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2009.07.30

「野村狂言座」を観る

今回は裕基くんの「重喜」も楽しみでしたが、萬斎さんが囃子方の手を借りず、
ご自身が笛を吹かれると言うので前から是非拝見(拝聴?)したかった曲
「吹取」が演目にあって、楽しみに伺いました。

先ずは季節の曲「蚊相撲」。
月崎さんの蚊の精は初見かも。
萬斎さんの蚊だと煽られた時のスローモーションのようになる動きのメリハリが
面白いのですが、体育会系の月崎さんの蚊はあくまで軽やかな蚊、でした。
最後に蚊の真似をして入る大名がなんとも絶妙ですが、さらに知らん顔して
(っていうか、ここで話は終わってるので当たり前なんですが)入る高野さんの
太郎冠者になんだか笑えて仕方がありませんでした。

続いて「重喜」
可愛らしい裕基くんの動きと台詞に見所和みまくり。
しかしここまで大きくなると、もう裕基くんの「靭猿」子猿はないでしょうね。
後見は勿論、萬斎パパ。
少し眉間の皺は浅くはなりましたが、相変わらず後見の時は厳しい顔をされて
いて、ついそちらに目が行ってしまいます。

休憩を挟んでいよいよ「吹取」
噂に違わず、萬斎さん見事な吹きぶりの笛。
短い曲ではありましたが、私のような素人には、掠れまくるかピーヒーと息圧
余っての高周波音が耳に障る様な「本職」の吹きっぷりよりは余程耳に心地よく
感じました。
しかも笛を狂言方が吹くだけでなく、ストーリーも二転三転、思わぬ方向に
行き、深田さんの男、高野さんの女と言う絶妙の配役もあり、久しぶりの初見の
曲、楽しませて頂きました。

最後は舞狂言「祐善」。
これも初見。
こうした渋い曲もかかるのが「狂言座」の楽しみです。
ここは万作さんの独壇場。
しょうもない話を尤もらしく謡う地謡も含めて、笑いは少ないけれど、能との
比較で楽しめました。

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