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2009.09.26

「国立能楽堂狂言の会」を観る

千作さん、忠三郎さん、万作さん、萬斎さん、そして東次郎さんまで全員拝見
できるなんて豪華です。

まずは千作家「萩大名」。
太郎冠者役の千之丞さん急病とかで千五郎さんが代役に立たれましたが、
代役と言っても千五郎さんですから、最初からその配役でしたと言われても
何の違和感もありません。
忠三郎さんが庭の主の役。
万作家とかだと、後から登場する人物でも大抵最初に一緒に幕から出て、
笛柱前で控えていますが、今回、忠三郎さんは主従二人が庭に着いてから、
俄に切戸口から登場されたのでちょっとびっくりしました。
内容が万作家より砕けた感じになるのは、千作家いつもの事ですが、相変
わらず何気ない一言が笑いを誘う千作さん、全くイリュージョンの領域です。

続いて万作家の「縄綯」。
夏に萬斎さんでの、不満タラタラの太郎冠者を拝見したばかりですが、今回
太郎冠者は万之介さん。
若い主(主の役が萬斎さん)の賭博好きを悪口叩いて諌めつつ、戻ってきたら
嬉しくてたまらない。
行かされた先の家族の悪口を楽しそうに言いつける姿が、あの剽逸な味わいも
あり、随分可愛らしい太郎冠者でした。

休憩を挟んで東次郎家の「業平餅」
東次郎家は堅い雰囲気がなかなか馴染めなかったのですが、東次郎さんの
業平、餅の代金に「おあし」と言われて出した真っ白な足袋の可愛かった事!
更に同じ事を丁寧に「料足」(りょうそく)と言われて両足を出すところは
出る前から笑えました。
餅は色々なバージョンがあるようですが(実物を出さないパターンもあり)、
東次郎家では綿を軽く丸めた物で、口の前でぐるぐるさせながら小さくして
食べた感じにさせていました。

ところで、「縄綯」の後の休憩時間の終わりかけの頃、見所から余り聞かない
言い争いの声が。
席からは遠かったので詳細は判りませんが、どうやら隣り合った観客の方
同士で何かトラブルがあった様子。
徐々にエスカレートして、かなり不穏な雰囲気になったところで別の席から
仲裁に入る(お客様。どちらかのお知り合い?)方があり、また、能楽堂
スタッフも飛んできて(フロアスタッフのみならず、あとからは背広の男性
まで見所入り口まで様子を見に来てました)一方の方を別の空席に
案内して、とりあえず次の曲が始まりましたが、暫く見所がざわつきました。
長く劇場通いしていますが、こう言う光景は初めて遭遇しましたし、それも
比較的静かな能楽堂でとは意外でした。

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コメント

他のブログ等もいくつか見ましたが皆さん一様にこの事態にはびっくりされたようですね<言い争い
何が原因かは分かりませんが見所の中で(たとえ休憩時間であったとしても)喧嘩というのがそもそも間違いだなぁ、と(苦笑)。どうしてもおさまらないならせめてロビーに出てくれれば良かったのに、と現場に居なかった者としても思ってしまいました。
舞台自体は楽しかったようなのでホッとしました(笑)。

投稿: RICC | 2009.09.26 09:27

RICCさま
まあいろいろ個人で見るのに快適な条件というのが
違うし、それが何かの拍子であんな形になったのだと
思いますが、それにしても笑いがメインの狂言の
見所らしからぬ出来事でした。

投稿: かのこ | 2009.09.26 09:57

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