映画「ルネッサンス」を見る
モノクロの、フランス製の、3Dアニメ。
近未来の、パリを舞台にしたサスペンス。
見に行きません、普通は。
ほっとんど興味ないジャンルなので。どんなに「スタイリッシュな
映像美」とか言われても。そもそもアニメみないし、近未来ものとか
全然好みでもないので。
でも行っちゃうんですねえ。単に主役の声をダニエルさまが
当てているというだけで。もう重症だよなあとつくづく。
近未来のパリで、医薬品関連の大企業の有能な若い女性研究者が
誘拐される。
凄腕の警部・カラス(声:ダニエルさま)とその仲間たちが、その姉の
依頼もあって追いかけ始めると、実はその裏には生命の存在自体を
変えてしまうような秘密が隠されていて・・・・。さて誘拐された女性は
無事救出されるのか、いったいその黒幕は誰なのかという、書くと
スリリングな話なんですが、ま、何しろ声がダニエル様ですから、
(本当は関係ないはずなんだけど)たぶん何があってもカラスは無事
だろうし、何かの形で解決が図られるだろうと半分予定調和的なラストは
容易に想像可能。
で、その通りになるんですが、どうもそのカギを握る、丸眼鏡のあやしげな
老研究者が日本人というのも、そもそもモノクロ映像で、主人公の
名前がカラスっていうのも、日本のアニメーションへのオマージュなのか
もしれませんが、かえってくすぐったい感じがするだけだったりして。
それにだいたい近未来だったら、気候とか天気とかってコントロールでき
そうなものなのに、どういう訳がやたらと雨が降り、雪が降るのも
映像は奇麗だけど、なんだかなあ・・・
面白くなかったかというと、そうでもないんですが、何しろ声がダニエル
さまだし、何しろ音楽が「007シリーズ」を担当していた人という巡りあわせ
もあって、雰囲気がもろに「007」っぽい。特に「カジノ・ロワイヤル」の
冒頭部分、プラハのメタリックなマンションでボンドが二人目の殺人をする
シーンがモノクロ映像だったりしたのと雰囲気が酷似していたので、
こうなるともう、アニメじゃなくて、生のダニエルさま主演での実写で
やってもらったらもっと面白く(少なくとも私はね)、客も入ったのでは
(正直ガラガラでした)などと考えたりしました。
そうは言いつつも、意外に面白かったって言えば面白かったんですけど。
苦手な要素が多かった割には・・・・(苦笑)
いや、でもやっぱり実写の方がねえ・・・・(くどい)
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