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2008.02.02

「能狂言~判りやすい解説つき」を観る

府中の森芸術劇場 ふるさとホール。

行く途中に「容疑者室井慎次」に出てくる定食屋のロケ店がそのまま
の名前で営業しているので、ついのぞいてしまいます。
(これは余談)
1日2回公演ですが、昼は万作さん、夜は萬斎さんが狂言に出演、能も
同じ演目ながら昼夜でシテが変わり、どちらも林望先生の解説つき
という贅沢な内容で4000円以下で見られてしまうのですから、府中市
って太っ腹。

もちろん拝見したのは夜の部。

林先生は「イギリスはおいしい」以来、御本はずいぶん読ませて頂いて
ますが、実物?を拝見するのは初めて。
極めて判り易い、全く学校の授業のような感じでにこやかに「小町とは
何か」というお話。きっちり30分で終わらせられたのも、さすがな
感じです。
ただし、演目解説がなかったのは、ちょっと残念かな。

小舞の後に狂言「貰聟」

つい先日の新春名作狂言で、茂山家がやっていたのを拝見した
ばかりでしたので、違いがいろいろ判ってそれも楽しめました。
萬斎さんは「それにしても茂山さんではよく出ますよね~」なんて
他人事みたいに茂さんにおっしゃってましたが、つい1週間後に
ご自身もされるのだったとは(笑)

確かにその時に萬斎さんが「茂山家の『貰聟』って、聟さんが
紅白の段熨斗目を上に着て出てくるのが派手で珍しい」と言って
らっしゃいましたが確かに万作家の聟さんは、水色と鶯色と
淡い朱みたいな、和菓子屋さんの渋い包装紙のような上衣で
登場でした。
妻役が高野さん、舅が万之介さん。
万作家の嫁は実家に帰れ!と追い出される時に「離縁された証拠の
品をください」と脇差をもらってくるところがありますが、茂山家では
なかったかも。
それにしてもこの作品、お酒好きには身につまされる話なんでしょう
ね。
そして娘を嫁にやった親は「やっぱり嫁にやるんじゃなかったよなあ」と
丹精した娘の薄情をちょっと思いだしたりするんでしょうね。

能は「通小町」
60分で終了しましたので、たぶんかなりダイジェストバージョンです。
初めて拝見する曲でしたが、なんだか男の嫉妬とかがすごくリアル
に表現されていてびっくりしました。
中森さんは相変わらずきびきびした動きと面をかけているとは思えない
届く声の運動神経の良さそうな深草少将でした。

かなり細かく能の職分ごとの役割とか出ているリーフレットでしたが
演目解説をしないのであれば、詞章を全部載せてくださるのもありがたい
ですが、用語解説がないと意味が判らないし、今回は小書き付きだった
のですが、何がどう小書き演出なのかもわからなくてちょっと残念でした
(単にこちらが無知なんですけどね)

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