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2009.12.31

年末のご挨拶

間もなく2009年も終わります。
今年も当ブログにたくさんの方が御立ち寄りいただき、さまざまな
ご意見や情報をお寄せいただき、本当にありがとうございました。
ここに改めてお礼申し上げます。

来年もこんな調子で、蜷川さんの舞台と歌舞伎と萬斎さんメインの
役にもたたぬ無駄口を叩きまくることになるかと思いますが、
来年もどうぞよろしくお願いします。

かのこはこれからフルトベングラー指揮の古風な「第九」を聴いて
初詣に備えて早寝いたいます。

どうぞみなさま、よい2010年をお迎えください


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今年見て良かった映画

今年も意外にちゃんと映画を映画館で見ました。
はずれも結構ありましたが、印象に残ったのをその本数分
書いておきます(だいたい公開順)

*「チェンジリング」
クリント・イーストウッド監督。とにかく凄かった。
ちょっと後の同じ監督の「グラントリノ」よりは断然こっち
アンジェリーナ・ジョリーが名女優に見えてびっくりした(毒)

*「レッドクリフpart2」
2は戦闘シーンばかりで正直「part1」の方が数倍面白かった
ですけど、ちょっとだけ「三国志」に詳しくなれました。
こういう正しい形で大掛かりなものはなかなか日本映画では
お目にかかれません。来年正月早々wowowでオンエア。

*「ハゲタカ」
内容は酷かったですけど(後半脚本が破たんしてた)、あの
テーマ音楽が映画館いっぱいに鳴り響いただけで、番組
ファンとしては大満足でした。
ちゃんとした続編希望。「龍馬伝」終わってからでいいですから
大友さん、脚本に手を出さずに演出専念でお願いしたいです。

*「沈まぬ太陽」
これも長かったでしたねえ。渡辺謙さんの熱演、そしてあの
内容を映画化したスタッフの苦労を察して。

*「のだめカンタービレ 最終楽章前編」
エンタメとまじめな青春モノの絶妙な融合。
「ベートーベン7番」と「1812年」は映画見て以来ずっとヘビー
ローテーションです。後編が待ち遠しい!

*「ヴィクトリア女王~世紀の愛」
邦題の副題が歯が浮く以外は素敵な映画でした。
歴史もの好きにはたまりません。
制作にセーラ・ファーガソンさんがかかわっているのも話題。


映画賞を取っている「ディア・ドクター」は個人的には微妙、でした。

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今年の歌舞伎、ベスト5

今年はなんといっても「歌舞伎座さよなら公演シリーズ」が始まって
しまったもので、ここ数年で一番歌舞伎座に通う羽目に。
そんなわけでいつもは、「歌舞伎も演劇」と思っている立場から、歌舞伎の
印象的な作品も演劇ベスト10に入れていたのですが、今年はそんなことを
するとベスト10のうち半分が歌舞伎になってしまいそうだったので、別に
項目を立ててみました。

*「仮名手本忠臣蔵」通し公演(11月)
「コースト~」「ヘンリー六世」も長かったですけど、考えてみたら日本には
歌舞伎や文楽における、「通し」という長大な物語公演形態があり、
私など、「コースト」も「ヘンリー」にも長時間上演に違和感はなかったのは
それに慣れていた拝見があったためだったと改めて思いました。
そしてこの2作と「忠臣蔵」が決定的に違うのは、「忠臣蔵」は十一段目まで
見ると、登場人物と一緒に討ち入りに成功したかのような、観終わったのと
ダブルで「達成感」があったことでしょう。
もちろん、仁左衛門さんの「七段目」の由良之助が最高でした。

*「義経千本桜~大物浦」(10月)
もちろん吉右衛門さんの知盛。手に汗握り、このためだけに同じ演目を
2回見ました。

*「女殺油地獄」(6月)
こちらは絶品の仁左衛門さんの与兵衛。孝太郎さんのお内儀も良かったし。
これは録画でも目が離せなくなります。

*「伽羅先代萩」(4月)
これも素晴らしい組み合わせでした。
八汐と勝元2役の仁左衛門さん、弾正の吉右衛門さん、政岡の玉三郎
さんと役者がそろいました。個人的には発端の頼兼役者は物語の
格を決めるような気がしていつも気にしていますがこの月の橋之助さんは
古風さが良かったです。

*「勧進帳」(2月)
あれこれ言われそうですが、これも吉右衛門さんの弁慶。
「勧進帳」は最近やりすぎで誰がどれをやったのだか判らなくなりそう。

がっかりも本当はいくつもあったハズですが、12月に「大江戸~」見て
しまったら、ほかは全然大丈夫だった気がしてしまっています。

来年4月の現歌舞伎座最終公演まで、まだしばらく必死のチケット
取りは続きそうです。


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今年の萬斎さんの舞台

今年もいろいろチャレンジなさっていた萬斎さんでしたが、
個人的にはやはり万作先生の「釣狐」を袴狂言での前場だけでも
拝見できた(「万作を観る」公演)のは本当に貴重な体験でした。

以下印象に残った舞台を

*「乱能」(2月 国立能楽堂)
いや、能楽堂でこんなに純粋に楽しめたのは初めてでした(笑)
笑いすぎ!!!、と隣の女性に怒られたのも初めてでしたけど。
萬斎さんと広忠さんコンビは最強でしたが、石橋を3人揃って
普通にやり遂げられていた山本家のお三方はもっとすごかったです。

*「吹取」(7月 野村狂言座)
萬斎さんの笛を直にお聞きできた貴重な公演。

*「望月」3連続公演(4月 宝生能楽堂)
能楽現在形の今年の目玉企画でした。
それぞれお流儀でされ方が違って、非常に興味深く拝見しました。

*「加茂~御田」(7月 国立能楽堂)
定期公演で、いつも独立で演じられる「御田」を、解説と元の能
「加茂」付きで拝見できたので、その意味が非常によく理解できました。

*「鉢の木」(12月 国立能楽堂)
「能は演劇だわ」と思えた作品。いつも眠気がくるのに、これは
最初から最後まできっちり話が追えました。

狂言公演では、万作さんとの「舟渡聟」を何回か拝見して相変わらず
すごいコンビと実感しました。また「雙の会」での「川上」も良かったです

*番外「葵上ジャンクション」映像(春秋座)
萬斎さんと渡辺先生の対談付きで見られたのは貴重でした。


どちらかと云うと、能で発見が多かった気はします。
もちろん見ている量は圧倒的に狂言が多いのですけど・・・・・

すぐは無理と思いますが、またそろそろ萬斎さんの「釣狐」見たいです。

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2009年残念だった舞台(12/23 12/31追記)

12/31<12/20にアップしていたものですが、手直ししたので、アップ
 し直しました>

とりあえず愕然とするほどがっかりだった5作品。
観た頃はそうでもなかったのに、後からジワジワ「だめだったなあ」と
思ったものもあります。


*「江戸の青空」(世田谷パブリックシアター)
 正直ぶっちぎりでだめだったのが、これ。鋼太郎さん見に行ったけど
 「ムサシ」直後で稽古不足でした。話も散漫。落語ブームと言っても
 こんな舐めた芝居じゃ駄目でしょう。アフタートークの方が全然
 面白かったという、珍しい舞台でした。

*「マレーヒルの幻影」(本多劇場)
 岩松さんとは相性悪いと判っていたのに、麻生さんとARATAくん
 みたいばっかりに止せばいいのに見に行って、案の定だめでした。
 
*「現代能楽集 鵺」(新国立劇場)
 三津五郎さんと田中裕子さんが出るというので見に行きましたが
 約1名、時代物が全くしゃべれない役者が混じっていて本当に
 がっかりでした。話も支離滅裂。「鵺」は世田谷パブリックシアター
 版ももう一つだったし、やりやすそうで、結構難しいのかも。
 小劇場であそこまで美術や映像が作りこめるというのが判ったのが
 唯一の収穫。
 「ヘンリー六世」が上手くいったので、新国立やるじゃんと思って
 しまってますが、私的には今年の新国立はだめな方が多かった。

*「ストーン夫人のローマの春」(パルコ劇場)
 麻実さんがすばらしかったけど、麻実さん演じるストーン夫人が
 夢中になる、若い男性役の俳優さんがミスキャスト。
 玉木宏さんとか、小栗くんとか、圧倒的に観客が「判る!」と思う
 くらいのイケメン(死語)でないと、この話の説得力はゼロ。
 初日延ばしたというのに、延ばしてこれ?的な。
 麻実さんと舞台装置はきれいだったんですけどね。

*「大江戸りびんぐでっど」(歌舞伎座)
 個人的に宮藤作品のテイストを面白いと思えないというところが
 第一、さらに、これを歌舞伎役者がやるべきか、と思うところが
 第二、そして、残り少ない現歌舞伎座のさよなら公演のせっかくの
 一演目にこれを入れちゃったというのはあまりにもったいなくないか、
 というのが第三。少なくとも「りびんぐでっと総踊り」は一回で結構。
 やっちゃったもん勝ちなんでしょうけど、これはふざけすぎでは。
 「マレーヒル」に続いて、見ていてつらくなりました。連打はきついわ。

「蜉蝣峠」(ACT劇場)→当初5作品に入っていましたが「大江戸~」の
おかげ?でめでたく?6位以下へ。
 

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今年の舞台ベスト10

最後の観劇が昨日だったので、ぎりぎりになってしまいました。

今年は芝居をどう楽しむか、どう見るかというのを
幅広く楽しめた年だったと思います。
そして何より、古今東西「通し狂言」yearでした。
なお、今年は歌舞伎座さよなら公演ということで
歌舞伎がやたらに充実していたので、分類を別にします。
全体としては、やはり今年も蜷川さんの舞台ばかり見てました(苦笑)。
ランクを付けるのは難しいのですけど、便宜的に。

<1位>
「冬物語」(1月 さいたま芸劇)
今年最初の蜷川さんでしたが、個人的には戯曲自体が非常に
「芝居らしい芝居」としてとても好きなので(「人間まがいの
彫像」なんて芝居でなければできない)大満足。
瞬間湯沸かし器王・レオンティーズも唐沢さんでなければ
納得できなかったでしょうし、ポーライナの藤田弓子さん、
大好きな横田さんのポリクシニーズは冤罪かけられてお気の毒な
前半もでしたが、長谷川さんのフロリゼルとの抱腹絶倒親子
かけあいも素敵でしたし、何よりハーマイオニの田中さんが
絶品でした。
あの「彫像」が動き出す瞬間のシーンはDVDでですら毎回泣けます。

<2位>
「真田風雲録」(10月 さいたま芸劇)
さいたまネクストシアターの旗揚げ公演。
泥を使った演出、無名の若者を無名の若者たちがもがきながら
演じる姿がとても印象的でした。
横田さんら客演チームも素敵で、特に横田さんの幸村は、まさに
「おれたちの兄貴分」らしくて、最後のみっともない死に方さえ
ナイス、でした。
ネクストシアターの次回公演が楽しみです

<3位>
「コースト・オブ・ユートピア」(9~10月 シアターコクーン)
芝居を「観る」、というより「体験する」という面白さを
感じられた作品。
長かったですし、難しい部分、意味ないような、もしくは
私たちには判りづらかった部分もあったし、役者に一部これで
OKか?みたいな人もいたはいましたが、この9時間体験は
達成感がありました。
阿部さん、勝村さんはもちろんでしたが、水野さんの美しさと
池内さんの熱演が印象的で、これまでの池内さん観が覆りました。

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本当にラスト「ウェンディーズ」

本当にラスト「ウェンディーズ」

前回、「ラスト」と言っておきながら、結局もう一度チリを食べに
行ってしまいました(笑)
注文するときにかなり悩んだのが、チリに合わせるアイテム。
アイス類以外にデザート系メニューや、一口パイ類のようなものがないのが、
ここの潔さでもあり、また食事利用以外で余り行かなかった理由かも。
バーガーは無理にしても、チリはレトルトにして、ウェンディーズブランドで
ネット販売でもしたら、オリジナリティは高いし、売れる気がしますが
だめなんでしょうかねえ・・・

あればいつでもと思って行かない癖に、なくなると判ると惜しくなる、全く
人間心理はわがままなものです。

ともあれ、ウェンディーズは今日31日で(多分)見納めです。
ごちそうさまでした。

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2009.12.30

「薔薇とサムライ」仮チラシ

「薔薇とサムライ」仮チラシ
仮でもこの通りのデザイン性。
さすが新感線。

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速報チラシ情報。来年8月のSeptは市村正親さん

シアターコクーンで入手。
来年8月の世田谷パブリックシアターではホリプロ公演。
「コーストオブユートピア」のトム・ストッパード作、栗山民也さん演出の
「ロックンロール」が上演されるとの事。

終演は市村正親さん、秋山菜津子さん(またも!)と武田真治くん共演、

チケット発売は来年4月

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今年の見納め芝居「東京月光魔曲」を観る

シアターコクーン。
橋本さとしさん出演で、中身も判断せず購入したところ、開幕後微妙な
劇評やネットのレビュー類を結構目にして、正直失敗したかな〜と思いつつ、
ある程度は「覚悟」していた「おかげ」?か、さほどではなかったですが、
とにかく長かったです。
1幕105分(5分押しでしたから実質は100分)、2幕90分は、長いと言っても
考えたら「コースト〜」の各部と余り変わりませんが、あれはもっと長い中の
一部だったので、感覚としてはこちらの方が尚更長かった気がしました。

物語は時代設定と言い、「事件」を作り出す、人間の闇の部分と言い、まさに
狙いは江戸川乱歩の世界。
最初の一つの事件を巡り、居あわせた人間が25年の後に絡まりあい、ラストに
二転三転のどんでん返し。
結局、姉の交際相手を次々に異常死させたのは、とりつかれた一ノ倉なのか、
「嫉妬心」にかられた弟なのか今ひとつ判りませんでしたが、結局は姉弟以外
無事に済んでないところ、結局はみなが最初の事件に復讐されたと言う事に
なったのでしょうか。

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文化村の歴史を紐解く本「Bunkamura〜喝采」

まあ自画自賛本は好きじゃないんですけど(笑)
蜷川さん、勘三郎さん、松さんなどのインタビュー、萬斎さん主演の
「オイディプス王」ギリシャ公演の経緯と予算が余ってオリンピック
委員会に寄付した秘話などは面白かったです。

「Bunkamura〜喝采」
文化出版社刊
1600円

文化村下の書店「ナディーフ」でも販売中

出版社サイト

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NHKドラマ「顔」を見る

連ドラの万年恋敵役者と(苦笑)と思っていた谷原章介さんが主演、それも
NHKの、しかも松本清張ドラマでとはちょっと意外でしたが、時代設定も
原作通り。
キャプションの字体も昭和30年代の映画のロゴを思わせる書き文字風と凝って
いたし、75分の長さながらなかなか緊迫感のある仕上がりでした。
谷原さんは気合い十分でしたが、ヒロイン2役を演じた朝ドラ出身の原田夏希
さんのみずみずしさがそれ以上に映えて印象的でしたし、民放ドラマだと、
屈託のある役の多い高橋和也さんが、「顔」を暴く重要な役で、刑事役の
大地さんともども存在感抜群でした。

しかし、広い京都でいくら有名でも(私も一番最初に京都に行った時に食べに
連れて行かれた)あんな偶然に同じ「いもぼう(多分平野屋)」で隣り合わせに
なるはずはないし、そもそもずっと自分の顔を見た男を興信所を使って調べ
続けるような男が、インターネットなどなく、テレビもまだないか、普及して
いない時代に、一番全国に顔の知れる可能性のある映画俳優になど、いくら
金が稼ぎたいと言ってリスクを負ってまで出るでしょうか。
映画はなりゆきと百歩譲るとしても、そもそも顔をさらしたくないなら、舞台
俳優だって十分危険な職業な訳で。
「点と線」であの4分間に、殺す予定の二人を、理由を知らせないでホームを
歩かせた方法と同様、あちこちで書かれていると思いますが、どうも松本さんの
作品には、素晴らしい人間描写は揺るがないにしても、トリックにはやや弱い
ところがある気はします。
それがあっても面白いのですけどね。

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2009.12.29

美しいタイヤCM

Good Yearの新しいテレビコマーシャルを見ました。
と言うか、F1にタイヤを供給しなくなってから、あまり積極的プロモーションを
国内では見ない気がしていたので、番組の提供(「ガリレオ」の昼間の
再放送)をしていた事自体にちょっとびっくりしました。

CMは「羽衣」か「楊貴妃」かしかと判別できませんでしたが、美しい飾りの
ついた冠など優雅な衣装に身を包んだシテ(観世清和さん)が舞っているのと
タイヤの回転をスーパースローで撮影した物がオーバーラップしていました。
「静かだけれと動いている」と言う共通点のようでしたが、映像がとても美しく
また正月らしかったです。

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2009.12.28

日本初出店のマロングラッセ。

お正月の挨拶回りの手土産を買いに、何か珍しいものはないかと
久しぶりに大丸東京店に行きました。
丁度帰省客や、逆に東京観光に来た人たちで、食品売り場は昼間から活況。
バウムクーヘンの店には東京駅通路にまで長い行列ができていました。

目新しい店はないかと探して、日本初出店と言う、パリの「BOISSIER
(ボワシエ)」と言うショップへ、
結局焼き菓子の詰め合わせを買いましたが、実はここはマロングラッセの
発祥の店との事。
最初はそのマロングラッセを手土産にと思ったのですが、値段を見てびっくり!
何しろ私のマロングラッセの既成観念を覆す「お値段」。
さすがにこれは買えないわ、と「記念」に一つだけ買って自宅でじっくり
味わいつつ頂きました。

個別包装です
日本初出店のマロングラッセ。

包みをあけたらこれ。サイズが大きいから高いというのではなく
普通サイズだというのを証明するのに、古典的ですがマッチ棒を
置いてみました
日本初出店のマロングラッセ。

いや写真の通り、普通サイズだったのですが、なんと1個798円!(税込)!
牛丼やハンバーガー2つ分に等しいと考えるとちょっと一口で食べたら
バチがあたります。
芯まで硬くなく、バニラ味がうっすらしてとても美味しかったですが、本当に
贅沢な一瞬一口(笑)でした

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「坂の上の雲」(4話&5話)を見る

4話はいきなりNHK、大本気出すとやっぱり凄いと実感させられる戦闘
シーンの連続。
真之の海上戦も、好古の陸上戦も壮絶でした。
また竹中直人さんの小村寿太郎、榎木孝明さんの森林太郎、柄本明さんの
乃木希典、米倉斉加年さんの大山巌なども登場、歴史ドラマらしくなって
きました。
また5話は日清〜日露間に世界に羽ばたくキャラクターたちと、病気のために
世間を一歩引いて見るようになりつつある子規の双方を描いていましたが、
やはりどうも原作にも欠いていた、国外での戦争の意味するところへの
客観的視点の希薄さをドラマにも感じたのが残念。
5話では新たに井上馨役で大和田信也さん登場。
伊藤とのシーンでは、つい「長州ファイブ」でイギリスの長州攻撃を聞いて
「留学」を切り上げて帰国を決意した二人の場面が思い浮かんで、あの時に
決断したから明治政府で他の3人より政治の中枢に行けた、と言うのを思い
出しました。

個人的には短い出演でしたが好古の通訳役に神尾佑さんを、また真之と
同時期に留学に出発した財部彪役に飯田基祐さんを発見して喜んでいました。
そうそう、エンドクレジット、どうせなら役名ついた役者さんは全員役名付きで
載せて欲しいですね〜。留学生の一人、林役の切れ長の目の役者さんが
気になります。

気がつきましたが海軍省の門として使われているのは、京都の国立博物館の
正門でした。
(斜めからしか映せないのは正面の建物が映ってしまうから?)

ちょっと笑ったのは、戦地から帰宅した好古を迎えた多美さんが二人子どもを
連れていたのに自分がびっくりした事。
考えたら、どんどん時間は経っていたのに、どうも前々回、最初の子の名前を
多美に託して以来帰国シーンがなかったので、ずっと海外出兵していたかの
ように錯覚してました。
見た目が変わらなさすぎるのも善し悪しです。

さあ、っと盛り上がったところで、年内放送は終了。
次回は来年末。
映画「のだめ」の後編が来年4月は先過ぎと書きましたが、こっちはもっと。
ま、多分来年の放送前には今年のを一挙再放送するとは思いますが。

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2009.12.27

ラスト「ウェンディーズ」?

ラスト「ウェンディーズ」?

ラスト「ウェンディーズ」?

年内で営業終了と聞いてびっくり。(MSNニュースなど)
確かに最近は行ってはなかったですが、一時取引先のすぐ近くにあって、
時間調整に良く寄ってましたし、チリとベイクドポテトは他のファストフード
ショップにはないメニューで一時ハマってましたので、CLOSE前に記念に?
食べておかねばと、寄りました。
写真はチリMサイズ。
随分ちっちゃくなった気はしましたが、スパイス垂らしての味は食べなれた
ものでした。
丸ごとのベイクドポテトはなくなっていてちょっと残念。

店は結構ちゃんと混んでいて、きっと毎日これくらい客が(私も含めて)
コンスタントに来ていたら、閉店しなくて済んだと思うとちょっと複雑な心境
でした。

久しぶりに食べたらやっぱり美味しかったチリ、ラストのつもりでしたが、
もう一度くらい食べたくなりました。

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「ヴィクトリア〜世紀の愛」を見る

文化村 ル・シネマ
先日ここで見た「副王家の一族」は、セレブのかなり酷い倫理観を突き放して
描いていて、ちょっとなぁ〜でしたが、今回は若い女王の頑張りがグッとくる
正統派ラブストーリーでした。
イギリスのビクトリア女王を、その少女時代から、若くして即位し、理解者や
権力を狙う者たちなど「大人の事情」に振り回されまいとしながらも振り
回される幾多の紆余曲折の後に、アルバート公と結婚。
更に公の役割を巡って険悪になった時に起きた女王暗殺未遂に、隣にいた
アルバート公が身を挺して彼女の命を守った事で互いの理解を深めていく
ところまでと言う、原題(「The Young Victoria」)通り、女王が女王らしくなる
までを描いたもの。
オールイギリスロケの圧倒的迫力、衣装は勿論、照明の美しさが説得力があり
ましたが、やはりビクトリア役のエミリー・ブラントが、怖いもの知らずの少女
時代から、権力闘争に巻き込まれ、もがきながら、自分の意思で結婚相手を
決め、自信たっぷりの母になるまでのビクトリアの変化をきっちり演じていて
とても良かったです。
(雰囲気がちょっと今のエリザベス女王に似ているように見えたのは気のせい?)
勿論「ダーリン」、アルバート公役のルパート・フレンズさんもなかなか。
この人、「プライドと偏見」では嫌みなライバル、ウィッカム役をやっていたと
プログラムにありましたが、雰囲気が「プロスト/ニクソン」「クイーン」に
出ていたマイケル・シーンに似ています。

また、クラシックをふんだんに使った音楽も良かったですが、途中でどうも
聞きなれたフレーズがあり、何だっけ?と思ってエンドクレジットを見て納得。
なんと蜷川さんがしきりと劇伴やカーテンコールで使うシガーロスが曲を
提供していました。
こう言うセンスはなかなかで、ちょっとサウンドトラックが欲しくなりました。

蛇足ですが、純白のウェディングドレス、指輪交換、クリスマスツリー飾りなどは、
ビクトリアのやった事が世間に広がったのだとかチラシや宣材でしきりに紹介
されていましたが、映画自体ではその辺は全く触れられていませんでしたね(笑)

奇をてらわず、正攻法の気持の良い映画でした。

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これから公開の興味深い2作品

年末年始でバタバタ見忘れないように公開2日目に「ヴィクトリア」を見に
行って、興味深い映画の予告編を2つ見ました。
一つは最近やたらに多い「シャネル」映画ですが、ストラヴィンスキーとの
関係をメインに描いた「シャネル&ストラヴィンスキー」。
ストラヴィンスキー役を「007カジノロワイヤル」の敵役、マッツ・ミケルセンが
やっていました。(公式サイトはこちら

もう一つはモリエール自身を主役にした「モリエール〜恋こそ喜劇」。
これは映画も面白そうですが、予告編のナレーションをモリエールに芸名を
取った江守徹さんがやっていたのがミソ。

文化村「ル・シネマ」はこういう歴史や実在の人物、本来の意味でのコス
チュームプレイ映画好きですね

公開はいずれも来年初頭

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2009.12.26

「能楽現在形〜当麻」を観る

開演がいつもより早いとあって、一足早い仕事納めも早々にぶっちぎって、
時間ギリギリに能楽堂へ。
まず舞囃子「絵馬」
「現在形」は舞囃子も毎回豪華で、今回も玄祥さんはじめお三方が30分以上
舞台いっぱい舞われる華やかなものでした

休憩を挟んで「当麻」
年末のバタバタに取り紛れて初見のくせに、事前に詞章のチェックも下調べも
せずに行ってしまったのは大失敗でした。
後半のシテ(先日「国盗人」ポストトークに登場された片山清司さん)の舞は
美しく拝見しましたが、それこそ典型的な無幻能で、前場が会話のみのやり
とりで進行した事もあり、まだまだ初心者の私には殆ど理解できず、アイ
(萬斎さん)の話でようやく少し判ったくらい。
自分の勉強不足をつくづく痛感させられた2時間20分余りでした。

これが今年の萬斎さん見納め。
来年はいきなり仕事と重なって、興味深い2つの企画公演を見られないのが
決まっているのががっかりですが、できるだけ萬斎さんの舞台は拝見できたらと
思っています。

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キュートな空き缶ボックス

キュートな空き缶ボックス

休みに入ったので、運動不足解消と節約のために近場はできるだけ徒歩移動を
心がけていますが、そうすると色々初めて見る物に出会います。
移転したと噂を聞いていたケーキ屋にばったり行き立ったり、噂でしか聞いた
事のなかった「料理婚活パーティ」会場の前を通りかかったり。
でも今日の一番の「収穫」はこれ。
よく見るタイプの空き缶専用ダストボックスですが、白いビニールが、顎の下に
ちょこんと手を置いた、服の袖のように見えてやたらにキュートで、思わずパチリ。
どこか、NECのコミュニケーションロボットPaPeRoに良く似ているような…。
(PaPeRoはこちら。NEC公式サイト
偶然の産物だと思いますがちょっとホッコリします。

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12月のメトロポスター

12月のメトロポスター
今更ですが、アップしておきます。
でも今年は余りこう言う光景を見なかった気がします。
クリスマスもライトアップ以外は割に落ち着いた感じがしたのは、単に
自分がその手の場所に足を運ばなかったからでしょうか。

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2009.12.24

「のだめカンタービレ 最終楽章前編」を見る

仕事帰りにふいに思い付いて、地元の映画館に行ったら、丁度本編始まる
ところと言うので飛び込む。
子どもが近くにいるわ、なんだか自宅でDVD見る気分が抜けないのか、
途中でトイレに立つ客がやたらといる、落ち着かない状況でしたが、
それでも映画は十分楽しめました。
ストーリーは勿論、劇中に出てくる「魔法使いの弟子」とディズニーの
「ファンタジア」にオマージュを捧げたようなのだめの「トルコ行進曲」を
はじめとして、音楽と映像のコラボレーションが、いつもの「のだめ」テイストを
保ちつつ、大画面ならではの迫力で楽しめました。
何より、本場ロケの説得力、音楽の力、また玉木さんの指揮ぶりは、指揮者を
志望する若者を一気に増やしそうなカッコ良さ。
前後編と言う事で、ラストはあっさりでしたが、2時間たっぷり音楽に浸れ
ました。
選曲はテーマ曲の「ベト7」「ラプソディインブルー」はもとより、「運命」「合唱」、
勿論、前編のハイライトに登場する「序曲1812年」は、帰りに思わず
CDを買いたくなる盛り上がりでした。
個人的には、ラスト前、失意ののだめの背景に流れた、マーラーの5番の
アダージョがやはり、ヴィスコンティの「ベニスに死す」を連想させて最も
印象的でした。

エンドクレジット後に後編予告編がありましたが、公開は来年4月だそう。
う~ん、待ちきれません。

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シューマッハ復帰

シーズン中、マッサの代わりに走らなかったのもその辺りの関係なのか、
何故かフェラーリでなくメルセデスから3年ぶりに復帰のニュース。
(ニュースソースはデイリーなど)
さて結果はどうなりますか。
個人的には3年ぶりがありなら、再来年のキミの復帰もあり得るかなと、
そちらに希望を持ちましたが(苦笑)

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よしながふみさん作「大奥」映画化

噂は本当だったようで、柴咲コウさん、二宮和也さんが出演とのニュース。
よしながさん作品の映像化は「アンティーク」以来でしたっけ?
現行5巻のうち、最初の1巻が対象との事ですから、無論当たればシリーズ化、
でしょう。

来年10月公開
ニュースソースはmainichi.jpなど

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蜷川さんとさいたまネクストシアターの格闘の日々

23日夜、NHKで45分のドキュメンタリーがオンエアされました。
今年私のベスト5入り確実の「真田風雲録」の稽古の日々を、メンバーへの
密着は無論、蜷川さんのインタビュー、通院検査の様子にも密着したもの。
本来役者が抱えるべき「ハングリーさが芝居に繋がらない」と言うジレンマを、
蜷川さんが「引き出してやれない」と一人抱えるところが、なんだかやっぱり
凄いわ、と思いました。
そして稽古佳境、「苛立つから出てって」と舞台袖からしかカメラが撮影でき
なくなったところで、稽古場のモニター画面に、しっかり蜷川さんがパイプ
椅子を投げたのが映ってましたね。
あと「お前たちより売れてる○ャニーズの連中の方がずっと努力してるぞ」って
怒っていたのもなかなかツボでした。

蜷川さん、聞くところでは来年も今年並の本数予定している模様。
「血は立ったまま〜」「ヘンリー六世」、「ムサシ」再演(&海外公演)更に
そろそろ「仮面」続編の時期ですしね。

SSSの進捗状況もはかばかしくないですし、是非まだまだ頑張って頂きたい
ですし、ネクストシアターメンバーも次回公演期待しています。

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2009.12.23

来年4〜5月のコクーンは松さん主演

来年4〜5月のコクーンは松さん主演
コクーンでチラシ入手。
来年4〜5月のコクーンは、シスカン公演。
サマセット・モームの「Home and Beauty」(「二人の夫とわたしの事情」)を
ケラさんが演出、主演は松たか子さん、共演は段田安則さん、渡辺徹さん。
他に大森博史さん、新橋耐子さんなど。
翻訳の余さんは確か同じシスカンの「人形の家」の翻訳をされた方。

また話題になりそうですね。
個人的には歌舞伎座さよなら公演で気力体力使い果たした直後だと
思うので多分見ないと思いますが。

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2009.12.22

「十二月大歌舞伎」(昼の部)を観る

いよいよ、話題のクドカン歌舞伎を含む昼の部

片桐はいりさんと秋山菜津子さんをおみかけする。

クドカン芝居に気を取られていましたが(笑)、結局は他の演目の方が楽しめて
しまいました(と言う事は…です)

最初の「操り三番叟」
勘太郎くん予想通りの舞達者ぶりで、何と言うか後見役いらなかったでしょって
感じでしたが、松也くんの化粧でいつになくスッキリしていたのが嬉しい意外。
更には千歳の鶴松くん。
流石中村屋の「三男」と勘三郎さんが呼ぶだけに、14歳ながら、派手な舞台や
装束に負けぬ爽やかな千歳ぶりでした。
「三番叟」の揉の段と鈴の段の間に、夫婦相和しみたいなパートを捩じ込む
あたり、また神聖な三番叟を道化キャラ的なメイクにしてしまうあたりは、
能狂言における「翁〜三番叟」の位置付けに慣れている身にはどうしても
違和感が拭えずでしたが、ご祝儀にはまずまず。
しかし千歳よし、三番叟よしで、翁の存在感ないのはどうなのか。
判ってはいますがこれは踊りの基本ラインの問題。

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「国盗人」ポストトーク(12/10-2)

(続き)
萬斎(以下「萬」):面が外れ夢が醒めて元に戻る。面が夢の入口に立ち、
           白石さんが旅の僧として夢を見る。能で言うところの
          執心が残っている。
          でもまあシェイクスピアはどうしても勧善懲悪になって
          しまいますが
片:武悪って面は「言わせろ」と言っている感じがするし、人懐っこさがある
  面ですね。
萬:「リチャード三世」をやろうと思ったのは15年前でその時から面は武悪と
  決めてました。
片:武悪と言うのは「癋(=やまいだれに「悪」)べし)見」と言う面があって、
 「癋(べし)まず」と言うのが武悪面と言われています。
 「癋(べし)見」は言いたい事があるが言わないので口を一文字にしている
  のだそうです。
萬:勉強になります(笑)鬼の面は異国の人のイメージがあります。
  さて演じる舞台としてはどうですか。
片:次の「能楽現在形」でこれを使うのかと思ってました(笑)
萬:違いますよ、これはセットで。寸法は同じですが。例えば正面の一畳台を
  昇降させたのは、現代劇は古典と違って後見を出さないので。
片:能の作り物って人間くさいですよね。松の絵も人が持っていたりする。
  人格がある松になっていると、人が持っていても問題ない
萬:なるほど〜。狂言は余り作り物を出さないので。確かに嘘臭いね(笑)
片:一畳台も寝台と見るか宮殿と見るかは客のイメージにかかっている
萬:今回の一畳台の蹴込み(正面部分)はシーンによって模様、色が違って
  いますが、実はスタッフが下に下りている間に張り替えています

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「国盗人」ポストトーク(12/10-1)

ちょっと遅くなりましたがアップしておきます。

ゲストは片山清司さん
萬斎さん(以下「萬」):ご紹介は長いので省略(笑)。
本物の能楽師に能まがいの作品を見て頂くのはね(笑)
清司さんはホールに合う演出にするとか、絵本を作られたり、
映像とのコラボとか、能を多角的に捉える方です。
片山(以下片):本当は新潟にいて(公演のあと)湯沢温泉に浸かっている筈
だったのですが、「来い!」って言われて(笑)
能舞台に土足で良いんですか?
萬:能舞台を模したセットなので。焼けちゃって、世田谷パブリックシアターが
空襲に会ったと(笑)
片:(柱の残骸を触りに行く)
萬:能舞台を使う特性もありまして
片:面白く拝見しました。自由に使うのには拍手。でも能楽師の性(さが)と
言いますか、立ち位置が染み付いている。
能役者は九つに割る癖があり、どこにいるかが型の基本。いどころですか。
見ていて安心感があります。
萬:石田、月崎と3人だけだと狂言になりますね
片:半身になったりしてると嬉しい。身体の使い方が見に染みていて退けられ
  ませんね。身体を回しながら緊張感を切らないのは、舞踊家のセンスで、それを 
  続けるのは凄い

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「龍馬伝」いよいよ、中岡慎太郎が発表に!

龍馬といえば、やっぱり個人的に気になっていたのは、最後一緒に
落命する、盟友・中岡慎太郎が誰になるのか、また「竜馬が行く」
ファンとしては、誰が(陸奥)陽之助をやるのかがずっと気になって
いたのですが、ついに発表されました。

中岡慎太郎・・・上川隆也さん
陸奥陽之助(宗光)・・・平岡祐太さん

そして丸山芸者・お元役に蒼井優さん。

すごいキャストを出してきましたね、上川さんとは。
(ちなみに「新選組」では江口龍馬に、増沢望さんの中岡という
組み合わせでした)
上川さんというと、大河ではなぜか「功名が辻」の主役より、「毛利元就」の
息子役というのがいまだに印象的なんですが、またすごいスーパー
サブぶりを発揮してくれそうです。

そして平岡くんの宗光。「坂の上~」の大杉さんが渋すぎ&ごつすぎると
書いたばかりでしたが、まったくこのキャストはその意味で納得。
さらに蒼井さんが大河出演とは、いや、豪華豪華。

大河「龍馬伝」公式サイトもリニューアル、バージョンアップされています。

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「JIN~仁」最終回は???だらけ。

最後はどう考えても、映画か続編につながるってことですねえ。
あそこまで引っ張って「結末はお楽しみ!」はないだろう~~~!!!!
と叫びましたよ。
でも視聴率25%超えだったようですね。

結局、現代で治せなかった美希の代わりに野風を治せたというのが
仁が江戸時代にタイムスリップした意義だったってことなんでしょうか?
咲ちゃんの水のたとえ話もいまいち判ってなくて、実は全然結末
判ってませんでした。
だいたい誰がホルマリンの瓶を抱えて逃げたのか、龍馬と一緒に
落ちたところで絶対結末が判ると思ったのに・・・・

ああ~判らない。

内野さんは良かったけど。

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2009.12.20

「十二月大歌舞伎」(夜の部)を観る

体調悪くはなかったのですが、最初の「引窓」は、扇雀さんのキンキン声
以外殆ど記憶なし。
「角力場」共々何か「双蝶々」は今ひとつノレないか相性が良くないのかも。

続く「雪傾城」は最初から諦めて、一旦外に出て濃いコーヒーで気合い入れ
直してから「鼠小僧」へ。

再演の野田歌舞伎「野田版鼠小僧」
前回は何と行ってもクリスマスの話を真夏の納涼でやる季節外れがネック
だったのと、前作「研辰」のスマッシュヒットの後だっただけに、妙な人情&
メルヘン話に酷く違和感を感じたものでした。
しかし観客側が慣れたのか、作品に役者が慣れたのか、無論グタグタしていた
前半が随分スッキリした事もありますが、野田さん芝居の肝である疾走感が
生きて、事実を語るのが良いのか、人間何を語るかではなく誰が語るかで
大衆の受け止め方は全然違ってくると言う、シニカルな人間観察の部分も余り
重くならず、サクッとしました。

‘名場面’お品の狂言自殺や、お孝宅での襖だけを使ったドタバタ、野次馬が
屋根から見下ろすお白州シーンは健在でしたが、面白かったシーンだけを
繋いだ名場面集みたいになってしまうのも案外メリハリなくなってしまうもの。
先日の「国盗人」共々、再演の手直しは功罪相半ば、と言った感じがしました。
イヤホンガイドが「鼠小僧」前休憩に、野田さん&勘三郎さんインタビューを
流していてなかなか面白く聞きました。
本編には配役以外殆ど解説はなかったので、インタビューのためにイヤホン
ガイド借りたような感じになりましたが。

そう言えば、昼の部にクドカン作品が出るとの事で、歌舞伎はホール一度だけ、
と言うクドカン作品ファンの友達が今月歌舞伎座デビューをしましたが、昼の
部を見た感想の開口一番が「歌舞伎って何?」でした。
確かに昼は踊りから松羽目もの、義太夫狂言に最後がクドカン新作ですから
そう思うのも無理ありませんね。
とりあえず「歌舞伎役者が歌舞伎座でやったら歌舞伎になっちゃうかも」と
答えておきましたが、確かに答は難しいかも。

私自身の昼の部鑑賞は後日。

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2009.12.18

紀伊国屋演劇賞

今年の受賞者が発表されました。
団体賞は流山児事務所。
個人賞は市村正親さん、鳳蘭さん、中嶋朋子さん、浦井健治さん、前川知大
さんの5人。
中嶋さん、浦井さんはやはり「ヘンリー六世」が大きかったのでしょうか。

ニュースソースはnikkei netなど
おめでとうございます。

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「国立能楽堂定例公演」を観る

久しぶりの国立能楽堂に、久しぶりに萬斎さんご出演の能を拝見に行きました。

まず石田さんシテの狂言「塗師」。
多分初見です。
高野&深田のコンビが、偽物ではないけれど、安請け合いの塗師に、烏帽子の
スピードメンテナンスを頼んで面倒な目に合わされる話。
今で言えば、出先で靴が壊れ、やむを得ず、腕は判らないが「10分仕上げ」
みたいなリペア店に直しに出したら酷い直し方で戻ってきた、みたいな話ですが、
目出度い舞で締めるところが狂言ならでは、、でした。

休憩を挟んで能「鉢の木」。
「鉢の木」の話はその昔、確か教科書で読んだ覚えがありますが、これが能に
なっていたとは、で、無論初見。
能も謡や舞は少なく、非常にセリフ劇的な印象を受けました。
そのおかげか、いつもならどうしても眠気に襲われるのですが、今回は最初から
最後まで普通の芝居のように拝見しました。

萬斎さんは、旅の僧、実は北条時頼の配下、二階堂某の従者役でしたが、その
前に登場したもう一人のアイ(早打)役の月崎さんもセリフがくっきりはっきり
していて、お二人ともとても良かったです。

シテの櫻間さんの、落ちぶれてもプライドは捨てない佐野常世、ワキの福王
さんの、隠しても品格と地位の高い察せられる時頼、ツレの井上さんの、夫を
しっかり支える常世の妻、いずれもそれぞれのキャラクターがはっきり見え
ましたし、囃子方も特に佃さんの大鼓の際立つ音が耳に残りました。

唯一、ワキツレの山本さんが体調でもお悪かったのか、少ないセリフを
間違えるし、出てこないしで、びっくりしました。

能らしい能ではないと言う事にはなるのでしょうが、より演劇的な分、芝居
好きの私には楽しめました。

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来なければいいのに~その2

前に「十二人の怒れる男」で、最前列で上演中にアンケートを書き、挙句
「この原作嫌いなんだよな〜」と得意げに連れに話しながら帰って行き、近くに
いて無闇に不愉快な思いをさせられた「来なければいいのに」を書きましたが
今度は国立能楽堂で、マナー知らずの団体にウンザリさせられました。

上演中の私語も一度や二度ではなく、更にそもそも能に興味がないのか、
上演中についにiPhoneだか、PSPだか、本人の顔に青い液晶画面の影が
はっきりと映ってそれと判る、電子機器の画面をいじって、さらに隣の仲間
にも見せてニヤニヤしている、とんでもないヤツが、視野内に。
しかも、すぐ近くには引率者と思われる分別ありげな白髪おじさん二人が
いたにも拘わらず、さっぱり注意しないばかりか、ご本人たちもさほど能にも
マナーということにも関心がないようで、上演中、荷物をガサガサさせて、
迷惑さは同レベル。
別に好んで見に来た訳でもなく、何かのカリキュラムの一つとして、イヤイヤ
来てしまったんでしょう。
一番良いのは強制させてまで見に行かせるな、に尽きます。

少なくともその公演を見たくて時間を作り、チケットをドキドキして買って行った
人間にはひたすら迷惑なので、そう言う「観劇体験」は、一般公演とは別に、
国立劇場の「鑑賞教室」のような日を作って囲い込んで頂きたいです。
万が一来るにしたって、最低限のマナーくらいは守るべきだし、引率者も、
引率してきたなら、同じレベルにいないで、それくらいは事前にアナウンスして
守らせるくらいの仕事はしてくれ、です。

しかし考えてみれば、国立能楽堂には、上演中に歌舞伎座のように客席の
様子をチェックするスタッフが殆どいませんね。
今日も一人いたにはいましたが、正面の出入り口脇で真正面だけ見てました
から、脇正面後方席の液晶画面なんて気がつきもしますまい。
今回は音がして迷惑とかではなかったですが、あの調子では、次は上演中に
ゲームとかしはじめられても不思議ではありません。
さらに最近の一部の「携帯」のカメラはシャッター音がしないそうですから、
今の状況では、もし撮影されてたりしても判らないかも。

舞台が良かっただけに、この手のイライラは、尚更たまらないです。

と言う訳で、国立能楽堂定例公演を見てきました。

感想は別項にて。

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2009.12.17

今年のベストテン、ワーストテン考え中

今年のキーワードは「通し上演」でした。

今年は圧倒的外れ作品が割に少なくて(かなり本数は絞った)、ベストの方が
難関。
また来年の歌舞伎座建て替えを前にした「さよなら公演」シリーズのおかげで、
歌舞伎に良いものが多く、いつもなら伝芸も現代劇と混ぜてランキングする
のですが、圧倒的だった万作さんの袴狂言「釣狐」、十一月の「忠臣蔵」あたり
以外は歌舞伎ベストテン部門も作らないと、ベストテンのうち半分が歌舞伎や
伝芸になりそうな勢いです。

ただ今年は年末まで観劇スケジュールが入っているので、確定版が作れるのは
かなりずれ込みそう。

ま、例年の事ながら、私のランキングはどのみち蜷川さんものが大多数を占める
事にはなるんですが。

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2009.12.16

「コーストオブユートピア」オンエア!

「ステラ」情報。

ハイビジョンで一挙放送されます。

「コーストオブユートピア」
12/30(水)13時〜22時
NHK-hi

HDDのスペース空けておかなければ!

他にも27日には教育テレビで京都の顔見世、正月2日には恒例の「初芝居」
中継です。

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「戯伝写楽」チラシ

「戯伝写楽」チラシ
本当は見開きを開けるともっと凄いんです(笑)、とりあえずびっくりは
写真右の、無闇に血色良く歯磨きのコマーシャルみたいに爽やかなのが、
さとしさんだと言う事で。
実は一応、先行予約を申し込みはしましたが、このチラシを観る限り、なんか
今から正直、私の観たい芝居とは違う方向性な気がして、いやな予感が。

<20日補足>
東宝芸能サイトに見開きの写真を発見。こちら

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「マレーヒルの幻影」を観る

超辛口です。

良かったと思った方はごめんなさい、キャストスタッフファンの方はお読みに
ならない事をお勧めいたします。
これに限らず管理人の勝手な感想なので諸々ご容赦願います。

以上前置きとして。

久しぶりに一幕前半でつまらなさで途中で寝てしまい、休憩時間に帰ろうかと
思いました。
かろうじて一幕終わり間際5分で突然芝居らしくなり、気を取り直して二幕も
観るには観ましたが、結局は私にはまるでダメでした。

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野田さんの次の芝居

速報チラシ。
野田地図公演として、東京芸術劇場で、来年6月〜8月、タイトルは
「ザ・キャラクター」。
キャスト不明。
今月の「悲劇喜劇」の対談で「書いている」と発言していた作品が
多分これ、ですね。

野田地図公式に情報あり。

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「踊る大捜査線3」発表。

「めざましテレビ」で、告知映像を見ました。
来年夏に公開だそうです。
サンスポによれば、湾岸書が新庁舎に移動する3日間を描くとか。
こう言う期限つきもの、「1」もそうでしたが、好きですよね。
青島もさすがに係長に昇進するそうですが、「容疑者〜」で広島に異動に
なった室井さんはどうなるのか、「容疑者〜」時点で随分偉くなっていた
新城は登場するのか、というか、筧さんはご出演されるのか、やる、となれば
気になる事は山積みなのが「踊る」
ま、来年はまたこれに踊らされる事でしょう。

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2009.12.15

「ヘンリー六世」チラシ

「ヘンリー六世」チラシ
やっと本チラシを入手。
グレイ夫人で草刈民代さんが出演されるんですね。
鋼太郎さんがヨークで、嵯川さんはやはりグロスター公。
となると、エドワードが横田さん、立石さんがグロスター夫人あたり
でしょうか。
「コースト」のサーシャ、「真田」の大野修理をやった遠山くんも出演。

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「坂の上の雲」(3回目)

秋山兄弟&子規、いよいよ明治史の舞台袖まで出てきた感じですが、
秋山兄弟はともに軍人ですから、当然のように戦争に巻き込まれる訳で、
そのあたり、彼らの正義感とか明治人としての矜持みたいな思考回路や
戦争観はとりあえず今回は棚上げにして進行。
そしていよいよ「明治の元勲」たち次々に登場。
伊藤博文役の加藤剛さんと山県有朋役の江守さんの大河主役経験者の
豪華ツーショットは迫力ありましたが、山県はともかく、加藤さんの伊藤は、
「世に棲む日々」の利助の印象が強いため、ちょっと格好良すぎ(笑)
また陸奥宗光も、どうしても「竜馬」に出てくる陽之助の、目端の効く美男子の
イメージが強くて、大杉さんではガタイが大きく威厳ありすぎ(笑)
あ、國村さんの川上は決まってましたね。(國村さんも最近ドラマ出ずっぱり)
これからがこのドラマの肝。
戦争をどう見せるのか、今までのような、頑張る青春路線からのシフトが
難しいだろうなぁと予感した回でした。

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2月の歌舞伎座は先代勘三郎追善。

気がつけば、3階A席6000円がデフォルトになっております。高い。

で、2月ですが、先代勘三郎追善と言うサブタイトルで、中村屋の
ベスト盤の様相。

【昼】
「爪王」
狐:勘太郎、鷹:七之助、庄屋:錦之助、鷹匠:彌十郎

「平家女護島俊寛」
俊寛僧都:勘三郎、丹波少将成経:勘太郎、千鳥:七之助、平判官康頼:扇雀
瀬尾兼康:左團次、丹左衛門:梅玉

「十七代目中村勘三郎二十三回忌追善 口上」
芝翫、勘三郎、幹部俳優出演

「ぢいさんばあさん」
美濃部伊織:仁左衛門、下嶋甚右衛門:勘三郎、宮重久弥:橋之助、
妻きく:孝太郎、宮重久右衛門:翫雀、伊織妻るん: 玉三郎

【夜】
「壷坂霊験記」
座頭沢市:三津五郎、女房お里:福助

「高坏」
次郎冠者:勘三郎、大名某:彌十郎、太郎冠者:亀蔵、高足売:橋之助

「籠釣瓶花街酔醒」
序幕 吉原仲之町見染の場より大詰 立花屋二階の場まで
佐野次郎左衛門:勘三郎、八ツ橋:玉三郎、九重:魁 春、
治六:勘太郎、七越: 七之助

本気で見たいのは、昼夜1演目ずつ。となれば、3Bで我慢か。
しかし中村屋さんの月はチケットが明らかに良く売れるので、逆に無理かも。

詳細は歌舞伎座サイト

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2009.12.13

「国盗人」(千秋楽)を観る

千秋楽は中程の席。
河合祥一郎先生はファミリーでご来場。

大まかな感想は10日と同じですが、「悪党になるしかない」と割り切って、
余裕寂々で王座についた一幕と、兄王妃に必死に取り入り、娘を嫁にして
理知門に王座を奪われまいとし、「自分を気の毒にも思え」ず、最期の最期に
自分の良心に負けた二幕の対比が印象的でした。

宝石もイミテーションも、いわゆる玉石混交、あらゆる考えうる要素を詰め込んだ
初演に比べて、政子の呪いが実現していくプロセスを基本ラインに、手垢に
まみれた言い方をするなら、「悪三郎くん自分探しの旅」ってところでしょうか。
初演は主演俳優が演出を兼ねるために、肝心の俳優としての萬斎さんの部分の
演出が勢い一本だったのがすっきりしたのも含めて、練られた気がします。
ま、すっきりしすぎて、4人の呪いが集結した次に、間を明けずに、合戦前夜の
シーンに突入してしまうのだけは、どうも流れ的に唐突に感じられはしましたが。

カーテンコールには河合先生、傳左衛門さん、コシノジュンコさん登場され
ました。

しかし面白いもので、多ければ多いで「多いよなあ」と思い、削れば削ったで
「なんかあっさりしちゃったよなあ」と思ってしまうのが、観る側っていい気な
もんですね。

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2009.12.12

「浮世絵百華」(前期)を見る

たばこと塩の博物館。
こちらは基本はたばこや塩関係の展覧会ですが、時々、貸し会場的
展覧会をやります。今回もそれ。
しかも今回は、かつて銀座にあった美術館も持っていた、リッカー創業者、
平木氏の浮世絵のコレクション。

実業家のコレクションの中でも、これはかなり有為転変を繰り返したものの
一つで、今は豊洲に小さい展示スペースを持っていますが、まとまった企画
展示は久しぶりでは。

前期はコレクションの中でも名品を揃えたようで、300円でこんなに沢山見たら
申し訳ないくらい。

なにしろ、写楽の「石部金吉」や「志賀大七」と北斎の「神奈川沖浪裏」
「凱風快晴」、更に「庄野白雨」が何気なく並んで展示されている贅沢。
更に清倍の「初代団十郎の暫」に春信の鮮やかな色の「座鋪八景」、
清長の「隅田川渡船」、歌麿の「物思恋」など、あるわあるわ。

また珍しいものとして、春信の「絵本」や一九と歌麿が組んだ「年中行事」絵本、
また一九と豊国による「役者似顔画早稽古」と言うタイトルの、いわば似顔絵
イラストの描き方ハウツー本、北斎の「富嶽百景」の絵本など珍しい作品も
状態良いものがゾロゾロ。
スペースが狭いのがやや難点でしたが、展示も見やすく、値段も安く(これ
ばっかり)、素晴らしい内容でした。
前期は明日まで。15日から来年1/11までの後期は、「浮世絵とは何だったか〜
浮世絵文化史学」とタイトルした、浮世絵の文化的位置付けを探る通史的内容
との事で、来年2月末には同名のシンポジウムも開催されるようです。

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「悲劇喜劇」1月号

特集は「コーストオブユートピア」の作者トム・ストッバード氏。
河合祥一郎さん、野田秀樹さんとの鼎談、「コースト」出演の池内くんの
インタビューなど盛りだくさん。
何より待望「コースト〜」2部の戯曲が掲載されています。

海老蔵さん表紙で歌舞伎特集の「レプリークbis」とどちらを買うか
悩みましたが、今回はこちらを購入。

早川書房公式サイトはこちら

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広田敦郎さん、「小田島雄志・翻訳戯曲賞」受賞

優れた翻訳者を顕彰してきた湯浅芳子賞の後を受けて創設された
小田島雄志・翻訳戯曲賞(小田島先生のポケットマネーが資源だとか)、
蜷川さんの今年の話題作「コースト・オブ・ユートピア」を翻訳された
広田敦郎さんが、新野守広さんとともに、今年の優れた翻訳者として
受賞が決定したそうです。

あの長さの本を翻訳されただけでもすごいと思っていましたので
こうして報われてこちらもうれしくなります。

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「社会人のための文楽鑑賞教室~仮名手本忠臣蔵」を観る

チケット発売開始日を完全に失念して取り忘れ、回数も少ないし
18時半開演ということもっての人気、さらに「忠臣蔵」という演目だし
観るのはもう無理と思ってあきらめていた「社会人のための文楽
鑑賞教室」、友達が行けなくなったので行きませんか、と当日突然
御誘いいただいて、もう二つ返事どころか、一つ返事で国立小劇場に
伺いました。

観賞教室も社会人向けも初めて。

まず解説。太夫と三味線、そして人形遣いの方が文楽の仕組みを
柔らかい言葉で御話くださる。前に「解体新書」に勘十郎がご主演
された時に、人形の動きなどは詳しく解説がありましたが、それに
しても、普段は苦虫かみつぶしたような顔されている演者さんが
バリバリの上方言葉で、今年の漢字についてとか、時事ネタ織り込み
ながらテンポよくしゃべる様子はまるで漫才でした。
30分ほどの解説、15分の休憩をはさんで、いよいよ
「仮名手本忠臣蔵」

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来年の「子供のためのシェイクスピア」は「お気に召すまま」

アンケートにずっとやってほしい作品として書いていた「お気に〜」が
ついにこのカンパニーで上演されるそうです。
大好きな福井さんもご出演ですし、これは今から楽しみ!

子供のためのシェイクスピア
「お気に召すまま」
2010年7/17〜25
演出:山崎清介
あうるすぽっと
伊沢磨紀、福井貴一、戸谷昌弘、若松力、大内めぐみ、加藤記生、北川響、
高島玲/山崎清介

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2009.12.11

再演「ムサシ」、小次郎は勝地くんに。

10日づけのスポーツ報知ネット記事で「ムサシ」再演日程が判明しました。

そして、おそらくはフェスティバル参加か何かの海外公演日程が動かせず、
スケジュールが合わなかった事もあるかと思いますが、初演小栗くんが
演じた小次郎が勝地涼くんに変わるそうです。
武蔵は初演に引き続き藤原くん。

まず5/5〜8にロンドン公演、5/15から、さいたま芸術劇場での「凱旋公演」を
挟んで、7/8〜10にニューヨーク公演だそうです。

さいたまは3〜4月「ヘンリー六世」ですから、再演の稽古は「ヘンリー」上演
期間と重なりそうですし、となると両方に出る鋼太郎さん、大変ですね。
そういえば、そろそろ「ヘンリー」本チラシ、できましたかねえ。
12日に舞台セット変更による追加券発売だというのに、全出演者が公式に
出てこないのは全く遅すぎ!!

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「国盗人」(12/10)を観る

ポストトーク付きのソワレ。
前2回は3階からで、見下ろしての全体像と、床面のライティングの素晴らしさを
見る感じでしたが、この日は今回見るなかで一番舞台に近い席。
いや、こなれてきたせいもあると思いますが、近くで拝見すると、萬斎さん
本当に楽しそう〜に悪役をなさってます。

そしてやはり、会場の観客を市民に見立てる発想と、萬斎&石田コンビのさすが
息のあった「芝居」っぷりと、理知門と悪三郎の出陣号令のシーンを掛け合い、
ラスト前の亡霊のシーンのおどろおどろしさは、初演に引き続き、この作品での
萬斎さん演出のヒットだと思います。
そして今回の新演出で素晴らしいのが、ラスト前の、じゅんじゅんさんの「馬」。
狂言の「止動方角」にも馬を乗りこなすシチュエーションは出てきますが、
じゅんじゅんさんの馬と萬斎さんの悪三郎コンビの凄さは、かなりの速度で
走っているように見せ、かつ、悪三郎が馬上から敵と戦う時もちゃんと馬に
乗っているように見えるところ。
よく見ると「馬」自身が鞭を入れたり、敵を倒したりしていますが、全く違和感なし。
リチャードの最後の有名なセリフ「馬を寄越せ、馬を寄越せば国をくれてやる」
に繋がる、今回の最大の収穫ですね。
二人の息、とりわけじゅんじゅんさんの身体能力の高さのおかげだと思います。
そして背景が全部白くなり、「悪党になるしかない」と宣言してから、悪三郎の
ダークな部分、そして敵には死神、悪三郎にとっては守護神的存在だった
影法師が、彼に背を向けて行く時の残酷さと、勝利した理知門の後ろからスッと
現れる不気味さが絶妙でした。

若松くんの新理知門は、初参加だからか、初日はまだ控え目でしたが、昨日
拝見した限りでは、面倒くさくなるほど「ボクは正義だぞぉ」的青臭い気合い。
雰囲気は「ハムレット」におけるフォーティンブラス、でしょうか。

残念なのは快調に飛ばす1幕とラストに挟まれた、2幕前半のテンポダウン。
特に白石さん見せ場の4役早変わりのあたりはなぜか今回唯一眠気を
催しました。
市民を煽るために久秀が使った「さくら」の一人が、今回階段の途中で滑った
のと、後半の悪三郎の王冠が前に傾いて外れそうになったくらいで、今回は
大ハプニングもなく面白く拝見しました。

そうそうロビーで「国盗人」本発売してましたが、表紙写真が今回のプログラム
そっくりでした。

ポストトークは別項にて。

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2009.12.10

「国盗人」(12/7ポストトーク-3)

【前項より】

(萬):古典の読み直しが反映される訳ですね。今後も歌舞伎は?
(串):コクーンは年1回は。中村座も1〜2本は
(萬):歌舞伎は何でもあり、ですか?本水、本泥、前には椎名林檎さんの
   歌もありましたよね。
(串):あーだこーだと勘三郎さんと二人で稽古場でないところで話をして
ますね。あの寺の屋根が良いね、てか言って屋根で何かできる作品を
  探した事もあるし
(萬):能狂言ではそこまでフリーになれないですね。全くの新作を作るのは
 別ですが
(串):能舞台の形は昔からこうなの?
(萬):最初は芝の上とかでしょうか。昔は橋掛が上手にあったりした事も
  あるようです。
 ちなみにこの劇場には左右と奥、3本の橋掛がある能舞台を持って
   います。
  ま、今回のセットはその能舞台が焼けてしまったと言う、自虐的セット
   ですが(笑)。
   古典をいじってリスクを負うなら新作の方が良いかな。
   古典は完成されている分、不自由です。
   時間がそろそろですが、今後のご予定は?
(串):「リア」を松本でやります
(萬):「国盗人」もあと兵庫と北九州でやります。
    松本には狂言で伺った事があります。
   今後は公共のネットワークでソフトやコンテンツを共有して、お金の
   無駄遣いを減らさないと、(仕分けの?)しわ寄せはすぐにこう言う
    ところに出ますから(笑)
    まあ逆境の方が知恵を出しますし、制約のある方が自由になれ
    ますから。今日はありがとうございました。

終了は22:25。

いずれも現場のお二人なので、話が具体的でとても楽しく拝聴しました。

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赤星引退。

阪神タイガースの赤星が、体調の悪化を理由に33歳でまさかの引退。
ショックと言うか、本当にびっくりです。
来年のタイガース、ますます心配です。

ニュースソースはデイリーなど。

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「国盗人」(12/7ポストトーク-2)

【前項より】
(萬):串田さんがコクーン歌舞伎を演出されるのは勇気があるなぁと思います。
私は古典はいじらないです。せいぜい劇場版用にアレンジするくらい。
  歌舞伎の演出を部外者に委ねるのも英断もですが、受けた串田さんは
 いじるところとかいじっちゃいけないところとかありましたか?
   伝統芸能と現代劇のリンクが大切なところですよね
(串):本当は何も考えてなくて、やめろと言われたらやめる(笑)
    まあ見えない圧力を感じはします。感じないようにしてますが。
    空白を埋めないようにしてるが、埋めようとしてしまう、その葛藤を膨らま
    せてます。そしてそれを切るのも表現だよなあ〜と
(萬):シェイクスピアって人物が多くて、魅力的ですけど、日本人の中では
   名前を覚えるのがややこしいし、人の数が限定されます。
   能狂言は多人数で見せないし、少ないキャラクターに集約させては
   いますが、シェイクスピアのはキャラが立ちますからね〜
    狂言では二人の対話が基本で、そこに1人が加わる三項が成り立てば
   OK。つまり三項の成り立たせ方、という発想です。

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「国盗人」を観る(2回目/ポストトーク付き-1)

早くアップしないとと思ううちに2回目のポストトーク日になってしまった
ので、急いでアップします。

2回目を見たら、初日はいかにハプニングだらけだった事が逆に良く解りました
が(苦笑)、しかしそれよりも、中1日で、ここまでキリっと変わるのは、
さすがプロですね(当たり前か…)。

全体が締まってくると、目指す方向性が実にはっきり見えてきました。
悪三郎くん、可愛げなく徹底的に、ご本人は「悪人になるしかない」とか最初に
言ってますが、な〜んにも罪悪感感じずに悪事が働いているように見えます。
あれだけやっていたら、ストレスも貯まらないだろうし、またこれは奇しくも
ポストトークで串田さんも似たような事をおっしゃってましたが、
「どこで転けるか、失敗するなよ」と妙に心配までしそうになります。
とは言え、身近には絶対いないで欲しいタイプで、ふと、最近薦められて読んだ、
東野圭吾の「殺人の門」に出てくる修を連想しました。

萬斎さんの悪三郎がこれだけ楽しげに「悪さ」をしているのが目立つように
なった分、白石さん演じる女性陣のうち、マーガレット以外の存在感が弱く
なったような感じがする一方でマーガレットの呪いが、悪三郎一味に等しく
降りかかったと言う因果応報の図式はクリアに。

惜しむらくは、あちこちに仕掛けている笑いのツボがもう一つパチッと決まら
ない事でしょうか。
ま、話が陰惨過ぎて、今更ちょっとやそっとじゃ笑えないって感じかも知れ
ませんが。

そう言えば、杏を口説く時に足元にある棺、「国盗人」では夫、原作で言えば
ヘンリー六世の息子、エドワードですが、原作を見ると、あれは舅にあたる
ヘンリー六世のものなんですね。今頃になって気づきました。

この日は、19時を10分近く押して開演、休憩が20:20から、2幕はカーテン
コール終了が21:40で、15分と言った休憩が20分かかって、20時から
25分間ポストトークでした。

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「ギネ」終わる

まさか教授夫人であそこまで引っ張るとは思いませんでしたし、結婚式を
産科の廊下でやるのも凄い話。
更に小笠原に行くと言い、止められて行くのを止めて、さて小笠原に引っ越した
妊婦さんに不義理した事にはならないのか(苦笑)
教授と藤木医師が抜けてまたまた忙しくなり、前夫・柊先生の期待はまた
裏切ってるし、奈智自身がやや物わかりが良くなって産科に戻れた以外、
何も変わってない結末は、現実的かも知れないけれど、なんだか尻切れ
トンボでした。

産科の手術の緊迫感と、ストレッチャーのクルクル走り回るののスピードは
凄かったけれど、扱っているのが人の命の割には、どうも奈智の言動が
アヤシ過ぎて共感とか気持が釘付けに、と言う方向にはならないままでした。

長谷川くんの名前、クレジットには出てきましたが、セリフなく、どこに
出ていたか、録画を見直して、廊下のウェディングに一人ひょろ〜っと立って
いるのを発見。意外にも奈智の隣でした。
これを初めとしてそろそろ秋クールドラマが次々最終回。
個人的に勿論一番気になるのは「仁」の結末です

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2009.12.09

セブンイレブンがぴあに出資?

確か、2006年頃に、独占取り扱いにならないならと一度は決別した筈の
セブンイレブンにおける「ぴあ」チケット取り扱いでしたが、その後独自に
やると言ったセブンイレブンのチケットも大した話は聞かず、私はe+などの
チケット発券をするのをセブンイレブンで、くらいの感じでいたところ、
この間急にe+がファミリーマートでも発券可能に。
セブンイレブンは独占じゃないと気にくわなかったのでは、などと思っていたら、
なんと12月からセブンイレブンがぴあに出資し、ゆくゆくはセブンイレブンが
ぴあになる的な話が聞こえてきました。

チケット取次業務が、この不況の時期も好調なのと、タバコと同じで
来店動機を作るメリットがあるからだと読んでいますが、となると次は今度は
e+の発券がファミリーマートだけに移行とかになったりするのでしょうか(笑)

しかし喩え全セブンイレブンがぴあ窓口になっても、プレイガイドとしての
ぴあステーションやぴあショップは残して欲しいですけれど。

今後の動向に注目です。

ニュースソースはフジサンケイビジネスアイ

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北村有起哉くん、ドラマ連投〜

来年1月からのNHKドラマ「君たちに明日はない」に、主人公(坂口憲二)の
友人役で、北村有起哉くん出演だそうです。

「君たちに明日はない」
2010年1月16日から(全6回)
毎週土曜日 総合/21時~21時54分
原作:垣根涼介脚本:宅間孝行

NHK情報サイトはこちら

NHKドラマ出演といえば「ジャッジ」にも、西島さん演じる主人公の友人役で
出演していましたっけね。
今年は「婚カツ!」で月9にも出演されましたし、「マイガール」にも
準レギュラー。
また今年は「パイパ-」「リボルバー」「ザ・ダイバー」 「SINGER5 
ウクレレを弾く女」 と4本も舞台も見ましたし、出ずっぱりな印象です。

そうそう、来年は映画「半次郎」にも出演。
これは、「長州ファイブ」の五十嵐匠監督作品ですし、
こちらも楽しみです。

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2009.12.08

歌舞伎座休館中の歌舞伎公演

8日の毎日新聞夕刊に今年の「伝統演劇&商業演劇」と言う総括コラムが
出ていました。
その文末に、歌舞伎座の3年の建て替え中について「新橋演舞場、日生劇場、
明治座など」で歌舞伎を上演する、とありました。
系列的にはなるほどですが、てっきり新橋演舞場が歌舞伎専門になると
思っていたので、ちょっとあとの二つはちょっと意外でした。
しかし、和ものイメージの強い明治座はともかく、凝った、ガウディっぽい
タイル貼りの壁に、螺旋階段など激しく洋風の日生劇場で歌舞伎はちょっと
今ひとつイメージが湧きません。
獅童くんと愛之助さんが出た「赤い城黒い砂」を見に行った時に、ロビーに
提灯を四角に並べた物が飾ってあったのですが、妙に浮いていたのを思い出
します

友達に話をしたら「海外公演みたいねえ」と言ってました。
そう思えばいいかも。狭い舞台幅に合わせた新演出もあるかも知れませんし。

確かに演舞場では歌舞伎以外の公演もありますから分散して当たり前ですが、
私のようなうっかり者だと、劇場を間違えて行ってしまいそうで、実はそっちの
方が問題かも。

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「国盗人」本(12/12補足あり)

どうやら台本に近いものが出るらしいです。
著者は河合先生。
表紙は新バージョンの悪三郎くん写真。

何故かフランス語ものが得意な白水社から出版で1995円。
発売日がはっきりしませんが、そろそろ店頭に並ぶのでは。

(12/12補足)

白水社サイトに情報あり。
10日の段階で、世田谷パブリックシアターのロビーで販売
されていました。
パブリックシアター下の「tsutaya」には10日には入荷なし。

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2009.12.07

上川隆也さん結婚

ニュース速報のみですが、上川隆也さんご結婚との事。
キャラメルボックスから独立した時に何かあるのかなと思って
いましたが、遂にご結婚でしたか。
「ヘンリー六世」を前におめでたいお話です。

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キャラクター違いすぎ。

「リチャード三世」(「国盗人」含む)だけを見ていた時は全く感じなかった
のですが、「ヘンリー六世」を見た今年、「国盗人」の再演を見、河合先生
訳の「リチャード三世」を再読してみて、どうも妙な感じがしました。

それは「リチャードの兄さんたちのキャラクターが変わり過ぎ」と言う事。

「ヘンリー六世」では、長兄エドワードは血気盛ん、弟に悪態つかれながらも
敵方の武将の未亡人(グレイ夫人エリザベス)をモノにして憚らない兄ちゃん、
でしたが、「リチャード三世」になると、弱々しく、次兄クラレンス公の死亡
ニュースにがっくり後追い状態。
そもそもクラレンス公に裏切れたのに、クラレンス公が死ぬと「誰が奴のために
処罰を反対した」とか、泣きわめくのは、「ヘンリー」の、「兄ちゃん権威」を
振り回していたのととても同一人物とは思えません。
その次兄クラレンス公ジョージも、「ヘンリー六世」では、何の前触れもなく
ヘンリー(ウォリック)派に鞍替えしたかと思えばラストでまた裏切り返す
優柔不断と言うか、超日和見、もしくは機を見るに敏な世渡り上手なのに、
「リチャード」になると、長年一緒にいたのだからわかりそうな筈の、
どう見たって一筋縄ではいかない弟リチャードの言う事を全面的に信用
したばかりに、呆気なく痛い目を逢って何の見せ場もなく暗殺されて終了。
いくら主人公がリチャードになったからってあんまりな、って感じがどうしても
しました。

ついでに今回に限って言えば、「国盗人」でクラレンス公ジョージにあたる
善二郎をやっていた今井朋彦さんが、「ヘンリー六世」ではエドワードを
演じていたのを見ては「おおっ、『昇進』だわ」と思い、また初演以来ヘイス
ティングスにあたる「右大臣」をされている大森さんが古田さん版の
「リチャード三世」ではバッキンガムをやっているのを見た時は
「お、騙す側から騙される側に寝返りましたか~」とか、どうも似たような
役柄で役者さんが往き来するので、つまらない妄想にニヤニヤしながら
拝見してしまいます。
ま、シェイクスピア演じられる役者さんはまだ限られていると言う事の現れ
かも知れませんが。

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「09年回顧」の季節2

日経新聞だけと思ったら、7日づけ朝日新聞朝刊に、映画と両方で
2/3ページ特集。写真はやはり「ヘンリー六世」
「コースト〜」「炎の人」のほか、「奇っ怪」(シアタートラム)についても
言及ありました。

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「09年回顧」の季節

文学などは先週から毎日新聞でも始まりましたが、演劇09年回顧が、
7日の日経新聞に掲載されました。写真は「ヘンリー六世」。
タイトルは「観客の視点を重視」

これから続々各紙掲載でしょうが、毎年思うけど、一年は早い。

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来週の「情熱大陸」は栗山千明さん。

次週予告でやっていましたが、来週13日の「情熱大陸」は栗山千明
さんだそうです。
「コーストオブユートピア」の衣装着ての映像がちらっとあったので、
舞台の様子とか裏が少し映るかも知れません。期待。

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2009.12.06

「国立劇場十二月歌舞伎」を観る

正月の「象引」以来の国王劇場歌舞伎。
お目当ては勿論吉右衛門さん。
先月の「忠臣蔵」にご出演なかったのが本当に残念だったし、歌舞伎座の
今月は「中村屋」公演で、また吉右衛門さんを拝見できないので、さすがに
我慢できず。
ただ「頼朝」「修善寺」と2作品出演と聞いて、基本所謂古典好きなので、
やや二の足を踏みつつも、伺いました。

印象としては「修善寺」の方が吉右衛門さんらしくて良かったですが、作品と
しては全てが二項対立構造の「修善寺」よりは、大河ドラマの1回分を見る
ような生々しさとキャラクター描写が面白かった「頼朝」の方が意外にしっくり
きました。

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2009.12.05

「国盗人」(再演初日)を観る

世田谷パブリックシアター
2年ぶりの再演。

プログラムは1000円。
例のイノシシ柄「国盗人」手ぬぐいは引き続き販売、また上演時間は
予定より長く、1幕は国王就任までで80分、20分休憩を挟んで2幕60分
でした。(初日は何分で休憩になるか読めなかったようで、「開演19時
(20分休憩) 終演21:20」とだけ表記されてました)

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「十二人の怒れる男」を観る

シアターコクーン。
「フロスト/ニクソン」「海をゆく者」に続く?「男子芝居」第3弾。
これに「ヘンリー六世」を加えた4本のお陰で、この一ヶ月で日本人の男優
さんカタログができるほど堪能させていただきました。

舞台セットは設定ですから当たり前ですが、「コーストオブユートピア」の
オープニングのような細長く机を並べたもの。
更に舞台最近の蜷川さんは、舞台を客席で囲むのに凝っているようで、
今回は四方をベンチシートが囲む形。
(そう言えば「ヘンリー六世」は舞台上に客席を設置するレイアウトに変更
した模様)

また奥は一段高く、中央に昔、学校の校庭にあったようなコンクリを流した
手洗いとドアの向こうがトイレの設定。
手前通路が部屋の外との唯一の手段。
天井から裸の蛍光灯が下がっているのを見ると、「キッチン」にも似た雰囲気。
ベンチシートの客はまるで、陪審員を更に裁くために見ている様な感じがしま
した。
見た日は客席も豪華で、岸部一徳さんと津川雅彦さんの「医龍」コンビが隣り
合わせ、更に高畑淳子さんもお見かけする。

結論から言えば非常にオーソドックス。

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「野馬台の詩」チラシ

「野馬台の詩」チラシ

チラシを入手。
表紙は国立能楽堂公式にアップされていますが、実物はA3二つ折の
豪華版でした。
写真は開いた中ページ。
裏に配役あり、主役二人以外は万作さんが皇帝、裕基くんが蜘蛛の精、
石田さんが通辞(何か「唐相撲」な雰囲気)、深田&高野コンビが牢番、
月崎&竹山コンビが随臣。
囃子方も笛が六郎兵衛さん、小鼓が源次郎さまに、大鼓が広忠さん、
太鼓が助川治さんと言う、豪華顔ぶれ。
豪華過ぎてチケットが取れるか、今から不安…

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来なければ良いのに。

今回「十二人〜」の舞台を観る視野内にいて、最後までイライラしたのが、
あるお客さん。
ベンチシートの最前列に居て、ただでさえ目立つのに、何と開演してから、
おもむろにパンフレットを読み始め、挟まれたチラシのチェック。
この芝居のベンチシートの最前列は殆ど目の前に役者がいて、芝居をしている、
それなのに、舞台を見ないでパンフレットを、なんて…と思っていたら、急に
視野が開けたので、あれっと思ったら、今度は居眠り。
更に二幕に入ったら、正直芝居然程見てない筈なのに、堂々とアンケートの
記入を開始。
無論その間も舞台は見てません。
目の前、と言うか、役者さんはそれを見下ろすように芝居をしているのですから
役者さんのテンションが下がるのではと、赤の他人のこっちが無駄にヒヤヒヤ。

見なければいいんですけれど、一度気になったら、逆にどうしても目が行って
余計に疲れました・・・

そして芝居が終わり、カーテンコールになっても全く舞台に興味を示さず、
拍手しないで、それでも延々とアンケート記入。
あんなに舞台を見てないで何を書いたのか不思議でなりません。

で極めつけ。
その人は声が大きく、出口に向かうところで、連れの人にこんな事を得意気に
言っていたのが聞こえてびっくり。
「この原作さ、大嫌いなんだよね〜」

思わず思いました。

あの、だったら来なければ良いのでは。

少なくともこの人より、もっと芝居や役者が好きで、ベンチシートで見たかった
人が間違いなくいるはず。
抽選だったら席は選べないので、こんな席で見るつもりはなかった、と言う
事なのだとは思いますが、芝居中は、居眠りは生理現象なので仕方ないと
してもアンケートやチラシ整理は役者さんに対する礼儀違反では。
人生経験も分別もちゃんとありそうに見えましたが、いや全く客席で「一人の
怒れるおばさん」になっていました。

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2009.12.04

また、でした(苦笑)

抹茶みるくさまから「公開稽古」エントリーのコメント欄でヒントを頂いて
いましたが、やっと観てきた「十二人の怒れる男」のラストでかかった
音楽、やっぱりというか、またまた、最近の蜷川さん大好きな
シガーロスの「Von」でした。

なんと言っても、去年5月の「わが魂は輝く水なり」(コクーン)、ほぼ同じ
5月~6月の「95kgと97kgのあいだ」(さいたま芸劇。2009年3月に
にしすがもで再演あり)、そして今回と、1年半ちょっとの間に3回目とは
本当に頻度が高いです。

良い曲なんですが、さすがにこれだけ出てくると、前の舞台をつい思い出して
しまいます。

観劇感想は別項

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「不毛地帯」(12/3)

壱岐さんが邪険にした報いか、苦労された奥様が事故死。
和久井さん良い雰囲気だったのに残念。
しかし多部さんにはあの年まで演じさせるのは無謀。
そろそろ彼氏共々役者替えた方が良いような。
あとは出てくる自動車会社が実在のどれを模しているかの推測が面白い
のと、阿部サダヲさんの登場するシーンが目を引くくらいで、
「官僚たちの夏」と同じく再現ドラマを見ているようで、今ひとつインパクトが
ありませんね。

と思っていたら、次回予告に篠井英介さんの映像が。
どうやらアメリカ転勤した壱岐の後任の、里井副社長派の業務部長役らしいです。
篠井さんも「気骨の判決」などでも見た通り、気品のある「喰わせ者」の
役柄がやたらとハマる方。
やや停滞した展開に気合いを入るのを期待。

しかし、正直小雪さんは、少なくともあの役はキャラクター的に違和感あり。
「ラストサムライ」の時はそうでもなかったですが、着物が何か似合わなくて
あの、くそ忙しい筈の壱岐に、元上官のお嬢様と言う以上にわざわざ時間を
作って会いに行かねばと思わせてる何かがあるようにどうしても見えない…。
美人でなんでも自分でやってそうだからかも。

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イギリスで賞を取った日本人舞台美術家

2日の読売新聞の、人物紹介コラム「顔」欄に、イギリスのイブニング・
スタンダード演劇賞を日本人で初めて受賞した(美術賞)、在英の舞台美術家、
入口衛さんの事が紹介されていました。
受賞は素晴らしい事ですが、同じ海外での受賞でも、音楽家のコンクール入賞、
優勝は良くニュースになり、また、その後の活躍もフォローされるのに比べると、
同じく邦人の文化面の栄誉にも拘わらず、このニュースを記事を読むまで全く
知らなかったのは、割にきっちりニュースは見ている私にしても、見逃す程度の
扱いだったと想像され、ちょっと残念な気がしました。

にしても受賞作「ミンスミート」とは、また非常にイギリスらしいタイトル。
舞台美術の良さばかりは芝居を見ない事には、判らないのがもどかしいところ。
NHK教育で深夜にでもサワリを見せて貰えないかなぁと密かに期待します。

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2009.12.03

「ギネ」(12/2)

君島に教授特進を餌に、奈智の解任と周産期医療センター返上を迫る
病院長役で津嘉山正種さんが登場。
新国立版「ヘンリー」を降板、ナレーションでの復帰はされていましたが、
映像では久しぶりに拝見。
お元気そうで何よりでした。
ドラマは山場と思われた医療裁判が呆気なく片付いてしまい、教授の座の為に
君島が奈智を解任すると言う部分でもっと二人が対決し、更に女のバトルで
泥沼化、あと2話くらいはこれと元女子高生と玉木の話の拗れで玉木刺されて
瀕死の重体、話で盛り上がるかと思ったら、なんと来週最終回でした。
須佐見夫人の話も、患者でも教授夫人だと医局挙げての大騒ぎになるんだわ、
くらいなテイストにしかならず。
おそらくは低視聴率のために予定より早く終了することになり、収拾つける
ためにバタバタになっているのでしょうが、大石さん、前回の「四つの嘘」と
言い、今作と言い、もう一つな感じがします。

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「坂の上の雲」(1回目)

なんでしょうか、やはり「王道」と言うか、「正統派の安心感」と言うか。
私が「大河」に求めているのは「斬新な歴史解釈」でも「等身大主人公の
ホームドラマ」でもない事を見ながら再確認しました。
予告やメイキングを見せられ過ぎていたせいか、今回についてはやや
既視感が
強かったのが残念でしたが、それでもしっかりした脚本のおかげで、
どのキャラクターも生き生きしていて「頑張れ、明治人!」と応援したく
なりました。

野沢尚さんの初稿を元に作られたそうですが、クレジットに並ぶ多くの
識者によるサポート、何より「脚本監修」とかで名前のあった池端俊策
さんのお力かと思います。

役者さんたちも、かなり若い時分の役を、ギリギリ不自然にならないレベルで
演じていて、少なくとも20代の若手優男が60を演じるよりは、40男がハイ
ティーンを演じるほうが、演技力でカバーできるだけにどれだけ安心か痛感
しました。
主役3人は無論、菅野さん、松さん、西田さん、何より「篤姫」でも同様の
役をされていた佐々木すみ江さんが素敵でしたし、伊東さんや徳井さんなど
脇も魅力的でした。
(好古の青年時代を演じた子は目が良かったです)

かつてのNHKが同様に明治期を描き、未だに強く印象に残っている
「明治の群像〜海に火輪を」も良かったですが(記録を見直すととにかく
凄いキャストが勢ぞろいしてます)、今作も今後に期待できそうです。
(所謂司馬史観についてはここではまず措くとして)
まこれを見たら、「天地人」は多分この作品と収録が重なり、優秀な
スタッフが不足していたのが、あの結果を招いたんだろうなと、妙に
納得してしまいました。

しかし冷静に考えれば、秋山兄弟の青春時代は僅か150年前の事。
伝と資金がなければ、向学心も報われず、四民平等と言われながら、
旧士族同士でも「上士」「下士」と分けて考えられ、故郷を出る時は、
「藩の名誉」を期待されていたのですから、今の「何となく大学」とか
「とりあえず東京に行って」とは、隔絶の感。
「決死の覚悟」であり「失敗の許されない背水の陣」と言う感じが強くしました。

これを見ながら思い出したのが主に明治期に様々な事情で海外に渡り、
人生を海外(特に日本人の少ない地域)で過ごした日本人の波瀾万丈の
物語を集めた熊田忠雄氏の作品「そこに日本人がいた〜海を渡った
ご先祖様たち」と続編「すごいぞ日本人 海を渡ったご先祖様〜続」。
いずれも日本人の先輩たちが、意図するしないに拘わらず海外で、まさに
「生き抜いた」格闘の記録で、どの人たちにも、一様に、秋山兄弟と同じ
様な一生懸命生きる、誠実さとか器用さを感じました。

続きの放送が楽しみですが、途中までで「龍馬伝」になると、正岡子規が
岩崎弥太郎(どちらも香川照之さん)に化ける(笑)ので、その違和感を感じ
そうなのが、唯一の心配かも。

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2009.12.02

SSSシリーズ、DVD第7弾発売〜

SSSシリーズ、DVD第7弾発売〜

SSSシリーズ、DVD第7弾発売〜

いよいよ届きました。
「から騒ぎ」「冬物語」と言う素晴らしい組み合わせ。
じっくり見ます!

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「仁〜Jin」(11/29)

ボクシング中継による開始時間繰り下げのおかげで、「坂の上の雲」と
ちょうど続きで見られました。

今回のキーマンは吉沢悠くんの沢村田之助。
吉沢くんは内野さんとは「エースを狙え」以来の共演かも。

田之助と言えば、先日ようやく読み終えた、渡辺保先生の上下2巻、
1000ページになんなんとする大著「江戸演劇史」の掉尾を飾る、幕末から
明治にかけて活躍した、実在する絶世の女形。

吉沢くん、見得がちょっと決まらなかった(こればかりは身に付いたもの
なので、致し方ない話)以外は、不思議な雰囲気を醸し出し、かつ貧相に
ならない艶やかさがあり、なかなかでした。

話はいよいよ佳境へ。

そう言えば内野さんが表紙と言うだけで買った「サンデー毎日」に、
龍馬特集が出ていて、「今までに龍馬を演じた役者はコレコレ」と列記
した解説の中に、テレビ版「壬生義士伝」や舞台「幕末純情伝」で龍馬を
演じた筧さんの名前がなかったのには少しファンとしてイラッと来ましたが、
内野さんについては、「Jin」自体がなのか、内野さん龍馬に限ってなの
かは曖昧ながら、
「(龍馬のイメージに合っていて)映画化の話も」と気になる一文を発見。
こちらはファンぜひとも、なところです。

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「ヘンリー六世」ちょっと配役判明(2)

nunuさまから耳寄りな追加情報。
大阪公演のある梅田芸術劇場サイトに、堂々、長谷川くんの役名が。

シャルルです(^^)/

新国立劇場版では能天気、青ジャケットに頬紅して、「ロンドン橋落ちた〜
落ちた〜落ちた〜」と歌っていた、シャルルくんです。

長谷川くんの能天気殿様キャラと言えば、「わが魂は〜」の維盛くんを連想
しますが、果たして今回は?

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2009.12.01

「万作を観る会」(名古屋)のチケット

「万作を観る会」(名古屋)のチケット
友達に見せてもらったのですが、名古屋での「万作を観る会」チケットは
舞台チケットでは余り見ない縦型でした。
映画の前売り券ならなんてことありませんが、舞台だと不思議な感じが
します。

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