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2008.09.29

「狂言ござる乃座 40th」を観る(2)

都合がつかなくなった家人の代理で予定外に2回目。
萬斎さんご自身はプログラム内で「初めての曲などは繰り返し2度3度演じる
機会がこの『ござる』でできたのは良かった」と言う趣旨の発言をされています
が、拝見する方も「歌仙」のような珍しい曲だと一度では見逃し聞き逃して
いる処が結構あって、興味深く拝見しました。

探り題の題も、なかなか艶っぽいものもあり、またバトルになって遍照は結構
太い丸棒を持ち出し、バトントワリングよろしくブンブン振り回した挙句、
ラスト人丸との掴み合いでは人丸が竹杖を投げ捨てるのと同時に遍照も棒を
投げ捨てるのですが、これが前回なかなか迫力の音がしてびっくりしたのが、
今回は切戸口から良乍さんがスルリと出ていらして絶妙のタイミングで受け取ら
れていましたし(当然音はせず)、また遍照のみ袖を託し上げた布紐が、前回は
最後まで床に残っていたのですが、今回はここでも袖を直す高野さんの横に
さっと良乍さんが控えて、袖を直すや否や、紐を袂に入れて戻り、舞台に何も
残らず終了となりました。
こうした細かい微調整が美しい舞台を支えているのですね。

今回笛が、余りお聞きした記憶のない(記憶にないだけかも)栗林さんでしたが、
良く萬斎さんの舞台で拝見する一噌さんの刃物の様な切れ味鋭いのとは違って、
叙情的な美しいお笛だったのも印象的でした。

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コメント

あの『歌仙』を2回ご覧になれたんですね~羨ましい限りです。2004年のもご覧になれたんでしたっけ?
あれだけ登場人物が多いと、いろいろなキャストで観たくなってきますよね(笑)。2004年の「万作=遍昭、萬斎=人丸」というのも気になりますね~。
自分は(遍昭、人丸はもちろんですが)深田さんの業平が妙にツボにはまってしまって大変気に入ってます(笑)。

投稿: RICC | 2008.09.29 22:09

RICCさま。
RICCさまのレポも、表紙の絵も拝見してます。
いつも表紙の絵はfantasticですね(^^)/
2004年版は参詣者が3人だったり、細かく違って
いたようです(自分の過去レポ読んできました、
全然覚えてなかったんで・・・(^^ゞ)
深田さんの業平は歌の題を取る時にちょっと
小町の顔を見るのがおかしかったですね。

投稿: かのこ | 2008.09.29 23:30

こんにちは。
ちょくちょく、かのこさまのブログ、覗かせていただいております。
今回は、久しぶりに書き込みさせていただきます。
私も25日の公演では、遍照の棒の音が大きく響いたことに
かなり驚いたのですが、やはり想定外だったのですね。
布紐についてもアレ?と思いましたし。
狂言の公演って回数が多くても演目は単発(この表現で
よいのでしょうか?)なので、調整していくのも大変なのでしょうね。

投稿: とぐろ | 2008.09.30 08:51

とぐろさま
コメントありがとうございます。
確かに繰り返し上演される演目はそれだけ経験が
積まれてより洗練されていくのでしょうね。
また「歌仙」の場合は見る側にも短歌の基礎知識が
求められていて、きっと昔の人は笑っていた筈の
ところがわからなくなっているかもなあ~と感じたりも
しました。
でも豪華な衣装ですし、また拝見したいですね。

投稿: かのこ | 2008.10.01 23:03

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