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2008.11.24

「狂言劇場」(Bプロ)を観る

劇場会員限定公演。
上演後に2月の「解体新書」チケットが15組30名に当たる抽選会と萬斎さん
トークつきでした。

その萬斎さんのトークで判りましたが、スクリーンに文字絵(「敦〜名人伝」
風)を映写する仕掛のパソコンの不調で開場が15分押し。
元々何もなくても上演できるの狂言ですから、見ていて然程違和感はなかった
ですが、そう言われると予定通り動くバージョンも拝見したくなります。

まずは「苞山伏」。
登場人物3人が、パブリックシアター名物、三本橋掛を使って別々の入口から
登場、まさに辻で出会う感じ。
萬斎さん解説「怪演」は言い過ぎですけど、ただの小悪党じじいにならない
万之介さんならではのとぼけた味わいが見事でした。
ちなみに萬斎さんは「三つ辻」と言うと、「オイディプス王」の、オイディプスが
それと知らずに実父を殺してしまった不気味な場所としてイメージされるとか。
そう言えば今月上旬に、ロンドンにジョナサン・ケント演出、レイフ・ファイ
ンズ主演の「オイディプス王」をご覧になってきたと別の講演でおっしゃって
ましたから、久しぶりにあの世界を思い出されたのかも。

「彦市〜」はそんな訳でスクリーンは影絵専用になっていましたが、殿さんが
奥から出てきたり、奥行と、劇場ならではの闇を効果的に使ってシンプル
(能楽堂なら使う塚も出さず)な演出でした。
まあ折角なら「にほんごであそぼ」で登場した“ビッグサイズくじら”も一度
くらいは拝見したかったですけれど。
くじらと言えばこれも萬斎さんトークによれば、今の土佐の玩具風くじらが登場
するまでは赤く染めた綿を扇に乗せ、それをちぎっていたのだとか。
「今の、マジックテープの音がメリメリする胡散臭さがまたなかなか」だそう
です。

トークまであって20時半に終了でした。

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