« ハイビジョンステージで「かもめ」「タイタス」(再演の方)オンエア | トップページ | 「MANSAI◎解体新書 その拾四『ひとがた(人形)〜自己と他者のディスタンス〜』 »

2009.02.25

「家元」とは?

最近『ささやき女将』似のおばさまによる「宗家」騒動もすっかり静かになり
ましたけど、伝統芸能の家元のシステムの不思議さを改めて感じたのが、
上方舞の「楳茂都(うめもと)流」という流派の四代目家元に、歌舞伎の
片岡愛之助さんがなるというニュース
(来月1日に大阪松竹座で襲名披露公演をされるらしい)。

最初、歌舞伎の役者さんが日本舞踊をやっているのは当然なので、
愛之助さんが楳茂都流の既に師範とか持っていて、それで選ばれたのかと
思ったら、ニュース記事などを読むと、どうやら愛之助さん、ご自身は
花柳流を学ばれていて、これまでこの流派の踊りとは縁がなかったらしいのです。
何しろ1日の公演のために「集中的に修練した」「流儀を身につけること」
(いずれも25日付の読売新聞サイトから引用)というのですからそれは明白。
ちなみに流派自体は、先代の家元が20年以上前に亡くなって以来家元が不在、
先代の高弟たちが運営してきたのが、高齢化も進んだのでそろそろ誰か家元を
決めようと人選し、白羽の矢が立ったのが愛之助さんなんだとか。

素人目線で見ると、つまりは縁も所縁もなくても知名度が高くて、もちろん踊りは
できる人を家元に据えることで、流派の宣伝にもなり(私が見たくらいですから)、
ひいてはこうしたお稽古ごとの最大の収入源(言い方が身も蓋もないですけど)と
なるお弟子さんリクルートの効果を狙ったのかしらと思えますし、ここまで割り
切っているとなると、家元というのが芸の極め方の優劣とは別に「流派の
アイコン」「象徴」としての意味合いが高い事が想像できます。

私も一応華道の師範免許を持っていますが、今の家元は先代のお子さんで、
途中までは別のお仕事されていても「やはり『蛙の子は蛙』血なのかな」と
なんとなく納得しているのですが、今回のはそれもない訳で、「流派の存続」が
第一義ということなのか、伝統のあるこういう世界で決め方で良いのか、
いうのがかなりびっくりでした。

☆あくまで素人の私見。認識に問題あればご指摘下さい。

|

« ハイビジョンステージで「かもめ」「タイタス」(再演の方)オンエア | トップページ | 「MANSAI◎解体新書 その拾四『ひとがた(人形)〜自己と他者のディスタンス〜』 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

歌舞伎」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ハイビジョンステージで「かもめ」「タイタス」(再演の方)オンエア | トップページ | 「MANSAI◎解体新書 その拾四『ひとがた(人形)〜自己と他者のディスタンス〜』 »