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2009.12.22

「国盗人」ポストトーク(12/10-1)

ちょっと遅くなりましたがアップしておきます。

ゲストは片山清司さん
萬斎さん(以下「萬」):ご紹介は長いので省略(笑)。
本物の能楽師に能まがいの作品を見て頂くのはね(笑)
清司さんはホールに合う演出にするとか、絵本を作られたり、
映像とのコラボとか、能を多角的に捉える方です。
片山(以下片):本当は新潟にいて(公演のあと)湯沢温泉に浸かっている筈
だったのですが、「来い!」って言われて(笑)
能舞台に土足で良いんですか?
萬:能舞台を模したセットなので。焼けちゃって、世田谷パブリックシアターが
空襲に会ったと(笑)
片:(柱の残骸を触りに行く)
萬:能舞台を使う特性もありまして
片:面白く拝見しました。自由に使うのには拍手。でも能楽師の性(さが)と
言いますか、立ち位置が染み付いている。
能役者は九つに割る癖があり、どこにいるかが型の基本。いどころですか。
見ていて安心感があります。
萬:石田、月崎と3人だけだと狂言になりますね
片:半身になったりしてると嬉しい。身体の使い方が見に染みていて退けられ
  ませんね。身体を回しながら緊張感を切らないのは、舞踊家のセンスで、それを 
  続けるのは凄い

萬:能は止まっているように見えますが、実は循環していて、貯めておいて
  押す感じです。それを現代劇の俳優さんとも共有するためにワークショップを
  しました。ま、なんでもできちゃう白石さんがいらっしゃるんですけど。
片:面の角度の微調整までご存知で面が生きていますね。
萬:最初に出てくる武悪面の角度なんかプログラミングされてます(笑)
片:手についていたようでしたね。幼児体験で能面が怖いと思った事があって。
  虫干しで200位面が並べてあったら死骸と言うか、脱け殻が沢山に見えて。
  能面は転がしてあると怖いですね。古典では転がすのはタブーですが(笑)
萬:能は何種類も出さないで大勢は直面(ひためん)て、主要人物のみ面を
  かけますが、この芝居では10何名も面をかけていて、特に最後の呪いの
  場面では一度に8面が並びます。
  この場面だけはこれまでの「リチャード三世」の演出に勝てたかな〜と(笑)
  中世は呪いや亡霊が信じられていた訳ですが、今までのだと、どうも亡霊が
  シケた感じで(笑)こればかりは能の専売特許かなと。
  能面は○○さん(聞き取れず)の秘蔵のものをアレンジしてまして、自分が
  していたのは転がせるように偽物で、あとは本物です。
片:面を付けて現れると、素顔と夢と現実と言うか、夢が現実なのか、こちらが
  パニックになりますね。白い武悪が外れると、見ている者を修羅の世界に引き
  込みますね。
萬:能の「屋島」を少し模しています。

(以下続く)

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