演で、萬斎さんは相当に裏方にシフトした形でしたが、劇場で演じる能の形をどうお考えなのかとても興味深く拝見できました。1回目の雷鳴付きも見てみたかったような…。能楽堂版の第二回でもポストトークがあったのですが、第三回は事前の座談会をパンフに印刷した形式に変更でした。劇場版が来年もあるとしたら、ポストトーク存続……して欲しいものです。

投稿: 松風 | 2007.05.20 22:44

松風さま
いつもブログは拝見して、勉強させていただいています。
そうですね、第三回のは座談会事前収録でしたね
長かったですが、きっと幸弘さんのダジャレは省略して
あれだけですから、もとはもっと長かったのでしょう(笑)
個人的には狂言もあったらよかった気もしますが
ぜいたくってものでしょうか?

投稿: かのこ | 2007.05.20 23:13

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 書籍、DVD、CD発売日一覧 | トップページ | 「007カジノロワイヤル」DVD »