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2010.01.18

「能楽現在形 劇場版@世田谷」(3日目)を観る

世田谷パブリックシアター。
能で同じ演目を2日続けて拝見する事は滅多にない事ですが、素人には
リピート学習が一番なので、有難いです。

「高砂」シテは前日「邯鄲」シテだった観世銕之丞さん。
出入り、照明などの演出は前日同様でしたが、最後のシテの入りが、
前日は駆け上がり、神が一気に消え去る感じだったのが、この日は
ゆっくり余韻を感じさせながらの入りでした。
囃子方が元気過ぎるためか、シテの声がところどころ聞き取れず(笑)

休憩を挟んで「邯鄲」
この日のシテは観世喜正さん。
席が昨日よりぐっと上手だったので、特製一畳台を横から見る事ができましたが、
横には「寶」字が、全面にバンっと大きく書かれていました。
無論アイ(萬斎)の装束も前日と代わり、羽織る側次が茶色地に宝尽くし紋のもの
から朱の派手なものへ。
枕はこの日も朱のものでした。
前日入りに気が付かなかったアイですが、この日は「ではごゆっくり」と案内
したくらいで上手にサラサラ入っていました。
(前日はもう少し上手橋掛に座っていた気がしましたが)
一ヶ所、2〜3階客席も含めて壁一面に雨だれの様な模様が映し出された
以外は前日と同じ演出でした。

壇が降りきるまで床に下りるのを待たれたり、距離を図りにくそうな、正面
一畳台への飛び込みもきれいな形で決めていらっしゃいました。
前日の盧生は現実に戻った時に「がっくり」系に見えたのですが(そう言えば
シテ方の荒い息づかいと言うのを耳にしたのは初めてでした)、今回は
「人生なんてこんな呆気ないもの」と納得して帰っていったように見えました。
夢から醒めた時も、前日は凄く梢然とした感じだったのが、今回は冷静に
理解しているように見え、姿一つで印象が随分違うと言うのを実感しました。

昨年の「舎利」もですが、「現在形@劇場版」は能が身近になる試みです。
次回は是非幸弘さん復活を!

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コメント

かのこさん、こんにちは。

私は第1日目を拝見しました。

狂言の女装は美男鬘なのに、萬斎さんの長髪の鬘が新鮮でした。鵜沢光さんはお母様と仕舞をなさるのを拝見したことがあったのですが、男性能楽師に混じって舞台に立たれたのを初めてみました。この2点を演劇的だなと感じました。

アイの装束は2日目と同じかもしれないですが、袖のないちゃんちゃんこのような羽織るものの後ろ裾に三角の尾のようなものがあり、珍しい装束でした(中国風?)。

盧生は、最後は呆然としているように私には思えました。

投稿: susie | 2010.01.18 23:49

susieさま
ごぶさたです(^^)/
アイの装束は2日目と形は同じでしたが、別の色のものでしたね~。あの側次(そばつぎ)って唐人もの限定らしいですが、なんか面白い形ですよね!(^^)!

投稿: かのこ | 2010.01.19 06:26

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