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2008.06.13

「野村万作萬斎狂言の現在」を観る

関内ホール。
2ヶ月ぶりくらいの萬斎さんの狂言公演。
この会場、去年桜木町あたりで急病人が出て関内着がギリギリだった
上に道に迷ったので、今回は地図も確認しつつ、時間に余裕を持って
出かけたのに、なんとまた迷う始末。
時間があったから良かったものの…相性が悪い(苦笑)。

萬斎さんはまず解説に登場。勿論お髭もなく、先月に比べて随分
「若返られ」てました。
「二人大名」の刀を他人に持たせる話から、ドラマ「鞍馬天狗」の刀裏話に
話が脱線、さらに「男二人で春の野にピクニック(セリフでは「野遊び」)って
どういうシチュエーションなのか」とか自ら突っ込まれてのノリの良い
お話しぶり。
小舞は「花の袖」。単独で拝見するのは随分久しぶりでした。

演目1曲目は高野さん、深田さん、月崎さんのお弟子さんチームでの
「二人大名」。
しかしこの体力使う曲をよりによって昼夜二公演、同一演目の時にやるとは、
演目決めた方は厳しいし、やっている演者さんは偉い!

休憩をはさんでの「川上」は照明を使い、ラストは夫婦が手を取り、真正面へ
入っていく劇場形演出。
萬斎さんは余り女役をなさいませんが、この曲では最近女役での出演が多い
気がします。
夫は不便さを妻を失う事を犠牲にしようとし、妻は「これだけ尽くしてきた
のに」と夫に不便さを強いる事で夫から離れるのを拒む一種の不条理劇で、
私は観る毎に印象に残るところが違いますが、今回は妻が「別に目なんて
不自由でも私は全然構わないわ」と言い切る時の夫の驚く様子と、
「私を離縁して後から可愛い後妻を貰う積もりでしょ」と突っ込まれた夫が
「そりゃなってみないと解らないよ」と笑いながら惚けるあたりに、意外にも
世俗的な煩悩がありあり見えたのが、発見でした。
盲目に戻った夫の手を取る妻の様子に複雑な心境が垣間見えてたのも
印象的でした。

まだ萬斎さんが夫役をなさるには若すぎるでしょうが、いつか裕基くんの
妻役で拝見する日が来るんだろうなぁなどと想像してしまいました。。

久しぶりに狂言を拝見してリフレッシュしました。

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