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2008.12.03

「国立能楽堂定例公演」を観る

万作さん&万之介さんの「船ふな」と萬斎さんがアイでご出演の能「芭蕉」。
「船ふな」は余りにも屁理屈&シンプルでなかなか面白いと思わなかったの
ですが、歌を思い付けない主役の万作さんの誤魔化し方の絶妙さに、知って
いる事を披露して主の鼻を挫いている割には太郎冠者に小賢しさを感じさせ
ない、万之介さんの持つ雰囲気が「なんだそれけか」とがっかりさせない
深さがあり、また負け惜しみに「たまには主に負けよ」と言う主も、言われる
太郎冠者も、お互いそれで相手を認めている感じがして面白く拝見しました。

能の方は今月ある「能楽現在形」と同じ演目でしたので、予習を兼ねて
興味深く拝見。
能楽現在形同人では萬斎さん出演でしたが、舞台が始まると大鼓の亀井
忠雄さんの後ろにこれも同人の広忠さんがずっと座られていました。

今回はアイの小書「蕉鹿之語」が付いていて、萬斎さんの10分余りの語りと、
脇(宝生閑さん)とのやりとりがありました。

全体で2時間10分と私の観能体験の中でも一二を争う?長い曲でしたが、
静かに舞い続けるシテの美しさが印象的で、意外に然程落ちずに(ところ
どころ詞章がなぜかプログラムについていた本でも眼で追えなくなったり、
別に大きな理由もありましたが)大丈夫でした。

そう言えば今月、国立能楽堂では開場25周年記念として、こうした研修生の
成果を見せる「特別研鑽公演」を開催、万作家の高野さんは「望月」のアイを、
深田さんは「釣狐」をされます。
今月のプログラムにそれに関連して「能楽後継者養成の流れ」と言う特集
記事が出ていて、それによるとこれまで狂言方は4期までに5名の就業者を
輩出したとの事。
歌舞伎の養成所の事を想像していたので、これまで5名しかいないと言うのも
(今年度は2名研修中だそうですが)びっくりでしたが、そのうち2名が万作家で
活躍中(お二人とも4期卒)と言う高い割合だと言うのにも驚きでした。

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コメント

かのこさん、こんにちは。

私も拝見しましたが、芭蕉の詞章は難解でした。前半のシテの動きが少なすぎて単調に感じられてしまいました。落ちなかった大きな理由とは何でしょうか?

投稿: susie | 2008.12.04 17:39

susieさま
ご覧になっている人に難解と言っていただけると
なんか楽になります(^^ゞ
ちなみに落ちなかった理由はちょっと前のエントリー
http://reserve-seat.tea-nifty.com/kanoko/2008/12/post-b90b.html

御覧ください(^_^)/~

投稿: かのこ | 2008.12.05 07:48

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