« ハーフプライス、バックステージツアー(当日先着)付き | トップページ | 「ごさる乃座41th」を観る »

2009.03.20

DVD「モール・フランダース」を見る

「007」出演でダニエルさまの知名度が上がったおかげでパッケージ化実現
したとしか思えない地味なイギリスのテレビドラマ。
勿論、ダニエルさま狙いで買って見ましたが、まあ主人公モールのへこたれ
なさと、今と社会通念が違うにしても凄すぎる倫理観とに基づく処世術には
呆気に取られるばかりでした。
約50分4話分が収録されてましたが前半、全然ダニエルさまが出てこず、
ひたすら早送り。
後半、凛々しいお金持ち貴族ジェイムスとして登場。いよいよ堕落しまくりの
モールを真っ当に戻す王子さま現るかと思ったのも束の間、実は彼も貧乏を
極め、金持ちを装ったモールの金を狙って近づいただけで、互いに騙した
つもりが騙されただけ。
しかしそれが却って良かったようで、凄腕の女泥棒と貴族の馬車などを狙う
美男子強盗は、遂に二人揃ってアメリカへ流刑と言う名の脱出に成功。
その他アメリカで成功し、裕福な老後を送ったと言う、まあ、中島丈博さん描く
ジェットコースター昼ドラ真っ青の波乱万丈ドラマでした。

しかもこの原作者が代表的冒険小説「ロビンソン・クルーソー」と同じデフォー
だと言うのもちょっと驚きでした。

原作の翻訳(岩波文庫)も読んで見ましたが、一人称で書かれていている上に
代名詞ばかりで誰が誰だかさっぱりで(古典の翻訳ものの苦手な理由はこれ)、
ドラマ見た方が判りました。
しかしあの衛生状態の時代、生き延びているだけで凄い気がします。

|

« ハーフプライス、バックステージツアー(当日先着)付き | トップページ | 「ごさる乃座41th」を観る »

映画・テレビ」カテゴリの記事

ダニエル・クレイグ」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。