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2007.08.23

久しぶりの狂言「野村狂言座」

舞台でいうと、先月14日の「国盗人」東京千秋楽以来、狂言公演で
言うと、5/25の国立能楽堂の定例公演で「鬼丸」をされて以来
約2か月ぶりに萬斎さんを拝見しました。

今回の目玉は何と言っても、万作・萬斎親子による「膏薬練」でしょう。

まずは石田・高野・竹山による「水掛聟」
前に万之介さんの舅、萬斎さんの聟(たぶん)を見たことがありますが
これ、今年のような猛暑の時期に見ると実感がわきますね。
そういえばこんなに天気が続いて、四国の早明浦ダムはまだ台風待ち
状態なのかしら、なんて全く違う事を考えながら拝見してました。
最後の「祭りには呼ばんぞ」というのは、当時としてはかなり困ったことに
なるのだろうなあとか思いますが、それよりおろおろした挙句に夫に
つく嫁(舅の娘)が、実はこの演目の隠れた主役かも、なんて思ったり
しました。

続いて見るたびに背が高く、大人になる遼太くんと万之介さんの
「盆山」。実はあまり見てない曲です。
まだ堅い部分もありますが、「タイタイ!」と叫びつつ飛んで入る時の
声の通りとか、くっきりしたしぐさとかが、若々しくてよいですね。
後見が淡朗くんというのも、フレッシュな舞台でした。

休憩をはさんで、眼目の「膏薬練」

前に、セルリアンで萬斎さんと深田さんが演じた時は、貼った膏薬が
やたらとはがれて「あるつもりで見る」という状況でしたが、今回は
どんな工夫をされたのか、最後まできっちり張り付いていましたので
そのあたりで集中を削がれることがなかったのはとても安心して見られました。
でも何より、磁石で引っ張りあうような息の合い方を見せた万作さん・
萬斎さん親子が何よりでした。
特に万作さんの「ホ!」という声と、ひょいっと軽く飛ぶ感じは、年齢を
全く感じさせないもので、本当におみごとでした。
最後に萬斎さんが見せた、全く助走というかきっかけなしで見せた
前転にもびっくりしましたけど。

そして最後が素囃子「神舞」をはさんで「薬水」
まだまだ若い、萬斎さん、深田さん、高野さん、月崎さんが「祖父」(老人)を
演じる面白さが何よりでした。
ちょっと謡がそろわなかったのが残念でしたが(余りかからない曲?)
面白く拝見しました。
にしても、席が悪かったのか、囃子方が揃ってなかったような気がしたのですが
久しぶりに能楽堂で見たので耳が慣れていなかっただけでしょうか・・・・?

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