「ライラの冒険〜黄金の羅針盤」を見る
何度も書きますが、「ハリーポッター」も「ロードオブザリング」も
「ナルニア国物語」も、とにかくファンタジー系と言うか、現実と別の世界
観を持つ作品群は、長い事もありますが、主に私のイマジネーション不足が
原因で、これまで全く面白いと思わず、映画もどれも、テレビやDVDですら
見た事がありませんでした。
なので、ダニエルさまが出演の作品がこれと聞いて、ちょっと勘弁かな〜と
思ったものの、一度は見ておくかと、予習に原作上下巻読みましたが、案の定、
途中から文字で表現される世界がさっぱり想像つかなくなり、やっぱり
ダメたと思いつつ、映像なら想像の世界も具体的に見えるから大丈夫かもと
一抹の期待をして先行上映を見てきました。
結局、心配は杞憂に。やはり視覚的なアシストは偉大でした。
勿論さっぱりとは言いつつも原作で話の構造は確認しておいたのが良かった
のもありますが、110分、見事に物語にどっぷり浸る事ができ、飽きる事も
落ちこぼれる事もなく、楽しめました。
何よりビジュアルの作りこみの見事さ。逆に実写かVFXなのかの見分けが
まるでつかないこのレベルになった今でなければ作れないのだろうと実感。
何しろ一番ドキドキハラハラしたのが、一箇所は確かに主人公のライラが
廃屋に入っていく実写のシーンでしたが、もう一箇所は、なんとCGオンリーの
ヨロイグマ同士の戦いシーンだったくらいなので(笑)
にしても主人公役のダコタちゃんは、この映画でデビューとは思えない演技力。
小賢しさもなく、ニコール・キッドマンらベテラン俳優陣に負けず劣らず。
「カジノ・ロワイヤル」にも出演していたエヴァ・グリーンも妖しげで
良かったです。
しかも一作としてきちんと映画的結末を迎えながら、「次作へ続く」ひっぱりも
たっぷりで、これは二作目も見ないでは済まされない感じです。
但し映画は子供たちを救いだしたところまででしたが、原作の「羅針盤」は
ライラがコールター夫人を倒し、父であるアスリエル卿と再会するところまで
なので映画の次作は「羅針盤」の後半部分からになるのかやや疑問。
ま、ダニエル・クレイグファンにはアスリエル卿の余りの出演シーンの
少なさにひどくがっかりさせられましたが。
とは言いながら新しいジャンルの映画を見る(少なくともこの作品は)楽しみ
ができたのは嬉しい限りです。
ただ「ハリーポッター」や「ロード・オブ・ザ・リング」と違って、日本では
原作の知名度が今ひとつ言うのが泣き所かも。
見たら面白いと思うけど、最初がとっつきにくいかもしれません。
全国ロードショーは1日から。
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