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2009.02.22

「東西狂言の会」を観る

三鷹市公会堂。
駅から遠いですが、暖かいので徒歩で行く。
先月の新宿とほぼ同じ顔ぶれ。
千作さん、万作さん、万之介さんと、ベテラン3人をシテに据え、若手が脇を
固めるプログラム。

まず萬斎さんの解説。
「鬼瓦」の帰国前の観光絡みで「越えちゃいけない柵を越えないとは思い
ますが」とか「隠狸」で主が太郎冠者を酔わせるのを「酩酊」と表現したりと、
元閣僚の方はここでもネタにされてました。

まず千作&千三郎さんで「鬼瓦」。
多分殆ど万作家と同じ流れでしたが、「なんだ別に泣かなくても帰国すれば
(いやでも)再会できるじゃないか」と「折角帰国するのに縁起でもない」と
二人笑い飛ばして入りましたが、多分帰国したらしたですぐ「鬼瓦」と顔を
毎日突き合わせて過ごすのに「イラ」っとして、「あんなところで泣いた
自分が信じられない」とか思ってしまうんでしょうね。

続いて万作さんの太郎冠者、萬斎さんの主で「隠狸」。
この曲、結構見てる筈ですが、今回今までで一番面白かった気がします。
ちょうど万作さんの右腰の狸ちゃんがずっと見えている位置の席だった事も
ありますが、とにかくあのクタッとした狸ちゃんの一挙手一投足?に癒され
まくりました。
事前解説で舞われる小舞の「鵜」について説明があったのも大きかったですが、
主と太郎冠者の知恵比べと言うか、丁々発止のやりとり、万作さん(萬斎さん
との連れ舞は貴重ですし、見事!)の舞姿の美しさに見惚れましたし、何より
緊迫感と楽しさのバランスを堪能させていただきました。
この曲こんなに面白かったんだ〜と言う感じです。

休憩挟んで万之介さんが博打打ちの「仁王」。
最後に出てくる参詣人の高野さんが珍しい配役。
こう言うリアリティゼロな奇想天外系ストーリーでの重力ゼロの万之介さんの
はまり方はただ事ではありませんね。
生々しさがあると単に「詐欺」になっちゃう話が、何か気の毒に見えたりしますし、
ただ参詣のところがちょっとサラサラ進み過ぎたかなと言う感じもします。

ともあれ貴重な万作家&茂山家合同公演、次回は年内、10月だそうです。

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