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2008.04.17

「野村狂言座」を観る

来月の舞台稽古のため、今月は極端に公演数が少ない萬斎さんの
貴重な舞台は、これも貴重な「靱猿~替の型」が演じられるというので
伺いました。
替の型は去年の「ござる」京都でも拝見したバージョンですが、今回は
萬斎さんが大名、万作さんが猿曳。
何と言っても猿曳の謡が長く、当然猿も舞う時間が長いので、大変そうです。

まずは石田さんと高野さんによる「樋の酒」
樋を通して酒を飲みまくる石田さんの顔が本当に赤くなっているように
見えるのが不思議ですが、最後に主が扇を振り上げているにも拘わらず
きっちり一杯飲んでから逃げる姿が大笑い。

次は深田さん、竹山さんによる「鬼の継子」
竹山くんのこれだけセリフの多い役は初めて拝見したかもしれません。
お弟子さん二人だけで、さすがにまだ役役の感情を見せるところに
ぐっと引きつけられる部分はまだもう一息かもとは思いますが、きちんと
演じられていて安心して拝見できました。


休憩をはさんでこれは万之介さんならでは!という感じの「謀生の種」に
甥っ子役で遼太くんが出演。
こちらもかなりセリフの多い役で、一か所後見の高野さんからフォローが
出ましたが、張りのある声が印象的。にしても、最近の男の子は顔が
小さいですねえ・・・。
にしてもホラをまじめな顔して吹きまくる、何某役の万之介さん、この
飄逸さは、もう絶品です。

最後が「靱猿」
毎度思いますが、さすがに背が伸びすぎて四つん這いが大変そうな
裕基くん。

でもどうしても可愛い子猿に目が行ってしまいがちなこの曲ですが、
猿がいるなと思う程度になっていると、逆に大名と猿曳、間に立つ太郎
冠者の心理のやりとりが明確に見えてくるので、そのあたり、子猿としては
ベテランの域?に達している裕基くんだとこちらも安心して人間の方の
ドラマを見られます。
また今回は席の場所のおかげで、子猿を見る大名の表情がかなりしっかり
拝見できたのですが、この大名さまは、子猿とじゃれつくときは、ご自分も
随分子供っぽいしぐさと表情で楽しんでいる感じが見てとれました。
替えの型ならではの、大名の装束も楽しませていただきました。

しかし、さすがに最後するっと背負うにしては、子猿くん、大きくなっちゃい
ましたね(笑)


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コメント

かのこ様

「靱猿~替の型」は、初めて拝見しました。
確かに、猿曳の謡の部分は長いし、太郎冠者との対話も長く、
子猿が舞うのに飽きちゃわないかと思ってしまいました。
そんな事はないとは思いますが・・・
大名の衣装、可愛いかったですねぇ。
半袴?の色合い・柄・裾のフリル?  先日の唐人相撲の装束を思い出しました。

今回も、河合祥一郎先生をおみかけしました。
早くから席に着かれて、楽しそうな、ワクワクって感じの雰囲気が漂ってました。

投稿: めい | 2008.04.17 12:39

めいさま
大名の装束は替の型の時はあのテンガロンハット
みたいな帽子がキュート?ですよね(^^ゞ
確か「鶯」でもあれが出てくるのですが、
革なのか紙を貼り固めたものなのか、一度触って
みたいと毎回気になります(笑)

投稿: かのこ | 2008.04.18 08:09

かのこさま、こんにちは。

今日届いた日経ビジネスという雑誌といっしょに送られてきた『日経ビジネスSTYLE MAGAZINE』という男用品のカタログのような雑誌に萬斎さんの写真が出ていました。万年筆のモンブランの「モンブラン・デ・ラ・キュルチュール――アート・パトロネージ・アワード」を受賞したという記事?広告?です。2007年度受賞ということですが、これは新しいニュースでしょうか、すでに古いことなのでしょうか?
http://www.montblancmagazine.jp/event/teaser08_1.php
にあるのと同じ写真が小さく全身で載っています。

投稿: susie | 2008.04.18 18:49

susieさま
ご無沙汰しています。
そして情報ありがとうございます。
萬斎さんがなにかそういう賞をお取りになったのは
確か聞いたような気がしますが、その記事気になります(^^ゞ
雑誌についてきた、となれば、市販誌ではなさそう
ですね。
ちょっと調べてみます!(^^)!

投稿: かのこ | 2008.04.19 00:47

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