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2010.02.11

「IMAホール狂言会」を観る

仕事や用事と重なって、久しぶりに伺ったIMAホール。
こちらの狂言会も10回目を越えたとかで、演目がやや中級な感じになったのも
伺った理由です。

萬斎さんの解説に万作さんの「鐘の音」と萬斎さん&石田さんの「宗論」。

解説は昼に子ども向けワークショップをしたのとメリハリを付けるためなのか、
「ズイキ」の説明にいつも以上に踏み込んだ(踏み外した、かな?)話も出て
会場のクスクス笑いを誘っていました。
そう言えばずっと外にいて急に暖かいホール内に入ったからか、解説中、
かなり意識を飛ばしていたので、「寝てる場合じゃない」って萬斎さんが
おっしゃっていたのはひょっとして私のうつらうつらが視野に入ってしまった
のかも…(恥)

「鐘の音」は万作さんの芸を楽しませて頂きましたが、解説で、目附柱を東とし
、順にシテ柱が南→笛柱が西→脇柱が西となっている、と言うのが初めて知る
話で勉強になりました。

休憩を挟んで「宗論」。
かなり久しぶりに見ました。
これと「武悪」、そして「寝音曲」はメイン演者二人によって面白くなったり
全然面白くなかったり印象が毎回まるで違う、それだけに私の中では注目して
観る演目ですが、今回は相当面白い系、いや面白過ぎる系、でした。

石田さんの法華僧と萬斎さんの浄土僧は前に逆のパターンを見たかも知れず、
あるいは萬斎さんが法華、万作さんが浄土と言うのを見たかも知れません。
しかし長く萬斎さんのキャラは大人の浄土にいじられてキレる法華の方が合うと
思っていましたが、今回の浄土僧役を見ると、一途の法華僧に楽しげにイタズラを
仕掛ける陽気キャラになっていて、これはこれで面白く見ました。

しかし一言で言えば「二人共に大人気無さすぎ!」(笑)
そして一見、宗旨は違っても目指すものは同じと和解したと見えますが、私には
この曲が作られた裏に、庶民レベルから見て、僧もあだこうだ宗旨の違いを言い
立ててはいるけれでも、結局は互いに間違えるくらいだからねぇ〜(笑)、と言う
ような皮肉な目も感じたりしました。

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