« 見せすぎ。 | トップページ | ドラマ「アイシテル」 »

2009.04.15

「野村万作萬斎狂言の現在2009」を観る

関内ホール。
今週は仕事をやりくりしての観劇(萬斎さん限定)週間です。
関内ホールはこれまで二度場所を迷いまくり、一度は関内駅目前でJRが止まり
遅刻するなど相性が悪い会場。
今回は大丈夫かと(元々がギリギリなんですが)思っていたら、東急東横線が
遅延中。またかと思いきや、何とか開演前に到着。

まず萬斎さんの解説。「木六駄」中の「鶉舞をみまいな〜」の実技指導付き。
「鈍太郎」シテを「伯父万之介が」とおっしゃるので、あれ?と何人かが無料
リーフレットを捲って配役を確認したのに気付かれたようで、慌てて「あ、父
万作でした」と訂正されていたのはちょっと笑ってしまいました。

まず「鈍太郎」
と言う訳でシテは万作さん。私は万作さんシテ版は初めて拝見した気がします。
要領が良くて上手く窮地を逃れてしまうなキャラクターはどちらかと言うと
萬斎さん向きかも。
でも鐘を叩くタイミングとか流石、でした。

休憩を挟んで萬斎さんシテの「木六駄」。
「新宿狂言」や「狂言劇場」でも拝見してたので、スクリーンや舞台奥を使って
牛追いをやる演出は今や萬斎さん版「木六駄」ではデフォルトの感じ。
ただ今回は、雪の中を太郎冠者が行く間、舞台中央で客席を背に端然と座って
いらした石田さんの肩衣の、雪持ち笹の柄が、一つ書割の役割を果たしていて
くだくだしい美術より断然良い感じでした。
また今回は、牛追いのロードムービーより、気安い茶屋と太郎冠者の楽しいやり
とりに眼目があったような。
あの二人は片や使用人の気分転換、片や病弱で本業がままならず、茶屋で
生計を立てる身での家族内での肩身の狭さの憂さ晴らしと、共通したメンタリ
ティで繋がっているのかなと思いつつ拝見しました。

伯父役の万之介さんがスッキリと締めて味わい深い「木六駄」でした。

しかしなんでこの会場は上演時間、休憩時間などのタイムスケジュールを
掲出しないのか毎回謎です。

|

« 見せすぎ。 | トップページ | ドラマ「アイシテル」 »

能&狂言」カテゴリの記事

野村萬斎」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 見せすぎ。 | トップページ | ドラマ「アイシテル」 »