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2007.09.01

「よこはま 「万作・萬斎の会」を観る

横浜能楽堂へ行くのに、桜木町駅から歩くと紅葉坂という
とんでもない急傾斜の坂を登ることになるので、昼間の2時開演なんて
今年の猛暑の中だったらうだるな、と懸念していたのですが、あに
はからんや、今日はものすごく涼しくて本当に助かりました。

石田さんの演目解説+葛桶の使い方の解説などあってまずは
万作・万之介コンビの「無布施経」

あとの芸談で万作さんもずいぶんお話になっていましたが、やはり
茂山家の狂言と万作家の狂言はずいぶん違うなといういうのが
第一印象。というのも、この演目はちょっと前に千作さんのを拝見
したことがあって、かなり印象に残っていたのですが、それに
比べるとやはり万作さんの場合はかなり理が優っている感じが
します。それと、万作さんのお坊さんはちょっと押しが弱いかも(笑)
でも2度ばかり催促に失敗しながら、出ていく時に後ろから施主が
追いかけて来てくれてないか、そっと振り向くあたりなど、ものすごく
リアルな動きでしたし、表情も含めてとても面白い曲でした。
きっちり巻いたお経の紐がきっちり縛られ過ぎていて、解けなくて
万作さんがちょっと苦労されていたのが妙に印象的でした。

休憩をはさんでよこはま恒例、万作さんの芸談。
今年はいわゆる脇狂言と言われるジャンルの狂言について
「福の神」「末広かり」「萩大名」「佐渡狐」を例にあげての
お話でした。
そこで出たのが、関西(おもに茂山家)と万作家のやりかたの
違い。アドリブのレベルだったり、セリフ回しだったりずいぶん
違うという話、でもそれがいま交流が増えて折中になっている
のが多いが、やはりそれぞれの流派、家で違うのが共存している
方が良いのではないかなというようなお話などが、大変記憶力の
良い万作さんがぽんぽんと例をあげてお話されるので、本当に
面白くお聞きしました。

最後が萬斎さんの太郎冠者による「釣針」
ま、これは乙の高野さんのはじけっぷりがとにかく印象的。
そして自分の奥さんを釣るぞ!と気合を入れた太郎冠者の
その場での跳躍の高さがすごかったですね

ロビーで「まだ」、「国盗人」オリジナルてぬぐいが販売されていたの
にはびっくり。地方公演してもまだ残ってしまったんですね・・・

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