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2007.05.30

「うつぼ」は「靭」?「靫」、あるいは「靱」

このところ万作家でも一頃程は出なくなりましたが、小さい子供が
いないとできない曲で、かつ万作家では「サルに始まり~」と
狂言師の修行の第一歩とされる猿が出てくる名曲「うつぼざる」
ですが。
そう、なぜここを平仮名で書いたかというのがこのエントリーの
テーマです。

ふっと入力しようと漢字を変換したらタイトルのように似たような
ものが3つ出てきてどれを選んで良いのか、実は毎回迷っています。

「靭」と「靱」に至っては刀にかかる右下への払いの長さが違うだけ
じゃないか、というか何か違う?というくらいの差で、どう見たって
なんで違う字になっているのか不思議なくらいです。

「政頼」「頼政」問題でちょっと懲りたついでに、この普段から感じて
いた疑問について少し調べてみたのですが、これがさっぱりで
謎は深まるばかりなのです。

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「政頼」「頼政」、そして「通円」。勉強不足を痛感中。

昨日「狂言<政頼>の歌舞伎化」の産経新聞の記事を読みながら、
「<頼政>の誤植?」と勝手に思ってエントリーを書いてから、一応と
調べてみたら、記事の通りで

狂言=「政頼(セイライ)」、能=「頼政(よりまさ)」

でして、恥かしながら私がこの時点まで完全に勘違いというか
思いこみだった事が判明した訳ですが、猛省してもうちょっと調べて
みたところ、政頼とは平安時代頃に実在したという伝説の鷹匠
だそうです。
またこの「政頼」自体は稀曲だそうで、去年秋に国立能楽堂で
茂山家が上演したのが話題になっていたようです。
(全く万作家以外の情報に疎いとこういうものを見逃すのですね)

また能「頼政」の方は、大河ドラマ「義経」では今は亡き、丹波哲郎
さんが演じていた、あの源三位頼政で間違いはなく、いわゆる
修羅能の代表作。そしてこの曲を完全にパロディ化したのが
狂言「通円(つうえん)」。
確か去年3月の国立能楽堂の企画公演「お茶と能」で一週
違いで「頼政」と「通円」が上演され、パンフレット(国立のパンフレットは
1か月分が1冊)の「頼政」の詞章を見ながら「通円」を見たら本当に
そのパロディ具合が判って大受けだったのを思い出しました。

いや、「通円」が「頼政」のパロディだと判っているのだったら
違う内容の狂言のタイトルが「頼政」な訳ないだろう、くらい思わなかった
のかと、自分に突っ込みをしきりと入れているところです。

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2007.05.29

狂言「政頼(×頼政)」歌舞伎化で上演

★ちゃんと新聞をもう一度読み、「狂言ハンドブック」で確認
 したら、狂言の題の方をきっちり文字上下逆に書いていました
 ・・・というか、今のいままで完全に勘違いしていたのでした
(タイトル間違えるとは、狂言もブログのも全くみっともない
 限りです)
  
29日の産経新聞に、6月の歌舞伎座に、狂言「政頼(セイライ)」を元に
した「閻魔と政頼」と言う演目がかかるということで、吉右衛門さんの
インタビューが出ていました。

「茶壷」「身替座禅」「棒縛」など、狂言を歌舞伎舞踊に仕立てた
演目はたくさんありますが、いわゆる一幕ものの芝居の元ネタに
狂言が取り上げられるのは珍しいとの事。
元の狂言と比較して見てみたい気分にはなります。
演じるのが吉右衛門さんとなればなおさらです。

『六月大歌舞伎』(6/2~26) 歌舞伎座
「閻魔と政頼」は昼の部。

 鷹匠政頼  吉右衛門
 赤鬼     歌六
 青鬼     歌昇
 閻魔大王  富十郎

 なんだか鬼の数が多いですね・・
詳細は松竹サイトへ。


 

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「ベガーズ・オペラ」来春再演決定

「風林火山」から内野さんが‘釈放’されての舞台第1弾なのかどうかは
判りませんが、あの客席を巻き込み(過ぎ)、長さを含めて賛否両論
だったミュージカルが来年3月再演だそうです。(内野さんサイト情報)
キャストもやや変わるようなので、どんなものになるか、楽しみです。

でも内野さんものでどうせ再演するなら個人的には「メタル・マクベス」
(時間は短目で)の方が良かったかなぁ。

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書籍「古典芸能てんこ盛り」(淡交社刊)

中村雅之・著、安西水丸・絵

著者は横浜能楽堂の副館長。
雑誌の連載のコラムをまとめたもので、能・狂言からアジアの
芸能まで広く平板に扱解説しているのが特徴で、あっさり読めました。

中で私が思わず苦笑いしたのは、拍手のタイミングについての項目。
<ある薪能で、舞台・映画・テレビと広く活躍する狂言方が出演した
時、登場と共に拍手が起こってびっくりした>と言う趣旨の文章があるの
ですが、勿論この狂言方とは萬斎さんの事でしょう。
実際同じ場面に私もしばしば遭遇します。
(先日の「愛宕山」もそうでした)

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NHKが「殯の森」を29日に放送

先日発表になったばかりの第60回カンヌ国際映画祭で審査員
特別大賞(グランプリ=最高賞はパルム・ドール。なんか紛らわしい
です)を受賞した河瀬直美監督の「殯(もがり)の森」が、29日夜に
早くも(早すぎ?)NHK-hiで放送されるとのこと。
20時からの「ハイビジョン特集」ですが、この映画って 6/23からの
劇場公開と聞いていました。
公開より先にNHKが放送するというのは、ハイビジョンとは言え、
ちょっとびっくりです。

★補足。どうもこの放送はかなり前から決まっていたようで、何度も
 放送告知を見たと家人が言っていたので、急きょ決めた
 というのではなさそうです。それにしても公開前にテレビ放送?
 映画興行に影響はないのか、それがやっぱり気になります。
 公式サイトを見ると、メイキングや受賞風景も放送された模様
 (見逃しました・・・)

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蜷川シェイクスピアシリーズ「オセロー」

蜷川シェイクスピアシリーズ公式ブログにポスタービジュアルが
出ましたが、併せて取材もあったようで、シアターテレビジョンの
「シアターinfo」で主要キャストの扮装姿でのインタビューがオンエア中。
勿論高橋洋くんのコメントも、鋼太郎さん、蒼井さんの後にあり。

ちなみにこの作品、さいたま公演の後、北九州、富山、名古屋、大阪の
地方公演もありとの事でした。

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トノサマ登場(その 「消臭プラグ」CM編)

今井朋彦の「トノサマ」を一躍有名にしたのがこのCM。

月9「のだめ〜」放送時には、毎週違うパターンが流れる懲りようで
そのノリように驚きましたが、その最新バージョンが28日の月9
「プロポーズ大作戦」枠でスタート。
トノサマますます踊り歌い、家老のおじさままで歌うハメに。
ちょっと乗りすぎ、やりすぎの感もありますが、ともあれキレの良い
トノサマダンスと、その特徴あるビジュアル、そして宣伝している商品の
ギャップの見事なまでのアンバランスさ具合がまた強烈。

「風林火山」初登場の翌日だったので、余計大笑いしました。

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トノサマ登場(その1 NHK編)

「風林火山」27日の放送回からいよいよ小笠原長時役で今井朋彦さんが
登場しました。

いきなり高飛車、いきなりキレ気味。わずか2分足らずの出演なのに、
思い切りインパクト大でした。
(しかし永島さんあのシーン、思いっきり滑舌悪かった…あんなに
 時代劇のセリフ回しに苦労する役者さんではないはずですが・・・)

しかしだいたいの登場人物が、まず加賀見さんのナレーションによる
人物紹介がファーストショット前後にあるのに、長時殿は、紹介も
何もなしでいきなり登場って言うのはどうなんでしょうか。
ま、そんなものなくても戦国時代すでに有名無実化している守護職の
権威をまだ信じ、時代を生き抜くのに必要な武力も知力にも欠ける割に
プライドだけは高く、要は一筋縄ではいかない厄介なお方、と言う
雰囲気はきっちり伝わりましたけど。

にしてもやっぱり最初にこの方に髷を乗せて非力将軍役で大河ドラマに
出させた、「新選組!」チームの慧眼には驚くばかりです。

そうそう、慶喜に関しては私は当初司馬遼太郎の「最後の将軍」の
(+本木雅弘さんがタイトルロールを演じた大河ドラマ)イメージが
強かったので、今井さんが慶喜を演じた「新選組!」のキャラクターには
やや抵抗があったのですが、最近読んだ小説「覚悟の人 小栗上野介」
ではさらに上を行く「無能」「弱虫」系語彙でもうバッサリズタズタに
酷評されていて(松平春嶽も勝海舟もメッタ斬りでしたが)、あれまあと
驚いた次第。

そう言えば来年の大河ドラマ「篤姫」も後半どうしても慶喜は登場の筈。
さてまたどんな慶喜公になることやら。
いや、どうせなら今井さんにまたやって頂くのも妙案かも。

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2007.05.27

京都(ミーハー)散策。

↓に書いた通り、久しぶりに観光目的だけで京都に行ったので、
ついでに「京都名所」見物。

と言ってもミーハーですから、まずは「若冲展」会場の相国寺承天閣
美術館から徒歩圏内の晴明神社へ。

Seimeisha

Seimeisha1

Seimeisha0

「陰陽師」公開の頃に一度来た事がありますが、随分綺麗になって
いたのはやはり映画や漫画の影響(ご利益)?でしょうか。
修学旅行の人気ポイントらしく、たくさんの学生さんに出会いました。
※写真の五芒星型のは「晴明井」となずけられた井戸のデザインです。

次は先日の「解体新書」で空間の間の例で引き合いに出されていた
石庭を拝見に龍安寺へ。
勿論こちらも足利義政期に管領をつとめた細川勝元が作った寺ですから
私のミーハー心は丸見えですね。
Ryoanji

Ryoanji0

Ryoanji2

Ryonaji1

こちらも多分伺うのは大学時代以来の筈なので、あたりの様子はすっかり
忘れていましたが、やはりここに来ると誰もが見える石の数を数えるから
面白いものです。
最後はこちらも気になっていた、京都歴史博物館の「丸紅コレクション展」へ。

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「若冲展〜釈迦三尊像と動植綵絵120年ぶりの再会」の衝撃

Shokokuji_1


Shokokuji0_1

京都・相国寺承天閣美術館
もともと「動植綵絵」はこの寺に寄進されたもので(現在は御物)
その里帰りとこの寺にある釈迦三尊像図とセットでの展示は
もう若冲ファンとしては夢のようなもの。
何はさておき行かねばと、京都日帰り旅行を強行してきました。

「動植綵絵」30幅のそれぞれは去年三の丸尚蔵館の太っ腹無料公開で
かなりじっくり見ていましたが、一室の正面中央に釈迦三尊像を頂き、
30幅が左右に一堂に並んだ様子は、予想を超える衝撃的なもので、
久しぶりに美術展で絶句し、冗談でも大げさでもなく足が震え、
目頭が熱くなってしまいました。

関西では「動植綵絵」自体が初公開と言う事もあり、注目は随分の
ようですし、主催の日経以外のメディアも大きく取り上げているので、
土日は凄い混雑とは聞いていましたが、今日は行ってみると午前10時
開場が1時間繰り上がっていて、開場前に並ぶのを覚悟で早く出かけた
のですが、すんなり入れて私は結構じっくり拝見できましたが、出た
頃にはチケット売場まで80分、さらに「動植綵絵+釈迦三尊」展示室へも
展示室内の混雑もですが、室内の温度湿度管理が限界に近いとかで
入場制限をしていました。

勿論「動植綵絵+釈迦三尊」も素晴らしかったですが、他の若冲
作品も展示されており、例えば鹿苑寺の障壁画は葡萄図、例えば
芭蕉図など他の作品を連想させるものがあって、墨絵の鶏や鯉の
小品と共に大変興味深く観ました。

ただなんだか大混雑でしたし(最後のほうはもう絵の上半分しか
見えなくなってしまった)、係員が「ゆっくりとお進みください」というのが
もうかなりの音量で、全く絵の鑑賞というよりも、まるでバーゲン会場の
ようでした。
まあできればもうちょっとゆっくり味わいたかったですが、拝見できた
だけでも満足しなくては・・・

★写真はいずれも会場入り口。白い立札は「入場列最後尾」と
ありますが、これ単に会場のある承天閣美術館の敷地の入口で、
この先延々と並んで(この時点で80分!)やっとチケット売り場&
建物入口にたどりつくという訳です。

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2007.05.26

「ハゲタカ」&大森南朋さん、放送文化基金賞受賞

「ハゲタカ」が、放送文化基金賞を作品賞と出演者賞を受賞
されたそうです。

まあ民間の基金といっても、元はNHKが資金を出しているものなので
身内の賞っぽい匂いもしなくはないですが、それで「ハゲタカ」と
大森さんの価値が下がるわけではないですからね

ニュースソースはこちら

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「国立能楽堂 狂言の会」を観る

これが終わると例の「国盗人」関連でしばらく萬斎さんの能楽堂
狂言公演を拝見できなくなるのと、稀曲「鬼丸」がかかるというので
楽しみにでかけました。

まず大蔵流の「佐渡狐」
奏者に京都の忠三郎さんが出られるのが極めての贅沢。
忠三郎さんは本当はものすごく好きな演者さんで、ここまで萬斎さんに
はまってなかったら絶対もっとたくさん見たい方。シテ・アドが東京の
大蔵流の方だったせいか、あまりくどくなく、万作家のを拝見するのと
同じような感覚でした。
にしても柔らかさと動きの美しさにおかしみを感じさせる忠三郎さんの
奏者はお見事!でした。

休憩をはさんで名古屋和泉流による「鶏流」。初見でした。
いわゆる主の言い間違いを太郎冠者が問い詰めるという話ですが
とにかく太郎冠者の和歌や唐詩の教養がむやみに深いという設定が
すごい。しかし賢すぎる部下は得てして上司に嫌われるもので、
最後には上司が逆ギレ、言う事を聞け!と一喝して終わるという、
間違っていても上司の言うことは絶対、というものすごく現代的な
論理に似ていて、身につまされました。
いわゆる「すまじきものは宮仕え」ってやつでしょうか。
いや、それで狂言も拝見できるお給料をいただいているのですから
我慢我慢と妙に自分に引き付けてみてしまいました

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能楽堂と子どもの客。(「国立能楽堂狂言の会」感想以前)

偶然か小学生らしき子供たちが多かったのは気のせいでしょうか。
ランドセル背負ったまんま能楽堂に入っていくというのはなかなか
不思議なものを観る感じがします。
別にざわざわしたものはなかったでしたが、私の席の近くに座っていた
男の子は最後の「鬼丸」は飽きちゃっていたみたいで、椅子をグラグラ
させたり、前の席の下を蹴ったりしていたので(隣でない近くに親がいた
のですが、気が付いていなかった様子)本人も結構退屈と思ったでしょうし
周りと(含・私)としては、舞台に集中できないので、双方気の毒ですね。

「狂言」というと、最近むやみに「わかりやすい」という装飾語で語られて
妙に敷居が低いように喧伝されていますが、まあ実際別に高尚な話が
上演されるわけではないですけれども、それでも一応、見るルールというものが
暗黙のうちにありますし、一応能楽堂ですから、それなりのマナーを守れる
年齢かどうか、というのは親が判断して連れてくるべきではないかなと。

要は短いながらも(短いのだから余計にですが)上演中は舞台に集中でき、
周囲に迷惑をかけないという自律心(もしくは常識)を理解できるまでは
親の意向(教育方針?)、もしくは親の都合だけで子供を連れてくるのは
どうだろうと思うのです。(さすがに能楽堂に子供だけでは来ないでしょうから)

確かに子供のころから本物を見せたい、というのも一理です。
実際やはり舞台の雰囲気は生だからこそ、というところもあります。
(私自身も最初に歌舞伎を見たのは12歳のころで、この時期から見ることが
 できたのは確かに今につながっているのでありがたいと思っています)

また逆に大人にだって、上演中ずっとビニールの袋をがさごそ言わせて
いる人、家のテレビと同じ感覚で感想をどんどん口に出してしゃべって
しまう人、携帯の電源を切るということの意味を理解しないで、平気で
電源入れっぱなしにしている人、はては自覚ない貧乏ゆすり、強烈な
香水、などマナーを語っても、大人がこれじゃあね、というのもたくさん
いますので、声高に子供だけを責めることもできないですし、マナーの良い
子もいるので本当に難しい問題ですが。

やっぱり『あなたは子供の観劇に厳しすぎる』と非難されるのでしょうね・・・

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2007.05.25

「カンヌ映画祭」ニュース

芸能ニュースは北野・松本の両「監督」と、SMAPの二人の事しか取り
上げていませんが、私が「おっ」と思ったのは、フジテレビブースに
佐藤琢磨が来ていた映像と、ダニエル・クレイグが出演する「ライラ 
黄金の羅針盤」のプロモーションパーティの映像がちらっと映った事。

今週末がモナコGPですし、日本での扱われ方の小ささが逆に異例すぎるので
あって、ヨーロッパではF1ドライバーの知名度は想像以上ですから
琢磨登場は当然でもあり、また良い宣伝になった事でしょう
(レッドブルのドライバーとスタッフががスターウオーズのコスプレで
現れたり、映画とF1は結構つながりがありますしね)

また「ライラ〜」のは、パーティの様子が「めざましテレビ」に少し映った
だけでしたが、ハリボテみえみえの巨大な動物はともかく、「カジノ
ロワイヤル」にも共演していた、エヴァ・グリーンが、あの強烈な
美貌を振り撒いていました。
僅かに映った映画シーンには残念ながらダニエルも、ニコール・キッドマンも
映ってなかったのは残念。

そう言えばダニエルとニコールの共演による「Visiting」、公開情報が
さっぱり伝わってきませんね

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2007.05.23

「写楽考」WOWOWでオンエア。

wowowからのメール情報。
日程は未定ですが、さて映像で見たら面白く感じられるでしょうか・・・?

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戯曲「カリギュラ」を読む

秋に蜷川さん演出、小栗旬主演で上演決定の作品を、一足先に
渡辺守章氏の訳による新潮文庫版を借りて読んでみました。
(現在絶版中)

とにかく戯曲がやたらと面白かったです。
戯曲だけ読むと何が面白いか判りづらいシェイクスピア<<これは
私に限っての事だと思いますが>>とは随分違う印象です。
そして何より「暴君」の一言で片付けられているカリギュラが、誤解を
恐れず言えば非常に魅力的に描かれていました。

文庫の解説を読んでちょっと納得したのは、初演のカリギュラ役が
あの伝説的な二枚目俳優、ジェラール・フィリップだったということ。
さらに作者の手稿にカリギュラの外見を「(略)大層若々しい人物である。
彼は普通に考えられているよりはひどくない、背が高く、痩せており
やや猫背で、顔は子供っぽい」と書いているそうなので、小栗くんの
キャスティングでOKな気がします。

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「私は貝になりたい」中居正広さん主演で映画化

主演は中居正広さん、監督は「砂の器」「白い影」などテレビでの
中居さん作品の演出をした福澤克雄さんで、脚本は58年のドラマ
版(主演:フランキー堺)と同じ橋本忍さんのものだとのこと。

中居さんの前回の映画出演作の「模倣犯」は、原作のインパクトが
強すぎてちょっと違うかなと思ったのですが、今回はどうでしょう?
中居さんってドラマの場合って意外に「眉間に皺」系の方が似合うので
期待しますが。

公開は来年冬。

ニュースソースはデイリースポーツなど。

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「時効警察2」

あの脱力感を週末に味わうのは、ちょっとした楽しみだったり
する訳ですが(次の「タモリ倶楽部」も)、しかし驚くのは
ゲストのバラエティの豊かさ。

23日発売のテレビ雑誌によると、8話に大森南朋さんがゲスト
出演だとか。
楽しみですねえ~

★おまけ。
そういえば去年秋に公開されて見そびれていた大森さん主演の
映画「キャッチボール屋」のDVDが25日に発売になります。
この映画にも光石さん、そして松重豊さんと「ハゲタカ」に出ていた
役者さんも、そして寺島進さんも出ていたんですね。
最強の超脇役揃いの映画の感あり。
たぶん公開時はあまり話題になってなかったように思いますが
ぜひチェックしたい作品です。
公式サイトはこちら

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「007カジノロワイヤル」DVD

やっと出たので早速見ました!
とりあえず初回盤限定特典のメイキング映像、ダニエル・クレイグへの
インタビュー、主題歌のPV(ほとんど映画のストーリーを追うダイジェスト
に、歌手本人の映像が絡むもの)をまとめてチェック。

一番びっくりしたのはアクションシーンの仕掛。
特殊撮影とは思っていたもののどうやって撮影したのか謎だった
空港での車の連続破壊シーンや、ギネスブックにその回転数が(映画に
ちなんでか「7」)載ったと言う、アストン・マーチンの横転シーンの
撮影秘話(重心の低い車で、普通に片輪走行しても横転しない安全性を
持つので、わざわざ横転しやすいように中に空気砲を仕掛けたとか)など
でとにかく驚きの連続でした。

また知らなかったダニエル・クレイグの新ボンド抜擢時の記者発表の
様子や、その後のバッシング記事なども興味深かったですし、そして
DVDが出たら確認しようと思っていた、劇中の「スカイフリート」機を
提供したよしみでヴァージン・アトランティク機の尾翼が一瞬映り込んで
(映り込ませたのですが)いるシーンと会長のブランソン氏がマイアミ
空港のボディチェックシーンにカメオ出演していたシーンもしっかり
チェック。
ブランソン氏、わざわざカメラ側を向いて両手を挙げていて、完全に
バッチリ見えてました(視線はボンドが追う男に釘づけで見逃し続けて
いたのでした)

本編はこれからゆっくり。
ま、自宅では映画館の迫力はなかなか再現できませんが。

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2007.05.20

「能楽現在形 劇場版@世田谷 『鐡輪』」を観る(3回目)

3回目もやはり舞囃子や20分では終わらず35分までかかり、
能は14:50~16時。トークは10分から17時頃までと大いに
予定をオーバーしていました。

舞囃子は今回の喜正さんのが一番メリハリがついていました。
さすがに。そして「鐡輪」

同じ能の演目を3回続けて、しかも違う御流儀で拝見するなど
なかなかない機会だったのですが、さすがに詞章も覚えて
ましたので、それぞれの違いが鮮明に理解できたのが一番の
収穫でした。

まずシテの装束がちがっていました。
これまでの2回は前シテは地味めな装束に笠をしてきたのですが、
今回は薄灰青のような色に麻模様の薄い着物をかつぎにして
出てきました。
また後シテは3回とも違って、初日は紅地に山道の摺箔に
浅葱地に丸紋尽くしの縫箔、二日目は紅地の鱗摺箔に
黒地の丸紋尽くしの縫箔の完全な「道成寺」系、そして今日は
紅地の鱗摺箔に浅葱地に丸紋尽くしの縫箔でした。
そうそう、あと頭の鐡輪台のろうそくがこれまでのうちで一番長かった
かなあ・・・

そして萬斎さんのアイも3回のうちで一番、元の能らしい拵えで
今日は水衣に丸紋入りの水色系の狂言袴(網代地)を括りに
して脚絆をして登場でした。

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書籍、DVD、CD発売日一覧

気が付くと5~7月に気になる書籍、DVD類の発売が
結構集中しています。

自分の覚えとして書いておきます

☆松岡和子訳「コリオレイナス」(ちくま文庫) 
           4月に発売済み(1月にさいたまで上演)

☆「007カジノロワイヤル」DVD          5/23発売

☆松岡和子訳「お気に召すまま」(ちくま文庫) 
           6月(04年に初演、今年7月に再演)

☆世田谷パブリックシアター「MANSAI◎解体新書 その拾」
                 6/20(1月実施。コロッケさんゲスト)

☆河合祥一郎訳「新訳 リチャード三世」(角川文庫)
                       6/23(「国盗人」初日)

☆NHKドラマ「ハゲタカ」DVD&サウンドトラック  
7月(1~3月に放送)


気になるのは「解体新書」。あのコロッケさんのワンマンショーと
カットされていなければ、萬斎さんの郷ひろみのマネも入っている
のでしょうか・・・?(^^)/
 
                        

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「能楽現在形 劇場版@世田谷 『鐡輪』」を観る(2回目)

2日目は喜多流の狩野了一さんを「鐡輪」のシテにお迎えしての
公演。
先日の宝生での公演のパンフレットで萬斎さんが予告していた通り
英語字幕が付きました。
ポストトークでのお話によると、今回独自のものを作ったのではなくて
どうやら国立能楽堂の字幕システムのものを拝借されたとのこと
(だから入口で配るリーフレット、チラシの束に「国立能楽堂変わる」
というチラシがあったんですね)
今回見所が暗いので正直地謡の言葉が全然わからなかったので
逆に英語字幕がすごく参考になりましたが、「祈祷」やら「恨む」とか
「鬼」やらとなかなかまがまがしい言葉の数々が英語になっていたのが
なんだかおもしろかったですねえ。
なにしろ「鐡輪」が「The Iron Crown」ですものね

今回のワキ(晴明)は宝生欣哉さん。前回は緑の鮮やかな狩衣に
指貫(たぶん)だったのが、今回は上下とも白(下は半切)で中に
銀糸をたっぷり使ったゴージャスな厚板で、ちょっと映画の「陰陽師」
風でした
そして今回は雷鳴や稲妻の効果音もライティングもなかったかわりに
晴明の術のために女が身動きがとれなくなった時に、舞台に晴明の
シンボルマークである五芒星が二重の円に囲まれた形で照射された
ので、「お、さすが『陰陽師』の安倍晴明だわ」と思ってしまいましたが
あれって1階席の人には見えづらかったでしょうね

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2007.05.19

「藪原検校」を観る(2回目)

前回はコクーンシートであれこれ見えないところもあったり
逆に黒子の動きはばっちりだったりしたのですが、今回は
前方席、しかもま正面に壌さんという前回とは全く違う席位置で
これくらい違うと2回見たかいもあるというものです。
(しかし舞台に近すぎて字幕が見えなかった・・・)

WOWOWのカメラが入っていましたが、放送予定は未定とのこと。

今回はオープニングのギターソロの最後に拍手が自然にありましたし
やはり前回よりは全体もスピードアップしていました。
なにより前回は席位置の関係だったのか、古田さんの見せどころ
早物語の長セリフがほとんど聞きとれなかったのが、今回はほぼ
全部わかり、やっと大笑いできました。

また前回見た時に矢切渡のところで、スタンバイしていた六平さんが
ふと立ち上がって「まちがえた!」と鬘を変えたのを、てっきり
「ひばり」の国王と同じで、あれも演出の一つかと思っていたら、今回は
それをしなかったので、どうやらあれは本当にハプニングだったんですね
(芝居のスタイルが劇中劇のスタイルなので、見分けがつかなかった・・・)

段田さん演じる塙さんの「見物」づくしは、芝居やら映画やら美術展やらを
「見物」しまくっている私にはちょっと耳が痛かったですね

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「能楽現在形 劇場版@世田谷 『鐡輪』」を観る

世田谷パブリックシアター。
10周年記念ということで、4月も3人のシテをお呼びしての
「翁」があったばかりですが、今度は「能楽現在形」ユニットの
企画として、「鐡輪」を宝生、喜多、観世の三流のシテを
お招きしての<競演>。
「能楽現在形」初の能楽堂外企画でもあり、また世田谷
パブリックシアターおなじみの三方橋掛の能舞台をどう使うかが
とても興味深い公演でした。

さらに毎回公演後にシテ方を交えたポストトークが行われるという
のも楽しみでした。

初日の今回は宝生流の金井雄資さん。
申し合わせが伸びたのか、開場が10分、開演も5分押しました。

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「劇団☆新感線 20th Century Box」

すごいものが出るんですね・・
「劇団☆新感線 20th Century BOX」
5/24発売  定価:36,000円(税込)!!

文字通り、20世紀の新感線の公演の映像、一挙発売。
6作品とインタビューやら座談会やらに、ダイジェスト版のものやらも
ついているんだそうです。

何が見たいって、筧さんが孫悟空に扮した、
INOUEKABUKI HORIMIX
『PSY U CHIC─西遊記~仮名絵本西遊記より~』
が入っているんですよねえ・・・

でも巻ごとのバラ売りはないらしいので、涙をのむしか
なさそうですが・・

しかし、見たいなあ・・・・

詳細はe-oshibai.comサイトへ

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2007.05.18

(情報)「能楽現在形 劇場版@世田谷〜『鐵輪』」記事

18日づけの日本経済新聞朝刊最終面(文化)面に、15日の世田谷
パブリックシアターの「能楽現在形」公演の様子と、ポストトークでの
金井さんのコメント内容が紹介されています。

でもこの記事って実際行ってない人は、記事書いた人がちゃんと金井
さんを取材してコメントいただいたように思ってしまうような書き方ですよね。
ちゃんと「公演後のポストトークで語っていた」くらいの説明は必要
じゃないかなあ・・・?

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JTの缶コーヒー「Roots(ルーツ)」面白ポスター

ちょっと前まで洞窟かと思ったら人の横顔なんて、不思議系CMだった
JTのルーツが、坂口健二さんをキャラクターに据えて、正攻法に切り
替えたようで、今、新人サラリーマンや若者の心情を代弁したような
面白いコピーのポスターが首都圏の駅貼りに掲出されています。

一箇所に4枚連貼りが基本のようで、しかも必ず全部違うコピーのが
並んでいます。
さらに「ご当地系」のも1枚くらい混じっていて、ちょっとクスリと
させられます。

公式サイトに一挙公開中(らしいのですが、私のパソコンでは動かず…)

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2007.05.17

熊川哲也さん、怪我で公演降板

残りの公演(東京のオーチャードホールなどを含む)には代役を立てる
そうですが、公演日程を見たら、まだ今回の「海賊」ツアー、始まった
ばかりで、やはりカンパニーの中心で、もちろん主役の熊川さん
目当てのファンがたくさんいるのでしょうから、楽しみにしていた
ファンはもちろん、ご自身も悔しいことでしょう。
勿論払い戻しやらあれやらこれやらで関係者大変でしょうし…

例えば萬斎さんが踏むと言うので楽しみにしていた「三番叟」が
何かの事情で、代役となったらと(滅相もない事ですが)、自分に
引き寄せて考えたら、タダゴトじゃないだろうなぁと、ひとしきり
考えてしまいました。(縁起でもないけど)

確かに代役に立った方の新鮮なパフォーマンスが新しい評価を
生むということはしばしばありますけれども、やはりチケットを買った
ファンは最初の、予定通りのキャストを期待する訳で、いや本当に
こうしたハプニングは大変ですよね・・・

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松田龍平くん、ビールのCMに登場

会社の方は何だかドラマ「ハゲタカ」で見たような厄介な事になって
いるようですが、商品CMの方はなかなかクールな人選が多いサッポロ
ビール(伝説的な豊川悦司&山崎努の「温泉卓球」とか、個人的には
スガシカオさんをCMに起用したのは画期的だったので・・・
今はエビスビールの方に筧さん出演中!)、今度の新製品「凄味」の
CMキャラクターに、松田龍平くんが登場しています。
ただビール飲んでるだけのCMなのに、文字通り「凄味」がある映像です。

公式サイトはこちら

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「風林火山」にいよいよGackt謙信登場

結局半年登場しなかった、と言うのが正確な表現のような気もしますが…
ともあれテレビ雑誌の速報ネタによると、6月放送分あたりから、
いよいよ話題を撒いたGacktさん演じる謙信が登場するようです。

写真を見る限り、かなり従来のイメージとは違うビジュアルですが、
現時点では土臭さ満点のこのドラマでどんな見え方になるのか、
かなり興味深いです。

そうそう、原作にも名前があるのに長く配役が発表されていなかった、
信玄の当面の最大の敵・村上義清役として永島敏行さんが来週あたり
から登場の模様(予告編)。
そしてこれは今井朋彦さんファンの波津子さんのサイト「にきにき
にっき」情報ですが、無敵の?トノサマキャラ、今井さんが、経歴を
見るとなかなか一筋縄ではいかない様子の戦国大名・小笠原長時役で
こちらも「風林火山」ご出演の様子で、また楽しみが増えました。

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2007.05.16

萬斎さん、蜷川さんの来年の海外公演

スポーツ新聞サイト各種では全て柳楽くんの顔写真入りでだけ紹介されて
いましたが、会場のケネディ・センターのHPを見ると、どうやら
『Japan! CULTURE + HYPERCULTURE』と題して、「日本の文化」を
新旧ひっくるめてアメリカで見せようと言う一大イベントの模様。
シネマトゥデイサイトスポーツ報知など)

リストを見ると、映画、アニメなどのイベントのほかに、金森穣のダンス
パフォーマンス(08年2月7~8日)、蜷川さんの「身毒丸」(08年2月
7~9日)、萬斎さんの狂言(「間違いの狂言」:08年2月11~14日上演)に
山海塾、夏木マリさん、宮本亜門さんのミュージカル、武満徹の特集など
があるようです。

確かに前に蜷川さんのトークかなにかで、「身毒丸」の海外公演がある
とか聞いていましたが、どうやらこれですね。海外公演に先行する国内
公演があるのか、っていうか、やるとしたらいつなのか?って感じですが。

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「愛宕山古典芸能祭2007」を観る

無料ながら(さすが天下の公共放送)ハガキによる抽選制で当日入場
指定券と交換と言うシステムでどうやって席が決まるのかと思いながら
でかけたのですが、引換受付で係員がいくつかの指定券の束から
激しく無作為に、つまり適当にチケットを渡すと言う実にアバウトなやり方
だったのでびっくり。
この席チケット配布方法で前方に座るというのは、余程の運かあるいは
前方は関係者席だったのかしら・・?

しかも立見も出る盛況でしたが、フラットな場所(平らな博物館前広場の
特設会場)に客席を配置しているので、後方席なら(当然思いっきり
後方席でしたが)左側に作られた冊ぞいの前方で立見している方が
余程見える気がします。

とりあえず天気は良好。野外能にはもってこいの、風の弱い夜でした。

演目は「彦市ばなし」と「一角仙人」。
前に書いたとおりまっ平な客席なので、後方席からは分かってないと
「彦市」お約束の笑いどころ「クジラの筒切り」や「泳法」を見逃して
しまうのが難点でしたが、なかなか面白い公演でした。

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2007.05.15

「ハゲタカ」再放送日程。

告知されていたBS-hiでの再放送ですが、6/23と24の2日、
23日は4話まで、24日は5〜6話をそれぞれぶっ通しで一気に
放送するとの事。
本当ならば3話区切りの方が話の内容に即してるとは思いますが、
ともかく何度見ても飽きないので(録画はしてますが)楽しみです。

また、DVDとサントラの発売も確定。
サントラには歌詞をエミリー・ブロンテの詩から取り、メロディも
非常に劇的な盛り上がりだった「Riches I hold in light esteem
(富は問題にならぬ)」も収録されているとの事で個人的にはこちらが
大変楽しみです。(詳細はこちら

DVD内容の詳細はこちら

「ハゲタカ」サウンドトラック
価格 2,625円
商品番号 10313BA
7月18日発売予定
NHKエンタープライズ

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2007.05.13

デヴィット・ボウイ、映画出演

私にとってデヴィット・ボウイは「Let's dance」のインパクトも
「戦場のメリークリスマス」の演技もリアルタイムである以上に
スタイルとして、マイケル・ジャクソンの「スリラー」登場まで
音楽をビジュアルでカッコいい(死語?)と思った最初のアーティストです。
(ミュージシャンと言わずアーティストと言い出したのはそう言えば
いつから?)

そのボウイが久しぶりに映画に出演とポスターで発見してびっくり。
6月公開の「プレステージ」と言うタイトルで、なんでもマジシャンの
映画だとか。
どんな映画なのか、苦手なホラーでなければ見に行こうかと思います。

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「何日君再来」を観る

日生劇場。

筧さんが出ているから見に行くけれど、正直、テーマも座組みも
魅力がいま一つ、さらになんでこれが日生劇場?な気持もあって
あまり期待しないででかけました。
2階席でしたが、後方はまだかなり空席も目立ちました

土曜日ということもあってか、客層がとにかくバラバラ。
テレサテンというテーマからか年配の夫婦客も結構いましたし、
もちろんハロプロ系のファンと思われる若い男性同士の客に
なぜか親子連れ(子供がハロプロファンか?)に、宝塚ファンの
流れの方とお見受けする人もあり、そして、もちろん筧ファンも
ということで、子供から年配客まですごいことになってました。
開演前、ロビーにテレサの曲が流れていることもあって、雰囲気
が日生劇場というよりも、歌謡ショーの前みたいでした。

しかし開幕すると一転、微妙な国際問題が絡む怒涛の展開、
アクションあり、歌あり、滑りがちながらギャグありと、筧さん、脚本の羽原
さん(つかさんの弟子だったんですね、この方)、そして演出の岡村さんと
やっぱり見事につか(こうへい)さん的世界でした。

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2007.05.11

「能楽現在形~第三回」を観る

宝生能楽堂

これまで2回、すごい3人が組んだという話は聞いていたものの、
どこに申し込めば良いのか、主催の「橋の会」というところの連絡先が
さっぱり判らなくて見逃したのですが、今回やっと某囃子方さんの
サイトに情報が出て連絡が取れ、初めてチケットを買うことができました。

舞囃子「忠度」のあと、まず狂言「水汲」。
萬斎さんの新発意、高野さんの女。
やり方によっては狂言には珍しく艶めかしくなる曲ですが、万作家の
場合は、舞と謡のやりとりを楽しむという上品な(最後はいつもの
狂言らしいオチになりますが)もの。
一回前に見たことがありますが、あまりかからない曲のような気がします。
とにかく二人で延々と謡い舞うのをじっくり楽しめる曲でした。

休憩をはさんで能「融」

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「藪原検校」を観る(1回目)

シアターコクーン。
05年の<大蜷川祭>(笑)の一つとして上演された
「天保十二年のシェイクスピア」に続く、蜷川さんによる井上ひさし作品
上演。

主役に古田新太さんを据え、共演に田中裕子、段田安則、壌晴彦と
すごいキャストをそろえたとあって、かなり期待して見に行きました。

ですが・・・まだ初日開けてすぐのせいか、さすがに達者揃いのキャストを
しても、まだノリがイマイチ、と言うか。
特に1幕は歌の部分が異常にテンポが悪く、空回り気味。
蜷川さん演出でコクーンを妙に白々と広く感じたのは、去年の「あわれ
彼女は娼婦」の中盤以来かも。
生ギターでキャストが歌うスタイルにしては役者数が同じ井上作品の
「天保〜」に比して極端に少ないので、盛り上げが難しいし、ワンコーラス
ならなんとかなるんですが、絶対省略しない蜷川さんのことなので
フルコーラスなもので、かなり我慢しつつ聞く感じになってしまいました。

あのだだっ広い新国立でやった「箱根強羅ホテル」も、同じ様な
少人数でしたが、ズタズタだった公演期間前半ででさえ歌部分はもう
少し盛り上がっていたような記憶があるので、そりゃ芝居の中身も
役者も曲想も違うけれど、やはり演出家には得意パターンがあって、
蜷川さんには同じ長いなら歌よりセリフが長い方かなぁとか、ちょっと
思ったりしました
(新国立のと比べるのは蜷川さんには失礼かも、ですが…)

1幕はそれに主役の古田さんの出番もあまりないし、我慢我慢で進行

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2007.05.10

阪神、やっと連発脱出(ホ…)

いや、まあここ数年の強い阪神の方が、それまでの20年近くの体たらく
から考えたら有り得ない事だった訳で、こういう「ダメダメ」ぶりを
見ると「これが普通だったんだからねぇ」と思ったりしてはいましたが、
やはり勝てばホッとするのはファン心理としては当たり前です。

それがホームゲームで巨人戦ともなれは、六甲おろしに気合も余計
入る訳です。
とりあえずは久しぶりにじっくりスポーツニュースを見ようと思い
ますが、にしても随分勝てなかった…

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歌舞伎役者さんの活躍(つづき)

10日のスポニチサイトを見ていたら、また歌舞伎役者さんの歌舞伎以外の
ジャンルでの活動をまた発見。
故黒澤明監督の代表作の一つで、志村喬のブランコのシーンが有名な
映画「生きる」が、幸四郎主演でテレビ朝日系でドラマ化されるそうです。

また幸四郎さんは一族出演が好きな方でもあり、娘・松たか子の出演
作品「HERO」の映画版に、主人公と対決する大物役でも出演されますね。
(これはサンスポ情報)

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9月のコクーンは長塚圭史の新作、主演は市川海老蔵~歌舞伎役者さんの場外?活躍(その1)

コクーンでもらったチラシで一番驚いたのはこれ。

タイトルは「ドラクル」つまりドラキュラと言う事で、海老蔵さんの
コクーンと言うのも、洋モノ(古めかしい言い方ですね)と言うのも
目新しい印象(nikkansportsサイトなどにニュースあり)

さらに共演者も豪華。長塚作品に出演経験ありの永作博美さんに、
宮沢りえさん、そして「コリオレイナス」の力演が記憶に新しい
勝村政信さんと、野田さんの芝居でも始まろうかと言う感じの座組。

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2007.05.09

11月、コクーンは小栗くん主演・蜷川さん演出で「カリギュラ」

まだ今年新作やるんでしたか!と言うか、1年11作は嘘じゃなかった
んですね〜としみじみ。
原作はアルベール・カミュ。
共演は勝地凉くん、そして長谷川博巳くんと個人的にはかなりポイント
高いメンバー。

これで今年は「コリオレイナス」「ひばり」「恋の骨折り損」、
「薮原検校」「船上のピクニック」「十二夜」「お気に召すまま」、
「エレンディラ」「オセロー」「カリギュラ」と11作揃いました。
ニュースソースは「薮原検校」プログラム。

<補足>
ちょっと調べてみましたが、すごい人なんですよね、カリギュラって。
かなり残虐なご趣味の持ち主的なイメージはあります。
カミュの作品の翻訳は渡辺守章先生のが、新潮文庫から出ていた
ようですがただいま絶版中(たぶん)
この上演を機会復刻されるのを期待しましょう。

しかし、9月はドラキュラ、11月はカリギュラって、なんだか
すごいキャラクターを主役に据えた作品ラインナップになってませんか、
秋のコクーン・・・・


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2007.05.07

舞台版「蝉しぐれ」は愛之助&相田翔子

テレビドラマは内野聖陽と水野真紀、映画版は市川染五郎と
木村佳乃ときた「蝉しぐれ」がついに舞台になります。
公演は9月の大阪・松竹座

舞台版の文四郎は映画版に続いて梨園からの登場で片岡
愛之助、ふくには相田翔子という配役だそうで、松竹サイトの
チラシの画面を見ると、父・牧助左衛門に高橋長英、義母・登世に
星由里子、文四郎の倒すべき敵となる里村佐内に伊吹吾朗、
そして(たぶん)テレビ版には出てこなかった藤井宗蔵と
加治織部正も登場する模様。

内野くんの殺陣のすごさとか、いざという時の体力系な感じがする
のに比べると(これは誉めてます、すごく)、愛之助さんの文四郎は
ちょっと優しげですが、一念通すぞという強さとかさわやかさが
前面に出た感じになるのかな・・・?
これはちょっと気になる舞台ですが、東京公演はないだろうなあ・・

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2007.05.06

<速報>北村和夫さん死去

つい先月、杉村春子さんの没後10年の追悼番組のゲストとして
文学座のアトリエで、平淑恵さんなどとNHKに出演しているのを
拝見したばかりだったので本当に驚きです。
NHKニュースによると、20日に脳梗塞で倒れて入院していたという
ことですが、それにしても今年の秋には持ち役にしていた
「欲望という名の電車」のスタンリー役を息子の有起哉くんが演じるので
パパがどうご覧になるのかなと思っていたので、本当にご自身たちも
もちろんでしょうが、残念です。

ニュースは読売新聞など

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「コリオレイナス」BS-2でオンエア。

先日BS-hiで放送された舞台「コリオレイナス」を、BS-2で放送中。
前に抹茶みるくさまが予想されたとおり、冒頭にはハイビジョンの時には
なかった、山川静夫さんによる唐沢さんインタビュー(15分)が放送され
ました。

山川さんがさいたま芸劇に出向いてのインタビューだったようですが
歌舞伎のイメージの強い山川さんが「(シェイクスピアシリーズ)第16弾」
というと、なんだか忠臣蔵とかの「○段目」みたいな感じに聞こえて
不思議な感じです。

<追加>
幕間には、今度は第一弾からの「シェイクスピアシリーズ」の紹介と
蜷川さんの過去のインタビューが紹介されました。
「シェイクスピアシリーズ」の映像化されているものは映像もちょっとだけ
放送されましたが、第一弾の「ロミジュリ」の佐藤藍子と大沢たかおの
映像は結構レアものかもしれません。
蜷川さんもシリーズを開始した98年はやっぱり若い(笑)
しかし、予定では2010年までに全作品やるはずだったらしいですが
9年経った今もまだやっと半分にちょっと足らないほどしか上演できて
いないんですから、これは本当に最後まで蜷川演出で見られるのか
微妙な感じがしますねえ・・・・

<さらに追加>
芝居の最後にはなんと白石さんのインタビューもあって
(どうやらイギリス公演のための稽古日に行われた模様)
お楽しみ満載でした。
秋の、鋼太郎さん&洋くんの「オセロー」の告知もありましたが
しかし、やっぱり山川さんは歌舞伎の話をしている時の方がイキイキ
している気がします。

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ダニエル・クレイグ出演作品、ぽつぽつとオンエア中。

今月は何と言っても、「カジノ・ロワイヤル」のDVDが発売になるので
本当に楽しみにしているのですが、先月今月とぽつぽつとテレビで
ダニエルの出演作品がオンエアされています。

4月はミステリー・チャンネルで「炎の英雄シャープ(2) イーグルを奪え」が
またWOWOWでは「シルヴィア」がオンエアされました。
で、今月はスターチャンネルで「エリザベス」が、そしてWOWOWでは
「ミュンヘン」がオンエア。

先月は未公開テレビ映画「バトルライン」のDVDが発売されたので
さっそく買ってみているのですが、第二次世界大戦で一人で戦った
英雄を描いたという割には上下2枚組のいま1枚め終わりあたりですが
戦闘シーンよりもそこまでの話、とりわけ前の奥さんとの確執?の
話が結構しつこく描かれていて、なんか予想と全然違う話なので
びっくり。

やっぱりスカッと戦うボンドの映像が早く見たいものです

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舞台版「笑の大学」をWOWOWで見る

96年の「笑の大学」舞台映像を観る機会なんてなかなか
ないのですが、イギリス版が上演されるということで、WOWOWで
舞台版、映画版、そしてイギリス版のメイキング(本当の「舞台裏」)の
ドキュメンタリーが一挙に放送されました。

舞台版、放送大学の「演劇入門」でちらっと見ただけでしたが、
こうやって全編通して見ると、本当に面白い芝居でした。

またドキュメンタリーのほうも、イギリス人のプロデューサー、
脚色家、俳優二人のインタビューもなかなか興味深く、これは
7月の日本公演がとても楽しみです
(っていうか、そろそろチケット発売・・・??)

しかし考えたら7月は「国盗人」日程後半、「レミゼ」、「THE BEE」
「お気に召すまま」「十二夜」、どれも見逃せない作品がずらっと
並んでいて、うれしい悲鳴とスケジューリングで頭を悩ませ中。

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「團菊祭五月大歌舞伎」(昼の部)を観る

この昼の部の目玉は、つい先月、パリ・オペラ座での公演をした
団十郎の弁慶による「勧進帳」が見られること。
実はこの演目は、海老蔵襲名の3年前の5月に団十郎の弁慶で
上演が決まっていて初日から数日は公演があったものの、
団十郎の発病で途中から三津五郎が弁慶の代役に立ったという
因縁?の演目で、そのリベンジでもある訳です
しかも私にとっても、あの月は珍しく月初にチケットを取って
おきながら風邪でダウンして、見ていたら団十郎の弁慶を見られた
日程だったのを見そびれたという事情もあって、私にとっても
ちょっとしたリベンジ。

団菊祭らしく、富樫に菊五郎がつきあうのも見どころ
(義経役者である菊五郎が富樫になったので、義経は梅玉)

団十郎の元気な姿は、ちょっと前に「伽羅先代萩」でも見ましたが
やはり荒事で見るのが一番で、いや、本当にちょっと前まで闘病生活を
送っていたとは思えない見事な弁慶でした。
ただまあ、言ってはなんですが、やっぱり団十郎って声が個人的には
苦手で。
こういう気合いが入るものになればなるほど、語りものになればなるほど
あの声で語られるとどうも「ホラー映画」っぽく聞こえてしまって
こう、たとえば先々代の松緑や、羽左衛門あたりの弁慶で育って
しまった身としてはどうも語りが、いや、所作とはすばらしく良いんですが
そこだけはやっぱりねえ・・(だったら行くななんでしょうけど、形の
良さは見事だったりするのでね)
いや、団十郎の声をホラーだなんてめっそうもないって言われそうで
こわごわですが・・・
でもなんだか最近能の「安宅」を見慣れてしまったせいかもしれま
せんけど、押し問答もやっぱり能の方が人数も含めて迫力がありますし
(狭いだけになおさらか)、そのあたり意外にさっぱりあっさりな
印象だったのは、自分でも不思議でした。

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美術展あれこれ(6)「鳥居清長展」を見る

個人的には春信、広重、国芳あたりが私の浮世絵の好みで
美人画ばかりの歌麿、清長あたりはちょっと突っ込みどころが
ないし、正直見分けがつかない端正で特徴のないところが
面白みがないかなと余り興味を持っていなかったのですが、
何しろ開催しているのが、浮世絵の展覧会にかけては一家言も
二家言もあり、気合の入った展示が期待できる千葉市美術館
となれば、これは若干不便でも行くしかありません。

でもってそれでも予想を上回る大量の展示に、後半足が草臥れる
ほどでしたが、飽きずに見ることができました。

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2007.05.05

美術展あれこれ(5) 太田記念浮世絵美術館「ヴィクトリア&アルバート美術館コレクション展」を見る

本当にこのGWは浮世絵関係の展示が多くて、あちこち
梯子状態です。

ここはつい先日まで、フランスのギメ東洋美術館のコレクションの
展覧会をやっていたばかりで(そのコレクションの中に、当館の
コレクションと対になる北斎の掛け軸があって話題になり、大変な
混雑となったのでした)、今度はイギリスのコレクション展です。
これがまた恐ろしく美しいコレクション群で、ことほど左様に
日本の美しい浮世絵コレクションがいかにたくさん海外に流出している
かというのを痛感します
(それらが日本国内にあったのよりより良い状態で保存されている
のを見るとありがたいやら悔しいやらと実に複雑な気分になりますが)

今回のこのコレクションの中にも、北斎の若いころの作品で、存在が
知られていなかったものが新しく発見されたとつい最近NHKのニュースで
放送されたので、また混雑すると狭い美術館なので大変と、気合を
入れて朝早くでかけました。
それでも開館までに15人くらい並んだのですから、これから特に
美術番組で紹介されると混むかもしれません・・・

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2007.05.04

美術展あれこれ(4) 「広重・名所江戸百景展」(前期)を見る

夏に開催の芸大美術館の開催より先に、別のコレクションによる全作品
展示(前後期開催)が、28日からニュー・オータニ美術館(東京・赤坂)で
開催中。
図録などではずいぶん見ていますが、先日の国博でも何点か見た時も
思いましたが、実物をじっくり見ると、積もった雪はエンボスで表現
されていたり、主に空の色のグラデーションなど本当に凝った作りの
作品群でした。

作品を四季に分類、最小限の解説での展示ですが、面白かったのは
描いた場所の今の様子を撮影した写真と作品を並べてスライドで映写
していた事です。
まるで様子が変わってしまった所、神社仏閣などのおかげでなんとなく
面影を残している所、さまざまですが、都心だからと言って一概に
変わっていると思いきや、意外に風情が感じられたり、逆に埋立や
湾岸の開発で一帯が工場やオフィス街に変貌してしまっていたりと
実に見ていて飽きませんでした。

確かにこの手の名所絵は、美術品として、また江戸の風情を知る縁
(よすが)として純粋に楽しめる物ではありますが、しかしひょっと
するとやはり生まれ育ったり、住むなり働くなりして、こうした地名や
場所の位置、距離感、場所の持つイメージがすぐに湧く方が、今との
ギャップが面白く感じたりする点で、より楽しめる要素が多いかも。

5/30から大幅に展示入れ替えをしての後期展示があるとの事。

割に宣伝しておらず、ホテル内と言う立地でGWの客でザワザワして
いるかと思ったのですが、静かに鑑賞できました。

ちなみに今日上野に行った家人によると、先日まで比較的楽に入れて
いた東京国立博物館の「レオナルド・ダ・ヴィンチ展」、今日は凄い混み
ようで目玉の「受胎告知」見るのに待ちが2時間以上かかっている
時間帯もあった様子。連休後半の方が混雑しているようです

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映画「ラブソングのできるまで」を見る

最近はすっかり「半引退状態」だというヒュー・グラントの最新作。

ヒュー主演ということで、イメージはワーキングタイトル系のラブコメ
で、それを期待したのか、映画館はほとんどが若い女性で満席。

80年代に大ブレイクしていたバンドの片割れでいまや遊園地の
イベントで歌うくらいで、やや自暴自棄的に生きているアレックス
(ヒュー)が、若い子に絶大な人気のアイドル歌手に曲を依頼されて、
家に植物の手入れにきていた女性・ソフィーになりゆきで作詞を
頼むことになり、そのプロセスでお互いが徐々に変わり始める・・
という一見ヒューお得意のラブコメものですが、見方を変える
中年のおじさんの、今日本でもちょっと話題になっている
「再チャレンジ」を力づけるものでもありました。

それよりなにより私のように80年代の音楽シーンをリアルタイムに
知っている人間には、オープニングに登場する、アレックスの所属
していたアイドルポップグループ「POP!」のビデオクリップ映像と
会話に出てくる当時の(実在の)バンド名や曲に大笑いしました。
ビデオクリップはまるでワム!ですし、REOスピードワゴンやら
フランキーゴーズトゥーハリウッドなんて大笑いです。
そして曲といえば「リラックス」(笑)
しかし、見に来ている若いお嬢さんたちはその頃まだ生まれいて
いないか全然小さい頃だったからでしょう、全然受けてなくて、
私が一人で受けているのが浮いて参りました・・・・


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美術展あれこれ(3)「モネ展」

近くの東京ミッドタウンが開業したばかりということもあるので
この時期に行くのはどうかなと思ったのですが、行ってみたら
意外に大丈夫でした(まあ、連休の合間の平日の夕方おそく
だったのが幸いしたのかも)

しかしとにかく建物が目を引きます。
内部の円錐をひっくり返した形の一番上のところにカフェとレストランを
設置したロビーとかまあびっくりはいろいろですが、しかし何も美術館の
ロビーの広い空間のカフェで、カレーを出すのはどうよ。
においが薄いながらも建物に広くいきわたっていて実に不愉快。
別にカレーが嫌いってわけではありませんが、美術館の入り口なら
かぐわしく匂って良いのはコーヒーくらいまでで、よりによって一番
匂いが明らかにわかるカレーを出すのはどうなんでしょうかねえ・・・

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写真展「百一人の肖像」を見る

写真家・稲越功一氏が「読売ウイークリー」に連載していた
連載をまとめた写真展。
前に萬斎さんも載ったことがあったので出かけてみました。

その道を極めた方たちのポートレートが、稲越さんのコメントを
添えて飾ってありましたが。萬斎さんの右となりが蜷川さんで、
くるっと回ったところに麻実さんなんて並びにちょっとクスッと
笑ってしまいました。

平幹二朗さんは「ドレッサー」の扮装で、田中泯さんに
吉右衛門さんなど、演劇関係の方もたくさん映っていて
ちょっと気になるコメントなどメモしていたら、係員の方が
熱心なファンだと思ってくださったのか、稲越さんのサイン入りの
ポストカードを渡してくださいました(そうなるとかえってメモとか
しづらくなりますねえ・・・)

入った時と逆向きの出入口から出てみたら、有名な和光のショー
ウインドーに写真展の告知のポスターパネルが飾ってありました。
展覧会で使われているうちの8枚くらいがレイアウトされていて
その中に萬斎さんの写真が含まれていたので、一応記念に
撮影してみました(笑)

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美術展あれこれ(2) 「東京国立博物館 企画展他」

東京国立博物館は、最近年間のメンバー(有料)になったので、
平常展は何度行っても入場無料、先日の「受胎告知」のような特別展
用にもチケットが何枚か送られてきているので、このところちょっと
興味があったり時間があればこまめに足を運ぶようにしています。

この日は近くにある黒田(清輝)記念館の作品が平成館で特別
展示というのを知って(黒田記念館は開館日時が限定されているので
行きづらい)でかけたのですが、黒田作品はもちろんですが、いろいろと
興味深い展示を見ました

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美術展あれこれ(1)出光美術館「肉筆浮世絵のすべて(前期)」

前に書いたように、この春は私にとっては見たい美術展が
てんこもりでうれしい悲鳴。

☆「肉筆浮世絵のすべて」(前期)<出光美術館>

この美術館の浮世絵の館蔵品はすべて肉筆というのには
ちょっとびっくりしましたが、それにしても肉筆浮世絵というのは
刷りものだと「刷り」「彫り」に制限されてしまう、立体感とか
筆致というようなものが実にきれいに見えてくるので(ただし
北斎などやりすぎがちですけどね・・・)なかなか興味深いのですが
なかなか名品にお目にかかれないというのも実際のところで、今回は
珍しい肉筆ものオンリーというのが実に注目すべきところ。

全期間展示の北斎の対の軸「樵夫図」と扇面図の「亀と蟹図」
なんていう珍品もありましたがやはり注目は懐月堂安度の作品が
結構多く出されていたのと、磯田湖龍斎の「石橋図」(いわゆる
「見立て」ですね)、それから当時の舞台の様子がよくわかる
奥村政信の「中村座歌舞伎芝居図屏風」など面白い絵がたくさん
ありましたが、やはり見どころは北斎の「春秋美人図」
対の美人図なのですが、とにかく透ける着物の下の模様や描かれた
花の柄がひと筆ずつきちんと描かれている様子、足もとからほんわり
のぞく赤のちりめん地のリアルさなど、本当に緻密でこればかりは
刷りでは楽しめない醍醐味という気がします。

縁起ものと思われる「亀と宝珠図」(北斎)も、なかなか洒落たつくりで
面白い企画展でした。

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「クイーン」を見る

主演のエレン・ミレンがアカデミー賞主演女優賞を獲得、また上映前
から彼女のそっくりぶり(勿論、タイトルから察っせられる通り、イギリス
女王エリザベス2世に、です)が話題になっていました事、そして日本でも
未だに興味が失われていない故・ダイアナ元皇太子妃の劇的な客死の
時にエリザベス女王が、その一家がどう行動し発言をしたか
(正確には『最初はしなかったのに最終的に何をし何を語ったか』)を
描いた映画と聞いて、興味津々。

そもそも、関係者はまだ(女王もフィリップ殿下もチャールズ皇太子も
ブレア首相夫妻も、その側近メンバーも)バリバリの現役の人ばかり。
よくまあそう言う映画を作る(またそれを許す)なあとまずは思った
のですが、(あのバパラッチぶりから推測するに、やんごとなき方々の
ゴシップの類には慣れっこなんでしょうが)実際見てますますびっくり。
ニュース映像(多分。作り込まれたのもありましたが)を交えているので
いったいどこまでが実際の映像でどこからがフィクションなのだか
見分けがつかないくらい。
公開少し前に「めざましテレビ」で、山場となる女王のテレビ生放送
シーンの実際の映像と、ヘレンが演じたシーンと並べて放送してました
が、良くまあここまで似せたものと感心した程。

しかもこの映画が凄いと思うのは、それが単なる「再現ドラマ」に
終わらず(ここ数年のアカデミー賞が、実在の人物のドキュメンタリー風
実録物に授賞が偏っているのは確かですが。)エリザベスが何を見て
何を感じたかが、きちんと表現され、そして彼女に運命づけられた
孤独もが見事に感じられた事でした。

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2007.05.03

今年の筧くんは舞台2本ですが…

まもなく開幕の「何日君再来」(日生劇場)も、なぜ今そのテーマなのか?
と言うのと、出演者がいわゆる「舞台人」と言うか、要は「このキャスト
なら見に行きたい」とそそられるメンバーとは正直言い難く、筧さんの
舞台で初めてS席買うのに躊躇し、それも1回しか買ってない
「ノレなさ」・・・・・

なので夏にまたすぐ舞台と聞いて「今度こそ」と期待したのですが、
2日にようやく発表された内容には正直どうリアクションして良いのか
すらわからない困惑の一言。

タイトルは「SUKEDACHI」。
「何日君再来」にも出演のアイドルグループのメンバーが主演で、場所が
新宿コマ劇場で、夏休みの約10日程度、ストーリーは奇想天外の活劇と、
筧さんが出演するのでなければ、全く私のアンテナに引っ掛かりも
反応もしない要素ばかり。

3日のデイリースポーツと日刊スポーツには巨大サイズの扮装写真が
出ていましたが、いや本当にハッキリ言いますが、今年の筧くんの
舞台のチョイスには私は今ひとつピンと来なくて、妙な感じ。
(実は「エビ大王」も…)

まあ、「SUKEDACHI」には北村有起哉くんも出るらしいので、それが
僅かに救いと言うか、心強いと言うか、見るエクスキューズと保険が
得られた気分。
とりあえず1回、「こわいもの見たさ」状態で行こうと思います
(以上激しい毒舌でした)

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2007.05.02

「写楽考」考

先月の「写楽考」出演者の割に平板で面白味に欠けたのはなぜなのか、
なんでも「スピーディーに展開させるために著作権者の了解を得て、
脚本を整理し、登場人物も減らした」と演出の鈴木勝秀さんの
インタビューにあったので、じゃあオリジナルはどのくらい長いのか、
ひょっとしてスズカツさんが整理した部分に、私に面白さをより感じ
させるようなセリフや‘と書き’、登場人物でもあるかと思って、出版
されている脚本を取り寄せて読んでみました。

結論。

確かに松平定信や歌麿の妻、伊の(写楽)の父などが今回の上演では
省かれていたので、その分のセリフや動きはなくなっていたり、他の
(主に一九)役が代わりにセリフを言っていましたが、読んだ感じ
それほど印象が180度変わる程には大幅なカットも変更も無かったように
感じました。

もともと私が期待していたのとは、作品の方向性が違っていたのかも
知れませんが、正直なところやはり、舞台を見た直後に思ったのと
同じで、勇助(歌麿)役がもっと堤さん演じる伊の(写楽)に拮抗する
役者さんだったら違ったかも、あるいは興業的に有り得ないですが
(映画なら有り得ますが)、堤さんが勇助と言うのも面白かったかも
(ただその時の伊の役者は直ぐには思い付かないですけれど)

三谷さんの「コンフィダント」同様に芸術家同士の友情やライバル心理を
えぐった作品で、さらに「写楽は誰か」と言う日本人の好きなテーマも
絡むので、きっとやりようでは面白く感じられる気がします。

いつだったか、高橋和也さんの伊の、田中美里さんのお米(確か)、
山路和弘さんの一九と言うのが、シアター1010にかかっていましたし
(未見)、また違うカンパニーでの上演を見る機会もありそうなので、
是非とも「リベンジ」(と言える?)をしてみたいです。

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